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蚕食(10/26)

昨日は、二国間で生活に重要な取り決めが二つありましたですね。

EPA締結で正式合意
<引用開始>
菅直人首相は25日、来日中のインドのシン首相と会談し、日印両国貿易額の約94%の関税を発効後10年間で撤廃する経済連携協定(EPA)締結で正式に合意した。中国が輸出を制限しているレアアース(希土類)のインド国内での開発、再利用の協力促進でも一致。原子力協定締結交渉について、菅首相が「日本人の核軍縮・不拡散に対する思いを理解いただいて、交渉に反映してほしい」と要請したのに対し、シン首相は「インドは核実験モラトリアム(一時停止)を宣言している」と述べるにとどめた。

 会談では、日印の全面協力を促す「戦略的グローバル・パートナーシップ」の強化確認▽閣僚級経済対話の新設合意▽両国の査証手続き簡素化の覚書に署名--のほか、国連安保理の常任理事国入りを目指すG4(日印独ブラジルの4カ国)として緊密に連携することも確認した。菅首相は来年のインド訪問招請を受け、承諾した。

 日印は民主主義や法の支配、自由の尊重という価値観を共有する。日本にとってインドは「本音で話せるパートナー」(外務省幹部)で、ともに台頭する隣国・中国に懸念を抱く。日本外務省の説明では、首脳会談のうち約40分間の少人数会合で10分あまりを中国情勢の意見交換に費やした。意見交換の内容の詳細は明らかになっていないが、両首脳が関係強化をアピールした背景に、両国がスクラムを組んで中国をけん制したいという思惑が見え隠れする。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101025-00000030-maip-pol
<引用終了>
インドは核保有国でパキスタンと準戦時状態であることを忘れてはいけませんが、今回の発表が中国に対する一種のメッセージだとも解釈できます。ガタガタ言うと頭ごなしに取引するぞってね。

しかし今回のEPAにおいてインドが最も期待しているのはジェネリック医薬品に対する緩和策でしょう。既に、ジェネリック薬品会社でインド傘下の日本企業も出てきていますけど、開発力が想像以上に高いインド企業と製品の市場参入に対する歯止めがなくなってしまったことになる。
安くて安全な高品質の薬が使えるようになる。一見するといいことづくめですが裏がある。
車に対する関税撤廃と緩和は認められた。タタを始めとする国内メーカーを守る企ては成功してる。

もう一つのニュースにも同じことが言えます。
「空の自由化」本格化
<引用開始>
日米両政府は25日、両国間の航空自由化(オープンスカイ)協定を正式に結んだ。首都圏の羽田・成田両空港を含む完全な自由化協定は、日本にとって第1号になる。これまでは政府間で決めていた2国間の航空路線や便数、運航会社などを空港の発着枠に制約がない限り、航空会社が自由に決められるようになった。政府は既に首都圏を除いてオープンスカイに合意しているアジア諸国とも12年度までに完全実施する方針で、日本の空の自由化が本格化する。

 同日、国土交通省内で、馬淵澄夫国交相とジョン・ルース駐日米大使が協定覚書に署名。馬淵国交相は「世界に開かれたゲートウエーとして日本が世界に発信できる」と意義を強調した。オープンスカイは90年代前半に欧米間で始まり、90年代後半にはアジア諸国にも拡大。便数増による会社間競争の激化で、運賃も1~2割下がるケースも出るなど乗客の利便性に大きく貢献した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101025-00000022-maip-bus_all
<引用終了>
オープンスカイ協定については、小泉竹中時代から時々取りざたされている議題ではありました。ここに嫌な予感が走るわけです。
一見するとすごく良さそうに見える。羽田の滑走路増加とLCC各社の参入加速もなんだかいろいろと期待させてくれそうではあります、が。

参入会社数の激化によって、運賃が下がるケース「も出る」ところに注目しないといけません。全ての場合で下がるわけではないのです。
政府間の取り決めを、民間各社に委ねる。いわゆる民営化路線ですが、官から民へ、ではなく公から私へ、という本質を持つことも忘れてはいけません。
政府の縛りがなくなった以上、価格設定については民間の「良識」に期待するしかないのですが、ここが極めて怪しい場合がある。
日米協定というと、第三者が入る隙がなく、当事者間で自由に価格決めができるということでもあります。つまり事実上の価格カルテルが形成される可能性が膨らむのです。談合して高止まりの価格設定でシェアしあう状況がありうるのです。

EPAもオープンスカイも、適正市場についてのお互いの認識に注意しないといけません。杞憂であればいいのだが、緩和という名の市場蚕食が始まったよう気がします。

インドといえば、拙宅周辺には沢山インド人が周りに住んでいます。都内最多であったと記憶。概ね日本語も堪能で、温和で優秀な人が多い印象です。ところが残念なことに子供さんが大きくなってくると皆、本国に帰ってしまうのだな。高等教育は祖国で受けさせるということなのか、日本にその資格がないのかはまだ聞けていません。

人を見る目(10/25)

星野はいけない。監督にするような人間ではない。

楽天に「跳び蹴り警報」!標的になりそうなのは…
<引用開始>
「跳び蹴り警報」発令だ。楽天・山崎が宮城県利府町でトークショーを行い、来季監督に決まった星野仙一氏の「愛のムチ」について語った。

 「若いころは、普通のことが通用しない人だった。後ろを向いて返事をしようものなら、跳び蹴りが飛んできますよ」

 星野氏が指揮した中日で計11年間プレーした山崎は、チームの誰よりも闘将を熟知している。「星野さんの餌食になりそうなのは嶋と聖沢。投手では永井、青山あたりかな」とニヤリ。さらに、「チームは秋季練習をやっているけど、今からピリピリした雰囲気でやらないと。星野さんは若手が思っている以上に厳しいよ。練習でもプレッシャーを感じながらやることになる」と警告した。直接指導を受けた当時から9年が経過したとはいえ、星野氏の闘争心は健在。若手選手に心の準備を促した。 

 来季43歳シーズンを迎えるベテランであっても、いつ足が飛んでくるか…。山崎も跳び蹴り回避に全力をそそぐ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101025-00000017-spn-base
<引用終了>
熱血とか闘将とか、元気がどうとか言う人間は真っ先に疑います。
しかも還暦を過ぎていてそんなことを言うのは要注意です。
つまり、人を説得できる論理もそういう気持ちもないってことだ。ただ、権威や力に従わせる。そういうことでこれまでやってきたわけでしょう。

鉄拳制裁などと、不穏当なことを言って悦に入るタイプにろくな奴はいない。そういう人間ほど「見込みがあるから鉄拳をふるうんだ」「愛情があるからだ」とか開き直って暴力を手前勝手に肯定してみせる。嘘つけっていうの。
厳しさと暴力は別のもの。相手がプロならば、求めるものが厳しくとも、力によって屈服させるような真似は正しくない。これは普通の人相手でも同じ。

星野監督については北京五輪で評価は確定したと思ったのにな。しかも懲りずに再び田淵をヘッドで招聘してお友達でスタッフを固めようとしている。
恣意的な人選と采配を来季見させられるかと思うとちょっと憂鬱です。三木谷さん、監督選択ではいつも人を見る目がない。
次元は違うが、島田某とヘキサゴンという、恐怖と服従で成り立った関係を想起させます。

隔靴掻痒(10/24)

うう、気持ち悪い。
昨日、ワインの試飲をやらされてハーフボトルは優に飲んでしまった。国産の無添加ワインを数種類、マスキングで飲んで味わいとかコク、酸味をチェックしてみたのですが、もう一回もう一回と鱈腹いただいてしまった。

酒酔いのなかで、ワインとビールの二日酔いが最もつらいです。醸造酒は鬼門ですね。
体験的によくわかっているのだが時々失念して後悔してます。

これまで最も辛かった二日酔いは、前日の夜中まで飯田橋の養老の滝で飲んでいて、零時過ぎに帰宅就寝。翌朝、新宿駅6:45発の急行アルプスに乗ってエプソンまで出張したときです。もうあの電車、ないんだろうな。
当然、新宿では最悪の気分。八王子、大月を過ぎても体調は戻らず。水ばかり飲んでいる。勝沼を過ぎたあたりからようやく意識が晴れてきました。ワインの里を見たのがよかったのかもしれない。甲府でムカムカがとれだし、小淵沢でほぼ平常。ようやく珈琲が飲める。信濃境を過ぎ、下車する下諏訪駅で完全復活しました。
しかしこの夜に、エプソンの人に真澄とダイヤ菊を飲まされてしまったわけですが。

さて、デカンタージュに失敗したワインのような味も素っ気もない番組、小宮悦子のサンデーフロントラインを見ていたら江副浩正さんが出ているではないか。あの事件以来、テレビ初出演だといいます。検察批判で出したか。

R社の体質は肌に合わないし、SensitivityTrainingをベースにしたあそこのプログラムも個人的に評価できません。しかし、彼が有能で異才であることは間違いないです。それにしても年取ったな、今年で74歳ですか。

しかし折角こんな人を出したのに、迎える側があまりに力不足。ホステスの小宮に朝日の星浩ごときはともかく、大谷昭宏は切り込みが不足しているのはいただけない。
検察批判をするということは、報道側に自省がなければいけない。肝心なそこを、暗黙の了解で避けているから、外から見ていてイライラするのだな。
いかん、気分がまた悪くなってきた。迎え酒で対抗だな。

下世話番組(10/23)

夜ふと目が覚めてテレビをつけたら「朝まで生テレビ」がやってます。
しまった。月末の金曜深夜だからやってたんだったと気付いたが後の祭り。
見出すと寝られなくなる。でも、ちょっとだけ見てしまいました。

今回のテーマは「検察」らしい。おお、元枚方市長の小堀さんとか出ている。思わず鈴木宗男を探したが今回は出ていない。そりゃ無理か。
山際澄夫という人が喧しくて非常に鬱陶しい。元産経?げ、明治だ。すごく恥ずかしい。

人の話に被せて怒号を飛ばすのはかつての大島渚とか野坂昭如の十八番でした。この二人で壇上で殴りあいの喧嘩もしていたっけ。ただ、彼らも愛嬌がどっかにあった。この山際という人には、傾聴能力がまるで欠けている。本当に記者だったのか?産経で務まるのか?明治だからか?いかん、暗くなる。

検察取調べの可視化が何故進まないのか?と田原が問いかけたら「そりゃ、国民が反対しているからですよ」と平沢勝栄が言ったのにはずっこけました。どこの国の国民だよ?

朝まで生テレビ、迫力がなくなりました。プロデューサーだった日下雄一が亡くなったのが痛いですね。日下&田原のコンビで「差別」「宗教」「右翼」とか地上波でかなり難しい企画を実行してきました。
差別の回では、解放同盟、全解連、自由同和会の代表者を同席させた。解放同盟は書記長で後に国会議員にまでなった小森龍邦が出た。宗教の回ではオウム真理教に幸福の科学を同席させ、麻原まで出した。右翼の回でも、鈴木邦男、木村三浩、野村秋介も日本青年社も出した。日下雄一の功績が大です。この辺の放送は未だにビデオに録ってあります。

田原総一郎。たしかに毀誉褒貶はありますが、無茶ぶりで予定調和を壊していく滅茶苦茶さだけは評価できます。あまりの展開に出席者の本音が出ることもしばしば。ただ、最近は老残の度合いが強いかな。山際とか平沢とか終わったような人を出したらいけません。

同じ下世話番組ならば、ゴッドタンが出色です。水曜深夜のテレ東の番組ですがとにかく毎回、非常に下らない内容です。レギュラーはおぎやはぎ、劇団ひとり等。

先日の放送が「芸能界一の巨根は誰?」「マイケルジャクソンに弟子入りした日本人は誰?」とか心底どうでもいいような話を、実話ナックルズ発行人の久田将義と、プロインタビューアーの吉田豪が次々と披露してくれて大爆笑しました。
次回もゲーセワニュースとして11月10日に放送されるというから今からすごく楽しみです。

広告業生産指数(10/22)

和田秀樹の近刊「テレビの大罪」を読了しました。
<引用開始>
あなたはテレビに殺される。運よく命まで奪われなくとも、見れば見るほど心身の健康と知性が損なわれること間違いなし。「『命を大切に』報道が医療を潰す」「元ヤンキーに教育を語らせる愚」「自殺報道が自殺をつくる」――。精神科医として、教育関係者として、父親としての視点から、テレビが与える甚大な損害について縦横に考察。蔓延する「テレビ的思考」を精神分析してみれば、すべての元凶が見えてきた!
http://www.shinchosha.co.jp/book/610378/
<引用終了>
共感するところが多く、やっぱりなと思わせました。確かに、議員になるやいなや日教組が全ての元凶だったと吼えるヤンキー先生など見てると強くそう思う。教育を語るのでなく、騙っているのだよな。
地デジ化とともにテレビ卒業を考えているので、こういう連中を見るのもあと少しだ。ちょっとだけ名残惜しくもあります。

テレビは有害な面もありますが、不勉強でもあると感じさせることがありました。
先日、日曜夜のTBS「情熱大陸」を見ました。森永卓郎が今回の主人公だったのですが、脱力するシーンがあったのです。
彼がレギュラー出演している文化放送の「大竹まことゴールデンラジオ」の収録風景をカメラは映していました。
スタジオにてMCの大竹まこと、阿川佐和子らとその日のニュースなどを歓談するコーナーで、彼の発言を字幕で出していたのですがそのなかで「広告業生産指数」という言葉が出た。
え?何?聞いたことのない言葉です。
続けて彼の言葉を追ってみると景気動向指数とかDIとか出てきます。
ということは、これは断じて広告業のことなどではないぞ。

「鉱工業生産指数」を「広告業生産指数」と聞き違えたのだと気付きました。経済アナリストを主人公にした番組でこれは大変に恥ずかしいこと。ちゃんと確認しようよ。

虚と実の違いは大きい。そもそも広告業は「生産」などするわけがありません。
あれか。テレビ局は自らが虚業であると認めたくなくて、このような間違いを意図的に犯したのだろうか?勘ぐりだすと止まらなくなってきます。

しかし結果的に嘘をついたのと同じ。猛省して欲しい。

恐るべき18歳(10/21)

レコードコレクターズ増刊号が売り出されています。特集は日本のフォーク・ロックアルバムベスト100というもの。1960年から89年までの30年弱の期間で人気投票をやり、有名人がそれぞれのベストテンを書いたりしています。
http://musicmagazine.jp/published/rcex-201011nb.html

有名人のなかに女優の成海璃子がいる。生まれてもいない時代なのにどんなベストテンを選んだのだろうと見てみて驚きました。

はっぴぃえんど-風街ろまん
INU-メシ喰うな
加川良-教訓
遠藤賢司-満足できるかな
村八分-ライブ
ルースターズ
BLUEHEARTS
友川かずき
西岡恭蔵
ザ・スターリン

・・・・一体、何をこじらせたらこんな選択ができるのだろう。とても素敵です。
年齢からすると背伸びしてBLUEHEARTSにスターリンにINUはあるかもしれないが、他は50歳を越えた筆者でもあまり聞いたことがない。
いや、歌手も曲も知っていますが、実際に視聴した体験がないのです。

加川良は、たしか自衛隊勧誘の歌もあったな。高田渡のとは別ね。
友川かずきなら「生きているっていってみろ」とか。NHK教育「若いこだま」で司会していたのも覚えている。
エンケン、今の時代なら遠藤憲一と間違われてしまうな。ハードフォーク遠藤賢司ですよ。ステージの右と左にマイクを立てて走りながら歌うの。
村八分は、1974年の郡山ワンステップフェスで見ました。あのときはシュガーベイブを見に行ったのだけど、ブルース全盛で山下達郎苦闘の時代でしたね。キレイなメロディで強いビートは、意味も無く嫌われていましたっけ。

成海璃子のチョイスは年代的にいってお父さんが好きで、自分も聞いたとかかな。ミラバケッソ。未来に化けるでなく、既に化けていると思う。いずれにしても非常によいことです。

三代目なっちゃんの星井七瀬も、ニルヴァーナが好きだということがキャラクター的にカミングアウトできないで大変苦しんだと聞きました。

風俗(10/20)

そりゃあ気の毒だとは思います。でも、このビジネスそのものに問題がないのかな?

しつこく食事に誘う被告、耳かき店長は出禁に 耳かき殺人初公判
<引用開始>
■事案の概要

この事件は耳かき店従業員で被害者の江尻さんに一方的な恋愛感情を抱いた被告が、江尻さんに来店を拒否されたことから、店への出入りを許可してもらおうと、付きまとい行為をするようになった揚げ句、受け入れられなかったことから殺意を抱き、凶器を準備して江尻さん方に侵入したところ、江尻さんのおばあさんの鈴木さんに見つけられたため、江尻さん殺害の邪魔になると考えて、鈴木さんをまず殺害し、続いて江尻さんを殺害した、住居侵入、殺人、および銃刀法違反の事案です。

■被告の身上、経歴等

(1)被告は千葉市で生まれ、高校卒業後、電機関係の専門学校に進学し、卒業後、配電設備の設計などをする会社に就職しました。被告は犯行時も同じ会社で働いていたが、本件犯行を起こしたことで懲戒解雇されました。

犯行時は41歳でした。

(2)被告は、結婚歴がなく独身で、千葉市内で1人暮らしをしていました。

(3)被告は、女性との交際経験が乏しく、女性と真剣に交際したことはありませんでした。

(4)前科・前歴はありません。

■江尻さんの身上、経歴等

(1)江尻さんは、昭和63年7月、父、母、2人兄妹の妹として生まれました。高校卒業後、和菓子店に勤めましたが、腰を痛めたため退職し、平成20年1月から、耳かき店で接客担当のスタッフとして働いていました。被害に遭ったときは21歳でした。

(2)江尻さんは生まれたときから、両親、兄、おばあさんの鈴木さんとともに、今回被害に遭った自宅で暮らしていました。

(3)家族仲が良く、家族の写真を携帯電話に入れて持ち歩くなどしていました。

■耳かき店の説明

(1)江尻さんが働いていた耳かき店について説明します。

(2)耳かき店は客に対して、耳かきと、耳ツボ、顔、手や肩のマッサージなどのサービスを提供するお店です。

ただし、コースの内容にとらわれず、スタッフと会話を楽しんだり、飲食したりして自由に過ごしてよいことになっています。

また、性的なサービスは一切なく、客がスタッフの体に触れることも禁止されていました。客がスタッフと店外で会うことも禁止されていました。規則を破った客は、出入り禁止となっていました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101019-00000550-san-soci

<引用終了>
耳かき店の業務内容と、店のHPなども見てみましたが、やっぱり風俗店でしょ。どう釈明しようが、癒しだなんだと言い募ろうが異性が接客して指名ができ、個室で耳穴に器具を挿入して垢を掻き出すという行為は一般の小売・サービス業とは一線を画している。

犯人に同情すべき点はあまりないのですが、さりとて擬似恋愛とか錯覚を売り物にするサービスが正道を歩むものなのかというと疑問が残ります。
店側は、そのことを逆に売り物にしてリピーターを確保しつつ、回転率もあげようという戦略と作戦をとっていたのでしょう。

被害者となった女性にも、目標とかノルマみたいなのを与えて固定客獲得を煽っていたに違いない。そうしたときに、困った客の扱いについてはすっぽり抜け落ちていた。現場でそれぞれ対応しますといいながら実際は無策。時が解決してくれるのを待つだけ、という罪深いことをしたのだと思う。

一方で、まだ21歳の女の子だからプロ意識が固まっていたわけもなく、愚痴めいたことを犯人の前では出して、それが彼をして自分は特別な存在であると誤解せしめることにもなった。
これくらい言ってもいいか、これくらいはお願いできるかという錯覚が双方から重なった故の悲劇。

自分もそうだからわかるけど、もてない男は徹底的にもてない。世の無責任な恋愛至上主義の喧伝によってか、傍目には滑稽でも中年になるとそれは切実さを増す。何かの拍子で舞い上がってしまう気持ちは理解できます。

個室というのがよくない感じがする。共通の秘密を持ったように錯覚させる。大部屋でパーテーションで区切り、一斉に耳かきをするとかではまずいのか。グランドキャバレーみたいな感じだったらどうだ。客が竦んでしまって来ないのかな。

PS:
犠牲になった女の子は、時給2500円でそれ以外に指名料がつき、月に68万円も稼いでいたのだそう。仕事じゃなくてバイトでこの金額とは驚いた。
太い客として巻き上げられていた犯人だが、この仕組みに問題大有りです。

カニバリ(10/19)

カニバリキタ━(゚∀゚)━!!!!!
久しぶりにAAなんか使ってみます。

au:スカイプ付き携帯 パソコン向け通話無料
<引用開始>
 KDDI(au)は18日、秋冬商戦などに向けた携帯電話新商品を発表した。基本ソフト(OS)にアンドロイドを利用したスマートフォン(多機能携帯電話)3機種など、新たに19機種を投入したほか、インターネット電話のスカイプ・テクノロジーズ(本社・ルクセンブルク)と提携し、パソコン向けなどに無料通話ができるスカイプのソフトをスマートフォンに搭載することも発表した。【乾達】

 KDDIは、11月下旬予定のスマートフォン「IS03」の発売とともに、ソフトを提供し、発売済みの「IS01」と合わせて2機種でインターネット電話を使えるようにする。接続にはデータ通信網よりも通話品質のよい携帯電話の音声通話網を利用する。来年以降、従来の携帯電話にもスカイプを搭載していく。

 料金体系は後日発表するが、スカイプ搭載のパソコンやスマートフォンとの国内通話は無料にする方針。ただ、携帯と競合する、国内の固定電話や携帯向け発信はできないようになる見込みだ。
http://mainichi.jp/select/biz/news/20101019k0000m020108000c.html
<引用終了>
堤防決壊。そんな四文字が浮かびました。
スカイプを使えば実質上は通話料が無料。一般の携帯電話には架けさせないようにするというが、スマホやネットPCが相手だったらどうしようもなくなる。
そもそも、急を要する連絡以外は携帯メールが大勢なのだから、通話だってその方向に流れていくのは必定ではないか。
しかし、行き着くとこまできた。自己否定の種子を自らに蓄えてどうするんだろう。
通話そのものが激減するというよりも、現状の通話料が如何に割高で不経済なものであるかがわかってしまうのをキャリア各社は恐怖しているのでしょうね。
そもそも不当利得なのだよ。業容とあまりに不釣合いな赤坂溜池や新宿のDocomoタワーを見るたびにそう思ってきました。

日経が紙以外に電子媒体を無料で登場させたのと同じで、果てしないカニバリズムがこの先に待っていることになるぞ。ふふ。
無論、消費者にとってはこれ以上ない福音であることには間違いありません。今回の英断に快哉を叫びたいですな。

スカイプは個人的に五年ほど前から使っています。偶然に他の用途で持っていたヘッドセット(イヤホンとマイクロホンのついたもの)があったのでそれを装着してやっていました。

出始めに家でやっていたら、親に「ついに気がふれた」と思われてしまった。画面に向かって大きな声で独り言いってるように見えたらしい。
笑い話で済むところですが、余計な言葉に引っかかってしまった。

「ついに」って何よ?どこでなにを予期してたのか?

ハイ・アラート(10/18)

福田和代の新刊「ハイ・アラート」を読了しました。

<引用開始>
新宿の雑踏に色とりどりの風船が浮かび、大音響と共に爆発した!「十二神将」を名乗るテロリストの、それが東京への宣戦布告だった。さらに浅草寺、六本木ヒルズ、新丸ビルを襲った後、突如、犯人は企業へと標的を変えた。「怒れる神々」と称するテロリストの怒りとは何なのか? 神戸で出稼ぎ外国人を束ねる派遣会社社長の惨殺。出稼ぎに来たまま蒸発した従兄弟らを探すペルー国家警察捜査官。東京─神戸を結ぶ闇の謀略ラインとは?
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%88-%E7%A6%8F%E7%94%B0%E5%92%8C%E4%BB%A3/dp/4198630208
<引用終了>
アマゾンで一人だけある書評は最低の評価。わからないではありません。
「十二神将」を名乗る謎のテロリストが出てきて、元逃がし屋のスポーツクラブオーナー田代慎吾が登場し、ペルー国家警察捜査官ミゲル・ヤマグチが出てくる。これは世界をまたにかけた謀略に、銃弾乱れ飛ぶ大アクションを想像してしまう。
おまけにペルーの警察官であるミゲル・ヤマグチは、あのセンデロ・ルミノソと対峙しているっていうんだから余計にそう期待させるでしょう。

しかし、物語は全く違う様相を呈しています。テロリストたちの正体は、それぞれに深刻な鬱屈を抱えた日本の若者たちでした。ポスドク間近の大学院生、怪我をして働けなくなった元建設会社派遣従業員、リストカットを繰り返す美容専門学校生などなど。現実にもよくある話なので身につまされてしまいました。

日本に出稼ぎにきて謎の失踪を遂げたペルー人を探すためにミゲル・ヤマグチは田代慎吾を頼って来日してきます。そこに暴力団と仕手筋とテロリストが複雑に絡み合ってくる。
これ以上はネタバレになるので書きませんが、アマゾンの書評とは正反対で筆者には非常に面白かったです。また、印象に残る科白もありました。

「お前と見たい夢がある」。
任務を終えて帰国の途につくミゲルに対し、田代が万感迫って呼びかけます。

いいなあ、この科白。思わずひざを叩いてしまった。叩きすぎてひざが真っ赤です。
頭のなかでこの科白が繰り返し蘇ってきます。言ってみたいし、言われてみたいです。

是非ご一読をお勧めします。

心配無用(10/17)

中国の成都等で反日デモが行なわれたと騒ぐ向きがありますが、あまり心配してません。
デモはおそらく官製で仕組まれており、学生も頼まれてやっているのでしょう。
反日デモ現場、厳戒の日曜日=「友好を守る」と警察―中国成都
<引用開始>
【成都(中国四川省)時事】大規模な反日デモ発生から一夜明けた17日、中国四川省成都市の中心部にある繁華街では、多数の特殊警察部隊が巡回に当たるなど厳戒態勢が敷かれた。付近にある衣料品店の店員は「日曜日なのに客足はいまひとつ」と店外の警備を恨めしそうに見つめた。
 繁華街に通じる道の入り口には警察車両が並び、デモ隊の被害を受けたイトーヨーカ堂春煕店の前には、黒い制服に身を包み武装した警官100人以上が待機。新疆ウイグル自治区の暴動時をほうふつとさせた。営業を再開した店内には各フロアに治安要員を配置し、出入りをチェックする警備ぶりだ。
 周辺を撮影しようとすると、当局者から「今は非常事態なので協力してほしい」と制止された。デモについて「愛国精神を表現するのは当然のことだが、われわれは(中日)両国の友好にひびを入れては問題だと思っている」と強調。厳戒態勢についても「騒動が起きないよう力を尽くしている」と理解を求めた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101017-00000031-jij-int
<引用終了>
近所に赴任していた人がいて聞いたところ、成都は、食べ物がすごく美味しいところだという。日本企業も数多く集まり、200社を超えるとも。
観光客を除くと在留日本人が最も多いのではないかな。ちょうど、ドイツのデュッセルドルフが欧州で最も多くの日本人を抱えているようなもんだ。

「中国には法治主義という概念がない」「だからこんなデモが起きても政府が抑えられない」などとテレビは喧伝していますが、不勉強きわまる。
法治主義という言葉がそもそも中国発祥でないですか。戦国時代の「法家」の思想で、「徳を以って治める」儒家に対抗するような考え方です。
大局から俯瞰するつもりでないといけません。冷静さを失ってはいけない。
テレビはいつまでも反小沢と反中国ばかりやっている。ゲンナリします。

十万円でも可(10/16)

涼しくなったので日課のウォーキングを再開して、公園の歩道を歩いていたら急に右手に電気が走ったような痛みが起こりました。ビリッときた。

視界に突然、自転車が現れて乗っていた男の子が左手を顔の前に持ってきてしきりにごめんなさいのポーズをしている。
歩道を自転車が走っていてすり抜けた際に、こちらに当たったのだとようやくわかりました。

よく見ると、イヤホンをしながらペダルを漕いでいる。結局止まるでもなく、猛スピードで行ってしまいました。こっちは肘を少し擦りむいているじゃないか!なんとも理不尽です。

自転車は車道を走るのが基本だろ。歩道は許されたところだけだろうに。
過失相殺の基準について、歩道にいる歩行者と自転車で事故が起きた場合、歩行者には過失がゼロとなるという。死亡事故も起きていて、5000万円もの賠償金を請求するケースも出てきているといいます。取りはぐれたなあ。

イヤホンして自転車禁止です…34都道府県
<引用開始>
イヤホンやヘッドホンで音楽などを聞きながら自転車などを運転することについて、東京や大阪、福岡など34都道府県が、公安委員会規則などで禁止していることが、読売新聞の全国調査で明らかになった。

 事故の危険性を懸念する住民からの要望などを踏まえ、過半数の18府県がこの3年間で規則を設けていた。

 交通ルールやマナーなどを定めた「交通の方法に関する教則」が2008年に一部改正され、自転車を運転しながらの携帯電話やヘッドホンの使用について利用者にやめるよう呼びかけており、改正を受けたケースも多いとみられる。

 現在、道路交通法の本則では自転車の「聞きながら運転」を禁止していない。

 しかし、都道府県の公安委員会は、道交法に基づき、地域の交通事情に応じて施行細則などで規制内容を定めることが可能で、独自に都道府県が禁止の条項を設けている。

 条例で定めている京都府を除き、違反した場合は、5万円以下の罰金が科せられる。

 自転車の「聞きながら運転」による事故の統計はないが、今年9月には、埼玉県内の踏切で、イヤホンを着けて自転車に乗っていた大学生が電車の接近に気付かずにはねられて一時重体となる事故も起きている。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101016-OYT1T00541.htm?from=main4
<引用終了>
大賛成です。いっそ十万円でもいいじゃないかな。自転車に甘いと思いますよ。無灯火・二人乗り・逆車線走行。車もスクーターも運転するこちらからすると物凄く怖いです。特に逆車線走行は勘弁して欲しいです。一度などは、向かってきた自転車に目の前で転ばれたことがあって冷や汗をかきました。
あ!もしかして、転び公妨ってやつだったのか?

ミートボール人材(10/15)

何日か前、TBSのニュース23クロスを見ていたら「くら寿司の入社内定取り消し」の特集が流れていました。
九月七日の日記に書いているので、ちょうど一ヶ月前に話題になった話です。
その際はいかがわしい研修業者を嘆きました。「くら寿司三誓(さんせい)」なる会社のモットーを35秒以内に言わせて、できないやつには帰宅させるという無茶なことをやっていました。

原文はこれ↓
<引用開始>
1 つ、私は人と会話することが大好きな社員になります。
そのため人に好意を持ちます。人を喜ばすことが自分の喜びと思います。いつも明るい笑顔で自分から積極的に話しかけます。また常にプラス思考で私と会話すれば相手が明るく元気になるよう働きかけます。

1 つ、私は自ら進んで仕事を覚える社員になります。そのためマニュアルをしっかり憶えます。分からないことがあればその都度質問します。常に向上心を持ち新しい仕事に取り組みます。またどんな仕事を頼まれても自分を成長させるチャンスだと考え喜んで引き受けます。
1 つ、私は社会人としての基本を身につける社員になります。そのため早寝早起きをします。手洗い・うがいを徹底し、バランス良く食事し、体調管理に気を配ります。毎日、新聞・本を読み知識を深めます。また交通ルールやエチケットを守り健全な社会生活を送ります。以上
<引用終了>
筆者もためしにやってみました。現職のアナウンサーでも難しいそうですが、一発でギリギリ34秒で出来ました。かなり早くないとダメ。でも空しいよ。できたからって、アナウンサーになれるわけじゃなし。
でも257名もの、くら寿司新入社員とは同レベルであることは証明されたのか。なんか嬉しくない。

TBSがこの特集を放送してすぐに、くら寿司が反論をHP上に載せています。
毎日放送なら所詮は関西ローカル。しかしTBSともなれば全国放送で影響甚大。おっとり刀で立ち向かったのでしょう。
http://www.kura-corpo.co.jp/101013.pdf

これを読むと内定者の側に非があるようにとれますが、日が経ちすぎて真相はわからない。
でも、直感で言わせてもらうとなんだか、品の無い書き方だなと思います。
個々の細かいやりとりや、言葉尻をあげつらって反論の根拠としていますが、録音でもしていたのか?それとも都合よく編集しているのか?

それから、この会社でとても気になるのが日本語の使い方です。
くら寿司の前に「無添」と小さく表示していますが、こんな造語はよくないよ。「無添加」で一体何がまずいのだろう。何を強調したいのかが不明。
それなりのいわくがあるんでしょうけど、調べる気にもなれません。

人材という言葉を「人財」とか「人罪」とか読み換えて喜んでいる人と同じ。そういう人で、含蓄のある話が出来る人にあったことはありません。

くら寿司といえばスシローも思い出す。先週末、AKB秋祭りで混雑するなかを半年ぶりにkanonさんが来駕されました。いつものようにスシローに赴くと混んでいる。
いくつかつまんで、勘定かという間際になって「ミートボール」が周ってきました。
「おお、ミートボールだ!」kanonさんはやおら皿を取り上げて食べます。
「う~ん。やっぱり不味い」といいます。でも食べたことで満足ともいう。

そんなに好きなら、マイクでリクエストしたらどうか?と問うとそれは宜しくないという。
「こう、不意をつかれるというか、まだ、あったんだ!っていう突然の出会いがいいんですよ。頼むまでもないんです。それに、美味いものでもないし」では、何故食べる?
ともかく、気になる存在というわけですね。そんなわけで慶賀すべきエンカウンターが果たせました。

話は戻って、くら寿司の新入社員諸君もこういうミートボール的な人材になって欲しいな、なんて。玄人受けして、好きな人は好きっていうかな。そういう人、生温かく応援しますよ。

救出(10/14)

「チリチリチリ!レイレイ!」スペイン語がわからないのをこれほど悔しく思ったことはない。
33人目が救出ゴンドラからでました。その名はFENIX。英語のPHOENIXより分かりやすい。
国歌を皆で歌っている。一昼夜ここを離れなかった大統領を先頭に歌っている。他人事ながら胸が熱くなる。

うまくいえないが、連帯と希望が漆黒の奈落に続いていたというか。光差す地上へ生還。明るさに眩まないようにと、サングラスで明順応をはかる、か。
トンネルからの救出という行動がなんだかとても暗示的に映ります。人生における絶望からの好転を見るような思いにもさせられます。

チリと聞くと個人的には、銅山の国、日本の二倍の国、地震の多い国、南極の自国領土を主張、などと思いだします。しかし、なんといってもアジェンデがいの一番に浮かんできます。
アジェンダでなくアジェンデ。アジェンダは、渡辺喜美等が繰り返す空念仏ですが、アジェンデとはサルバトール・アジェンデ、チリ元大統領です。

民主的に選挙で選ばれた世界初の社会主義政権。そしてあっけなくの崩壊。
忌まわしいアウグスト・ピノチェト。CIAの大きな影。フリードマンらシカゴ学派による新自由主義の「生体実験」が行なわれました。その結果として貧富拡大、経済成長率の鈍化、失業率22%の地獄ときた。

「サンチャゴに雨が降る」という記録映画があります。高校生のときに見ました。上に書いた有様が映っていました。

チリワインで乾杯する芝公園のチリ大使館の人たちを思い出しながら、もしも日本で同じ事故が起きたらどうだったろうか?嫌な想像をしてしまう。

日本のトンネルや竪穴の掘削技術はおそらく世界有数でしょう。しかしそれを活かしきることはできないのではないか?失敗したときの轟々たる非難を恐れて、どこの掘削会社も手を挙げないのではないだろうか?ヒステリックな世論に萎縮してしまっているというか、そんなことを思います。
そして、できない理由を延々と並べ立てて責任を回避し、時間稼ぎをするのです。その時間稼ぎは残酷な結果をもたらすのに。

竪穴が奇跡的に開通でもしたらどうなるか。今度は誰を最初に救出するかでもめる。偶然、遭難したVIPから優先しろなどという。鉱山労働者でも、正社員と派遣社員がいて派遣社員が後回しにされるとか。瑣末なことが議題にあがって侃侃議論される。そうやって作業は滞り、弱い者をさらに衰弱させていく。真っ当で正しい行動がとれない。とらさせない空気があるように思う。

昨日の報道ステーションでは、今回の救出劇を長々と採り上げていましたが、不愉快でした。狭い空間に閉じ込められた人間の心理が猛悪に変わっているに違いないとか、強いリーダーがいてメンバーを抑えこんでいるのだろう、とか見てきたようなレポートを伝えている。
その底意に、南米諸国やチリ人に対する蔑視があると思わせました。
「経済をはじめとして俺たちのほうがまだまだ上なんだよ」とでも言いたげです。日本人としてとても恥ずかしい。

ピノチェトという悪魔もいたが、アジェンデにしろ前大統領のミシェル・バチェレにしろ、ノーベル賞をもらってもおかしくはない功績があります。
アメリカの裏庭から抜け出した南米、その南米諸国がかって歩んだ道を行きそうにも見える日本。日本の裏側で起きた鉱山事故は、鏡に映った立像のように、逆立ちして日本に投射されているのかのようです。

参謀気取り(10/13)

他人の書いた原稿の下読みと校正チェックを頼まれてやっていますが、楽なときと苦労するときがはっきり分かれる作業ですね。
今回は運悪くも後者。A4で41枚の原稿を素読みして後、冒頭に戻って校正をしていますが、三枚目(3000字程度)を終えたときの赤入れを数えてみたら68箇所もありました。原稿用紙に換算すると8枚で68箇所。ギネス級のバカです。

内容は、組織のなかの仕事の分業と割り当てのあり方についてのもの。ですので会社勤めをした方ならある程度のあてがつくだろうと思います。

この原稿、書籍にするためのものだっていうから驚いた。専門の論文とか学会誌に載せるなら分かるけど、あまりにも独りよがりな書きっぷりでした。

例えばこんな感じ:
“昔の営業のスタイルに固執して市場や顧客の未来の姿を見出そうとしていない。これを解決するには、営業という仕事を「未来」の視点から再構成して、より高い結果を導き出す成功ケースが必要である”
とまあ、なんとももったいぶった書き方だけどこれくらいはいいや。
そして次のようにこの文章は続きます。

“たとえて言えば、日本史上の幕末の志士が「尊皇攘夷」の惑溺から目を覚ますには「西洋に渡航する」ことが効果的であるように、現実的かつ劇的な変化を示すことが必要であろう”

「惑溺」なんて難しい言い方しちゃって・・・。で、しばらく経って何かおかしな感じがします。やがてその違和感の正体に気付きました。

「幕末の志士で西洋に渡航したひとっていたっけ?」。

咸臨丸で渡米した勝海舟は幕臣だしな。饅頭屋の長次郎も、高杉晋作も渡航の夢を果たさないままに亡くなっているし。使節団で渡航した岩倉具視は公家だしなあ。

あるいは、渡航するくらいの強い気持ちを持たないといけないって仮定での論及なのか?
なんだか説得力がないじゃん。ありもしないことで、他人の尻を叩いたってことじゃん。

関東屈指の進学校から国立旧一期校、大手情報会社で人事及び経営企画室に勤務の後、子会社に転出し、そこからさる大学の研究員に転じたという40代の人物です。

きっと勘違いしちゃったんだよな。経営企画室に配属されたってのがご本人のプライドの立脚点らしいのだけど、これはお笑いです。参謀気取りね。

かって勤めていた会社では「3K」ならぬ「4K」が出世の条件などと言われましたっけ。
そのこころは「国際」派で「企画」部門勤務で「毛並み」が良くて「慶応」大学の出身とか。

たいへんに頭が痛くなりました。
「うちの会社は人数が多いんでわざわざ三田会を作る必要がないんですよ」と誇らしげに語っていたOBさんもいらっしゃったな。
そして、こういうときに黙ってられない因果な性分がまた頭をもたげた。

「そうですね。三越・鐘紡・千代田火災も慶応学閥で有名ですよね。変化に強いOBが多いから、どこも環境変化を真っ先に取り入れて変わりました。三越は伊勢丹に縋り、鐘紡は解体して一部は花王に売却、千代田生命はAIGスター生命にそれぞれステップアップしたんでしたよね」。またまた恨まれてしまいました。

そもそも経営企画室の仕事なんて花形でもなんでもない。基本的に各種のデータ作りだけじゃん。多分、厄介者だったから、子会社に片道出向させられたんだろう。その仕打ちに傷ついて、清水の舞台から飛び降りたつもりで転職してきたんだろうな。でも、意識の変革が最も必要なのはご自身なのではないかな。

追伸:
調べてみましたら、長州藩が秘密裏に英国に五人留学させていました。井上馨とか伊藤博文ですね。だったら、そう書けばいいのに。多分、本人もわかってない。

スペック(10/12)

TBS金曜10時の「SPEC」を見ました。なかなか面白いじゃないか。
金曜日の楽しみが増えたけど「世界ふれあい街あるき」の時間帯だから、毎週悩むことになりそう。
<引用開始>
警視庁は、未解決事件の捜査強化のため、捜査一課弐係(通称:ケイゾク)に加え、公安部に未詳事件特別対策係を設立した。通称、ミショウ。通常の捜査一課的手法では、捜査の対象にならないような特殊な事件を主に取り扱う。つまり、証拠がほとんどなく、また、目撃証言もほとんどないプロの犯行によるとされる事件や、国や政治、宗教団体がらみの不可解な事件など、捜査一課では手に余る事件を主に扱う。

ミショウの係長は、野々村光太郎(70) [竜 雷太]。のらりくらりの天才狸と言われた男が、嘱託で係長になった。一見風格もあるし、まず、年寄りを怒鳴るクレーマーはあまりいない。
「まあまあ、今、我々未詳事件特別対策係が全力を挙げて捜査してますから」と、相手の怒りやテンションを受け止め、ずるずると、ごまかす。そんな効果が期待されての部署なのだ。

そんな野々村の下に、部下がつけられた。トラブルを起こしてミショウに飛ばされてきた二人。問題はあるけど、実力はハンパない。
一人は、当麻紗綾(24) [戸田恵梨香]。頭は異常によく、学校も行かず、塾も行かず、京大理学部に合格。しかも、京大在学中にFBIに何故かもぐりこみ、X-FILEの研究をしてきた変わり種。IQはなんと、201。頭が良すぎるため、上司を小馬鹿にし、しかも、オタクかと思ったら意外にケンカっ早い。ミショウに入って1年で犯人と格闘して大けがを負い、今でも左手はギプスのまんま、というつわものだ。
もう一人は瀬文焚流(36) [加瀬 亮]。現場のたたき上げ。警視庁の花形である警視庁特殊部隊(SIT)に大抜擢され、27歳の若さで小隊長の位置にまで上り詰めた凄腕。銃器の扱いは警視庁で一番、極真空手も師範代クラス。ところが、ある事件が理由で、ミショウに飛ばされた。

当麻と瀬文は、犯人が通常の人間ではないとしたら、どういうSPECの持ち主かと言う前提で、捜査を開始する。「犯人の、特殊な能力(UNKNOWN SPEC)は何か」を推理し、のうのうと逃げおおせようとしている犯人を追い詰めていく。当麻と瀬文はSPECを逆手にとり、ケンカし協力し合いながらトラップを仕掛け、犯人と息詰まるような攻防を繰り広げていく。
http://www.tbs.co.jp/spec2010/story/story_01.html
<引用終了>
演出が堤幸彦で、脚本が西荻弓絵じゃ、あの「ケイゾク」のコンビですね。
竜雷太が野々村係長役で出ているし文字通りケイゾクの続編というわけだ。
随所に過去のドラマに対するクスグリと茶化しが用意されていて笑わせてくれる。
「犯人、わかっちゃったんですけどぉ・・・」。ケイゾクのヒロインであった柴田淳(中谷美紀)という名前は「太陽にほえろ」のからの拝借だし、そもそも野々村係長はゴリさんだし。

丸刈りの加瀬亮を見て驚いたけど、なかなか似合っているじゃないか。
共演が田中哲司、徳井優、椎名桔平、安田顕と曲者ぞろい。ゲストで大森南朋に遠藤憲一、佐野史郎に岡田義徳まで出る。いやぁ非常に楽しみです。

あの頃に戻れない(10/11)

「あの頃に戻れない~ハンダースの30年」。昨日の二時よりフジで放映していてみました。
なんとも胸が詰まるような内容でした。

ハンダース:TBS放映の『ぎんざNOW!』素人コメディアン道場でチャンピオンに輝いた人物で構成されたコメディ集団。名前の由来は、メンバーが6人(=半ダース)であることによる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%B9
清水アキラ、桜金造、あご勇、鈴木末吉、アパッチ賢、小林まさひろの六人。

『ぎんざNOW!』は懐かしい。三越の裏のテレサで収録していた。放映開始当時、中二でしたが同級生は何人もわざわざ見に行ったりしていた。電車で30分くらいでいけましたからね。

ハンダースだけど、当事は面白いとは全く思わなかった。素人芸の延長と愛嬌で生き残っていたと見えました。彼らに関して、どうでもいいことをいろいろ思い出してしまう。
清水アキラの親戚という触れ込みで清水健太郎がデビューしたとか、『男の水曜日』とかいって水曜日のMCが清水健太郎で男しか観客を入れないで中途半端な不良みたいなバカが沢山集まっていたこととか。

同い年の鈴木末吉は鶴見に住んでて、高校が蒲田近くの東実(東京実業)いってたとか、桜金造は本名の佐藤金造を名乗って都立駒場高校定時制に通いながら、東大受験を宣言し本当に受験したとか、あご勇が千葉の一宮出身でアパッチ賢が浅草出身とか。

30年が経ち、栄光を手にした人間も落魄した様子が描かれていました。一年前までテレビの物まね番組の売れっ子だった清水が一年間の契約で箱根の温泉旅館の無料ステージに立つ、とか。あご勇が収入の足しにとエコキュート機器の飛び込み訪問販売をやっている、とか。鈴木末吉が笑パブを経営していて行き詰るとか。

なかでも売れ出した直後に脱退してしまった小林まさひろが出てきたのは興味深かった。
大した芸も無く『ありがとうございますありがとうございます』しか言えない笑顔の小林君。でも、当時はパンチパーマでほんとはおっかないんじゃないかって思わせてました。なんとなく暴力の香りがあった。当時、京浜急行に乗ってて鶴見駅で見かけたこともあったな。あの辺の工業高校に確か通ってたんですね。

そして七月に清水が契約している温泉旅館に一度きりのハンダース復活ステージを開催するところまで番組では追っていました。
メンバーのなかで唯一、中本賢(アパッチ賢)だけが今回参加しなかった。
ハンダースは三年前にも清水の音頭とりで再結成していてこのときは彼も参加している、でも今回は見送る。なんだかこの気持ちはすごく判る気がします。

ドラマで貴重なバイプレーヤーとして活躍している彼からすれば今更、彼らのレベルまで降りていきたくはないということなんでしょう。
復活ステージへの感想を聞かれて「いいねと思って見てくれるお客さんはいない。懐かしいねと見てくれる。そこで止まるようじゃステージをやってはいけない」。同じ時代を生きてきた人間の、辛くて温かいエールだと思いました。

ザ・ノンフィクションはとてもいい番組だけど、見終わってほろ苦いものも残る。彼らの人生に幸多かれと祈ります。

小林まさひろのブログ:
http://yaplog.jp/akasakafugu/archive/824
アゴ勇のブログ:
http://agoisamu.cocolog-nifty.com/

自主管理(10/10)

団地の管理組合代議員に選出されました。10年に一度の持ち回りで一年間の間、緑化・設備・駐車場・駐輪場などの管理を専門的にやらなければなりません。

1300あまりの世帯があり、代議員の数は各フロアから一世帯が選ばれて毎年90人が任命されます。
この規模の団地で維持管理活動を住民が自主的に行なうところはあまりないらしく、いろいろなところから取材申込も来ます。しかも筆者の住む団地は、管理組合とは別に自治会組織もあります。

民間のデベロッパーによるマンション等だと、この種の活動、すなわち住民相互による自主管理を嫌います。自治会を作られて、長期修繕や日々の維持管理、管理費に対する交渉ごとなどで、連帯されるのを恐れるからです。
だから長谷工だの大京だののマンションでは厚生関連は専門の会社に任せて住民には関わらせないようにとしています。厚生関連の専門会社では団地サービスなどという大手会社もあります。

管理組合の活動は、住民によって毎月支払われている管理費によって支えられています。月に一万八千円。1300世帯が毎月支払うお金が2300万あまり。この金額もバカにならないので当初はいろいろな金融機関が口座開設を働きかけてきたりしました。年間で2億八千万もの大口預け入れになるのですから各行とも多少の無理は通そうとしてきます。結局、何口かに分けて管理しているようです。

一種のリスクヘッジですが、これには二つの意味があります。金融機関をポートフォリオ的に振り分けることと同時に、管理人の不始末を避けるという意味です。マンションなどの管理費を私的に使い込んでしまうことって多いんですよね。それぞれの通帳や印鑑は、会計担当でそれぞれ異なる人の管理化に置かれ、住民から別に管理された監事がこれを半期に一度精査することになっています。

今回の代議員選任では、現場管理以外に理事、副理事、監事という三役が同時に選ばれることになり、危うく推挙されるところでした。
ああ、爪をいくら隠しても、見抜かれてしまう。桃李ものいわざれども下自ずから蹊(こみち)を成す、か。しかし今回は甘言には騙されない。この手の選出では常に泣かされているから。
学級委員だ生徒会だと、人がいいから散々押し付けられた挙句、いざなったらお前にその能力があるのかと今度は指弾してくるやつもいる。自薦じゃなく他薦なのに。だったらお前がやってみろってば。

今回も80歳位の人が『私は足が悪いので理事とかは勘弁してください。広報係をやります』と訴えてきました。それはいいのだが『できればこういう役柄は若い人にやってもらうのがよい』と言葉を続けたのです。
そのとき一斉に視線が集中。皆、何故こっちを見るのだ?
たっぷり30秒間、こちらを見て誰かが『どうですか?』とふってきやがる。

『足が悪いのは仕方がない。広報も皆がOKならいいでしょう』『しかし、若い人に理事役をやってもらいたいというのはあなたの単なる感想でしょ?それを初対面の私に仕向けてくるのは論理的ではないじゃありませんか』猛然と反論しました。嫌な顔をされたが仕方がない。自分は情に訴えてきて、その情にこっちも黙って従え、はないだろう。

代議員の会議は月に二回出席が必要。これが理事になると最低でも月に三回は出なければいけない。誰もそんな面倒なことはやりたくないのです。
こちらの強い剣幕に押されたのか周囲は消沈しました。結局は阿弥陀クジという恨みっこなしの方法で決まりました。くじ運も強くないのですが今回は見事に勝ち残ることができた。まだ、いくらか運はあるみたいです。

そんなわけで来月から自転車駐輪場の監視を定期的に行ないます。およそ5000台だ。違法駐輪は鬼のように撤去してあげましょう。

持ち重りする人たち(10/9)

朝日新聞で先月末までに希望退職を募ってましたが、好条件に仰天です。

<引用開始>
朝日新聞社「希望退職」に記者が大量応募

 朝日新聞社は二期連続の営業赤字に転落しているが、今期に入っても広告売上は相変わらず低迷。その上、販売売上も減少していることから、来年三月期決算も、三期連続の営業赤字になる可能性が高い。
 
 そこで、こうした苦境を乗り切ろうと、同社では、六月から同社の「転進支援制度」に基づき、社員の早期退職を募集した。期限は九月三十日で、四十五歳以上が対象。同制度は、定年の六十歳まで勤続すれば得られる収入の半分を、退職金に上乗せすることが特徴。たとえば、現在五十歳で年収が一千五百万円の人が今回の早期退職に応じた場合、定年までの十年間分の収入である一億五千万円の半分の七千五百万円が通常の退職金(約二千万円)に上乗せされるため、合計九千五百万円になる計算だ。
 
 このように、有利な制度であることから、七十名ほどが応募した模様だ。内訳は、編集所属が四十人前後で、残りが広告や販売。大阪の編集のナンバー2とされた記者も含まれている、といわれている。編集部門からの大量応募は予想外だったようで、人事部門は記者の穴埋めに慌てているようだ。
 
 会社側は十一月頃を目途に「転進支援制度」の第二次募集をかけ、来年三月末までに三十名程度を追加募集。一次と二次を合わせて百名規模の人員削減を目指す方針だ。広告、販売ともにじり貧の中では、人員削減等の社内合理化を進めるしかなく、「社員の士気は落ちる一方」と、ある同社社員は嘆いている。
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20101007-03-1201.html
<引用終了>
50歳で1500万もすごいが、早期退職で一億近く出すってのも不当に高すぎますね。
殆どが文章書きの仕事をしているわりには、最近の社説も天声人語も酷すぎる内容です。
加えて、本来は取材して聞き込んでの調査報道でなければならないのに、殆どが記者会を中心として発表をもとにした報道しか手がけていない。いわゆるお下げ渡しの通達を不当に独占して仲介をしているだけです。
広報をしていたので、何人か新聞記者とも知り合いましたが多くはつぶしの利かない人との感じを受けました。
9500万もの一時金を受けたけど、使うときはすぐ無くなってしまうでしょう。
筆者の知り合いでも早期退職に応募して5000万もの一時金を得ながら、起業に失敗して文無しになってしまったのが何人かいます。
高給であることで、一種の万能感が出来てしまうみたいです。俺はたいしたものなんだって錯覚ができるのだな。
金を得たその先が肝心なのだが、哀しいかなそこに意識が向かない。
一種の多幸症みたいになって反応が鈍くなっています。

それにしても一億近く払っても出したい、ってのは凄い。自己否定してる意識はあるのかな。

公園封鎖(10/8〕

日課のウォーキングで、思い立ってルートを変えて臨海公園へ向かったら大変なことになっています。
中央の広場がすっぽりと封鎖され、そこに至る道が全て塞がれています。
明日と明後日にAKB48が来場して「野外カラオケ大会」をやるとのこと。しかも名古屋が本拠のSKE48と年長組のSDNまで来てくれるらしい。

両日ともカラオケ大会とコンサートが予定され、合計で15万人の人手を見込んでいるとも。
うわぁ、明日は近づかないでおこうっと。内気で小太りで垢抜けない、でも心優しい男子が沢山来園してくださる予感です。

教えてくれたS君からは「こういう事態に備えて君も推しメンを作っておけばよかったんだよ」と有難い助言を受けました。

彼の推しメンというのも何人か聞かされました。殆どわからなかった。
「研究生が、またいいんだよ」と遠い目をして青田買いを勧めてきます。
それだけではない。ももいろクローバーとかスマイレージとか日テレジェニック2010にキャンパスナイターズ等など。他のグループユニットなどでそれぞれの推しメンもまた披瀝されました。殆どわからない。

「一時期、こういう情報が取れなくなってもう辞めようかとも思った。でも、まだまだやれると意欲が昂進して再びキャッチアップすることができたのよ」強い意志の賜物ですね。ここは見習わないといけない。

でもお互い、半世紀以上生きてきているってことも頭の片隅にはおいておこうね。

レフトゴロ(10/7)

大沢啓二が亡くなりましたね。

元日本ハム監督の大沢啓二さんが死去
<引用開始>
 「大沢親分」の愛称で親しまれ、元日本ハム、ロッテの監督で、野球評論家の大沢啓二さんが7日午前7時25分、胆嚢(たんのう)がんのため死去した。78歳。
大沢さんは神奈川県生まれ。立教大学を卒業後、昭和31年に南海(現ダイエー)に入団。34年には日本一となった。35年にロッテ(現千葉ロッテ)に移籍。46年にロッテ監督。51年から日本ハム監督となり、56年に球団初のリーグ優勝を果たした。その後、日本ハム球団常務を経て平成5年に再び監督に復帰。2年間指揮を執った。全国野球振興会名誉会長、元理事長。TBS系テレビ番組「朝ズバッ」や「サンデーモーニング」でコメンテーターを務め、「あっぱれ」「喝」を決めぜりふにした歯に衣着せぬご意見番として人気を博した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101007-00000510-san-base
<引用終了>
大沢啓二というと、野球では極めて珍しいレフトゴロをやった人という印象が強い。
近藤唯之が、週刊ベースボールに連載していた「人生ヒットエンドラン」でそのエピソードを知りました。もう30年以上も前だけど。

打ったほうでなく、レフトを守ってヒット性の当たりを好捕し、強肩で一塁送球してアウト。レフトゴロによる一塁捕殺ですね。立教時代に達成している。大リーグでも殆どないんじゃないか。日本プロ野球でもちょっと聞いたことがない。

サンデーモーニングでは、喝だあっぱれだと古めかしい考えでやっていたけど、頑固な張本勲と異なって愛嬌がどこかにあった。張本の頑迷で強硬な主張を柳に風と受け流し、場を和ませようとしていたことが何度もありました。

この人に何度か講演を頼んだこともあったけど、聴衆には概して好評でした。野球出身者は皆、講演会をやりますが、そのなかでも評判がよかった。広岡達朗も理論的でなかなか聞かせる話をしてくれるけど、彼の場合は何より明るくて、必ず笑えるエピソードを話に混ぜてくれました。

つい日曜日に見たばかりだったがあっという間に身罷ってしまった。
七月に砂押邦信が亡くなったので、向こうから呼ばれてしまったかも。
合掌

裁く者(10/6)

今回の小沢一郎強制起訴の議決をした検察審査会のメンバーは11人。平均年齢は30.9歳。
様々な議論がありますが、それはさておいても生理的にこの議決を受け付けられません。

日本人の平均年齢は男性で44歳か45歳だと思います。それよりはるかに若い30.9歳という構成には大きく首を傾げる。偶然なのか恣意的なのか、考えるまでもないけど。
予断を持った人たちを排除できているかどうかもわからないし、その選考は無作為抽出した後に、最終メンバー決定は検察官との面接で決まるという。ということは意図的な選抜ができる可能性があるわけでしょう。その結果が、平均年齢を大きく下回った構成になったのではないかと疑わせます。
と同時に、もし自分がその裁かれる側だったらと考えるとすごく嫌です。30歳前後の人たちにどれだけの蓄積と見識が備わり、有効な判断が出来るのかと訝ってしまう。
ようやく仕事が面白く感じてきて、本格的に戦力になりつつあるこの世代の人にとって、直近の関心が広い視野を持っているとは言い切れない。それに、重い決断を下す気持ちもないでしょう。
一般人で起訴相当なら死刑判決にも等しい場合がある。生活は崩壊してしまう。

そんな悪いことをしなければいいんだ、普通はそんなことしないでしょう、と言う人がいる。しかしそれは本質を読み誤った詭弁。意志だけでいつも排除できるとは限らない。意思と関係なく飛び込んでくる場合だってある。

その結果如何で、私刑に近い仕打ちを受けるかもしれないなんて堪らない。まるでフォークナーの世界。「八月の光」とか「サンクチュアリ」ですよ。

大体、30前後の小僧小娘共に高邁な俺様の何がわかるかってんだって思います。
もし自分がそうなったら死なばもろともだ。法廷で、散々彼らへの悪態を吐きまくったりね。
間違いなく死刑相当の議決を喰らってしまうな。

虫干し(10/5)

玄米が60キロほどあって、放置していたらコクゾウムシが大量に発生しています。三ミリくらいの茶色い虫。角があるのですぐわかります。
慌てて、日干しして成虫を追い出します。日光にあてるとゾロゾロと出てくる。
コクゾウムシは基本的に無害。仮に人体に入ってもなんら問題はない。
精米機にかければ、米と完全に分離されるのでその点でも安心。
それは分かっているのですが、赤飯のごま塩みたいに涌いて出てくる様を見るのはあまり気持ちのいいものではありません。

日干ししても、出てくるのは成虫だけ。卵を米粒に産み付けているので出たと思って、すぐにしまうとまた虫だらけになります。
15度以下の環境に置けば死滅するので、一番効果的なのは冷蔵庫に格納すること。ペットボトルに小分けして米を封入しておきます。

因みに、殺虫剤は効果がない。ハエ・蚊・ゴキブリ用を噴霧しても平気。
外気温が15度を下回るまでの辛抱です。

世界でいちばん長い写真(10/4)

誉田哲也の新刊「世界で一番長い写真」を読了しました。

<引用開始>
内藤宏伸は中学三年生。去年まで大の仲良しだった洋輔が転校したことで、すっかり塞ぎ込んでいた。やりたいことも、話したい相手もみつからず、すべてがつまらない。写真部にはいちおう籍をおいているけれど、同級生で部長の三好奈々恵に厳しく作品提出を迫られ、けれど、撮りたいものもみつからない。そんなある日、宏伸は、祖父の経営する古道具屋で、一台の奇妙なカメラを見つける。それは、台座が一回転して、三六〇度すべてを一枚の長い写真に納められるという風変わりなものだった。カメラとの出会いをきっかけに、宏伸は「世界で一番長い写真」を撮りたいという思いを抱き始める。でも、それだけの長さ、撮りたいと思える被写体って、なんだろう?!
http://www.amazon.co.jp/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%A7%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%B0%E3%82%93%E9%95%B7%E3%81%84%E5%86%99%E7%9C%9F-%E8%AA%89%E7%94%B0-%E5%93%B2%E4%B9%9F/dp/4334927238/ref=sr_1_4?ie=UTF8&s=books&qid=1286183323&sr=8-4
<引用終了>
誉田哲也というと、刑事姫川玲子のシリーズを思い出しますが本作は全く別物です。
警察小説が多い作者の中では「武士道シックスティーン」「疾風ガール」シリーズに代表される青春ものととらえていいでしょう。

誉田作品に出てくる女子は、鼻っ柱が強くて楽天的にアバウトに物事を考えて行動する、魅力的なヒロインばかりです。
本作の主人公は中学校三年の内藤宏伸ですが、その従姉妹のあっちゃんこと温子が強烈な存在感を見せ付けます。
誉田作品は全て読むことにしていますが、全く先入観を持たずに読んで大正解でした。読後感も非常に爽やかで、これは続編を期待したいところです。おそらくシリーズ化されるのではないかと思います。

こんな誉田作品も、たまにはよいですね。
ご一読をお勧めします。

再会(10/3)

今年、第五十六回江戸川乱歩賞を受賞した「再会」(横関大著)を読みました。

<引用開始>
全てはタイムカプセルにとじ込めた――はずだった。
誰がうそをついている? 幼なじみの4人が校庭に埋めた拳銃は、23年の時を経て再び放たれた。それぞれの想い出が重なるとき、時を越えたさらなる真実(なぞ)が目を覚ます――!

予選委員会から本選考会まで、常にトップを走り続けた驚愕の小説。選考委員、喝采
幾度も挑戦し、ここに大きな成果を得た受賞者に、心より拍手を送りたい――天童荒太氏
「乱歩賞の傾向と対策」のようなものから解放された――東野圭吾氏
話作りも丁寧で抜群の安定感――恩田陸氏
想像を絶するほどの苦心のあとが窺える――内田康夫氏
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2164655
<引用終了>
小学校の仲良し同級生四人。彼らは23年前のある事件で共通の秘密を持ってしまいます。
23年後、35歳となった彼ら各々にこの秘密は翳を落としていきます。
そして新たに起こる殺人事件。被害者を殺す動機と方法は四人それぞれに当てはまってくる。果たして誰が真犯人であるのか?
物語が進むにつれて、四人それぞれに隠しごとがあることがわかっていきます。
そして浮かび上がる驚愕の事実と真実。長年、耐えてきたそれぞれの秘密と苦しみが新たな形をとって、最終章に流れこんでいきます。
物語は淡々と進み、大掛かりなトリックも凄惨な殺人もありません。
しかし、本作は乱歩賞に相応しい内容であったと思います。

真相がわかり、桎梏から救済される者、罪を償う者、それぞれに運命は分かれますが最後の二行で読後感は大変爽やかなものになりました。
少なくとも去年の「プリズントリック」より、個人的には好きです。

しかし乱歩賞の本選選考委員の五名。内田康夫、天童荒太、恩田陸、東野圭吾、今野敏。
いずれも人気作家ですが誰一人、乱歩賞の受賞者がいないのですね。
でも逆にこんなのがいいのかもしれません。
芥川賞の選考委員なんて、受賞者ばかりだけど・・・ねえ。

是非ご一読をお勧めします。

脚光を浴びる(10/2)

値上げに対抗するならわかばにすればいいじゃないかとか書いたらやっぱりそんな動きが。

たばこ:値上げ 「旧3級品」愛煙家の強い味方? 安価が魅力6銘柄
<引用開始>
◇200~250円、在庫増やした店も
 1日のたばこ増税で「旧3級品」の安いたばこにブームの火がつきそうだ。主要銘柄は140~110円の値上げとなるが、旧3級品の6銘柄は一律60円の値上げ。新価格は200~250円で、マイルドセブン(410円)やセブンスター(440円)などより格段に安い。買いだめ分を吸いきった愛煙家の強い味方になるかもしれない。
 旧3級品は、エコー(新価格240円)▽わかば(250円)▽しんせい(240円)▽ゴールデンバット(200円)▽バイオレット(沖縄限定240円)▽ウルマ(同250円)。
 財務省たばこ塩事業室などによると、葉の品質によって1~3級品に分類していた製造たばこ定価法が、85年のたばこ事業法施行で廃止された。3級品に長く親しんできたお年寄りが多いことに配慮して、国は「旧3級品」として区別し、税率を抑えたという。
 一般のたばこは、1本につき値上げ前は約8・74円▽値上げ後は約12・24円の税金がかかっている。旧3級品はそれぞれ4・15円と約5・81円に過ぎない。
 鳥取市内のたばこ店の店主(86)は「値上げされても安いので売れると思い、エコーの在庫を2倍に増やした」と商機を狙う。別の店主(82)は「8、9月ごろから値上げを見越し、エコーやわかばに変えたお客さんもいる。この安さは魅力」と話す。
 全国たばこ販売協同組合連合会(東京)の担当者は「消費者の好みもあるので、安いたばこにシフトするかはわからないが、その可能性はある。推移を見守りたい」と話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101001-00000192-mailo-l31
<引用終了>
日本たばこは、かって最大顧客だったのですごく縁があります。日本全国の事業所に行った。その頃には煙草を止めていたので、禁煙でJT担当とはどういうことか?と各部署で散々からかわれましたっけ。

京浜急行の青物横丁から降りて海岸沿いに歩く。今は、品川シーサイドになっている場所にJTの品質調査センターという事業所がありました。
ここに、初めて訪問した際にはちょっとびっくりしました。
事務所に入るとそこかしこで、腰掛けたまま煙草を黙って吸ってる人がいます。ぼうっとしてたり目をつぶっていたりしている。

喩えはアレですが、清朝末期のアヘン患者とか思い出しました。林則徐とかアロー号戦争とかそういうイメージです。
現代中国が、麻薬に厳罰で臨むのはこのときの苦い経験が今でもあるからだな。
あ!香港・マカオの割譲、上海の租借地提供もこの事件が発端だったか。
となると、尖閣での今般の勝利はこの戦争のrevengeだったのだと思い至る。閑話休題。

いいな、さすがに専売公社だ。暇なんだなと素直に羨ましく思いました。
随分皆さんのんびりしてますね?とそれとなく言うと『いえ、これが仕事なんですよ』という。
「え?仕事ってどういうことです?」と訝しく問うと「煙草の香りや味わいを確かめているんです」という。
ブレンダーという仕事で、葉タバコのブレンドの比率を変えた紙巻たばこをいくつも味わって、最高の品質のものを仕上げるということらしい。何時間も吸い続けるんだそうです。

「ああ見えても、神経を使う仕事なんですよ。風邪をひいたり体調を崩したりすると、この仕事はまったくできなくなりますからね」

いや、体調を崩すのはそもそもこうして煙草を吸い続けるからじゃないか?という科白を寸前で飲み込みます。機嫌を損ねてなるか、優良顧客だもの。

「珈琲とか一緒に出すとリラックスできますよね」と問うと「感覚が変わっちゃうので刺激物を一緒に摂らない様にしてるんです」と回答。
いや、だから煙草がそもそも刺激物でないか?とまたまた科白を飲み込みます。
調査センターは各銘柄のサンプルが全部おいてありました。ちょうどマルボロの独占販売権を獲得したばかりの頃で、今は無くなった長岡工場でOEM生産もしていると聞きましたね。

「もともと公社ですから、何本生産するかも決まっているし、原料の葉タバコも全て指定価格で買い取らなければならないんです。だから人気がない銘柄でもずっと生産をしなければいけないんです」と指差した方向にしんせい、ゴールデンバット、エコーなどのベテラン煙草が鎮座してました。

数十年経ってよもや、その連中に縋ることになるとは、私も担当者も思いもよりませなんだ。

都民の日(10/1)

牛乳を買いに先ほどスーパーに行ったら、あれだけ喧しかったたばこの特設売り場が嘘のようにがらんとしています。
喫煙者は一箱400円強の出費を本日から強いられるわけですな。
いっそのこと250円の「わかば」でも吸ったらどうだ?逆に目立ってかっこいいぞ。
「しんせい」とか「バット」なんてあるのか?ほんとは「敷島」なんてあると渋いのだが。

「わかば」。筆者がもう30年近く前に愛好した銘柄です。あまり売ってるところがなく、大きめなタバコ屋しかありません。昔、銀座に買い物に行く妹に頼んでソニービルのタバコ屋で購入してもらったところ「わかば二つください」って言うの滅茶苦茶恥ずかしかった、とぼやかれました。異端として生きるとはそういう覚悟も背負うことなのだ、貴様もその身内なら甘受せよ、と諌めました。

さて、本来は平日の筈の今日、スーパーには小中学生がたくさん遊びにきていました。
中学生らしい男の子二人組みが自転車で乗り付けたのを見て驚愕。ズボンを完全に下ろした状態で乗っているではありませんか。
いわゆる腰ばきっていうのか?いや、そんな生易しいものではない。腰ばきは、腰まわりの最も大きな部分にズボンが引っかかる状態ですが、今日の男の子のは、でん部を完全に出し切った形になっていました。下はまばゆい青と白のチェックのトランクスです。いわゆる見せパンの男版ってことなんだろうかね。こんなの見たくないよ。

丸腰でへらへらと無防備に局所を周辺に晒す、しかしトランクスを下ろすまでの勇気は無い、か。白痴っぽい彼の佇まいのおかげで、日本のこと、尖閣の対応とか防衛とかいろいろ連想させてもらいました。

こいつら学校サボってろくなもんじゃねえな、と頭に浮かんだ途端に思い出しました。
今日10月一日は都民の日で、公立の小中学校は休みなんだなってこと。
都営の施設は入場料が都民ならば無料。子供の頃に小さなカッパのバッジをつけて上野動物園とかにそういえば行ったな。
近くの葛西臨海水族園も今日は無料です。来週末はAKB48がカラオケ大会で来るみたい。
http://www.metro.tokyo.jp/INET/EVENT/2009/08/21j8a200.htm

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