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高い代償(11/26)

海老蔵、知らない人間に殴られたって、とても怪しいなあ。頬骨陥没までするか?
その後の取調べで暴走族に因縁つけられたとかどうとかいってるけど。
そもそも、暴走族などという連中が西麻布なんかに出現することがあるのか。現れた時点で、それは暴走族ではなくなるようにも思えるのだが。
何かを隠しているような気がしてしかたない。恨みをかったか、やっぱり女関係なのか。
ぱっと見て生意気に見えるし御曹司だから誤解を受けやすい立場ではあるな。
大体にして、20歳そこそこで隠し子も作っていたような人だし、芸のこやしとかいうことを大真面目に拡大解釈して好き勝手に実践していそうな雰囲気がばりばりです。
歴代団十郎には刺し殺された人だっているし、悲劇的な末路を迎えた先祖は少なくない。
海老蔵におかれましては今度の得がたい経験で芸風にさらに磨きをかけて、舞台で十分に出されればそれに越したことはありません。(棒読み)
個人的には、あの奥様がどこまで健気で耐える役柄に徹しきれるかに関心あります。
まさに役者対役者の対決。開幕ベルは華やかに。大舞台の幕は上がったばかり。

白日夢~素行調査官2

笹本稜平「白日夢~素行調査官2」を読了しました。

<引用開始>
警察組織の腐りきった体質は外からじゃ治せない。なかにいるおれたちじゃないとできない仕事だ。警務部人事一課監察係の本郷岳志たちは、山形へ元刑事の遺骨を引き取りに向かう。自殺したその男は元潜入捜査員で、退職時、多量の覚醒剤を持ち出していた。単独犯なのか?背後関係を調査した本郷たちは、警察組織のなかに元刑事の男を追いつめた黒い人脈が存在する痕跡をみつける。裏切り者は誰だったのか。二転三転する真相!最後まで息をつけない痛快警察小説最新作待望の完成。
http://www.amazon.co.jp/%E7%99%BD%E6%97%A5%E5%A4%A2-%E7%B4%A0%E8%A1%8C%E6%8D%9C%E6%9F%BB%E5%AE%982-%E7%AC%B9%E6%9C%AC-%E7%A8%9C%E5%B9%B3/dp/4334927327%3FSubscriptionId%3D090596K8VFHWK71V2782%26tag%3Dzubapitacom-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4334927327
<引用終了>
本作は二年前に刊行された「素行調査官」の続編ですね。笹本作品は連作となるものは少なく、この「素行調査官」シリーズと「潜入捜査」シリーズだけがそうです。
主人公は「警察のなかの警察」である監察官たちです。警察官の素行をチェックするお目付け役。企業のなかでの人事部などと同様、嫌われ者として扱われる場合が多いセクションですね。

主人公である本郷岳志は、凄腕の元私立探偵。その腕前を高校の同級生でキャリア警視正である入江透によって買われ、特別職として警視庁に中途入職することになります。

物語は、元刑事が雑居ビルの屋上から飛び降り自殺するシーンで始まります。その不可解な死が引き金となり、囮捜査、囮に使われた覚せい剤、裏金、暴力団への内通、キャリアへの利益還流といった不祥事が次々に出てきます。
基本的に笹本稜平は、外れのない作家。本作もテンポが速くて一気に読むことができます。

ただ、惜しむらくは最後がやや端折ったような書き方になっていました。
これは月刊誌「小説宝石」への連載がベースとなっているせいでしょう。ページ数を合わせるために、書き方に調整が入ってしまったと思います。
連載小説は難しい。月単位の文章でそれなりの読み物として読ませなければならない。長すぎれば冗長、短ければ説明不足と受け取れてしまう。基本的に連載ものは大幅加筆・修正してから単行本として出すべきものなのでしょうね。
最初に「素行調査官」を読んでから、こちらを読むことをお勧めします。
二時間ドラマとかになりそうな内容です。

島の暮らし(11/24)

後継体制についての何がしかのサインとかメッセージと言うが、中央からのコントロールがもはや利かなくなってきているのだと思います。

北朝鮮の砲撃170発、陸上着弾は80発
<引用開始>
韓国軍合同参謀本部は24日午前、記者会見で、北朝鮮による黄海上の延坪島(ヨンピョンド)への砲撃が、計約170発だったと明らかにした。

 うち90発は海上に、80発は同島に着弾したという。

 金泰栄(キムテヨン)国防相は同日の国会国防委員会で「砲撃直前に、北朝鮮軍のミグ23戦闘機5機が現場空域を哨戒飛行した」と報告した。

 李明博(イミョンバク)大統領は24日朝、青瓦台(韓国大統領府)で首席秘書官会議を開催し、今後の対応を協議した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101124-00000376-yom-int
<引用終了>
号外まで出して日本で騒いでいますが、どこかに楽しんでいる風情もある。
対岸の火事ではないと書きながらも、余裕でほくそ笑んでいる姿勢が見える報道ぶりです。結局、不安を煽っていろいろ商売しようという思惑だけが肥大している。今週末の沖縄知事選への影響とかが出そうで嫌な感じがするのは筆者だけか。仲井真当選とか勘弁して欲しいところ。

昨年の中央日報などを読んでみると、早い段階から朝鮮人民軍は黄海でこれ見よがしに演習する米韓に対してシルクワームミサイル使用などの措置をサウンドしていたんですね。そこでNLL最前線であるペリリョン島、今回の的とされたヨンピョン島に対して何らかの威嚇行為が行なわれるだろうと推測されていました。だから砲撃されたといっても予期はしていたわけで、想像以上に抑制された国内向け報道となったようですね。

それにしてもだ。休戦ライン最前線のヨンピョン島に400人からの住民がいたのですね。
漁業等で生計を立てていたのでしょうが、移動などが厳しく制限されているでしょうに。
台湾が実効支配する馬祖諸島や金門島もめちゃくちゃ大陸の近くですが、両岸関係が改善されると同時に緊張も幾分は和らいできているようです。それに比べて南北朝鮮にはなお緊張が残ると考えていたので、400人も住まわれていたことを聞いてびっくりしました。
当たり前ですが対立よりは融和を強く望みます。
ここはゆるキャラの正男さんに出張って欲しいところだが、叶わぬ願いでしょうか。

見に覚え(11/23)

恥ずかしい男だなあ。でも、なんだか他人事とは思えない。

暴行:グリーン車トイレに20分超 鍵開けた女性乗務員に水 36歳男を逮捕
<引用開始>
電車内で乗務員に洗面所の水をかけたとして、熱海署は20日、東京都荒川区出身の住所不定、無職、田村武司容疑者(36)を暴行容疑で現行犯逮捕した。
 逮捕容疑は、20日午前10時半ごろ、JR東海道線の国府津-小田原間を走行中の東京発熱海行き下り快速列車内で、洗面所の水を両手ですくって女性乗務員(25)に3回かける暴行をしたとしている。
 同署によると、この直前、田村容疑者はグリーン車のトイレに20分以上閉じこもっていた。乗務員がノックしたが反応がなかったため、心配になり鍵を開けたところ、中にいた田村容疑者が「何でこんなことをしたんだ」と怒鳴った。間もなくトイレから出て、近くの洗面所から水をかけたという。乗務員の通報で終点の熱海駅で駆けつけた署員が逮捕した。
 同署によると、グリーン車のトイレには、車内の検札を逃れようと料金を払っていない客が長く逃げ込む例があるという。動機などを調べている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101121-00000057-mailo-l22
<引用終了>
わかる、わかるぞ。君は単に電車に乗っていたかったってことだよね。そういう時季が、男には誰にでもある(あるのか?)。

この場合の定位置は大概、運転台の後ろだ。ノッチとかブレーキとか計器盤が見えるポジションだ。そこから、キロポストとか線路上のモニュメントをもろもろ見ていたいんだよな。初乗り切符か入場券でずっと乗り続ける。降りなければ東京と熱海を往復していられる。事実そうしている。東海道であれば鶴見の大カーブから横浜まで、京浜急行快速特急とのデッドヒートがうまくいけば見られるかもしれない。

でも、そんなときの脅威は検札だ。君の行き先を容赦なく厳しく咎めだてしてくる彼ら。君らが楽しむ平和と安寧と怠惰を奪い去る彼ら、車内を取り仕切る公権力であり暴力装置でもある。そう。君たちは極論すれば、検察官よりも検札官がはるかに怖い奇特な人たちだ。

彼らを避ける方法はいくつかある。常に車内で前後左右に気を配れ。気を抜いた隙に彼らは現れるからだ。車輌編成で端の車輌に乗っていてはいけない。やむおえず端の車輌に乗る場合、常に背後を気にせよ。一定のリズムで接近してくる人影をケアせよ。そして遭遇までの時間を積算しておけ。次に止まる駅を忘れるな。つまり、彼らがリーチする前に停車駅に着いてしまえばよい。
停車駅に着いても、そのまま降りてしまってはマニアとはいえない。ホームを注意深く移動しつつ、彼らが進む方向とは反対側の車輌にまんまと乗ってしまえばよい。これで彼らの追及からは逃れられる。

なんてことを高校生の頃はやっていたわけですよ。東海道より横須賀線のほうが車内検札は頻繁に来るんですけど、あるとき横浜から登りに乗っていて目の端に検札官が近づいてくるのが見えました。すかさず逆方向に車輌内を移動して一定の距離を保ちつつ、不安に脅えつつ逃げ続けました。ようやく川崎駅に到着して、安堵しながら下車。すると全く同じ行動をしていた30歳くらいの人と目が合いました。『お互いうまく逃げられたね』。もう、一瞬でわかりあった。でも、同病相憐れむとも感じた。そんな気恥ずかしいことがあって以来、電車に乗りまわることを辞めたわけです。

でもこの男はグリーン車にいたのか、単に不正乗車か。単に料金払わないのはいけないな。それにトイレに逃げ込むのは最悪。検札もそこを一番チェックしていて、何度も確認してきます。文字通りの雪隠詰めじゃないか。
人生にはスリルも要りますが、楽しめるドキドキ感がないといけません。

50歳を過ぎてて一体何を書いているんだろう。

おやすみラフマニノフ(11/22)

「さよならドビュッシー」にて第八回「このミステリーがすごい」大賞を獲った中山七里の第二作「おやすみラフマニノフ」を読みました。

<引用開始>
事件の始まりは、
密室で消えた2億円のストラディバリウス

プロへの切符をつかむため、
練習に励む学生オーケストラの
不安、焦燥、絶望。
音楽に人生を捧げる価値はあるのか。

ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」が響くとき、
衝撃の真実が明らかに!

第8回『このミス』大賞受賞作家の第2作目です。秋の演奏会を控え、第一ヴァイオリンの主席奏者である音大生の晶は初音とともに、プロへの切符をつかむために練習に励んでいた。しかし完全密室の空間で保管されていた、時価2億円のチェロ・ストラディバリウスが盗まれてしまう……。メンバーたちは、果たして無事に演奏会を迎えることができるのか。ラフマニノフやチャイコフスキーなどの名曲が、情熱的に、力強く描かれるなか、天才ピアニストにして臨時講師・岬洋介が鮮やかに事件を解決する!
http://tkj.jp/book/?cd=01790101
<引用終了>
アマゾンの読者レビューは最低の評価でしたが、筆者には楽しめました。
評者は、第一作「さよなら~」のような素晴らしいどんでん返しを期待していたのだろうと思います。
でも、さすがに二作目ではそれは難しいだろうと思ってました。タッチとしては、青春推理とでもいえるかな。少し前に日記に書いた「アルキメデスは手を汚さない」をはじめとする小峰元のタッチを彷彿とさせました。
これはこれでいいんじゃないかって思いました。

そして、音楽に関する描写も素晴らしい。筆者は吹奏楽をやっていたので少し楽譜が読めます。それで余計に感得することができるかもしれないが、本作ではラフマニノフの有名な協奏曲二番をオケで演奏するシーンが出てきます。(本文275ページ)

<引用開始>
第一楽章。モデラート。ハ短調二分の二拍子。
徐に美鈴が第一音を放った。
彼方から徐々に近づいてくるロシア正教会の鐘の音が胸に突き刺さる。八小節にわたる和音の連打が陰鬱な熱情と緊張を高める。この連打は一回に十度の間隔が開くので手の小さい奏者はアルペジオで弾くのが通例だが、元より体格も手もおおきな美鈴には何の支障もない。沈んでも戻らない指。だが音は途切れることなく、また次の音が後に続く。時に鍵盤にまとわりつき、時に大きく跳ね上がる指が分散和音を繰り出してクレッシェンドし続ける。
そしてオケがいきなり第一主題を提示した。
ハ短調で彩られた苦痛と忍従の旋律が地を這うように響く。僕たち第一と第二ヴァイオリンは練習どおり指の力を主体に弓を引く。
第一主題の提示は弦楽器が主導権を握っていて、ピアノはその主旋律を支える形になっている。だから弦楽器の合奏に紛れて目立つことはないけれど、ピアノはその間アルペジオを多用した超絶技巧を続けている。僕の位置からは美鈴の運指が丸見えなのだが、長くおおきな指が互いに絡まりあい、交差し、駆け巡る様はまるで複雑な綾取りをしているようだ。
主旋律がチェロを皮切りに次第に音型を推移させていくと、ピアノはアルペジオを続けながら第一主題を受け継ぐ。美鈴の奏でる主題はオケの荘重さに対して孤独と忍従を歌い上げる。
<引用終了>
ラフマニノフはそのメロディの美しさとわかりやすさから、ハリウッド映画などにもよく使われました。そのため有名でありながら、通俗的であるという批判を根強く受ける作曲家です。でも、ひとたびスコアを見ながら楽曲を聞いてみるとそうした感想が如何に的外れであるのかがわかります。
本作を読んでいてそんなことをふと思い出したりしました。

やはり音楽はいい。クラシック音楽がわからない人でも大丈夫。ご一読をお勧めします。

世間と社会の境(11/21)

昨晩、NHK「追跡AtoZ」を見ました。また、いろいろ考えさせられたな。

漂流する主婦~改正貸し金業法の波紋~
<引用開始>
2006年以降、多重債務問題の解決を目指して、段階的に施行されてきた改正貸金業法。今年をもって完全施行となり、金利は20%以下、年収の3分の1をこえる貸し付けが原則禁止された。

しかし、この上限金利と貸し出しの総量規制により、必要な融資を受けたくても受けられない「借金難民」が大量に生まれている。中でも大きな影響を受けているのが主婦たちだ。

これまでに、大半の貸金業者が、専業主婦への貸し出しを止めた。夫の収入頼みで、貸し出しの事務手続きも複雑になるためだ。「どうすればいいのか」「頼むから金を貸してくれ」いま、カード会社には、主婦たちの悲痛な叫びが殺到している。

こうした中、膨張しているのがヤミ金市場。法の網の目をくぐった手口で融資を謳い、莫大な利益をあげる。主婦専門のヤミ金を始めた業者もいる。

「借金難民」となる主婦、法制度の不備をついて暗躍するヤミ金業者たち。改正貸金業法の思わぬ波紋を追う。
http://www.nhk.or.jp/tsuiseki/file/list/101120.html
<引用終了>
何日か前に、改正貸金業法によって闇金の被害が減っているニュースに触れました。http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1618365559&owner_id=297101
そのなかで、消費者金融の過剰な貸し込みが治まればヤミ金の被害も減ると主張しました。しかし、現場はそんなにすんなりと収まるわけもないということか。

ソフト闇金という言葉があるそうですね。通常は、暴力と威嚇によって債務者を脅しあげるというイメージが強い彼らですが、最近はカウンセラーのようなふりをするそうです。
ほら、不良っぽい人間が子犬を抱えていたりすると、あ、この人本当は優しい人なんだ!って思い込んじゃうパターンですよ。意外性の演出。ギャップの違いにクラクラくるという。押尾某もこれをよく使った。それでほだされるんだから、楽なもんだよな。
弱った主婦の心に付け入ってしまえば、あとは簡単に話しが進むそうです。

このパターンは男相手には殆ど利かない。なんたって、一番聞いていてからかいたくなる話題が「俺は昔ワルだった」という自慢話です。
昔はそうだったけど今は違う、更生している。
そういいたいのだろうけど、残念ながら目に見えてわかる成長はない。
大馬鹿野郎が並みのバカになったところで何故それをわざわざ評価してやらなきゃいけないかがわかりません。

若い頃に悪くなければ、まっとうな人間にはなれないとか若い連中の気持ちがわからない、とか言う人もいますが大概は嘘ですよ。
かつての自分を正当化する人は、まだまだ修行が足りないからであり、実現している人はわざわざそんなことを言わない。騙されてはいけません。

それにしても、番組で出てきた主婦たちの闇金を使う理由を聞いてみてあらためてわかったことがあります。
彼女たちには「世間」が大事で「社会」はそうでもないという価値判断があることです。
改正貸金業法では、収入のない主婦が金融各社を利用するには配偶者の同意が必要とされます。
ところが、借金している事実を夫や家族や親戚には知られたくない、という。
自分でなんとかしようと頑張る。子供の野球のユニフォーム代がないから、修学旅行の積み立てが足らないから、生活費の足しにするから、という簡単理由で闇金を利用してしまう。

その結果、五万円借りて利子だけで九万円も返したのに返済完了しない。司法書士などに相談に来る。しかし、夫や家族には今更いえないとも言う。
なかには「私はボロを着ててもいいんだけど、子供には惨めな思いをさせたくない。だから闇金を使ってしまう」という人もいました。これにはちょっと違和感があるというか、正直いって腹が立ちました。
子供をダシにして言い訳してるなって。そんなに子供が大事なら生活費くらい夫でも家族でも頭を下げりゃいいじゃないかって思うわけです。

周囲数メートル程度の人間には、自らの窮状は知られたくない。でも普段に接点がない闇金だったら、返せるアテがある限り最低限の接触で済む。世間は気にしても社会からの目は気にならない。こんな判断があるのだな。

これは、電車のなかで化粧している行為に通ずる感覚だと気付きました。知り合いに見られなければ別にいいやっていう感じですかね。そういう人たちは高い確率で闇金に借金するのかもしれないな。

毒婦二題(11/20)

カレーの林真須美、逃亡の福田和子、黒い看護婦吉田和子など。事件の陰に女あり。
事件ウォッチャーとしてライフワークとなりそうなあの事件で新たな動きがありました。

連続不審死 木嶋被告を近く再逮捕 野田市の焼死で
<引用開始>
首都圏の連続不審死事件で、埼玉県警と警視庁にそれぞれ殺人容疑で逮捕された木嶋佳苗被告(35)=いずれの事件でも殺人罪で起訴=が、09年5月に千葉県野田市の安藤建三さん(当時80歳)方で練炭を燃やし、安藤さんを焼死させた疑いが強まったとして、千葉県警は近く殺人などの疑いで再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。木嶋被告に対する殺人容疑での逮捕は3回目になる。また千葉県警は、07年に木嶋被告の知人だった松戸市の男性(当時70歳)が死亡したケースも捜査してきたが、詳しい死因は不明のままで、立件は見送られる見通しだ。
            (中略)
◇青梅事件も起訴

東京地検立川支部は19日、東京都青梅市の会社員、寺田隆夫さん(当時53歳)を練炭自殺を装い殺害したとして、木嶋容疑者を殺人罪で東京地裁立川支部に起訴した。木嶋被告の殺人罪での起訴は2件目で、裁判員裁判の対象となる。

起訴状によると、木嶋被告は09年1月30日ごろ、青梅市内の寺田さん宅で、寺田さんを睡眠状態に陥らせて練炭数個を燃やし、翌31日ごろ一酸化炭素中毒死させたとしている。

地検立川支部によると、木嶋被告は「私は殺してません」と否認し、それ以外は黙秘しているという。

同支部は「状況証拠を積み重ね、裁判員裁判に堪えうる立証が十分にできると判断した」とコメントしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101120-00000004-maip-soci
<引用終了>
「お前は大丈夫なのか?」。久々にあった友人の第一声がこれです。
「青梅の会社員とお前がダブる」とも言われました。失礼なやつだ。向こうに悪いだろ。
だいたいこっちは、デブ専ではないぞ!そこじゃないのか?

護送の写真を見ると、また太ったか?アレだ。大相撲で琴光喜を恐喝していた元力士のような風貌になってきている。
取調べは完全黙秘ながら、三食全て平らげるという。運動も、きっと嫌いなんだろうな。

絶対ドラマになる題材だが、女優が決まらないかな。福田和子は大竹しのぶがやったが。

信じられないような悪いやつがいる。行き会ったら最後と思わせます。

こいつもそう↓
バスで催涙スプレー噴射の女は有名“携帯電話魔”…乗客恐怖の15分間
<引用開始>
千葉県船橋市内を走行中の路線バス車内で15日、携帯電話の使用を注意された腹いせに、催涙スプレーをまき散らし逃走した会社員の女(34)が傷害容疑で逮捕された。この女、乗務員の間では有名な“携帯電話魔”。事件翌日も、素知らぬ顔でバスに乗り込んだところを通報された。事件が起きたバスに乗り合わせた乗客が、恐怖の約15分間を再現する。(夕刊フジ)

最初に“異変”が起きたのは、船橋駅北口を出発直後の午後6時。乗降口側最前列の1人用座席を陣取った、ごく普通のOL風の女が、おもむろにかばんから携帯を取り出し、通話を始めた。

「話し声が大きく、30人ほどのバス内は一気に不穏な雰囲気になりました。乗務員が、乗降客がいない次の停留所でわざわざバスを止めて通話をやめるよう注意しましたが、女は完全に無視。再発車後も通話をやめる様子はなく、見かねた複数の乗客が注意しました」

さすがにバツが悪くなったのか、女は通話をやめたが、ここから前代未聞の大逆ギレが始まる。

「女は運転中の乗務員の背中越しに、『何で私ばっかり注意するのよ』『おしゃべりしているあの人(=他の乗客)も注意しなさいよ!』などと、文句を言い始めたのです。加えて、『だからこの辺りの地域はダメなのよ』などと悪態をつき始め、それを別の乗客がまた注意して…」

業を煮やした乗務員は、5つ目の停留所で停車した際、他の乗客への迷惑行為をやめない女に対し、道路運送法に基づく乗車拒否を宣告。しかし、女は「金を払っているのだから乗車する権利がある。絶対に降りない」と拒絶したという。
(後略)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101119/crm1011192101027-n1.htm
<引用終了>
これ、バス乗ってるけど通り魔と同じだ。折角だからご尊顔を曝してあげればよいのにな。
同棲しているというSignificantOtherも出してあげれば同情を集めると思われる。
まさに「悪妻は百年の不作」です。

半可通(11/19)

仙石由人が自衛隊を「暴力装置」といったことで、騒ぎとなって謝罪までしているが半可通の悲劇ですな。それと言葉足らずであったと思う。覚えたての言葉を一知半解で使って、泣きを見るという典型的なケースです。

ところが産経新聞とか「レーニンが最初に使った言葉で、左翼勢力が好んで用いる」とかなんとかお約束の非難が載っている。それは違うぞ。もっと勉強してみたらどうか。

もともと、マックス・ウェーバーじゃないか。社会科学専攻でない筆者でも聞いたことがある。
名著「職業としての政治」に出てくる「合法的暴力の独占」という概念だわな。
彼の使ったドイツ語でいうと「Gewaltmonopol des Staates」。
英語なら「monopoly on legitimate violence」。うん、やっぱりドイツ語がしっくりくる。ゲバルトなんて40年ぶりに聞いた気がする。

嫌いなものや理解できないものを忌避するのはしょうがないとして、一知半解で論評してはならないと思う。ではそういう場合はどうしたらよいのか?
これは、ウィトゲンシュタインの「語りえぬものについては沈黙しなければならない」(論理哲学論考)というのが正しい知識人のスタンスでありましょう。と、一知半解で盲従してみます。

統合への隘路(11/18)

都営地下鉄への救済策以外に何の合理的理由があろうか。

都営地下鉄と東京メトロ「統合困難」
<引用開始>
 都営地下鉄と東京メトロの統合などを話し合う、国交省の「東京の地下鉄の一元化等に関する協議会」は17日、都営地下鉄と東京メトロの経営状況などについて議論した。国交省は、証券会社3社に委託していた両者の資産や負債状況の査定結果を提示。これによると、資産などを合計した企業価値から負債を差し引いた“株式価値”では、東京メトロが4000億~6000億円のプラスであるのに対し、都営地下鉄は1800億~7300億円のマイナスと試算された。

 国交省は「現段階での経営統合は、東京メトロの株式価値を棄損する」として、改めて統合に否定的な姿勢を示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101117-00000022-fsi-bus_all
<引用終了>
これが営団地下鉄のままだったらまだ、交渉の余地があったかもしれない。でも東京メトロとして民営化しちゃったからな。
そもそも帝都高速度交通営団という特殊法人は何であったのか?ということをきちんと見なければいけない。
この特殊法人の出資者、つまり会社で言えば株主は東京都と運輸省だったんですよね。
だから都営地下鉄とはそもそもが兄弟会社という成り立ちがある。それが証拠に、都営→メトロ、メトロ→都営の乗り継ぎの場合、いくらか割引になるではないですか。メトロが160円、都営が170円の初乗り料金。
例えば新宿線小川町駅から、神保町乗換えで半蔵門線三越前に向かう場合、通常は170+160で330円の料金がかかるところが260円で済みます。

経営統合すれば、この差額分もなくなり、単純に営業キロ数では3.3キロだから料金換算で160円とかになれば、そりゃいいなとは思う。

しかし、都営地下鉄の累積債務を考えると統合新会社での初乗り料金が210円程度になってしまう懸念もあります。それなら、最初から統合などしないほうがいいかもしれない。
大阪の地下鉄の初乗りが200円だったと思う。えらい高いなと乗る度にため息が出ます。東京もそうなったらそれはなんだかいやですね。

で、統合した場合便利になるのかしら?日本橋、大手町、九段下、新宿三丁目、神保町、新宿に浅草。都営とメトロの主要乗り継ぎ駅っていうとそんなものですかね。統合しようがしまいが、あんまり関係ないような。新宿駅などは丸の内と新宿線で離れすぎているしな。

猪瀬副知事は、九段下で並行している三田線と半蔵門線の間の壁と取り払えなどと言っているが、構造上それは問題ないのか?細かいところが気になります。

職員のモラルはどうなるのだろう?都営は公務員なわけだけど身分が多分民間会社ということになる。一方のメトロはもともと特殊法人だったから、今でも見なし公務員としての性格を社員は帯びているのではないかな。
JR、JTとかNTTなどの社員と同じですよね。機密漏えいとか守秘義務に対して民間より厳しい内規があるように思えます。公務員の資格を喪失することに都職労の地下鉄支部は反対するだろうなあ。自治労とかも加わってきそうです。

高校の同級生で、父親が日本橋の駅務区長だった男がいました。営団は主要駅での管理職に、駅長の上のランクにあたるエリア管轄者を駅務区長と呼んでいたんですよね。
父親はともかくとして、その息子はえらく危機感のない男であったことが思い出されます。自分の頭で考えることがない。与えられる情況をそのまま受け入れる今風の人でした。

埼玉の越谷から通ってきてて、学校が日比谷線の神谷町駅が最寄だったんだけど「東武鉄道の通学定期券だけを買えば、通えるんだ」とわざわざ報告に来ましたっけ。
父親が営団の職員だと、家族全員に優先定期券とか乗車券が支給され、そのうち一枚は期限無制限の全路線乗り放題のパスがあるんだとか誇らしげに自慢してくれました。
父親の権威を己が権威と取り繕う、虎の威をかるってやつだ。ここは素直に親に感謝だろ。

大学受験も現役でギリギリ受かった東洋大学にそのまま進学したっけ。決して頭の悪いやつではなかったので、浪人すればもっと上も目指せたけどそうしなかった。
就職の際も「車で会社まで通えるから」とか意味不明の理由で板橋のほうにオフィスがある広告会社に入ったんだっけな。三和シャッターとか旭光学ならいざ知らず、新卒で板橋区勤務はあまりない選択と思われます。
勿論、進学にも就職にも貴賎はない。どこに行こうと自由ではあるが。
親父の仕事がそうだからって、決められた目の前のレールしか進まないというのも哀しいぞ。

新たなたわ言(11/17)

「これからは世の中、CSRですよ!それもタダのCSRではダメ。CSR3.0でないといけません」。大手企業にお勤めの知り合いにこんな力説をされました。

CSRって、Corporate Social Responsibilityの略ね。平たく言えば企業は社会的貢献しないとダメって考えです。儲け一辺倒ではいけませんよって戒めですな。

で、3.0ってのは三番目のバージョンってことらしい。1.0の時代では、言葉だけそう唱えていた、2.0の時代で実際に利益の中からいくらか慈善活動などに寄付をしていたことを指すのだという。

3.0はさらに踏み込んで、社会生活のなかでどれだけ目に見える形で社会貢献できるかがこれからのエクセレントカンパニーの条件だとかそんなわけです。

また、始まりやがったな。おおかたトレンドを追いかけている(つもりの)マーケッターの飯の種を新たに設定した、ということなんでしょう。

さらに追い討ちをかけるかのごとく、これからの企業活動には三種の神器がいるのだという。ひとつは今挙げたCSR3.0.二つ目がマーケティング3.0で、三つ目がモチベーション3.0だというそうな。

マーケティング3.0:
<引用開始>
だが、「マーケティング3.0」とは一体なんなのか。同書の説明によると「モノを売り込むだけの『製品中心』が『1.0』。顧客満足をめざす『消費者志向』が『2.0』」であり、「3.0」は、その先にあるソーシャルメディア上の評判にかかわるものなのだという。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20101116-00000004-rnijugo-ent
コトラーの新著「マーケティング3.0」が底本ですな。
<引用終了>

モチベーション3.0とは、ダニエル・ピンクの著したタイトルそのままの「モチベーション3.0」からとったものらしい。

理屈と膏薬どこでも貼り付く。言ったもの勝ちだろうけどさ。少し節操ないんじゃないの?

目新しい概念でもなんでもない。特に日本ではいわゆる「三方よし」の考え方が古くからあるのだから、今更横文字と数字で力説されたところで説得力に乏しい。
「売り手よし・買い手よし・世間よし」。これ以上何を望むのだろうか?

こんな上辺だけの流行と薄っぺらな言葉に踊らされてはいけないなと自戒しました。
大体、3.0とかのネーミングは、Web2.0とかダイ・ハード4.0に乗っかってみただけでしょ。
でも、世の中騙される人が多いのも事実。KnowledgeDynamicsInitiativeとか訳分からない概念を大真面目に取り組んでいる某複写機会社なんかは典型といえます。
面白くてやがて哀しい企業活動ですね。

アップルで想起(11/16)

あれま。ついに解禁となりますかね。
<引用開始>
米アップルは、同社の音楽・動画配信サービス「iTunes(アイチューンズ)ストア」で近々、英ロックバンド「ザ・ビートルズ」の楽曲の配信を開始することを発表する方向で準備を進めている。事情に詳しい関係筋が明らかにした。

これにより、既に世界最大の音楽売上規模を誇るアイチューンズストアの品ぞろえが、一段と充実することになる。

関係筋によると、今回の契約については、アップルの経営幹部とビートルズおよびビートルズのレコードレーベルであるEMIグループの代理人との間で先週から協議が行われていた。ただし、アップルが土壇場で計画変更する可能性はまだ残されているとした。
この件に関し、アップル、EMI、ポール・マッカートニー氏の広報担当者はコメントを控えている。

アップルは15日、アイチューンズストアのホームページに、16日朝に「うれしいニュースの発表がある」との通知を掲載した。

今回の契約は、音楽およびIT(情報技術)業界それぞれで最大の影響力を持つ両者にとって、苦渋に満ちた長年の両者関係における大きな転換期を意味する。

両者は、1978年にビートルズ側が当時のアップル・コンピューターを商標侵害で訴えたことをきっかけに、以来訴訟を繰り返している。ビートルズは1968年に、アートプロモーションとレコードレーベルの運営を手掛けるアップル・コアと称する会社を全額出資で立ち上げだ。ビートルズの音源所有権はEMIが保有していたが、ビートルズのアルバムにはリンゴのマークが印刷されていた。
http://jp.wsj.com/IT/node_148980
<引用終了>
製品はともかくとして、デザイン的に筆者はアップル(PCのほう)のマークは気に入らない。
齧りかけの林檎を人様に差し出すのって失礼だろうよ。といちゃもんをつけてみる。
細かいことを何も考えない、いかにも西海岸って感じです。

現在は親交復活だが、ビル・ゲイツと一時期疎遠だった西和彦さんがこれ見よがしにマックを使っていましたっけね。
でも、ゲイツとジョブスってもともと親交があるんですけどね。
オフィスのExcelは、もともとはマックのために開発されたものですし。

どうでもいいことだが、最近のプロ野球。バッターボックスに各選手が入る際、それぞれにテーマ音楽があって流れますよね。
日本シリーズの中日の主催ゲームでセカンドの井端弘和が打席に入る前の音楽が「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」なんだよな。
ホワイトアルバムに入ってるアレです。

あれ?どうして?って違和感があります。これから攻撃しようとか、前にランナーが出ていたら打って帰そうと意気込んでいく際に、どうしてジョージの泣き節を出すのか?ヒートアップしたドームが一瞬冷え込むようです。

一瞬気おされた観客がやや間があってから、違うテンポの応援曲をやるあの置いてきぼり感みたいなのがすごくいいなって思います。名古屋の人は寛容。

井端がビートルズ好きなのか?彼の意思での選曲なのか?あのいけ好かない嫁、河野明子のたっての希望なのか?謎は深まるばかり。

それで気になって歌詞を少し翻訳しました。40年近く漫然と聞いてる曲だけど初めてです。そうしたら、これって不貞の歌だったんですね。ジョージとパティ・ボイドの微妙な夫婦関係が出ている。次第に心が離れていくパティ。で、クラプトンの「レイラ」まで引きずるわけだな。

となると、内容からしてもまったくベースボールにはそぐわないじゃないか。

話は変わるけど、親日家として有名なクラプトンは一年の四分の一を日本で暮らしているそうですね。麻布に住んでてしょっちゅう日本女性にナンパやっているそうな。レイラも遠い昔ってことですか。

アルキメデスは手を汚さない(11/15)

近くの本屋に行くと「アルキメデスは手を汚さない」が平積みされているではありませんか。昭和48年の江戸川乱歩賞受賞作品で高校教師だった小峰元によって書かれました。

<引用開始>
「この小説との出会いが、本嫌いだったバカ高校生の運命を変えた」――東野圭吾

熱い声にこたえて、伝説の青春ミステリー待望の復刊!

「アルキメデス」という不可解な言葉だけを残して、女子高生・美雪は絶命。さらにクラスメートが教室で毒殺未遂に倒れ、行方不明者も出て、学内は騒然! 大人たちも巻き込んだミステリアスな事件の真相は? 1970年代の学園を舞台に、若者の友情と反抗を描く伝説の青春ミステリー。江戸川乱歩賞受賞作。
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2755033
<引用終了>
なるほど。東野圭吾をパブに使っての売り出しですか。
それにしても懐かしい。後年「テロリストのパラソル」(藤原伊織)に破られるまで、乱歩賞では単行本売上がトップだったんですよね。それだけ多くの人に読まれたということです。
勿論、持っています。

現在でも文庫本での乱歩賞作品としてはダントツの一位。通算で65万冊も売れている。

トリックとしてはそんなに高度なものはなかったけど、やはり中身ですね。もちろん、受賞に相応しい作品であることは間違いないが、青春推理というジャンルを初めて打ち立てたということでエポックメーキングでした。

何より、主人公として出てくる高校生たちの態度が不遜で素敵。「主人公は大人を小ばかにして、反体制的で、拗ね者である」(作者談)というキャラクター設定でした。発売当時に中三であった筆者も喜んで読みました。
東野圭吾も同世代なのできっと同じようなワクワクした気持ちで読んでいたのだろうと思う。

「アルキメデス~」が嚆矢となってその後の乱歩賞では「僕らの時代」(栗本薫)、「放課後」(東野圭吾)といった作品が出てくるわけです。

しかし「僕らの時代」は少しがっかりした。物語の終盤にきて、登場人物の若者の一人が「僕たちはガキだからですよ」と泣き言みたいな釈明を出してきた。結局、栗本薫は大人目線で書ききってしまうので、物足りなさが残りました。

「アルキメデス~」は昔、テレビでサスペンスドラマでやったと思います。
高校生役で秋吉久美子、高岡健二が出ていたと記憶。しかし、脚本で設定を弄ってしまい、確か高校女教師が謎解きに出てくるという筋に変えられていました。これは山口果林が演じていたと思う。
若者のピカレスクロマンでもあるのだから、教師が出張って解決しちゃいかんのだよ。
テレビはなんでも適当にスポイルする。ろくなもんじゃないなと当時しみじみ思いました。

小狡く、強かでいながら純粋な若者が爽快に描かれていました。
30数年ぶりにあらためて読んでみようかと思います。

ミステリー三題(11/14)

週末にかけてミステリーを三題楽しみました。

死亡フラグが立ちました(七尾与史著)

<引用開始>
“「死神」と呼ばれる殺し屋のターゲットになると、24時間以内に偶然の事故によって殺される”。特ダネを追うライター・陣内は、ある組長の死が、実は死神によるものだと聞く。事故として処理された彼の死を追ううちに、陣内は破天荒な天才投資家・本宮や、組長の仇討ちを誓うヤクザとともに、死神の正体に迫っていく。一方で、退官間近の窓際警部と新人刑事もまた、独自に死神を追い始めていた…。第8回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。
http://www.amazon.co.jp/%E6%AD%BB%E4%BA%A1%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%B0%E3%81%8C%E7%AB%8B%E3%81%A1%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F-%E5%AE%9D%E5%B3%B6%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%81%AA-5-1/dp/4796677259/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1289723817&sr=8-1
<引用終了>
宝島社第八回「このミステリーがすごい」大賞において『隠し玉』として受賞した作品です。上の説明では大賞受賞と書いてますがそれは間違い。「さよならドビュッシー」がこのときの大賞。この隠し玉、過去には上甲宣之の「その携帯はXXで」があります。これは楽しみ。
奇作ですね。一読してみてそう思いました。
蓋然性を期待した完全犯罪による殺人というのがテーマですね。バナナに皮に滑ったりして形上は事故死なのだが、周到にバナナの皮を置いたりしている。
この蓋然性による殺人、古くは谷崎潤一郎に「途上」という作品もあります。
奇作ですが、大賞をとれるような文章ではないです。かなり荒削りだし、終わり方も惜しい。キャラクターの立つ人物が何人か出てきたので、これは連続ものにしたいのではないかと思います。暇なら読んでみてください。

特異家出人(笹本稜平著)

<引用開始>
有村礼次郎という資産家老人が失踪した。警視庁捜査一課の堂園晶彦は、自身の祖父と有村老人が県立鹿児島第一中学校で同級生だったことを知る。有村の拉致には、彼と堂園の祖父の過去が大きく関わっていた……。

東京都葛飾区在住の有村礼次郎という一人暮らしの資産家老人が失踪した。捜査すべき“特異家出人"であるかを探ることになった警視庁捜査一課特殊犯の堂園晶彦は、老人と唯一交流があったという少女・加藤奈々美から、老人と電話で話した際「変な音」を耳にしたことを知る。有村邸の玄関からは血痕が検出され、預金通帳や証書、有価証券、不動産の登記書、時価二億と推定される根付のコレクションが消えた。目撃証言により、彼を拉致したのは鹿児島の元指定暴力団員・中俣勇夫であることが判明。中俣の消息を追い鹿児島に飛んだ堂園は、自身の祖父と有村老人が県立鹿児島第一中学校で同級生だったことを知る。二人は高等学校の替え玉受験が発覚したことを機に、故郷・鹿児島を追われていた。県警の刑事・大迫らとともに中俣の潜伏先を特定した堂園は突入をはかるが、その直前、錯乱に陥った中俣が相棒に射殺されてしまう。しかし、拉致されたはずの有村老人は、その場に居合わせていなかった。有村の拉致には、彼と堂園の祖父の過去が大きく関わっていた……。
http://www.amazon.co.jp/%E7%89%B9%E7%95%B0%E5%AE%B6%E5%87%BA%E4%BA%BA-%E7%AC%B9%E6%9C%AC-%E7%A8%9C%E5%B9%B3/dp/4093862826/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1289723975&sr=8-1
<引用終了>
笹本作品は基本的に「外れ」がありません。本作も地味な内容ながらその範疇になります。そしてどこかに必ず希望が仄見える。読後感は何らかの爽快感が残ります。
今回は警察ものですが、そろそろ「フォックスストーン」「グリズリー」「太平洋の薔薇」のような謀略アドベンチャーものも読んでみたいところですね。

そして昨晩、夜九時からCX放映の「ストロベリーナイト」。誉田哲也の小説はどんなものも必ず目を通すことにしています。
警視庁刑事「姫川玲子」シリーズというから期待してみました。

当初、姫川を竹内結子が演じると聞いてちょっとがっかり。原作を読んでいただくとわかりますが、ヒロインの姫川は28歳。身長170センチ程度で、コミカルなキャラクターでもあります。タレントに喩えるなら片瀬奈々かと想像してました。竹内ではタッパが足りないし、コミカルな面とかそのあたりをうまくやれるのかと思っていましたが、杞憂におわりました。

何より共演が原作に大変忠実なキャスティングとして映りました。
菊田=西島秀俊、ガンテツ=武田鉄矢、日下=遠藤憲一、井岡=生瀬勝久。そうくるか!
見事に小説世界を体現したキャスティングで唸ってしまいました。これは、連作でまたやって欲しいところですね。

しかし遠藤憲一。医龍3でカテーテル使いの名医を演じてますが白髪で扮しています。
これ、何故か「猿の惑星」のコーネリアスを思い出してしまう。

14機の待機(11/13)

友人が昨日、金沢での仕事を終えて小松空港で羽田行きの飛行機に乗りました。七時十五分発のJALです。小松-羽田は一時間ですから八時過ぎには着陸、するはずだったのですが昨日のその時間はAPECがらみでVIPの到着ラッシュ。

小松上空から日本アルプスを抜けて愛知県から太平洋側に出て、東進。かと思ったら渥美半島から浜松上空にかけて大回りで旋回を数度。そこから東京湾上空に差し掛かりましたが、御宿から成田、船橋、川崎、木更津上空をぐるぐると八回も旋回して着陸を待ったそうです。
旋回している間に、自分たちと同じように上空で着陸を待っている飛行機の灯りが窓から見えたので、暇つぶしに数えてみたらなんと14機あったそうです。

七時十五分に小松を出て、羽田に着陸したのが九時半。降りたら降りたでロビーは警察官でびっしり。帰宅の高速バスも、交通規制がかかっていて高速が通れず下道を倍の時間かけてやっとの思いで帰り着いたそうです。

政府専用機で駐機場は満杯でしょうね。見に行きたいけど、多分無理だな。

悪質な刷り込み(11/13)

理屈と膏薬、どこでも貼り付く、か。

<糖尿病>米飯多食で女性の発症リスク増?厚労省調査
<引用開始>
米飯を多く食べる習慣がある女性は、あまり食べない女性に比べて糖尿病になる危険性が高いことが、厚生労働省研究班による日本人対象の大規模調査で明らかになった。日本人の米飯と糖尿病発症の関連が分かったのは初めてという。米臨床栄養雑誌に発表した。

 調査は、全国8県に住む45~74歳の健康な男女約計6万人を5年間追跡した。

 摂取カロリーや栄養バランスの個人差を調整して米飯だけの影響を分析した結果、白米だけの米飯を1日あたり3杯(420グラム)食べる女性は、同1杯強(165グラム)の女性に比べ、糖尿病を発症する危険性が1.67倍高かった。1日あたり4杯(560グラム)の女性の危険性は1.81倍だった。麦などの雑穀が混ざった米飯を食べている場合、危険性はやや低くなったが、傾向は変わらなかった。

 男性の場合、米飯の摂取量による明確な差は見られなかったが、1日あたり1時間以上の筋肉労働や運動をしていない男性は女性同様、発症の危険性が高まる傾向があった。パンやめん類では、男女とも危険性に差はなかった。

 米飯は、食後に血糖値が上がりやすいため、糖尿病を起こしやすい食品とされている。研究班の南里(なんり)明子・国立国際医療研究センター研究員は「食事は米飯だけではないので、米飯を多めに食べる人も、野菜を積極的に取るなどバランスに気を配り、運動を心がければ糖尿病の危険性を下げられる」と話す。【永山悦子】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101112-00000036-mai-soci
<引用終了>
極めて悪意のある報道です。露骨な米作農家潰しじゃないですか。
APECの直前に出したのは明らかにタイミングを計っていたからでしょう。

つまり、TPPへの参加旗振りを疫学的見地から出したということだ。
アメリカの指令なのか。レポートをアメリカの臨床栄養雑誌に出したということは。
そんなに信憑性の高いデータだったら何故日本の学会なり、専門誌に発表しない?
どうして男女の差が出る?一杯と三杯の差はなんだ?一日三食のうち米食は一食未満にしろ、小麦を食えとでも暗喩しているつもりなのか?
だったら、これまで米が主食だった日本にはもっと糖尿病患者が出ている筈じゃないか。
データの形をとった最も悪質なプロパガンダだ。
医学でなく疫学だから、切り分け方によっては如何様にも解釈が可能なのに。それを一断面だけ切り取ってクローズアップさせるから、煽動の元になっていく。
糖尿病とは、つまり血管の病気なのだから、複合的要因で発症することを意図的に触れないでいる。犯罪ですよ。
米作農業をやっている人は怒らないと嘘だよ。コシヒカリを作る従兄弟たちに連絡します。

出向はつらいよ(11/12)

基本的に他人事なんだけど、このやりきれなさはどうしたものか。
元職場での同僚たちの来し方行く末を聞いて、思い切り暗くなりました。

元職場は、複写機会社の子会社。200名規模で半数強が親会社からの出向ね。
営業成績がふるわなかったとか、職場で宗教勧誘行なったとか、営業所長三人と不倫して彼らを飛ばしたとか、精神を病んでフィリピンで心霊手術を受けた・・・そういう剛の者が集まる。基本的に厄介払いの場所なんです。

出向者の中心は筆者と同世代だから、50内外。出向は一年更新だけど他に行き場がないから全員が15年以上は、巣食っていたのです。

ところがところが、複写機会社の親会社(フイルム会社)が持ち株比率を高めて影響力を強め、事業ポートフォリオをダイナミックにやりだしました。
類似の会社は統廃合し、人員も強烈に再配置を進めていった。
その結果として、100名強いた出向者は現在は30人も残っていないことになった。
50歳内外で、全く経験と人脈の利かない職場へ次々に追い立てられていったのです。
これはかなり辛いよ。新しい環境に慣れるのは、いかな社畜的人物でも大変でしょう。

トレーナーの育成から、フイルムの総務部へ逆出向させられたH野さん。
コンサルタントから、本社営業力強化推進部にお手並み拝見とばかりに帰任させられたN浜さん。
みなとみらいに新しく出来た研究所に強引に配置換えさせられたKさん。
殆ど懲罰的人事だもんな。

ま、今までが世間相場よりはるかに高い給料と手厚いフリンジによって固く雇用と職場を護られていると信じきってきた人たちだ。今更、どうなろうと自業自得の要素も確かにある。
しかし、話を聞いたときはやりきれなかったなあ。彼らの抱く不安と恐怖が手に取るようにわかります。どこまでやっても報われないのか。
他人の心配してる場合じゃないんですけどね。

内輪話ですみません。

東スポでもOK?(11/12)

二日前に書いた新聞代金の税控除、日経であらためて記事にしていました。

新聞代、控除対象に 政府税調方針、「特定支出」拡充
<引用開始>
政府税制調査会は、会社員の給与収入から特定の必要経費を差し引いて所得税、住民税を抑えられる「特定支出控除制度」で、経費と認める支出に新聞代などを加える方針を固めた。政府税調は高所得者に有利な給与所得控除に上限を設ける方向で調整しており、その見返りとして控除対象を拡充する。

 特定支出控除は通勤費のほか、一定の転勤費用や資格取得費用などの合計額が、収入額に応じて認められる給与所得控除額(最低年65万円)を超える場合、超える額を収入から差し引くことができる制度。利用には確定申告が必要になる。

 ただ給与所得控除が厚めに設定されているうえ、対象となる経費の範囲が極めて狭いため、特定支出控除はほとんど利用されていない。新聞代などを加えることで幅広い層に利用を促すほか、会社員が仕事に必要な情報などを入手するのを後押しする狙いもある。

 政府税調は昨年12月に決めた税制改正大綱で、給与所得控除の見直しとあわせ、特定支出控除の対象範囲を拡大する方針を示していた。

http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819481E3E2E2E0988DE3E2E3E3E0E2E3E29797E3E2E2E2
<引用終了>
前にも書きましたが、笑止な取り組みです。新聞は会社か図書館で読むという人がすごく増えているのに。買う余裕がない、あるいはわざわざ買ってまで読む必要を認めない人が増えているのに。
特定支出には、服とか靴とか鞄とか、勤め人ならいろいろ付加すべき項目があるでしょうに。ケチケチしやがって。
これらが控除の対象になれば、消費拡大の口火になる可能性も大。身づくろいが整えば自然と意欲も上がろうってもんですよ。
勤め人が、例えばテストーニの靴を履いたっていいじゃないか。

気になるのは新聞の種類によって差をつけるのかということ。日刊紙で指定されたもの以外はダメとかいう決定だったら許さない。考えられるのは三大紙+日経+各有力地方紙に限るって扱いな。
この場合、タブロイドである夕刊フジとかゲンダイは埒外。あぁ、産経は新聞協会加盟だから、権力に微温的な対応する夕刊フジはOKという判断か?
そんなダブルスタンダードは許しません。新聞代を控除とするのなら東スポ、ナイタイ、赤旗、世界日報、聖教、社会新報、前進、解放なんかも入れないといけないよ。
個人的には、雑誌も入れて欲しいな。例えばブブカとか実話ナックルズとか。

IPアドレスとか(11/11)

海保の職員が申し出たとか、神戸の漫画喫茶から発信されたとかいろいろ喧しいです。
ビデオを流出させた人が英雄視されたりしてますが、前後の事情ははっきりしないのでここは静観します。何より、日テレ・読売に事前インタビューを独占させていたということが引っかかる。天邪鬼な性分なので看過できません。

それより基本的なところで、メディアがいくつか間違った情報を平然と流していることが問題だなと思います。あるいは誤認しているのかもしれないが。

連日、この問題を受けてNHKの七時のニュースでは武田真一が『IPアドレスでは、会社の場合すぐに判明しますが、個人の場合、都道府県単位での居所までが特定されるだけです』と繰り返し伝えていましたがそんなことがあるわけがない。なんでそういう稚拙な間違いを説明するのだろう?確信犯か?

こちら側で特殊な設定をしていない限り、アドレスで本人まですぐに行き着きます。使っているプロバイダは、官憲の求めに応じて諾々と情報開示に応じます。
ファイル交換ソフトを使ってのアップロードで、実行者が捕まるのがいい例ではないですか。

公衆無線LAN、それも野良LANでつなぐとか、何重にもプロキシをかますとかそれなりの対策をとっておかないとすぐ発覚します。
早い段階から、この職員が実行者であったことは特定されており、日テレ・読売が何らかの取引をして事前インタビューまで取ったのではないかと邪推しています。

それから、警視庁の秘密文書の流出事件も目をひきました。
呆れるのが、ファイル交換ソフトをインストールしている公務員がやたらに多いことです。
未だにWinnyとか入れててやってるってのがとても信じられない。

十二年前に、ナップスターが流行った頃、会社の人に教えられてやってみました。レアな洋楽音源などを取れて喜んでいましたが、次第にこれが大掛かりになってくる。
開発者のショーン・ファニングが敗訴したあたりから、雲行きが大きく変わってきます。
その後に出たのがWinMXというソフトだったか。国産でしたよね。それからしばらくしてWinnyが出ました。ブロードバンド化が進んでアップロードされるものも大容量が増えました。映画とか、アプリなんかもあがってきましたが、これに比例する形でまがい物も大変に多くなりました。まがい物ならまだしも、これにウィルスを仕込むやつが出てきた。一度はトロイが入って大変な目に遭いました。キャッシュがどうだとかポートがどうとかいろいろ研究もしましたが、とても危険になってきたので随分前に削除しました。
「人生はダウンロード」と思ってましたが、なけりゃ無いで何とかなります。
教訓。割れ物に手を出すなら、ネットワークをきちんと勉強しなさいよってことです。

TPPよりTPO(11/10)

天木直人さんのブログを読んでいたら、こんな記事がありました。

<引用開始>
今日のニュースの中で私が一番注目したのは、政府税制調査会が新聞代
を税控除の対象にする方針を固めたというニュースである。

 読売新聞がそれを大きく報じていた。
 かつて読売新聞は新聞週間の特集記事として、いまでも国民の9割以上が
新聞は必要だという世論調査結果を報じて、新聞の必要性は不変だ、と強調
していた事があった。

 しかしそれは気休めだ。
 たとえ国民の多数が今でも新聞の必要性を認めているとしても、すべての
新聞が必要というわけではない。
 それどころか今のような新聞では一紙で十分なのだ。
 読売も朝日も毎日もやがて一つになる他はない。
 それほど新聞の情報は劣化しているのだ。

 その他のメディアの魅力が高まっているのだ。
 そんな中で、新聞代が税控除の対象となることは新聞社にとってこの上なくありがたい。
 少しは販売部数の減少を食い止める事ができるかもしれない。
 しかし、消費税導入を強行してまでも税収を増やさなければならない政府が、なぜ税制改革で新聞代を控除対象とするのか。

 「仕事に有益な知識や情報を得ようとするサラリーマンを税制面で支援する」だと。
 笑い話だ。
 そこまでして新聞社に恩を売りたいのか。
 これにより新聞各社は政府に借りができた。メディアの権力迎合が加速する。
 そうなればますます新聞は売れなくなるというのに。
http://www.amakiblog.com/archives/2010/11/10/#001737
<引用終了>
税控除の対象と聞いて脱力しました。サラリーマンを税制面で支援するだと?ちょっと待て。それなら新聞の前にやるべきものがあるだろう。
毎日の通勤で着ていく服地、靴、鞄といったものに必要経費を認めよ。
情報獲得の有益手段として、インターネット及び電話代金に対する控除も認めたらどうだ。
さかんに喧伝している地デジ化に伴う対応チューナーも無料で配布せよ。

新聞代金は日刊全国紙で月当たりで4000円強も支払う。一年間で48000円だ。週刊の日経ビジネスの三年間購読契約と同じ金額だ。
あれも騙されて五年くらい購読しました。切り抜き・クリップもしましたけど、購読中止してからの結論はただただ「無駄」です。何も残らない。何より恐ろしいのは、そういう作業をしていることで学んでいる気分に錯覚させられるところです。しかも日経ビジネス、誌面の半分が広告だからな。
kanonさんも言われていたがあれは「日本株式会社の広報誌」ですよね。

新聞紙面で書いている内容は心もとないものばかり。調査とは名ばかりの発表報道を中心にした駄文だけではないか。どこが社会の木鐸たりえるのか。
渡邊恒雄、船橋洋一に岸井成格。三大新聞の主筆からしてこの程度だ。

「ぎりっぎりの調整が続けられてるんですよ!」「とびっきりの情報があるんですよ!」。口角泡を飛ばす岸井の放つ言語はとりわけ貧相です。毎日夕方のニュースショーに出る暇があるということが、如何に主筆が閑職なのかがわかろうというもの。あ、日頃のスタンスからすれば「官職」でもあるのか。

で、新聞はさらに姑息なことを展開しているんですね。
以下はマガジン九条の連載より
<引用開始>
1人暮らしの学生に限り、1カ月の購読料を2500円にまけます--。朝日新聞がほぼ全国で「学割キャンペーン」を展開している。電車に広告を出してPRしていたから、学生でなくてもご存じかもしれない。

契約期間は1年以上で途中解約できない、口座振替かクレジットカード払いに限る、帰省などで配達しない期間があっても料金は引かない、景品の提供はない、と制約は多い。にしても、通常価格より36%も安いんだから、新聞を取る気のある学生(がいるのかどうか分からないが…)にとってはありがたい話だろう。

同社関係者によると、「就活に役立つ」とPRしても日経にはかなわないので、値段で学生を惹きつけ、あわよくば社会人になっても購読を続けてもらうのが狙いだそうだ。加えて「社会的に弱い立場の人に安く新聞を届ける」との名目も付いているという(いかにも朝日ですね)。ただ、販売店はこのキャンペーンの営業ができず、インターネットや大学生協を通した受け付けに限定しているので、申し込みはさほど多くはないらしい。
http://magazine9.jp/don/101110/
<引用終了>
あれ?と思いました。新聞雑誌は再販制度に守られているから基本的に値引きはできない。
そう思ってたら例外事項があるんですね。上記記事より再び引用します。
<引用開始>
もっとも、一切の値引きが禁止というわけではない。特殊指定には但し書きが付いていて、新聞社が直接値引きするのであれば、学校教育教材用だったり大量一括購読者向けだったり、さらに「正当かつ合理的な理由」がある場合には「この限りでない」とある。今回の朝日の学割は、この但し書き部分を利用している(販売店には但し書きがなく、だから今回のケースでも営業できない)。

要するに、名目や方法にシバリはあるものの、値引きそのものに問題はないのだ。公正取引委員会のホームページに載っているQ&Aには「長期購読者向け定価,口座振替用定価,前払い用定価などの多様な定価を設定しても,何ら特殊指定上問題ない」とまで記されている。
http://magazine9.jp/don/101110/
<引用終了>
どうだろう。恐るべきダブルスタンダードではないですか。
一方で税控除の対象としてもらいながら、もう一方では堂々と値引きする。独り暮らしの学生対象なんてルールは有名無実化させるのはすぐじゃないですか。押し紙だって平然と現場では続けるんだろうな。

そんな連中が、農家に引導を渡そうと各紙一斉にTPP参加を促す。抵抗勢力として、悪の表象として「補助金でたるんだ」農家を成敗しようと現場に行きもしないで記事を書き飛ばす。
そりゃ、農家・農政を取り巻く状況は決して身奇麗なものではない。多くの問題を抱えているのも事実だ。しかし「GDPの98.5が残り1.5%の第一次産業に足を引っ張られている」などと吼える未熟大臣の意見を麗々しく翼賛する連中に控除なんて飴を与えてやることはない。
朝日なんか国有地に社屋を建てて節約しているじゃないか。こうなりゃむしろ、追徴金を払え。具体的には朝刊を一部50円で出せ。
高給すぎる記者の禄を半額にすれば無問題だ。

依存症(11/9)

やっぱりそうだったね。消費者金融のキャッシングなんて、メディアの作為によっていかに作られたニーズであることかがはっきりと分かりましたよ。

ヤミ金被害 減少傾向 貸金業法改正から4カ月余
<引用開始>
消費者金融などからの借金の総量を年収の三分の一までに規制した六月の貸金業法改正は、「借りられなくなった多重債務者が、非合法の『ヤミ金』の被害に遭うのではないか」と危惧(きぐ)する声が相次いだ。被害は増えているのか。現場の声を聞いた。 (稲田雅文)

 「ヤミ金についての相談は横ばいの状態」。司法書士や被害者でつくる「全国ヤミ金融対策会議」が十月に福島市で開いたシンポジウム。事務局長の木村裕二弁護士はこう報告した。

 木村弁護士が、東京の三つの弁護士会が都内三カ所に設置する法律相談センターに寄せられた多重債務相談のうち、ヤミ金に関する相談を集計したところ、五月に五十二件だった相談は、改正のあった六月に六十八件と若干増えたものの、七~九月は再び月五十件台で推移しているという。

 多重債務相談窓口を設ける名古屋市消費生活センターでも、ヤミ金の相談は九月末現在の概数で前年同期の半分以下。担当者も「増えている印象はありません」と語る。

 そもそも、改正前から消費者金融業者は貸し出しを減らしていた。金融庁によると、大手四社にあった新規申し込みのうち、実際に貸し出した「成約率」は、二〇〇六年四~六月は58・9%だったが、一〇年四~六月は30・7%まで下落。〇六年三月末に五・五兆円あった大手四社の消費者向け無担保貸し付けの残高は、一〇年六月末には二・七五兆円と半減した。

 一方で、警察の取り締まりや借金の相談窓口で啓発した効果もあり、ヤミ金の被害者も減っている。警察庁のまとめでは、被害者数は〇六年の十五万四千五百十一人が、〇九年には九万四千二百十一人に減少。さらに一〇年上半期は三万三千三十四人と、前年同期比で約四割減少した。木村弁護士は「ヤミ金のターゲットは多重債務者や自己破産者。多重債務者を増やさない仕組みをつくったことが根本的なヤミ金対策になった」と指摘する。

かつてのヤミ金は、年1000%を超える金利や暴力的な取り立てが社会問題化した。最近は年利40%程度で、取り立ても厳しくない“ソフトヤミ金”が広がったといわれ、「被害が潜在化した」との指摘もある。貸金業法改正による総量規制の抜け穴として、クレジットカードのショッピング枠を現金化する業者も、繁華街などで看板が目に付くようになった。

 全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会の本多良男事務局長は、ソフトヤミ金について「暴力的な態度を取らず、債務者と長く付き合うタイプのヤミ金は昔からいた」と指摘。その上で、こうした業者やショッピング枠の現金化を利用している債務者の相談はほとんどないとして、「いずれもピーク時のヤミ金のような問題になることはないのでは」と語る。

 ただ、被害者が潜在化している可能性は残る。同協議会などが今月二十七、二十八日、岐阜市で開く「全国クレサラ・ヤミ金被害者交流集会」では、ヤミ金問題の分科会を企画。被害者の掘り起こし策なども議論する。事務局を務める水谷英二司法書士は「相談窓口は充実しつつある。いかに窓口に来てもらえるようにするか、具体的な方策を考えたい」と話す。
http://www.chunichi.co.jp/article/living/life/CK2010110602000073.html
<引用終了>
『収入の三分の一を限度額に』というこの六月からの総量規制、いわゆる貸金業法改正ですが結果的には債務者を減らす方向にふれていったわけですね。
サラ金業界から政治献金を受けている議員は、この法案の反対にあたり『借りれなくなった人が結果的にヤミ金に流れていってしまう』という論拠で反駁してきたけれど、それが真実でないことが証明されました。
実は、表のサラ金のほうがよっぽど過酷な取立てをするんじゃないの。

まだ借りれる、返せるぞ。もしものときに、気軽に・・・。いろんな都合のいい理屈を用意して債務者はその額を増やしていきます。借金依存症の典型的なパターンです。それを煽ったのがテレビCMだ。CMの最後に「ご利用は計画的に」という免罪符をつけながら、徹底的に債務者に貸し込んでいったわけだ。

今はそんなCMもなくなり、それを叩く過払い返還のCMばかりという皮肉。そのバブルもあと少しで終わり、大量に製造された弁護士難民が残されるという一幕。高いコストを払っても、本当に勤められないらしいですね。
おかしいが笑えない話です。

そして、流行しているものの多くが、依存症を前提にしたものであるとあらためて気付きます。ギャンブル、借金、煙草にアルコール等など・・・。
食べ物にもある。代表的なのがあの、食べるラー油ってやつ。それから、行列のできるラーメン屋というのも濃厚な口当たりのものが殆どではないですか。

現代はそんなものを「がっつり」食べるわけか。しかし、がっつりって言葉大嫌いです。
「がっつり」「ざっくり」「さくっと」。どれもなんだか品が無くて嫌。
話し相手から、この言葉が出ると会話を打ち切りたくなります。

ディープな人たち(11/8)

先日の夜中にふと目が覚めてしまいNHKを見てたらミッドナイトチャンネルの枠で「ディープピープル」を再放送していました。
素晴らしい番組。大変に深く濃く、マニアックな世界を覗かせていただきました。

<引用開始>
かつてないDeepなトーク番組。

同じジャンルで活躍する一流のプロフェッショナル3人が一堂に会し、司会を介することなく、当事者同士にしか語ることのできない深みのある、臨場感あふれるトークを繰り広げます。
一般的なトーク番組によくある「その道に入ったきっかけ」「個人の苦労・挫折」「目標・夢」などは一切無し。達人ゆえの技とこだわり、神業ともいえる皮膚感覚、知られざる現場の真実・・・・・など、その奥深い世界に分け入ります。

あまりにも深すぎるため、トークには解説を加えます。芸能界きっての博覧強記ぶりを誇る奇才・関根 勤さんが、安部みちこアナウンサーとともに、プロフェッショナルたちの 「ディープ・トーク」をモニタリング。
マニアックな情報を織り交ぜながら、トークを堪能するお手伝いをします。
http://www.nhk.or.jp/deeppeople/index.html
<引用終了>

一回30分の番組で過去放送分のうちから三回を見ました。柔道、予備校講師、漫才師がそれぞれテーマです。
柔道は、細川伸二、吉田秀彦、野村忠宏の金メダルトリオ。
予備校講師は、駿台の竹岡先生(英語)、河合塾の大竹先生(数学)、東進の板野先生(現代文・古文)の三名。竹岡先生はドラゴン桜のモデルになった人だったな。
漫才師は、水道橋博士(浅草キッド)、中川剛(中川家)、増田貴彦(ますだおかだ)。

柔道:
野村はロンドンにもメダルを獲りに行くというから四連覇をねらうことになるのか。
柔道家の耳が潰れているのは、てっきり寝技で畳に擦り付けるからだと思ってましたが違うんですね。スクラムで押し込むラグビー、グラウンドで揉み合うレスリングの人とは事情が違う。
組み手の取り合いで、手がばんばん耳に当たって変形してしまうのだそう。そういえば、柔道家では左耳だけが潰れて変な形になったりしています。
想像以上に過酷な場面があるんですな。

予備校講師:
自分の生活にはあまり関係がないなと思っていましたが、話を聞いていて全く想像と違いました。むしろ、社会人として参考になることが一杯あるように受け取れます。進学実績とか評点を上げるという表面的な利得獲得手段を教えているだけでは彼らのような一流講師には決してなれないのだということがよく理解できました。学ぶのに遅すぎるということはないのだと勇気づけられもしました。
そういえば、予備校の国語の先生に人生相談していた知り合いがいました。
「初めて学習というものがわかった」とかいってたな。

漫才師:
テーマ的に、たとえば吉本の芸人が適当にお茶を濁して終わりなのかと思いましたが、人選を見て考えをあらためました。いずれ劣らぬ理論家ばかり。
マイクスタンドの扱いを巡る議論を見ていてもこの人たちが如何に真剣に考えているかを興味深く見ることができました。

単なる苦労話や成長するうえでの苦悩みたいな話でなく、既に高度な技術・技能を持った人同士での対話ですから、精進と努力が当たり前とされているところがよかったかもしれません。普通の人間に、高みに臨んでみたいと思わせるに十分だと思いました。

司会が関根勤というのも個人的にはツボです。
カマキリ伝説を持っているし、大滝秀治とか「新幹線大爆破」の千葉真一とか彼のマニアック過ぎる物まねは大好きです。
どんな球でも打ち返してくれる信頼感がありますね。
NHKの安部みちこアナウンサー。ちょっと地味。曽我ひとみさんを若くした感じです。

今週木曜日は宝塚の再放送がある。これ楽しみ。頑張って夜中に起きることにしましょう。

お客様相談室へ(11/7)


こんにちは。ほぼ毎日、葛西店で買い物をしている者です。
本日6日11:00過ぎに、近くにある葛西店に出向き、一階ロビーで売られていたズボンを一本買いました。
2009モデルで廃番となる商品でバーゲンでの買い物です。一本1500円でした。
ズボンですので裾上げをしたいと思い、レジの方に聞いたところ、二階のカジュアル売り場でやってくれる、といいます。

そこでカジュアル売り場に行き、裾上げを頼みました。
促されるまま試着コーナーに入り、裾丈を合わせてからレジに戻りました。
『2900円以下ですので、裾上げ有料となります。ズボン代金と合わせて1815円になります』と係りの方が申しました。

「いや、一階で既に買ったもので裾上げだけ頼みに来たのですが」と答えました。
すると「え?」という一瞬不機嫌な顔をされ「最初にそれを言ってください」といわれました。
レシートも持っていたのでそれを見せてようやく納得してもらいました。

その場では、裾上げ補正代金315円を支払って終わりましたが、後から思い出して一日不愉快な気分になりました。

私のとった言動に何か落ち度があったかのようにとられたことは非常に不本意です。

二階売り場の方は、そのエリアの商品と勘違いしたのだと思われますが、注意力がやや不足されています。

仮に商品購入であるなら「これください。裾上げもお願いします」と頼むのが一般的でしょう。

そして、二階カジュアル売り場にはヨーカドーの袋に入った状態でズボンの裾上げを頼みにいっています。
むき身でハンガーにかかった状態で持ち込んでいない、その売り場の商品でないことは一目瞭然です。

これは二つの点で残念です。

1.プロとしてサービスの接点で、間違った認識を持ち続けたこと。
2.その間違いにより結果的に、客(私)が一日不愉快にさせられたこと。

できれば、今後も葛西店を気持ちよく利用したいと考えています。
もやもやしたものが残ったので、思い切ってご報告をさせていただきました。
ご本人の今後の成長のためにもこのこと、店舗の方にもお伝え下さい。
レシートNO:5967、取引:2658 担当者:○○さんという方です。 

というメッセージをしたためて、お客様相談室に送信しました。
なんだか、こんなクレームみたいな文章ばっかり上達しています。

丁重な詫び状とともに商品券で贈ってきてくれないかと期待します。

これを活かすことはできないのか?
総会屋でも入るかなあ。

追伸:送信してから、半日経過してヨーカドーから電話がかかってきました。早い。
紳士服売り場の責任者から、本人及びスタッフにカウンセリングを施したこと、大変申し訳ない、自分がそうされても同じように思いますという平謝りでした。
早い対応に免じて、許しました。もうちょっとごねれば商品券くらいもらえたかもしれないが、クレーマーと店のサポーターの境界を越えてしまいそうなので止めておきました。
また、学習と成長に貢献した。我ながら、いい仕事をしています。

シンクロ発着(11/6)

D滑走路が先月21日に開業し、30日から国際定期便の運用が開始された羽田空港について、対岸から発着の様子をずっとベンチマーキングしています。
拙宅からは、D滑走路の誘導灯も確認でき、まるで海上に光が走っているようです。

夜中の零時過ぎでも発着する便があり、眠らなくなったのだなとよく実感できました。

これまでとの最も大きな違いは、シンクロ発着が見られることです。
横風用のB滑走路と、D滑走路に殆ど同時に飛行機が北東方向から進入する様子が見られます。西風が強いときにこれは見られます。

羽田や成田など滑走路が二本並行にある空港でも、これまでは安全上の配慮から、同時に離陸や着陸をやることは見送られてきました。
しかし安全基準が緩和され、管制官が十分に習熟出来たらしく、これが始まっています。

深夜早朝の発着で注意すべきはやはり騒音。南風が強く吹いて雲が低いとき、江戸川区上空から夢の島を経てアプローチする『ドリームアライバル』ルートがあります。最も住宅密集地に接近する経路ですが、これが生活にどれだけ影響があるのか、注意深くベンチマークしていきたいです。

漏洩(11/5)

石垣島に二年前に伺った際、石垣港には立派な海保の巡視船が停泊中でした。
あのなかのどれかが今回の衝突の船だったのだろうなと思います。

「来るぞ」「止まれ」…船員の怒号飛び交う
<引用開始>
船同士の生々しい衝突音や、巡視船から上がる黒煙--。4日夜以降、インターネットの動画サイトに、尖閣諸島周辺で起きた中国漁船衝突事件の状況を撮影した映像が流れた。「国の情報管理が問われる」「誰が、どんな意図で?」。国会議員や政府関係者に動揺が広がった。

 インターネットの動画サイト、ユーチューブに投稿された映像は、海上保安庁の巡視船2隻に、中国漁船が衝突する場面が鮮明に映っていた。

 投稿されていた動画は6本で計約44分。それぞれ2分29秒~11分24秒だった。投稿者は「sengoku38」を名乗り、4日午後9時ごろにネットに流れていた。
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20101105k0000e040033000c.html?inb=yt
<引用終了>
さあ、きたぞ、フレームアップ。
耳目を意図的にビデオ流出に惹き付けておいて、何を隠すつもりなのか。
前田元検事に対する「特別公務員職権乱用罪」最高検受理のニュースか?
迫ってきた沖縄県知事選か?米軍思いやり予算増額の議会通過か?まさかTPPとか?
あらゆる細かいところにアンテナを張っていなくてはなりません。
もうね、自作自演であることを深く確信しています。

早慶戦(11/4)

テレビで久々に六大学野球を見ました。それにしても、羨ましいぞ早慶戦。
我々にはテレビで見ることはできても入場することが決して許されない宴です。
いや、実際に入れないことはないけど、あくまでもそんな気がするということです。

昔、大学の教室の机上に「早慶戦に行きたいよ」と落書きしてありました。
二日経って同じ場所に座ると「そんなに行きたいんならとっとと辞めろ!」「お前なんか明治にいらん!」とか罵詈雑言が沢山書いてあるのですね。

愛校心があるな、と思いましたがよく考えると、こいつら真面目に講義受けてないんじゃんと気付きました。暇なんだな、などとぼんやり考えていて一時間半の講義を過ごしました。って自分も同類じゃん。

今にして思えば、早稲田に対するコンプレックスが非常に強い学校でした。慶応については全くの異世界。彼らのなかで比較対象にはしていません。これはあの学校では数学が受験必須科目だったからだと思います。

でも、早稲田は違う。ちょっとがんばれば自分も早稲田に行けたって、エクスキューズを常にしているやつが多かった。商・政経・法など社会科学系の学部連中に多かった。打算的な思考が脳内を支配していたようにみえる。自分を磨く時間をとるわけでもなくただ悔恨の日々を送るだけ、非常に空しい思考パターンを辿ってました。

大学野球自体については、高校時代から好きで神宮に見に行ってました。ちょうど法政が花の49年組で席巻していた頃です。江川・袴田・金光・楠原・徳永・島本・植松といったあたり。
早稲田対明治、法政対慶応の連戦を外野の芝生に寝転んで見ました。300円で見れた。
早稲田が向田(富士重工)-山倉(元巨人)で明治が高橋三千丈(元中日)、法政が江川-袴田(元ロッテ)、慶応が林-堀場(元広島)という組み合わせです。両試合とも投手戦で引き分けになりました。

その夜のプロ野球、ヤクルトの試合もなんと引き分けで、神宮で同日に行なわれた野球で三試合が引き分けというのが史上初の出来事となりました。
外野の裏手にラーメン屋の直久があったな。いつのまにか無くなりました。

春もいいですけど、四年生にとっては最後のシーズンになる秋のリーグ戦は印象的な試合が多いです。早稲田大学優勝おめでとう。神宮大会でも優勝してください。

早めに言ってよ(11/3)

アマゾンが配送料金を無料にしたんですね。

<引用開始>
 オンラインストア大手のアマゾン ジャパンは2010年11月1日、通常配送料金を無料にすると発表した。同日、都内で開催したAmazon.co.jp10周年記念式典で、ジャスパー・チャン社長が明かした。今年1月からキャンペーンとして実施してきたものを正式にサービス化する。

 無料にはなるのは、国内配送で「通常配送」または「コンビニ受取」を選択した場合にかかる配送料(300円)。Amazonマーケットプレイス出品者が発送する商品や、大型商品などの特別配送便、お急ぎ便、当日お急ぎ便、国外配送などは対象外となる。

 同日から配送時間を指定できる「お届け日時指定便」をスタートする。最短で注文日翌日の午前8時から6つの時間帯で配送時間を指定できる。PCサイトとAmazon モバイルで利用できる。料金は350円。Amazonプライム会員なら無料となる。iPhoneアプリでは利用できない。
 通常配送料金が無料になったことで、年会費3900円のAmazonプライム会員のメリットは、「当日お急ぎ便」「お急ぎ便」「お届け日時指定便」などが無料で使えることになる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101102-00000001-nkbp_tren-inet
<引用終了>
これまでアマゾンプライムに登録していたのですが年会費を上回る利用が出来ていません。
いずれは、抜けよう抜けようと考えていたのですがいつも忘れてしまう。
そもそもプライムに入会したのも、お試し無料期間に惹かれてのもの。うっかり無料期間が過ぎたのを失念して、気付いたら3900円の年会費が引かれていました。
従来は1500円以上の物品についてのみ配送が無料だったのですが、どうしてこの枠を撤廃したのかいろいろ考えてみました。
楽天ブックスに対抗するという競合戦略もありましょう。
しかし最大の理由は、扱い点数と売上が拡大したことで配送コストを十分に吸収することができるという判断が出たのでしょう。
まさにクリス・アンダーソンの唱える「ロングテール」「フリー」の世界。

当初このサービスが出た頃は果たして上手く行くのかと考えました。ネットで注文するといっても、実物を手に取れるわけでもなく、割引で買えるというものでもない。
まして出版社と取次ぎからの抵抗と圧力は凄いものがありました。その力関係がこの五年あまりで逆転しましたですね。

『出版大手10社中8社が減収に 「出版・取次・書店総倒れ」 帝国データバンク調査』
<引用開始>
帝国データバンクが11月1日まとめた出版業界の2009年度決算調査によると出版社の売上高上位10社のうち、8社が減収だった。出版、取次、書店の3業種とも、2期連続減収の企業が2期連続増収の企業を上回っている状態で「出版業界総倒れの様相を呈している」という。

 売上高が1000億円を超える集英社、講談社、小学館のトップ3はそろって減収。3社の減収は2期連続だった。講談社、小学館と光文社は2期連続で最終赤字に陥っており、文藝春秋も最終赤字に転落した。一方、女性向け雑誌などが好調な宝島社は上位10社の中で唯一、2期連続で増収・最終黒字だった。
http://news.nifty.com/cs/technology/internetdetail/itmns-20101101-20101101072/1.htm
<引用終了>
出版社の端くれにおりましたが、こういう結果はむべなるかな、と。だってコストとか戦略とかターゲットとか、深く考えることができないもの。添付の表にも古巣が載ってる。
というわけで、急遽プライムの自動継続設定を解除し、サービスから脱会しました。
ところが一週間前に3900円がチャージされてやがる。嫌がらせ?もうちょっと早く言え!

快哉(11/2)

この一両日、どうりで静かだと思っていました。非常に気分がいい。

不用品回収 無許可で全国展開、業者逮捕へ 強引営業も
<引用開始>
「再生工房」の名で不用品を回収していた「グローバルマネジメント」(本社・神奈川県藤沢市)が客に高額な料金を請求していた事件で、宮城、埼玉、千葉、愛媛の4県警は来週半ばにも、グ社幹部らを廃棄物処理法違反(無許可営業)などの容疑で一斉逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。グ社は北海道から九州まで計16支店を置き、09年10月期に17億円余りを売り上げたが、各地で苦情が寄せられていた。4県警は強引な営業手法をマニュアル化していたとみて合同捜査を進める。

 捜査関係者によると、グ社は軽トラックでアナウンスを流しながら住宅街を巡回し、不用品引き取りを勧誘する廃品回収業を無許可で営業した疑いが持たれている。4県警は幹部ら十数人の立件に向け、詰めの捜査を進めている。

 グ社を巡っては宮城県警が今年6月、廃棄物処理法違反容疑で本社などを家宅捜索したほか、愛媛県警も7月に同容疑で愛媛支店(松山市)を家宅捜索するなど、各県警が捜査していた。消費者庁も8月5日、特定商取引法違反(迷惑勧誘など)で6カ月間の一部業務停止を命じた。

 消費者庁によると、グ社の従業員は今年2月、客の不用品をトラックに積み込んだ後に「7万4800円になります」と請求。無料と思っていた客が驚いて回収を断ると「ふざけんなよ。もう積んだんだよ。おれの手間はどうなるんだよ」とすごみ、その後も数回にわたり客の自宅を訪問。「荷物はもう会社に降ろしたからないよ」「特別に半額にするよ」と言って計3万4000円を支払わせた。こうした「先積み」と称される行為を繰り返していたという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101101-00000002-maip-soci
<引用終了>
『こちらはぁ~廃品回収車です。ご不要になりましたテレビ、ステレオ、エアコンなど回収させていただきます。またぁ~わからないことがありましたらお気軽にお尋ね下さい~』
路上生活で日焼けしたらしい汚らしい男が不機嫌そうに運転しています。
ここ二日ばかり、すごく静かだったのはこの連中が来てないからなんだ。

今回逮捕された業者は、このアナウンスを使って流していた連中です。
眠たくて間抜けそうな女の声で、低速で住宅地を軽トラで流しています。音量は60デシベル以上ですから、明らかに東京都騒音条例の違反でもあります。
そして『一廃』を持っていない。いわゆる一般廃棄物運搬許可証も取得していない違法な営業スタイルでもあります。そう。ゴミを集めても、許可無く運んではいけないのです。
先日、粗大ゴミを出しにいった際に『一廃』指定業者にいろいろ聞いて勉強をしました。地域で何らかの貢献をしている、例えば社長が民生委員をやっているとかそういう信用がないと自治体からはなかなか許可が出ないのだと聞きました。事実上、新規参入は不可能。つまり、スピーカーで煩くノロノロ運転している連中はほぼ全員が無許可営業をしているということです。
同じような資格で産廃がありますが、こちらは司法書士などを使ってそれなりの申請ノウハウが確立はされているようです。
廃品回収業者は、これらの資格を持っているかどうかでそのイリーガル度がわかります。もちろん全部が全部、悪徳業者というわけではありません。
産廃か古物商の許可証を持っているかどうかが一つの見極めになります。
産廃は、事業所などで出す粗大ゴミを扱える資格、古物商は、不用品を買い取る際に必要な資格です。チケットショップ・金券屋がそうですよね。
警察に資格申請するものなので、もし盗品が持ち込まれるとあっという間に通報されます。

毎日毎日、昼日中から『こちらはぁ~』『廃品回収です』『無料で引き取れるものもあります』と訴えられていたので、今日のような静けさはとても新鮮です。気分がいいから、バルバレスコワインでも一本開けようかしら。

また、しばらくしたら同じような業者がウロウロするんでしょうけどね。
こんなニュースもありました。
廃品回収業装った“バイク盗”逮捕 余罪4百件か
<引用開始>
廃品回収を装ってバイクを盗んだとして、警視庁は窃盗の疑いで自称廃品回収業の暴力団幹部、杉田浩志容疑者(41)=埼玉県八潮市緑町=ら男女7人を逮捕した。警視庁によると、杉田容疑者ら4人は容疑を認め、他の3人は「廃品回収の仕事だと思っていた」などと否認している。

 警視庁築地署などによると、杉田容疑者らは「廃品回収」のロゴを付けた軽トラックで住宅街を物色。通行人に鉢合わせすると、「誰のバイクですか。邪魔になっていませんか」などと声をかけ、怪しまれないようにしていたという。

 杉田容疑者らは平成20年末から東京、千葉、埼玉各都県で計400件のバイク盗を繰り返したとみられ、警視庁で裏付けを進める。盗品は解体したり、フリーマーケットで転売したりして、2千万円以上の利益を上げていたという。

 逮捕容疑は8月16日昼、江戸川区江戸川の路上で、近くに住む男性会社員(31)のオートバイ(時価10万円相当)を盗んだほか、10月7日夕、足立区東和のマンション駐輪場に止めてあった別の男性会社員(39)のバイク(同5万円相当)を盗んだとしている。
http://news.biglobe.ne.jp/domestic/1101/san_101101_7012707013.html
<引用終了>
先日、自分のスクーターを危うくやられかけたんですよね。こいつらだったかもしれない。

絵解き(11/1)

仮面ライダーを演じた俳優が作家デビューから、僅か一ヶ月で文学賞を受賞しました。
本当の才能が正当に評価されたのなら何ら文句はない。でも、おそらくそうではあるまい。

下世話な話が好きな下衆としては思い切り勘ぐってみます。
結婚した元歌手と二人で同じ事務所だったわけですね。事務所の了解を得ないまま結婚に突き進み、彼女は事務所を辞めた。彼自身も映画「BECK」以降での芸能活動を停止し、突然の作家宣言とともに芸能界から引退しています。

しかしこれで治まらないのは所属事務所であった「研音」です。稼ぎ頭であった二人に一挙に事務所を去られて、被害は甚大。そこで「得べかりし利益」を求めてその補償を彼らに迫ったのではないか。

今回の文学賞受賞もその一環である。賞金2000万という破格の金額を掲げて、児童図書出版から脱却を目指したポプラ社との間で話をまとめた。

ポプラ社側からすれば、賞金2000万で麗々しく始まったはいいが、受賞に値するだけの作品がなかなか出てこない。だから第一回の受賞作以降でひとつも出してはいない。かつその出費が会社としては惜しくもなってきた。
そこに元有名俳優が執筆した作品を受賞作として出す話が来る。これであればマーケティング効果は絶大なものになります。

賞金2000万はその費用と考えれば十分にお釣りがきます。受賞した彼は賞金を辞退したというけど、このお金は実はそっくり研音に支払われたのではないかと邪推します。

この受賞は単に出版に留まらず、映画化とかドラマ化などのメディアミックス戦略がついてくる。その版権も研音が押さえているのではないでしょうか。これら将来的なインセンティブ獲得によって、彼をようやく赦免してやるというアグリーメントが交わされたのではなかろうか。

研音は、得べかりし利益の回収ができ、ポプラ社は出版社として大々的なPRが2000万で出来、元俳優は晴れて足抜けと作家デビューができるという、三方が満足する仕組みですな。

受賞作を読んだら真っ当なものかもしれない、という場合もありますがその可能性は捨象しましょう。こんなものはいくらでもリライトが出来るしおそらくは余白の多い、携帯小説みたいな内容なんだろうと想像します。
さしずめ新しい辻仁成の誕生ってところじゃありませんかね。安いけどね。

今回の件で一番腹が立ったのが、2000万円の賞金を辞退したという話です。
ヤッカミを避けるとか、後ろめたさがあったとかいろいろ想像されます。
しかし、同じように受賞を目指して何年も日々頑張って書いている人たちがいる。そんな人たちに対して失礼じゃないですか。
芥川賞直木賞で100万円。乱歩賞で副賞1000万円。金額で価値が決まるものではありませんけど、2000万円というと十分に一人歩きしてしまいます。

今回の場合、ディレッタントとしての正しい態度は徹底したネグレクトだと思います。読むのは勿論、関心を持つこと自体が彼らの戦略に嵌ったことになりますから。
つい下世話な絵解きをしてしまいました。気分を害された方がいたらすみません。

お値段以上(11/1)

使っていた椅子のキャスターがまた壊れました。
今年の二月に続いて二回目です。一昨年の八月にニトリで買ったのですが凄い頻度で壊れている。
幸いというか三年保証の製品だったので、お客様相談室に電話をして代わりのキャスターを届けてもらいました。
「キャスター何個お送りしましょうか?」などと聞いてくるので、よくあるのでしょうね。
「二個送ってください」とお願いしました。来年の八月まで保証期間があるから何度か連絡して部品をストックしておいたほうがいいかもしれないな。

この椅子は7900円で買いました。同じような形状ならやっぱりハーマンミラーとか高いやつがいいのかな。16万とかするから一生ものですけど。

未熟な拘り(10/31)

『凶器使わなかった』。何だよそれ?

「凶器使わず数人で殴った」 容疑者供述 神戸・少年殺傷
<引用開始>
神戸市須磨区の路上に止められた乗用車内で、殴打された少年2人が見つかり、元専門学校生の釜谷圭祐さん(19)=神戸市垂水区=が死亡した事件で、殺人容疑などで逮捕された松田智毅容疑者(22)が「凶器は使わず、頭や顔を数人で殴った」と供述していることが30日、捜査関係者への取材でわかった。司法解剖の結果、釜谷さんの死因は外傷性くも膜下出血だったことも判明。兵庫県警須磨署捜査本部は、単独犯ではなく、松田容疑者が仲間とともに長時間にわたって頭部を集中的に暴行したとみている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101031-00000508-san-soci
<引用終了>
三原順子が学園ドラマで『顔はやめときな』とかいうのと同じじゃないか。
十数人で殴っても、得物がないんだからフェアな制裁であったとでもいいたいんでしょうね。こちらに殺意も害意すらなく、死んだのは向こうのせいだってことを言いたいのだろう。不幸な事故であったと立論したいんだな。

殴ったけど凶器は使ってない、か。風俗はするけど『売り』はしないとか、女に金は払わせないとか、自分より弱い者の虐めはしない、など等。
そういう低レベルなつまらない拘りだけで手前勝手に生きてきたのでしょうね。
弱い者虐めはしないといってて、虐めそのものをしない奴はあまりいません。自己都合で時と場合を選ぶってことでしょうかね。

妹を連れまわされて激怒っていうけどさ。男二人に女三人で合意の上で遊び歩いていたんでしょうから、そもそも怒りの矛先には無理がある。アレか、妹に対して父親代わりみたいな意識が急に芽生えたとかか。無職で父親気取りかよ。
鬱憤晴らしが制御利かなくなっただけなのに、妹への迷惑行為で私刑を正当化するか。それでいてお礼参りで凶器を使わないことを、エクスキューズとしては使おうという卑劣さ。

とにかく情けないのは、数を恃んだことだよ。妹が心配なら、大勢で行くより何より、まず駆けつけて連れ帰ることじゃないのか。

それともアレか、桃太郎侍が悪人の悪行をそばで見ていて「許せん」と憤りながら、何故かその場で処断せずに一旦帰宅して、ラメ入りの着物に着替えて出直すようなものか?ディレクターからのキュー待ちだったか?あくまで自分のタイミングと都合でだけで動く。嘘っぽくて安い生き方ですよ。
結局妹のことはきっかけにして暴れたかっただけだろう。情けない限り。

はしゃぎすぎか(10/30)

空港と直接関係ないところで期待してはいけないぞ。

空港アクセス 羽田と成田めぐり鉄道会社が乗客争奪戦
<引用開始>
31日に国際定期便が本格的に復活する羽田空港と、発着枠拡大が決まった成田空港を巡り、両空港へのアクセスを担う鉄道各社の競争が激化している。都営地下鉄経由で羽田から成田まで相互乗り入れする京急・京成両電鉄と、特急「成田エクスプレス」を擁するJR東日本と子会社・東京モノレールが乗客獲得を競う。両空港間の連絡を巡っては新線建設も検討され、将来をにらんだ計画でも火花を散らしている。
第1ラウンドは7月、京成による成田までの短絡線「成田スカイアクセス」開業。従来のスカイライナーに最高時速160キロの新型車両を導入して日暮里-成田空港間を36分で結び、それまでより15分短縮した。JRも東京駅まで50分の成田エクスプレスを昨年10月から新型車両に替え、今年3月から新宿や横浜方面への直通列車を増やして利便性で対抗している。
 第2ラウンドは21日の新ターミナル開業。京急は地下新駅を当初の計画より約60メートルターミナルに近付け、大型エレベーターを7機設置。さらに1分の短縮にこだわり、空港の地元・大田区から不満の声が上がる中、品川からノンストップで京急蒲田駅を通過する快速特急を新設した。

 一方、東京モノレールは約85億円をかけ路線を900メートルにわたって付け替え「改札からカウンターまで徒歩1分」を実現。担当者は「従来のままなら250メートル歩いていただくところだった」と胸を張る。これにより、国際線ターミナル新駅から品川、浜松町両駅までの両社の最短時間は13分で並んだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101030-00000010-maip-bus_all
<引用終了>
明日から、国際線定期便がいよいよ再開されます。開始ではない、再開だ。かっての国際空港の輝きを羽田が取り戻すのです。大田区で生まれ育った者としては誇らしい限り。

今回の羽田国際線ターミナル開港と定期便再開で最も潤うのは間違いなく京急でしょう。唯一のネックは、空港線の蒲田駅前踏切だ。ここだけ単線でかつ車道を塞ぐから、電車の増発ができないのです。
これも現在行なわれている高架化が実現すれば半分くらいは解消されます。箱根駅伝においても選手通過で電車をわざわざ止めないでも良いのです。

しかしながら、利用者の方のお話によれば江戸情緒云々という施設はしょぼいらしい。やっぱりなあ。大江戸温泉物語よりもチープなギミックである雰囲気満々です。
喩えていえばアレか、東京駅の黒塀横丁みたいな安さなんでしょうか?

それよりも空港特需で色めき立つ地元のはしゃぎすぎが何だかなあ。
蒲田に京急が電車を止めないことで怒ってるというけど、何にもないところだからなあ。JRの蒲田に行っても、駅ビルとユザワヤくらいしかないし。

近くの平和島温泉が、海外からの旅行者をアテにしていると聞いて脱力しました。地元の人間でも行かない施設なのに何故海外から来るのだと信じられるのだろう。
因みに平和島温泉って天然ではあるんですよね。真っ黒なお湯だけど。

アレルゲン(10/29)

ちょっと悪質です。以下は消費者庁の本日付ニュースリリース。

<引用開始>
「アレルギー患者が食べられる」と称する卵の販売サイトに関する注意喚起について
インターネットにおける事例
今般、インターネットにおいて「アレルギー患者が食べられる」と称する卵を販売しているサイトがいくつか認められました。
これらのサイトでは、「卵アレルギーの方にも食べていただいている」、「子供さんのアトピー(卵アレルギー)が出ない。くさみが卵アレルギーの最大の原因」、「卵アレルギーも起こりにくい卵をどうぞ」、「安心して生で食べられる卵。アレルギーの方もぜひ試してほしい」等と記載があり、当該サイトを見た方が卵アレルギー患者でも食べられると受け取られる内容となっております。
また、「卵アレルギーだった息子も、私共が作った卵だけは食べることが出来るようになった。私共の想いが卵アレルギーのお子様をお持ちのご家族様へ届き、安心を提供できれば・・・と考えている」といった旨の体験談を掲載しています。・・・・・
http://www.caa.go.jp/foods/pdf/syokuhin430.pdf
<引用終了>
個人差があることだけど、アレルゲンとかアナフィラキシーショックのことを考えたら『私共が作った卵だけは食べることが出来るようになった』とは言えないはずです。ただただ、売らんかなの卑しい姿勢が仄見えますね。

続く『私共の想いが卵アレルギーのお子様をお持ちのご家族様へ届き、安心を提供できれば・・・・』という一節。なんという誠意のない言葉でしょう。
あれか?想いだけで生理的な抗原が克服できるっていうのかよ?宗教かよ?
しかも「お子様をお持ちのご家族様」だと。過剰な丁寧語はほとんど嫌味にしか見えないよ。

ああ、思い出した。昨晩の八時過ぎに『アセットの徳永と申しますが、年金不動産の情報提供で資料を持って伺いたいのですが、何時ごろお帰りになってらっしゃいますか?』とか久々に投資マンションの勧誘電話を受けたのだった。女性からの電話だったので油断して出てしまった。会話の修練を積んでいないから敬語は勿論、メッセージの伝え方がなっていません。
年金不動産って何それ?投資ワンルームマンションって言えないのか。はっきり言えないものを売るって詐欺の第一歩だよ。ぐっと言葉を呑み込んで電話を叩ききりました。

閑話休題。
この卵販売ですが、健康器具や健康食品をテレビ画面いっぱいに長時間流し続けていて片隅に小さく『あくまで個人の感想です』というアリバイづくりなどより、はるかに罪深いではないですか。
飲むヒアルロン酸とかコラーゲン等は悪質であるが害毒はない。けれど卵はまずいだろ。

粗大ゴミ(10/28)

粗大ゴミの持ち込み所が開設されたので試しに使ってみることにしました。
東京都の場合、粗大ゴミは受付センターにアクセスしゴミ出しの申請をして、所定場所(集積所)に指定日に置くのですが、手数料が300円からかかります。
但し、区指定のゴミ置き場に持ち込めば無料で引き取ってくれます。一回に10個まで出せて一年で三回まで使える。これは利用しない手はない。
そう思って雨の中出かけてきました。

肝心の粗大ゴミは長年の懸案であった電気スタンドにしました。98年の8月に当時勤めていた会社を辞める際に、同じユニットだったOさんという人からもらったものです。これが無駄にでかい。高さが80センチくらいあり、花瓶状の台座の頂点に白熱電球を指し、上から紙のシェードを被せるという代物です。別に希望したわけでもないし、何でこんなものを餞別でくれたのかがよくわかりません。察するに家でいらなくなったものをこれ幸いと餞別として処分したということなんでしょう。メイドイン台湾なんて書いてあるしな。

人からもらったものは基本的にはずっととっておくことにしていますが、このスタンドだけは使う場所がまるでないので、今日まで箱に入ったままで箪笥の上に置いていました。もらった相手のことを考えると使いたくない。でも、折角もらったから悪くて処分はできない。喉に刺さった魚の骨という状態が十年以上続きました。

これをくれたOさんは、今にして思えば明らかに鬱を発症しておりました。
躁鬱の気が激しく、周囲に当り散らしたりすることもしばしば。新参者で組織に馴染めないでいた筆者は、彼にとって格好のストレス発散相手となりました。
こんな組織に居続けては、絶対におかしくなると退職することを決めると、一転して翻意するように説得をしてきます。組織の硬直性や抜きがたいヒエラルキー、半面で時折現れるスノビズムを嫌っての退職決断でしたが、今になって真の理由がわかります。一番の原因はこの人と一緒にはやりたくないという気持ちでした。
その張本人から退職を翻意するように迫られるのですから、苦しいやらおかしいやら。

我々の上長が敏感に状況を察して、一度はOさんのユニットから筆者を外してくれたこともありましたが、一年後に彼の懇願により、再び同じユニットで働くことにもなりました。これは辛かった。

つまりアレです。暴力亭主に愛想尽かしして、実家に帰っていた女房が、平身低頭で懇願されて元鞘へ戻る。しかし、しばらくしたら暴力は再開され、元の木阿弥になるというお定まりのパターンです。しかも一度は離れた、逃げたという意識があるから余計に辛くあたってくる。彼もわかっているけど止められなかったのだと思います。可哀想な人ではある、けれど。

退職までの一週間は、全く口を利いてくれませんでしたが、最後の退勤間際で、いきなり「お餞別です」とこの電気スタンドをくれたのでした。
そんなわけで丸12年、手元に置きました。でも使わなかった。捨てもしなかった。一種の意地だったかもしれない。でも、いい加減に止めます。
というわけで無事に捨ててきました。実に爽快な気分です。もっと早くに処分すればよかったなあ。使わないものはやっぱりゴミでしかありません。

おしゃれな農業(10/27)

農ing娘。なるものがあるそうです。

「農ing娘。」が赤丸急上昇 秋田の女性、ネットで結成
<引用開始>
全国の若い農家の女性が連携し、農業を盛り上げようと、秋田県八郎潟町の農業小玉美花子さん(22)が、インターネットを通じて仲間づくりを進めている。アイドルグループをもじって「農ing娘。」と名乗る彼女たち。12月1日には仙台市で初の集会を開く予定で、小玉さんは「新しいことに挑戦し、農業を守りたい」と意気込んでいる。
 小玉さんは専門学校を中退した3年前、約5ヘクタールでコメや野菜を作る両親を手伝い始めた。今では農作業を一通りこなし、作物を軽トラックに積み込んで、飲食店などへの飛び込み営業にも出掛ける。今年は、手作りパッケージでコメのネット販売に乗り出した。
 昨年11月にブログを開設し、日々の農作業の様子だけでなく、過疎化や高齢化など地域の問題もつづってきた。泥だらけで蚊に刺されながら草取りをする「リアルな農業」(小玉さん)の姿が人気を呼び、1日の閲覧数は約1000件に上っている。
 「農ing娘。」は今年6月、農業に従事する若い女性ならではの悩みを相談し、支え合おうとネット上で結成した。
 メンバーの条件は、農業経験が1年以上あること。全都道府県からメンバーを募り、これまでに北海道から宮崎県までの20代を中心に14人が集まった。「アイラブ農業」が合言葉だ。
 小玉さん自身、いわゆるギャル系で、「稲穂ヘア」と呼ぶ金髪をなびかせ、赤のつなぎ姿でトラクターやコンバインを操る。農作業がない日は、メークもばっちり。「農ing娘。第1回ミーツ」と銘打った12月の集会では、農業や自分の将来、育児のことだけでなく、恋愛についても大いに語り合いたいという。
 「ネットがなければ、秋田で孤独に農業していた」と小玉さん。「農業を放っておけない。一人では無理だけど、メンバーがPRすることで、何とかして農業や地域を元気にしたい」と力を込める。
 一緒に仕事ができて幸せという父の功さん(58)は「農作業の合間に携帯電話でネットに接続し、消費者と直接つながっている。新しい農家の姿かもしれない」と話し、農ing娘の挑戦を応援している。
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101025t43020.htm
<引用終了>
河北新報なんて、久々に目を通したぞ。(一力さん、お元気ですか?)
小玉さんご本人が開設しているブログも拝見しましたが、今どきのギャルそのものです。http://ameblo.jp/kodamanojo/
でも問題意識も高く、今回、政府がいきなり打ち出したTPPへの参加などにも憤っておられます。たしかに、あんな地域限定保護主義に同調してしまったら、日本の稲作は滅亡してしまうでしょう。ここは純粋に応援したいです。

「おしゃれな農業」というコンセプトはいけるんじゃないでしょうか。
昔、勤め先の会社に長野の八千穂村出身の女性がいました。アルバイトから大学を出てそのまま会社に入ってきた彼女に、将来の夢などを聞いてみたところ「おしゃれなサラリーマンと結婚して東京に住みたい」などといいます。
「長野に帰らないの?」と聞くと「うちのほうは何にもないとこですからね。東京は刺激がありますし、ずっと住みたいです」とも言う。
その時、kanonさんが「おしゃれな農業やってる人ではダメなのか?」と問うたのでした。
その可能性は気付かなかった。新しい視点です。しかし・・。

「の、農業?それだけはダメです!」一瞬にして顔を顰めてしまった彼女。
身近に見てきた彼女ですら、即答で拒絶です。そんな禍々しさが農業にはあるのかいな?
その後、あれこれと彼女の尊厳に関わる失礼な想像を巡らせたのも楽しい思い出です。

都会育ちなのに農家に嫁いでいった知り合いがいると話したら、うわー可哀想ですねと話を聞く前から断定し、同情までしてくれた彼女。
しかし「嫁ぎ先で、作物をメロンにしたら大当たりして年収三千万円になったんだよね」といった瞬間に顔色がはっきり変わりました。脳内で激しい電卓を叩く様が見えるようです。
「う、うぅ。そ、それは特殊な例ですよね?」「でも、ないみたいよ。結構あるみたいだね」と逃げ道をわざと塞いで反応をみます。
やがて、特異な例だろうと脳内で折り合いをつけたらしく「でも、まあうまくいくとは限りませんから」などと語尾を震わせながら自らを納得させていました。
今は帰省したらしい佐々木さん、元気でやってますか?

TPP参加なんぞ絶対に阻止しないといけないよね。

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