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虚実皮膜(4/15)

世に「陰謀史観」という呼ばれ方をするコンテンツとそれを書く作家がいます。
何か大事件があると「ユダヤだ」「フリーメイソンだ」「CIAだ」「ロスチャイルドだ」と背後関係を解説してくれる人々。

例えば副島隆彦、春名幹男、リチャード・コシミズ、ベンジャミン・フルフォードという人達。
たまに目を通す分には面白いですが、毎回読めるものではない。
特に初歩的なところで事実誤認があったりすると、先を読む意欲がなくなってしまいます。
これらは、何割かの事実と何割かの伝聞と推測とで構成されている。

殆どの物事は仮説である、とする考え方をとれば大局ではひとつの意見となる。でも、あまり突飛なものには「トンデモ本」という陳腐な形容もしたくなってきます。騙されないぞって気持ちになります。

というわけで、柴田哲孝の新刊「GEQ」(GreatEarthQuake)を読みました。
<引用開始>
1995年1月17日午前5時46分阪神淡路大震災勃発。
事実を積み重ねれば、恐るべき“真実”となる。
GEQ(大地震)の裏に隠された陰謀とは?読む者を震撼させずにはおかない驚異の長編ミステリー。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4048740237.html
<引用終了>
読んでいて怖くなってきました。言われてみればそうだって思いだすことも少なくない。
しかし、小説の立場で書かれていることも忘れてはいけないと警告が響く。さりとていわゆるトンデモ本の類では決してありません。

どこまで事実か、どこからが虚構か?虚実の合間を物語は巧みに進んでいきます。
この人の作品も基本的にはずれがありません。本作はエンターティメントであるが、そういうことがあっても決しておかしくないよなと考え込んでしまいました。つい最近でもハイチとか中国青海とかも疑われてしまう。
今年読んだうちでは今のところ一番面白い。お勧めします。

凱旋(4/14)

ブロンクスに「凱旋」した英雄をスタンディングオベーションで迎えるか。

アメリカ合衆国はあまり好きになれませんが、こういうとこは彼らの魅力であります。

地元ファンと旧友が異例の大歓迎 松井秀、古巣NYに凱旋
<引用開始>
「ヒデキ・マツイ!」。場内アナウンスが高々と名を呼び上げた瞬間、超満員のヤンキースタジアムに大歓声がとどろいた。

 13日に行われた米大リーグの優勝リング授与式。昨季のワールドシリーズ制覇をたたえる本拠開幕戦直前のセレモニーでは、覇者ヤンキースの選手がフィールドに勢ぞろいする中、最後にシリーズMVPとして、エンゼルスに移籍した松井秀喜の名が呼ばれた。

 地元ニューヨークのファンは、西海岸に新天地を求めて去った自分をどう迎えるか。「想像できない」。試合前の“凱旋(がいせん)会見”では、そう淡々と語った松井。だが、一人だけ違う色のユニホームを着た「55」番のカムバックを、観客は総立ちで出迎え惜しみない拍手を送った。

 「おそらく一生忘れられない瞬間。幸せでした」。めったに感情を表に出さない松井が、心から感激した表情で語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100414-00000505-san-base
<引用終了>
問題は打てるかというところですね。考えてみたらヤンキースはメジャー一番の投手陣といっていいか。サバシア、バーネット、ペティット、チェンバレンにリベラ・・。これを打ってこそMVPであるエビデンスになりますが、確かサバシアからヒットを打ったことはないはず。ブルージェイズ時代のバーネットからもそんなに打った記憶がありません。
案の定、今日の試合ではノーヒット。奮起を期待したいところです。
共に永久欠番の名選手ホワイティ・フォード、ヨギ・ベラとの握手。ジーターとの抱擁。感動的なシーンです。
しかし、ジーターって結構大きいのだな。

販売活動(4/13)

「すみません」と道端でいきなり声をかけられました。
駅へと向かう途中でした。黄色い帽子に同色のウィンドブレーカーを着込んだ若い男が筆者の顔を見ています。
「はい?」と訊ねると男はやおら微笑んで「すみません。八百屋なんですが」と切り出すではありませんか。
よく見ると箱を抱えています。箱の中には五、六個のレモンが入ったビニール袋がいくつかありました。
「すみません。八百屋です」とまた自らの素性を筆者に明かしてきます。
ようやく彼の言わんとすることがわかってきました。
「買ってくれってことですか?」
「はい、すみません」
路上でものをいきなり売りつけられるとは思いもよりませんでした。
ちょうど急ぎで遠くまで出かけるところだったので、そんな暇はありません。
「急いでいるから。ごめんね」と断り、その場を立ち去ろうとしました。
「すみません。また、お願いします」と彼の声が追いかけてきました。

まったく、新手のキャッチセールスですか。
春先でまた各種営業活動が活発化しています。昨晩も例によって勧誘電話がかかってきたことを思い出しました。
『将来の年金代わりに』『マンション投資は有利です』という嘘八百を。
まだ、滅びていないのですね。下手に会話するとすぐ逆切れされるので、受話器を放置してやり過ごしました。

しかし、今日の八百屋はなんだったのだろう。案外良心的なやつかも。
いやいや、よく考えたらレモンなんか買っても持て余すとこだった。

五、六個いっぺんに買っても半分以上でカビを生やしてしまうとこだ。
主食にはならないから、案外食べられないものなんですよね。
どこかで余ったものだったかも。ちらっと見たところでは国産レモンに見えました。

それとも、人を見て売りつけたか。酸いも甘いも噛み分けてるってか。

草莽の果て(4/12)

龍馬伝は四月より第二部に入り、引き続き欠かさず見ています。
最近の拾い物は、岡田以蔵を演じている佐藤健です。福山と事務所が同じだからてっきりバーター出演かと思っていたが、いいじゃないか。
少し見直しています。

岡田以蔵については遺された資料に乏しく、正確な人物像がはっきりとはわからないところが多いのですが、多くのドラマ・映画では乱暴で粗野、無学といった描かれ方をしています。
今回の場合、認められない寂しさを抱えた若者というイメージですかね。人斬り以蔵にならざるを得なかった様子をよく演じています。
関係ないですけど、アナキン・スカイウォーカーがダースベイダーになっていくようなイメージを持ちました。

こういう志士たちはその多くが捕らえられて処刑という悲惨な最期を迎えています。

「志士よ、立ち上がれ」龍馬が運んだ手紙、80年ぶり発見
<引用開始>
坂本龍馬が長州藩から土佐藩へ運んだ、土佐勤王党の決起を呼び掛ける手紙が約80年ぶりに見つかり、土佐山内家宝物資料館(高知市)が12日、報道陣に公開した。長州の尊王攘夷派の中心人物、久坂玄瑞(くさか・げんずい)が勤王党の武市半平太(たけち・はんぺいた)にあてたもので、昭和2年に出版された史料集に掲載された後、行方が分からなくなっていた。資料館の藤田雅子学芸員は「志士らしい情熱的な書体で、幕末の空気が伝わり貴重だ」としている。
手紙は文久2(1862)年に書かれ、縦24センチ、横67センチの巻物。「諸大名も公卿も頼りにならず、草莽(そうもう)(在野)の志士を集めて立ち上がるしかない」「大義のためならば、長州藩や土佐藩が滅亡しても苦しくない」などの内容で、勤王党ら下級武士に決起を勧めている。

 当時は、嘉永6(1853)年のペリーの黒船来航を機に、天皇を尊重し外国勢力を追い払おうとする尊王攘夷論が各地で台頭。土佐でも勤王党が結成された。勤王党に参加した龍馬は、剣術修行の名目で長州へ出向き、久坂と武市の手紙を仲介。手紙には「坂本君とは腹蔵無く話し合ったので、詳しく聞いてください」とも書かれ、龍馬と久坂が熱心に話し合ったことがうかがえるという。23日から高知市の県立文学館で公開される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100412-00000009-san-soci
<引用終了>
草莽崛起(そうもうくっき)を唱えた吉田松陰は29歳、弟子にあたる久坂玄瑞は25歳で亡くなっている。草莽の果てがこれでは哀しすぎます。

西郷・大久保・木戸。維新の三傑はともかく、三条実美とか岩倉具視とか後藤象二郎とかつまらない人間ばかりが長らえているのはなんだかね。

そんなこと思ってたら、ばばこういちさんが亡くなった!堤未果のお父さん。ワイドショーの良心であった人。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100412-00000005-ykf-ent
田原総一郎が老醜を曝したのも、参謀であった日下雄一が亡くなってからです。
これもまた草莽の果てであるか。合掌。

遅筆の人(4/11)

直木賞をとった「手鎖心中」を初めて読んだとき、歌舞伎のワンシーンのような印象を持ちました。

「ひょっこりひょうたん島」の井上ひさしさん死去
<引用開始>
小説「吉里吉里人」やNHKの連続人形劇「ひょっこりひょうたん島」の台本のほか、戯曲やエッセーなど多彩な分野で活躍した作家の井上ひさし(いのうえ・ひさし、本名(廈)=ひさし)さんが9日夜、死去した。75歳だった。葬儀・告別式は近親者で行い、後日お別れの会を開く予定。
家族によると、昨年10月末に肺がんと診断され、11月から抗がん剤治療を受けていたという。

 井上さんは昭和9年、山形県生まれ。上智大在学中から浅草のストリップ劇場「フランス座」文芸部に所属し、台本を書き始めた。39年からは、5年間続いた「ひょっこりひょうたん島」の台本を童話、放送作家の山元護久とともに執筆、一躍人気を集めた。

 44年、戯曲「日本人のへそ」を発表して演劇界デビュー。47年に「道元の冒険」で岸田戯曲賞を受賞して、劇作家としての地位を確立した。奇想と批判精神に満ちた喜劇や評伝劇などで劇場をわかせ、59年には自身の戯曲のみを上演する劇団「こまつ座」の旗揚げ公演を行った。

 小説家としても、47年に江戸戯作者群像を軽妙なタッチで描いた小説「手鎖心中」で直木賞を受賞。絶妙な言葉遊び、ユーモアたっぷりの作風で多くの読者に支持され、エッセーの名手としても知られた。自他ともに認める遅筆で、台本が間に合わず公演が延期となることなどから、「遅筆堂」と自称していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100411-00000513-san-soci
<引用終了>
81年に話題になった「吉里吉里人」以降の著作を読んだ記憶がないのでそんなに馴染みがないと思い念のために家の本をチェックしました。

手鎖心中以外に「表裏源内蛙合戦」「黄色い鼠」「青葉繁れる」「偽原始人」など20冊ほどあり、思ったより読んでいたことがわかりました。

筆者の親の年代で出身地も近くだったこともあり、心情的には身近な人でした。いくら筆が遅くてもいいから、煙草を止めて欲しかった。合掌

指定管理者(4/10)

いつものように図書館に行くと、様子が違っていました。図書の配置とか棚のレイアウトが変わったわけではありません。
なんとなく、貸し出しカウンターのあたりの感覚が今までと異なる。

四月に入り、近所の図書館では指定管理者制度を実施して、一部地域の図書館業務を区が指定した管理者に委ねることになりました。
違和感の正体は、一新されたスタッフが揃いのユニフォームを着ていること。
左胸に「TRC」って入っています。図書館流通センターって会社名ですね。

出版社の端っこで仕事していたので、TRCって聞いてすぐわかりました。図書館専門で書籍取次ぎとかIC化とかのサービスをやっている会社です。仕事上で一時的に競合したことがあり、彼らの裏をかいて公共図書館に書籍を流通させた経験のある筆者にとっては忘れがたい名前です。

ユニフォームなどの外見上の変化に留まらず、利用者から見ればサービス内容が拡充されたことは評価ができるかもしれません。
これまでの開館時間が一時間半も延長され、月に二回あった定休日も月一回と減りました。自習コーナーにはこれまで導入されていなかったPCまで置かれています。きっと人件費を削ったお金で導入したのでしょう。

スタッフはきびきびと働き、応対や接遇もよいです。今までがよくなかったとかだらしなかったというわけではありませんが、全体に張り詰めた感じが見て取れます。

「あなたはTRCのスタッフなんですね?」と尋ねるとそうです、という。
従来の区が直接やっていた現場では、司書資格を持った職員(契約)が殆どでしたが、今回は司書資格が仮になくても、一定のトレーニングを受けて働くことができるといいます。

しかし、時給950円で一年限の契約社員。最初の二ヶ月は試用期間で930円の時給で実働は9:00~20:30のうちの7.5時間。勿論仕事の特性上、週末に休めるわけではありません。しかも契約から正社員へ転換するルートもないようです。
図書館司書って教職課程のように30単位くらい余計に単位習得して、主に文学部とか教育学部の人が資格を得るのだったな。ただ、教職と異なって筆者の周囲にはやってる人間が一人もいませんでした。嫌な言葉だけど「つぶしがきかない」からです。気働きしている彼らを見ていてなんだかただ利用しているこちらが申し訳ないような気分になりました。

しかも、借りたのが「ルポ貧困大国アメリカ2」(堤未果著)です。
前作もショッキングな内容だったけど、今回も今騒がれている国民皆保険をめぐる保険会社の妨害だとか、刑務所が民営化されて囚人が安価な労働力で搾取されている実態が描かれていて、とても気鬱になりました。勇ましい掛け声の安直な民営化が如何に怖いかがよくわかりました。
指定管理者の図書館で働く彼ら彼女らのイメージもそこに重なってきます。

指定管理者はいわゆる「委託」とは異なりますが、実態は民営化と同じ。
しかも、ユニバーサルサービスだから利用は無料が前提な筈なのですが、議会の議決を受けて、指定管理者は一部の業務について料金を徴収してもよいのだといいます。サービス向上した、とか無邪気に喜ぶ前に納税者としてはその行く末を注意深く監視していく必要があると思いました。

再生不能(4/9)

知り合いから突然メールが来ました。昔の職場仲間でコンサルタントで起業した男です。
メールタイトルに「お願い」とか書いてある。早くも頭痛の予感です。
でも、読んでみて死ぬほど笑えました。そこで、おすそ分けします。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
御相談とお願い
polo 様

少々御無沙汰いたしております。
○○でございます。
時が経つのは早いですが、お元気ですか?

さて、実は、
弊社で添付セミナーを企画致しました。

東京、神奈川中心に展開しておりますが、まだ若干空席が目立ちます。

そこで、poloさんのお力で、東京、神奈川にお知り合いがいらした場合
ご紹介して頂けませんでしょうか?

思い切ってお願いしてみました。

その後、集合研修などの成約に結びついた場合、
弊社との間で、WIN&WIN契約をさせて頂きます。

今後とも、宜しくお願い致します。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
つまり、無料のセミナーを企画していて紹介活動をしているけれど思ったより集客が進まない。ついては、誰か知り合いに紹介してくれないか?これがもとで成約に至った場合は、ロイヤリティを払ってもいいよ・・というわけです。

50歳をとうに過ぎているのに、相変わらず日本語の不自由な人だな。
それなりに必死なのだろうけど、性分だから、一応突っ込んでおくね。

まず「思い切ってお願いしてみました」ってフレーズ。これ、何?
ほんとは嫌だけど、仕方ないから頼んだってこと?切ないなあ。

ビジネス文でこういう主観の入れ方はダメよ。お願いします、でいいじゃないか。
思い切る、なんていわれるとなんだかこっちに問題あるみたいじゃないか。

“その後、集合研修などの成約に結びついた場合、弊社との間で、WIN&WIN契約をさせて頂きます。”

さらっと読み飛ばしたけど、この一節も問題ありまくりだ。
単に人を紹介しただけじゃ、ダメなんだね。
その後、有料セミナーの成約につながった場合にはじめて何がしかの契約が彼との間に出来るってわけだ。何かもらえるわけでもなんでもない。危なかった。

そもそもWIN&WIN契約ってどんな契約なんだろう?
あ!無条件で知り合いを紹介して、それがもとで商売が成立したら何かいいことあるかもよ、っていう内容なんだね。

“まだ若干空席が目立ちます”って・・。
語るに落ちたっていうか。つまり「空席が目立つ」んだよね。
修飾し過ぎて失敗してるいい例です。
「まだ、空席があります」でいいのに“若干”で殊更に強調し、“目立ちます”で自爆してる。

そしてメールには、画像のセミナー案内pdfが添付されていました。

・・・はぁぁぁ。こちらも朝から、とってもため息の出る内容です。

<引用開始>
1 9 9 9 年、N 自動車は、危機的状況を迎えました。C G 社
長のもと、リバイバルプランが展開され、3 年後に見事な
蘇生をされました。
このリバイバルプランの、元コンサルタントが、その経験を
ふまえ、独自に開発したプログラム( 会社再生V I S I O N 構
築プログラム) の、体験セミナーを開催します。
<引用終了>
・N自動車って、乗合自動車の略かしら?田舎のバスとかか?
・CG社長って?これはヴァーチャルなのか?今流行りのアバターとかか?
・「蘇生をされました」ってのもちょっとおかしな日本語ですな。
・元コンサルタントって?コンサルタント失格したか?今は何?
・日産自動車のカルロス・ゴーンって実名を何故伏せるのだろうか?

わかった。読者に勝手に「日産のゴーンさんのリバイバルプラン」に関わった人のセミナだと錯覚させて、集客するシステムなんだ。羊頭狗肉な内容でも『日産なんて一言も言ってない』って開き直る魂胆だな。

あれだ。夜店で看板に「大いたち」と出して、入場したら血がついた大きな板が置いてあるだけって手口をきっと使うつもりなんだ。

触らぬ神に祟りなし。『何件か知り合いに紹介しましたが、都合がつかずに断られました。引き続き紹介しておきます』とレスしときました。

というか、そもそも四月二十日のセミナー集客を二週間切った今頃に頼んでくるな!
N自動車と異なり、あなたの場合は再生不能と断じます。

入学式(4/8)

昨日、地下鉄九段下駅で改札を出ると大変な人だかりがあります。
また事故か?一瞬、緊張しましたが人だかりの大半が若い男女であることでああ、これは武道館でどっかの学校が入学式をやったんだなと気づきました。
四月七日、とすると明治だな。なんで三時過ぎにこんなに人がいる?あ!と気づいた。入学式を二回やったんだな。

人数が多いからって入学式と卒業式を二回に分けたと聞いたのです。
しかし、人数自体は筆者が体験した頃と変わらない7000人規模の筈。
父兄が倍増したとか、会場が一杯だから余裕をもたして回数増やしたってあたりでしょう。
武道館の入学式はお堀の桜がちょうどいい見ごろなので印象に残ります。自分のときは間違って農学部のゾーンに座り、大変居心地が悪かったのも楽しい記憶。
スリーピースにスニーカーって人が隣だったからな。明治らしいっていうか、笑いをかみ殺してました。他人のことは言えないけど。

知り合いに受験生の子がいて、明治は受かったけど早稲田の発表を待っていました。法学部と商学部は落ちて残るは社学だけだという。ああ、記念受験か、どうしても早稲田に行きたいという人が社学を受けるんだなとのんびり思っていたら、とんでもないことがわかりました。社会科学部は大変に入るのが難しくなり、政治経済学部なみだといいます。
偏差値70というから穏やかではない。難関は変わらないのですね。結局ダメだった。

夜になった帰りの地下鉄では、大手町駅で明らかに新入社員と思しき連中が三人乗ってきました。筆者の隣が空くや一人が腰掛けて、やおら鞄をごそごそしだします。

取り出したのはPSPです。起動させて早速何かのゲームをやりだしました。彼の前に立っていた残る二人もそれぞれ鞄からPSPを取り出し、右へ倣えとばかりに起動させてゲームを開始します。

日本橋駅に着くと反対側の席が二人分空きました。普段のこういうときは、三人連れに配慮して席を移動したりしますが、そういう意欲が湧かなかったので動じませんでした。譲ったところで黙って座って終わりという予想も立ちました。すると、脱兎のごとく残る二人はそこを確保し、一層ゲームに熱中しだしたのです。

筆者を挟んで、二人と一人が並んで座っている。三人ともPSPに屈みこんで画面を見つめて両手指を忙しなく動かしています。
そんなに熱中させるゲームはどんなものかと見てみると、海中だか荒野で大きな海老の怪物を相手に戦士が戦っているというもので三人とも同じゲームをやっています。

筆者が下車駅で降りるまでずっとその態勢で集中していました。悪いけど、非モテ系ってカテゴライズされる人かもな。
着慣れない背広、毛先が伸びて手入れしてない頭髪、顔に残る吹き出物の痕を見ているとなんだかなあ。
悪いことをしているわけではない、人に迷惑もかけてはいない。仕事が厳しすぎるからせめてもの息抜きなのかもしれない。でもな・・。一緒に帰る意味がどこにあるの?ときどき、ゲームに熱中する友達を見て安堵を覚えたいのだろうか?コミュニケーションのとり方が根本的に間違っているように思えてなりませんでした。本人も周囲もこの先苦労していくんだろうなって。

こだわりと技量(4/7)

食べ物屋の待ち行列が苦手です。近くで見ているだけでダメです。
美味いとされるお店にはよく行列が出来ていますが、自らがそれに加わることはないです。
そのオブジェクトの賞味に、並ぶ時間を費やしてまでの価値があるかどうかと逡巡し、そこまでの価値はないだろうと結論づけています。
食べられなかったからといって、今までのところ後悔したことはありません。

昨日の夕方のテレビのなかで、人気ラーメン店が秋葉原に二店目を出店するとかで、最初に出した店と進出する店との競争みたいな内容が報道されていました。

有名な店ですが、入ったことはありません。見た目は美味しそうにも見えますが、これまで縁はありません。これからもないでしょう。
多分、不味くはないのだろう。店ごとにオリジナリティに富んだメニューを開発している点も買えます。

でも、この手の人たちが筆者はあんまり好きではない。
30歳そこそこで店長として活躍しているわけだけど、どうしても皆不潔にみえる。かっこつけて無精髭を生やしているからです。
個人的な考えとしては、食べ物を扱っている仕事を髭面でやってほしくないです。

最低限、手入れの行き届いた美髯でやるのなら我慢できます。ところが昨日出てきたやつは、顎に山羊のようなだらしない髭を伸ばしていました。こうなるともうダメ。

人は見た目が九割なんて言葉もあるが、話している言葉もやっぱり粗野でがさつでした。最近の話し方で気になるのは「~で~」と止めるやつですが、こいつもそう。
新規出店の拙速さについて問い質されると『でも、俺としてはこれで勝負かけたいんで~。それにそれぞれの店は独立してやってるので~。本部でもう決定されたことなんで~』。ほんと、いらいらしてきます。

もし自分が相対していたら『で?で、何なんだ?』と必ず聞いてしまうでしょう。あと、頭突きするかもな。
『で~』というのは接続詞であってその後に続くものがあるはずだからです。でも大概は続かない。不機嫌そうな顔して、後は察しろ、空気を読めとでもいわんがばかり。相手の判断と理解に委ねるようなこういう曖昧な物言いは殺意まで覚えさせます。相手に判断を委ねているようで期待と違った反応をいざ示されたら不機嫌になる。こらえ性がなくって結局は、甘えているのと変わらない。

狭い範囲でしか社会と接していないっていうかな。夜郎自大とか唯我独尊とか。今風に言えば「オラオラ系」っていうの?とりあえず品はないわな。

それでいて麺上げを見たらがっかり。てぼざるで湯切りしてるよ。
職人を僭称しているんだったら、麺くらい平ざるでシャキシャキってあげてみろ。
お揃いのTシャツ着て髭生やして、つまんないこだわりしてる暇あったら、まず技量を磨け。

間口を広げる(4/6)

この電車の朝ラッシュは壮絶の一言。混雑解消の一歩につながるのでしょうか。

混雑緩和に向け 東西線にワイドドア車を導入
<引用開始>
ラッシュ時の混雑解消に向け地下鉄東西線でドアの幅を広げた新型車両が導入されることになり、きょう公開されました。
 新しく導入される車両は全車両のドアの幅がこれまでより50センチ広がり180センチになり、大人4人一気に乗り込める広さになったということです。これにより1駅当たりの乗り降りにかかる時間が平均4秒短縮されるということです。東京メトロ広報課の橋田祐司さんは「東西線を使っているお客さまによりスムーズに快適に使っていただけるようになれば」と話しています。
 東西線は朝夕のラッシュ時の混雑率が200%近くで首都圏のJRを除く鉄道では最も混雑する路線です。来月にはこの新型車両をはじめワイドドア列車180両を朝のラッシュ時に集中投入し、混雑を緩和したいということです。
http://www.mxtv.co.jp/mxnews/news/201004056.html
<引用終了>
乗車率200%というのは、明らかにダイヤグラムに問題があると思うのです。沿線の利用者が多いとかそんなことでなく。この路線はメトロで唯一快速電車がありますが、朝夕の偏重により、途中駅での混雑に負担が余計にかかっています。
特に人口流入が激しい江東区の南砂町、河を渡った江戸川区西葛西と葛西。快速停車が殆どないこれらの駅の毎朝八時の様子などそれは凄絶なものです。
それを避けたいがために八時台の乗車を諦めるということもありました。遅刻したっていいやって。

最大の障害はJRとの相互乗り入れによるロスだと思います。中央線の信号事故や架線事故、人身事故による影響を頻繁に受けます。いっそ中野-西船橋に固定して、三鷹とか津田沼まで行くのを止めたほうが混雑緩和には役立ちそうです。

それでも、昔よりはずっといいとも思います。かって東西線では七両編成なんてのもありました。通常は十両編成ですので、七両ではさらに密度が増して凄かった。今から20年前になくなりましたけど、当時はエアコン車両も少なく、夏季に七両編成での通勤は大我慢会の様相を呈していました。
エアコンが普及しだした頃もしばらくは地上から地下に入る際「トンネル内の温度上昇を避けるためにエアコンを停止させていただきます」って恐ろしいアナウンスと忍耐の時間があったものです。「蒸し風呂メトロ」なんて落書きを見たことがあったな。

みじめアタッカー(4/5)

百田尚樹著「ボックス!」を読みました。これは傑作です。
佐藤多佳子の「一瞬の風になれ」のときにも感じた爽快な読後感です。
<引用開始>
高校ボクシング部を舞台に、天才的ボクシングセンスの鏑矢、進学コースの秀才・木樽という二人の少年を軸に交錯する友情、闘い、挫折、そして栄光。二人を見守る英語教師・耀子、立ちはだかるライバルたち…様々な経験を経て二人が掴み取ったものは!?『永遠の0』で全国の読者を感涙の渦に巻き込んだ百田尚樹が移ろいやすい少年たちの心の成長を感動的に描き出す傑作青春小説。
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9C%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E7%99%BE%E7%94%B0-%E5%B0%9A%E6%A8%B9/dp/4778311345/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1270452853&sr=1-1
<引用終了>
市原隼人主演で映画化されるともいいます。なかなか適役ですね。
百田尚樹はご本人はフリーランスの放送作家であり、あの『探偵ナイトスクープ」の設立から関わっているといいます。

いや、その珍しい名前とともに彼のことは鮮明に記憶に残っています。
ラブアタックの常連で「みじめアタッカー」だったんですよね。
ラブアタックとは、かぐや姫と呼ばれる一人の女性(公募で選ばれる)を巡って、主に関西の大学生たちが早食い競争だとか一発芸を見せて関心を引き、かぐや姫のハートを射止めようというもの。
みじめアタッカーとは、何十回も番組に出てるが、必ずふられる役回りを演じる素人大学生のことを指します。

同志社大学の百田尚樹はその常連で、なかなか雰囲気のある男だった。
他にも「東大の郷ひろみ」「関学の五木ひろし」なんてあだ名のみじめアタッカーもいましたが、面白さの点では百田尚樹、明治大学の大川豊(現大川興業)が群を抜いていました。
結局、大学を中退してそのままテレビ業界に入っていったことは知ってましたが、小説の才もこんなに素晴らしいとは思いませんでした。

最初は食わず嫌いもあって、積読状態でした。舞台も高校のボクシング部だし、そんなに好きなスポーツでもない。そういう想像は最初の数行で裏切られました。やはり台本とかシナリオを書きなれているせいもあるのか、すっと物語世界に没入できました。
はじめは、そんなに関心がなかった物事や世界の面白さを知ることは読書の楽しみです。その原初的な事実をあらためて思い知らされました。
例えば、プロとアマチュアのボクシングの違いも初めて知りました。

舞台は高校で、主役は高校生たちですが、その世界は彼らだけでなく、かっては高校生であった我々大人たちの視点も含まれています。
ああ、そうだったなと思い出すような場面も数多く出てきます。それらは、少しの切なさを含んでいます。二度と戻らないからでしょう。
長編ですがあっという間に読めます。これはお勧めします。

最新作は「モンスター」。それ以外にも「風の中のマリア」「永遠のΘ」といった作品もなかなか魅力的な内容のようです。

ラブアタックは、テレビ朝日日曜の10時半からの一時間。ちょうどサンデープロジェクトの時間でした。
昨日から小宮悦子の「サンデーフロントライン」という番組になりましたが、これは本当につまらなかった。
司会も出演者もくすんだような連中ばかり。視聴率戦争には勝ち残れないでしょう。こっちもみじめアタッカーであったか。笑えないけど。

リレー成功(4/4)

徳田章から松本和也に司会が交代し、どうなることかと心配していた今回のNHKのど自慢。
今日は長崎県島原市より中継。無事に終わったようで何よりです。
それにしても松本和也は初回から実にハイテンションな進行でした。
かえって飛ばしすぎが気になるくらいです。ちょっと太ったか?

温かい人柄がよく伝わっていた徳田章アナは、そろそろ定年に差し掛かり、先週一杯で二年間務めたのど自慢司会を卒業。今後は「ピタゴラスイッチ」のナレーションと「ラジオ深夜便」のパーソナリティに移るそうです。

宮田輝に始まって、金子辰雄、吉川精一、宮本隆治など等。のど自慢の歴代司会は記憶に鮮明に残ります。なかには、人生の見方が変わったという人もいる。先々代の宮川泰夫は東大出身で、自身でもエリートという意識があったそうです。それが、のど自慢の司会となり、各地の人たちとその人情に触れることで考えを改めました。のど自慢を喜んでくれる、期待してくれる人たちがいる、その実感は何物にも代えがたい宝になったそうです。
松本アナにも今後頑張ってもらいたいと思います。 

徳田アナは、ラジオ深夜便で20年続いた宇田川清江の後任になるそうです。宇田川清江さん。個人的にはずっと「宇田川先生」と呼んでいました。
コミュニケーションとマナー研修講師として大変お世話になった。厳しい指導でしたが、評判がすごくよかった。家も近いので、地元ネタで盛り上がることもしばしばありました。

よき伝統のリレー、ラジオ深夜便でも期待しています。     

挑発(越境捜査2)(4/3)

笹本稜平の最新作「挑発(越境捜査2)」を読みました。
題名にもあるとおり、二年前の警察小説「越境捜査」の続編です。

<引用開始>
警視庁捜査一課で継続捜査を担当する鷺沼は、パチンコ・パチスロ業界の雄、飛田を訪ねる。7年前、殺人容疑で勾留中に死亡した飛田の従弟、川端の話を訊くために―。従弟とは30年近く会っていないと言う飛田だが、飛田の秘書は鷺沼に告げる。「7年前、飛田は川端に会っています」ひとつの殺人事件を端緒に、次々と湧く黒い謎。鷺沼と神奈川県警の宮野が再び手を組み真相を探るが、そこに立ちはだかるのは警察組織。知りたいのは真実だけ―。組織と犯罪に闘いを挑む刑事たちの熱い姿を描く。
http://www.amazon.co.jp/%E8%B6%8A%E5%A2%83%E6%8D%9C%E6%9F%BB2-%E6%8C%91%E7%99%BA-%E7%AC%B9%E6%9C%AC%E7%A8%9C%E5%B9%B3/dp/457523687X
<引用終了>
越境捜査とは地域を跨いだ刑事捜査活動を指し、この小説では警視庁と神奈川県警が登場します。現実にもそうですが二つの組織は犬猿の仲です。ところが現場の刑事同士は不思議な連帯感もあり、上部組織と現場との乖離や、官僚の嫌らしさや謎解きと共に物語の芯にもなっています。
「越境捜査」はテレビドラマにもなっており、柴田恭兵と寺島進が主役を演じました。
本作もテレビドラマ化が決まっているようで楽しみです。
何度も言いますが、笹本稜平は基本的にハズレのない作家です。
本作は彼の一連の警察小説シリーズに位置づけられ、今回も期待に違わない爽やかな読後感があります。お勧めします。

山岳小説や警察ものもいいですが、個人的にはやはり「サハラ」「太平洋の薔薇」「天空の回廊」「フォックスストーン」など世界を舞台にした冒険ものをそろそろ読んでみたいです。

四月を迎えて、第一生命の株主にもなったのでHDDを奮発して購入しました。
二万五千円のが8900円で買えるので、1TのBuffalo製を迷わず購入。
現在は、貯まっているmp3音源や動画などをせっせと移しています。
これらは気づかぬうちにハードディスクの多くの領域を侵食していました。積読する本と同じで、精神的にもひたひたと重圧がかかってきます。たまの整理整頓はやはり重要であろう。それにしても坂本真綾とかある。AKBも当然のようにあるし。

新年度あれこれ(4/2)

昨日から株主になりました。そう、第一生命です。

第一生命株、一時8800円高=上場2日目も好調続く
<引用開始>
2日午前の東京株式市場で、上場2日目を迎えた第一生命保険株が一時、前日比8800円高の16万8800円まで上昇した。前日の新規上場が成功裏に終わり、株式購入に対する安心感を誘っている。
 前日は初値を決める売買だけだったが、2日は午前9時から通常の立ち会い取引が実施された。株価は寄り付き直後からじりじりと値を上げ、人気度の高さをうかがわせた。投資信託など、「機関投資家の需要が強い」(大手証券)とされ、買い注文が利益確定売りを上回った。
 午前の終値は7700円高の16万7700円。売買代金は1041億円で東証1部の1割強を占め、活発な商いが続いている。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100402-00000086-jij-biz
<引用終了>
二株分の株式と端数の現金払いがいくらかあります。どこで嗅ぎつけたか不明ですが楽天証券から電話があり、とっさに居留守を使いました。
それにしても何故、株主だと分かったのだろうか。少し嫌な感じです。

とはいえ、新年度になろうが何も生活は変わらない。唯一、同世代の知り合いの相談を始めたくらいです。この人は今失職中で求職活動をしているのですが、いろいろ騙されていることもあるので先輩として助言しています。

今日は、カウンセリング事業の会社で最後の筆記テストを受けてきて合格。オファーが出た、と連絡がありました。よかったね、と返したら「よくありません」と返事。どうして?と聞くと「すぐ来てくれ」「検討期間はない」と社長に言われたという。
しかも「試用期間中は社会保険は出ない」「期間は六ヶ月」ともいう。思いっきり違反じゃん。
嫌な感じだから断ります、という。それはいいことだと返信しました。

気になってその会社を調べてみたら、採用案内では「実習型雇用」の紹介をハローワークで受けてから応募しろとあります。
ああ、紹介予定派遣みたいなやつだな。今、新卒向きにやってる学卒インターンシップみたいな制度だったな。

>「実習型雇用」とは、原則として6か月間の有期雇用として求職者を受け入れ、実習や座学などを通じて企業のニーズに合った人材に育成し、その後の後の正規雇用へとつなげていくものです。
実習型雇用やその後の正規雇用による雇入れ等を行う事業主に対しては、中央協会から次の助成金が支給されます。>

ということで、お金が出るんだ。実習型雇用では月額10万円、正式に雇用すると100万円が支給。
まず第一に、お金目当てということか。

ところがこの制度の適用者とは「○ ハローワークに求職登録をした求職者で、希望する求人の分野において十分な技能・経験を有しない求職者であると認められる方」とある。
さらに「○ ハローワークにおいて再就職に向け実習型雇用を経ることが適当であると認められる方」という。
これは、実務経験豊富な中高年向きじゃないじゃないか。
つまり、こういうことだ。実習型雇用では本採用でないから社会保険は加入しない、一方で助成金の類はしっかりとる。採用は二の次でお金が欲しいってことか。悪質です。
しかもこの実習型雇用制度。今年の三月一杯で終わってるんじゃん。詐欺だ。

今は、入社してもすぐ辞める人が多いので試用期間で社会保険は加入せずに様子見するところが増えてきているそうです。確かにすぐ辞める側にも問題はある。それにしても、足元を見るようなこんなマネはいただけない。

面接選考中には『皆、感じのいい人ばかりです』『将来はIPOを目指しているそうです』と嬉しそうなメールを送ってよこしてきたからな。ようやく春が来たとでもいいたそうだった彼の失望は、よくわかります。
しかし厳しくいえば、そういうナイーブさが、実態を見極めさせる目を濁らせたのかもしれない。やはり、ある程度は汚れた経験がないとダメなのかね?

この会社、臨床心理士の有資格者も募集してるけど月給が21万だって。
ちょっとそれってどうなの?あの資格は結構取るのに難関じゃないか。

と思ってたら会計士の有資格者募集で月給30万なんて求人もハロワには当然のようにあるのですね。

さて、ひとつ困ったことがおきた。彼が受けた会社のなかで、明らかに筆者向きな案件がひとつ見つかりました。全くのノーマーク。彼の選考が進んでいるけど、キャリア的にも仕事もこちらに向いています。ダメもとでこっそり受けようか?いやいや、なんていうか友達の彼女を盗る様なものじゃないか。といってそのまま見送るのも惜しいような。双方落ちれば笑い話で済むけど。悩ましいです。

占領(4/1)

東京に生まれ育って半世紀経ちますが、今まで全く知りませんでした。
23区内で米軍の基地があったんですね。悪い冗談でてっきり四月馬鹿かと思いました。

六本木の一角。高速はさんで政策研究大学院大学のある青山公園の一角です。
ここに米軍のヘリポート施設などがあります。
一日に三回のヘリ離発着があり、厚木とか横田とかと行き来しています。
その情報を下のシンポジウムで知りました。

普天間飛行場、国外撤去を 東京、沖縄で訴え相次ぐ
<引用開始>
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題をテーマにしたシンポジウムや討論会が20日、東京や沖縄で開かれ、参加者からは「国外に撤去すべきだ」との意見が相次いだ。

東京・内幸町であったシンポ「『普天間問題』のウラに隠された真実」では、ジャーナリストの吉田健正さんが基調報告として、米軍のグアム移転計画が着実に進んでいると説明。その上で、普天間の移設先については「県内、県外ではなく、はっきり国外に撤去すべきだ」と主張した。

グアムの基地を取材したジャーナリストの鳥越俊太郎さんが「民主党には『移設ではなく撤去してくれ。撤去先は米国が考えることだ』と言ってほしい」と述べると、拍手がわき上がった。

2004年に米軍ヘリが墜落した沖縄国際大で開かれた討論会では、沖縄県選出の与党国会議員3人が各党の方針を説明。参加した市民からは「『最低でも県外』との公約を守って」との声が上がった。
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010032001000663.html
<引用終了>
鳥越俊太郎は『六本木に基地があることご存知ですか?』と発言しており、仰天して調べたらその通り。これに反対している運動もあります。
http://home.att.ne.jp/sigma/azabu/

都心でも基地だからか、やっぱり鉄条網で堅固に囲繞されています。
かってのベルリン、現在も残るガザ地区、ベルファストの境界区域を思い出しました。これでは占領地と変わらない。

しかも米軍は一時期借りているだけなのに、返還に応じずに居座っているという。これ、普天間と同じ構造ではないか。
そういえば虎ノ門の大使館も、10年以上家賃を払っていないのだな。
あの広さで一月の賃料が破格の21万円というのにこれを払ってない。
国連の分担金も難癖つけて払ってないから、なんてこたあないのか。

しかし横田、座間、厚木に横須賀に六本木か。すっかり取り囲まれています。テレビ朝日なんか目の前なのに報ステで採り上げた形跡もない。

想像力をもっともっと働かせなければならないと強く感じました。

不都合な真実(3/31)

13日の日記で、都バス共通カードが無くなることを嘆きました。
本日31日で発売が終了、使用も七月三十一日いっぱいで出来なくなります。
今持っている共通カードの残額がまだ4000円ちょっとあり、おそらく七月一杯までは持つでしょうが念のために5000円の共通カードを買い増ししました。
前にも書きましたが5000円券には850円のプレミアムがついています。

駅前停留所にある券売所で「5000円の共通カードください」と申し込むと、窓口には「回数券」という文字がある。え?回数券って?

1000円、5000円等があり、5000円のは200円の券片29枚+50円券で総額5850円。共通カードと同じ。それにしても、まだあったんだ。てっきり、廃止になったと思い込んでました。

思わず窓口で確認しました。「回数券は廃止にならないの?」「はい、売ってます」「共通カードは明日で廃止じゃないの」「発売は明日限りですけど、使用は七月までです」
「回数券は都バスでしか使えませんよ」と念を押されました。言われなくても分かっているよ。都バス以外でバスはまず乗らないもの。

共通カードとは複数のバスや鉄道に使えるもので、それは使用できなくなる。でも、回数券は実は存続している。しかし気づかなかった。何故?

気になって帰宅して調べてみてわかりました。都バスのサイトを隅々まで見ましたがどこにもバス回数券については表示されていません。
現にサービスとしてはあるのに、これはおかしな話です。

つまり、共通カードが廃止されるのに、同じプレミアムを持つ回数券が残ることは、説明がつきづらい不都合なことなのでしょう。
実際に、券売所窓口に行くまで筆者は気づかなかったのですから。
商品としては存在するが積極的には売りたくない。レコード針みたい。
黙ってsuicaかpasmoを使えばいいんだ。嫌なら乗るなって底意かな。

しかし消費者に不利益変更となるようなこんな情報操作はいただけません。
文句はいろいろありますが、とりあえずプレミアムは温存されたので、これから5000円の回数券を買うことにしましょう。先祖がえりだ。

慌てて買ってしまった共通カードは七月以降に払い戻しします。
四ヶ月寝かせているだけで損はなし。利子はつかないけどね。

PS:
さらに調べたところ、紙の回数券は国際興業や関東バスでは既に廃止。
都営以外では京王バス、東急バスなどはまだ残っています。
参考サイト:http://naojin.hp.infoseek.co.jp/bus-ticket/

ホールの神様(3/30)

一回だけ、ここに行ったことがありました。

さだまさし「ホールは文化財。その認識が日本人にない」…厚生年金会館閉館に「バカモノ」
<引用開始>
新宿の東京厚生年金会館が今月末で閉館し、49年の歴史に幕を閉じる。同会館で行われたコンサートは約1万4500回。最多173回のステージに立った歌手・さだまさし(57)は「もう二度と『ホーム』と呼べるホールは出てこない」と別れを惜しむ一方で、日本の文化行政を「バカモノ」と批判した。さだは28日に同所で公演。29日の松山千春が最後になる。

さだと東京厚生年金会館の出会いは1968年、中3のとき。加山雄三のコンサートを見て「ものすごく感動。まさか自分がそこで歌うとは思ってもいなかった」。フォークデュオ「グレープ」でデビューし、ソロ2年目の77年に「雨やどり」が大ヒット。同年6月、同会館でソロ初公演を行った。「当時は檜(ひのき)舞台。今の若い子たちが武道館で喜んでいるのと同じですよ」

通算公演3751回はソロ歌手最多だが、同会館では28日が174回目。何度も見に来てくれた長嶋茂雄氏(現巨人軍終身名誉監督)ら多くの人との出会いが会館で生まれた。「長嶋さんにとってみれば、後楽園球場がなくなるのと同じ感覚じゃないかな。自分の実家みたい。『帰ってきたな』と思わせるホールはもうつくれない」

魅力は音響の良さと、スタッフの心遣い。「ホールは文化財。その認識が日本人にない。どれだけの人が何に感動したか計算に入れていない。閉館には『バカモノ、何を考えているんだ』と言いたい」。最多の202公演を行った大阪・フェスティバルホールも解体、建て替え中だ。

厚生年金会館の鈴木久利支配人(60)は「さださんはいつも事務所にあいさつに来た。最後は会館に思いがある人に」と28日の公演を託した。ピアニストと2人だけでラスト公演に臨むさだは「キュンとしますね。ホールにお礼を言います。ひとりで、そーっとね」。出会いから42年。惜別の思いを“実家”にささげるつもりだ。

http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20100327-OHT1T00084.htm
<引用終了>
二年前の大阪フェスティバルホール閉鎖のときも思いましたが、音がいいとこがどんどん閉まっていきます。
大阪フェスも、さだまさし、山下達郎などが何十回も公演をやっていました。
この板の間には神様がいるんだ。そう思うから日頃不信心な自分もコンサートの前は神棚に手を合わせたりもする、と達郎がMCで語っていましたっけ。フェスティバルホールの閉鎖直前もさだまさしと山下達郎のコンサートが行なわれました。

中野サンプラザも音がよいところでしたが、存続が一時期危ぶまれていてドキドキしました。結局、中野区の外郭団体が買い取ったようで安堵です。
当たり前ですが、サンプラザは堀越学園の卒業式のためだけにある施設ではないのです。

で、厚生年金会館。一度だけ来た事があるのはコンサートではなかったのだった。
会社の同僚の結婚披露宴で、厚生年金会館の地下ホールに行きました。
これは、強烈な思い出です。
同僚とその配偶者は、ある宗派の熱心な会員で、披露宴も300人くらい招待されてましたが、大半がその関係者の皆さんでした。

その関係の国会議員と県会議員も複数名が呼ばれていたっけ。
宗派の会長さんからというお祝いメッセージが読み上げられたり、新郎の出身大学(宗派そのものの名前)の校歌を100人程度で肩組まれて歌うのを聞かされたり、国会議員の次回選挙への念押しとかなんとか、延々三時間も付き合わされたのでした。
我々部外者の十数人はすっかりお腹一杯にされました。あのときの音と光のページェントは今でもよく覚えています。音響がやっぱりいいからか。
ホールには神様がやはりいるんだなって。ああ、そのときは別の神仏だったのか。

押上という宿命(3/29)

Sky is blue,So what?(空は青い、だから何?)って感想です。

「日本一」スカイツリーに交代、東京タワー抜く
<引用開始>
東京・墨田区で建設されている「東京スカイツリー」(完成時の高さ634メートル)が29日午前10時17分、東京タワー(港区、1958年完成)の高さ333メートルを超え、国内で最も高い建築物となった。

 事業会社の東武タワースカイツリーによると、タワークレーンが地上からつり上げた高さ約10メートルの鉄骨がタワー本体の最上部に据え付けられ、338メートルに達した。

 スカイツリーは2012年春に開業予定。自立式電波塔では、中国・広州の電波塔「海心塔」(高さ610メートル)を上回り、世界一の高さを目指している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100329-00000364-yom-soci
<引用終了>
高いものを作っているんだからいつかは既存のものを越えるわけです。
ただ、それ以上の意味合いをどこに見出せというのだろう。
例えば北朝鮮の平壌には大きな凱旋門があります。パリの凱旋門よりも高いということが売りだというけど、それが何かすごいことなのか?

町おこしとか観光とか誘致とかいろいろ思惑があるんでしょうが、東京スカイツリーの最大の問題は押上にあるってことです。
普通の人は滅多に行ったことがない、想像もしない街なんじゃないかな。東武と京成が交わっている街です。
たまたま東武鉄道と取引があったので、本社のある押上は何度か通いました。全体的に落ち着いていて、気取りのない街だと思います。
ちょっと場末感があるかな。でもうらさびれているとかでなく、それは丸の内線の方南町とかに似た感覚だと思いましたね。

個人的にはそういう佇まいは決して嫌いではない。しかしランドマークのスカイツリーが出来たところで、他に何もめぼしいものはありません。
というより、ここで焦って変に時流に迎合するのでなく、由緒正しい下町としてそのまんまでいいんじゃないかと思う。

東武鉄道は北春日部に社員研修所があってそちらも随分通いました。
東武の人は皆さん、筋金入りの鉄道好きでして、遠慮なく東武が如何に野暮ったいか?垢抜けないか?東急って嫌いか?京成にだけは負けたくないのか?などと議論をした楽しい思い出があります。

「俺たちは国鉄(当時)にはなれない。金持ちにも多分縁がない。電車だって地味な関東北部しか走っていない。でも、誰よりも負けない気持ちがある。『鉄道が好きだ!』。これで十分じゃないか」と新人研修で所長が挨拶しててちょっと感動しましたね。
気取らない街、押上がいかにも東武本社らしくていいじゃないですか。

コラボレーション錯覚(3/28)

http://www.youtube.com/watch?v=NLZA8CO4-qc&feature=player_embedded

「西友にとりあえずいけや」って歌ってるんじゃん。 1447957095_167 1447957095_181

今の今まで『西友・ニトリ・八重洲・イケア』だと勘違いしてました。
広告費削減とシナジーを狙った新しいマーケティングとして研究しようかなんて思っちゃった。
この歌詞の場合で、最も謎が残るのは「やえす」の部分ですね。
筆者はこれを「八重洲無線」か「八重洲ブックセンター」あたりが、公小売の新業態を開発したのだと勝手に想像していました。

そしてコラボレーションCMである以上、西友以外のニトリとかイケアバージョンがそのうち見られるだろうと暢気に待っていたわけです。
真相が判明してなんだかつまらない。冒険しようよ。

と同時になんだか腹も立ってきましたよ。
何故、見ず知らずの舌足らずのガキに「とりあえずいけや」なんて命令されるのか。
礼儀として『まずはお越しいただけませんでしょうか?』という打診から入れ。

近所に西友があるので今、行ってきたけど高いなあ。しかもセゾンカード5%引きにも関わらず特売品がない。見切り品の山のワゴンが目立つってのもスーパーとしては哀しいです。

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