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NHKスペシャル(2/26)

昨晩NHKを見ていたらロックバンドB`zのドキュメンタリーを放映していて見てしまいました。
松本孝弘のグラミー賞受賞記念で、三年前にオンエアされた番組だといいます。
彼らの熱心なリスナーでもなんでもないけど、なんだか見入ってしまった。
創作の秘密やインタビューなどもありましたが、リハーサルシーンが数多く挿入されていて楽しめました。

コンサートを見るのも好きですが、リハーサルを見るのはもっと好きです。リハーサルなら二時間でも三時間でもそのまま見てみたいと思います。
ものがだんだんと作り出されていく過程を見ているのが快いんでしょうね。

彼らのアルバムもシングルも持っていませんけど、想像以上にストイックに取り組んでいる姿を見てすこし心打たれました。この感覚なんなんだろうと考えていて気付きました。

普段、テレビで彼らを見ることが殆どないっていう飢餓感に支えられているのだと。
しょっちゅう歌手がテレビ画面に出ていると何となくよく知っているような錯覚を持ちます。フレーズやメロディの一節と歌っている人とがぼんやりと結びつく。
かといって正確な歌詞は覚えていない。1コーラス諳んじろといわれてもできません。

B`zの場合は歌詞やメロディは浮かんでも、彼らが歌ったり演奏している情景が浮かんでこない。それはテレビに滅多に出ないから。

彼らはロックに属するというけど、ロックを語られるときよく出される破壊的衝動みたいなものはあまり感じられない。なんていうか、東洋的な様式美が感得され、演歌にも通ずるようなグルーブ感を受けます。破壊でなく新しい秩序の創造がある。

テレビにあまり出ない。これは所属事務所の苦肉の策であり戦略でもあるんでしょうね。ビーイングの総帥である長戸大幸は「音楽界の小沢一郎」などと称されることもあるという。もう、その呼ばわれ方でどういう立ち位置にいるのか知れましょう。
その本拠をわざわざ大阪においているのも、所属タレントのテレビメディアへの露出を抑制しているのも意味がある。即ち、バーニングをはじめとする東京の大手事務所と棲み分けをはかっているというわけです。
倉木麻衣だとか三枝夕夏とかDEENとかFIELDofVIEWとかあまり見かけない。
CD売上などを見る限り、その戦略は今のところ成功しているのでしょう。

松本孝弘の受け答えを聞いていると、イメージと違って軽妙な印象です。ラジオ番組なんか持てば結構面白いトークを聞かせてくれるのではないかと期待させる。学年で二つ違いでギリギリ同世代だからそう思うのかもしれない。

砂の王国(2/25)

荻原浩「砂の王国」上下巻を読了しました。連日の宗教ネタです。

<引用開始>
見てろよ。これから、逆襲だ。
全財産は、3円。転落はほんの少しのきっかけで起きた。大手証券会社勤務からホームレスになり、寒さと飢えと人々の侮蔑の目の中で閃く――「宗教を興す」
社会を見つめ人間の業を描きだす著者の新たなる代表作、誕生!

俺はまだ自分の運というやつに、貸しがある。
さあ、勝負だ。

段ボールハウスの設置場所を求めて辿りついた公園で出会ったのは、怪しい辻占い師と、若い美形のホームレス。世間の端に追いやられた3人が手を組み、究極の逆襲が始まる――すべては、これからだ。
驚愕のリアリティで描かれる極貧の日々と宗教創設計画。傑作小説の幕開け!
http://www.bookclub.kodansha.co.jp/books/topics/oukoku/
<引用終了>
実は荻原浩を初めて読みました。映画になった「明日の記憶」も未読ですが、本作の上下巻四六判で800P近くを二日で読みきりました。

内容は決して軽快でも明るくもないのですがリーダビリティーがよいのでしょうね。
前半は主人公、山崎遼一のホームレス話が中心にまとめられています。
大手証券会社に勤務し、やり手ディーラーとしてならした彼は突然にリストラの憂き目に遭い、家族も居場所すら失います。ホームレスの日常が延々と描かれるのだけど、読んでて気分が重苦しくなりました。これ明日はわが身、ものすごくリアリティあるじゃないかって。自らの行く末が重なり合うような錯覚すら覚えました。こんな気持ちは自分だけなんだろうか。

公園で知り合った怪しい辻占いの龍齋なる男の特異な能力、卓越したプロファイリングとホットリーディング力を目の当たりにした山崎。彼はまた同じ公園で寝泊りしている巨躯で美形なナカムラという不思議な男とも知り合って彼のカリスマ性に気付きます。類稀な人を惹き付ける佇まいがある。

龍齋の人を見通す力、ナカムラの人を惹き付ける力。この二つを使えないか?
龍齋に誘われた山崎は浦和競馬で大穴を当て、300万あまりを手中にします。
これを元手に「宗教」をやろう。自分は参謀として二人を盛り立てていく。そして、彼らを捨てた「社会」に復讐してやろうと思いつくのです。

そこでゼロから宗教を作り出していきます。教義と理念作り、道場確保、小物そして人集め。ヨガとヒーリングを合わせたような怪しげな体操。小細工とプロファイリングを弄して次々と「奇蹟」を演出して人を惹き付けます。

やがて教団は次第に大きくなり、会員が7000名を越えるところまで行きます。しかし崩壊の芽もそこかしこに出だしている。やがてお定まりの内部対立と分裂。挙句は自分が作り上げた教団に命を狙われてしまう山崎。落魄して元のホームレス同然の生活に落ちぶれる彼を物語終盤で我々は確認することになります。

しかし、希望は残されている。決して暗い結末ではありません。挫折から再び立ち上がるであろう彼を最後にイメージすることができます。(本の帯に「慟哭の結末」とかあるから心配しちゃったけど杞憂)

題材を宗教においてますが、一般の組織、たとえば会社とかコミュニティ作りなんかでも全く同じような原理、ルール、葛藤があることに気付きます。

挫折と再生の物語。意思ある限り、何度でも再生はできる。そんなふうに読み取れました。
ご一読をお勧めします。

哀しき再会(2/24)

mixi以外に複数のコミュニティサイト、SNSに名前だけ参加しています。LinkedIn、MySpaceにトークフィールにFlickrまであります。
そして今、話題のFacebookについてもかなり早い段階からレジストしておりました。
実名での登録が原則ということで、このネットワークの広がり方にも関心がありますが、自分から「友達を探す」ということは一切やりませんでした。ダメじゃんね。
そうこうするうちに知り合いから見つかったりして現在六名まで膨れ上がっています。
そして、今日も新たに友達リクエストがあり、送ってきた名前を見てびっくりしました。

Facebookの効用のひとつに「疎遠になった昔の友人に出会う」というものがあります。
中学のときの同級生からのリクエストです。懐かしい。よく家に遊びに行ったっけ。

嬉しくなって早速「友達承認」をクリックしようと思いました。しかし、手が止まった。
自分は東京都大田区で生まれ育ちましたが、途中で引っ越しました。引っ越した後も何度も遊びにいったりしてましたが、あるときを境にして彼の家に寄り付かなくなったのです。

高校を出てこちらは浪人して進学。彼は就職をしました。道は分かれても、引越ししても仲良く付き合っていました。しかしそこに悪魔が混入してきたのです。

彼は勤め先で、宗教の勧誘を受けたのです。やがて家を空けるようになり、その宗教施設に寝泊りするようになった。それから別の人間を勧誘するようになったのです。それからいろんなグッズを売るようになり、壷を売り、朝鮮人参を売っていった。そして「祝福」といわれる行事に参加して合同の結婚までしたのです。どこの宗教かお分かりですよね。

両親は呆気にとられるもすぐ激怒。脱会を諭しますが本人は聞く耳もたず。ぼろぼろの格好でたまに帰宅しても、すぐに着替えて新しい靴に履き替えて
出て行く始末。父親と大喧嘩してやがて帰ってこなくなりました。

学校やバイトで忙しく、彼の家になかなか寄り付けなかった時期が半年ほどあり、その合間にこの連中から勧誘を受けてはまってしまった。

彼の親から電話で、その窮状を聞かされたこちらも驚愕。すぐに脱会にはどんなことが必要なのか調べ、こちらに連絡してもらうように頼みました。しかし、実際に彼にあって説得するまでのことはできなかった。物理的に忙しくて時間がとれないこともありましたが、変貌した彼に遭うのが怖かったのです。

それから足も電話も遠のき、どうしているか?脱会してくれているといいんだけど、と願って今日まで過ごしていました。自分は彼を見捨てたんじゃないかって悔いに似た感情を今日まで持ち続けました。

Facebookで友達リクエストをもらった直後は嬉しかった。でもすぐにそのことを思い出してしまった。「彼はもとの彼なんだろうか?」。確かめてみよう。
プロフィールを覗きました。「愛読書」の欄にあった本のタイトルを検索してみます。

彼は変わった。その本は宗教の開祖がしたためたものだったのです。

友達として承認したとしても上手くいくわけがない。こちらはプロフィール欄で「強請する宗教はお断り」とまで書いています。

いや、そもそも彼のような素朴で善良で大切な友人をかどわかしたこのカルト連中を憎悪するあまり、その心境に到達しているのです。人生で一番許せない集団です。

その原因となった人物から、よもや友達リクエストが来ようとは。
現在保留にしていますが、承認するつもりはありません。
もはや分かり合えることは決してないでしょう。

気持ちのとてもいいやつだった。本当に哀しいです。

駐輪問題(2/24)

団地の駐輪対策委員に就任して五ヶ月あまり。悩ましい問題に直面しております。
拙宅を含む当団地は1300あまりの世帯があり、七つの棟に分かれています。
拙宅の棟が最も小さくて128世帯。大きい棟で250世帯ほどあり、それぞれ一階部分に駐輪場を備えています。ここの容積率が平均で185%。幅60センチで一台を留めると想定するとこのような数字に跳ね上がります。

自転車はシールを貼ることで登録されており、シールを買うことで年間の駐輪料金を払うことになります。ところがこの代金が自転車で年間200円、バイク・スクーターで500円というもの。殆どシール製作代金のみに費消されます。

ちなみに近隣の団地やマンション15棟を調査したところ、自転車の場合で年間2000~3600円の駐輪料金を払っていることが判明しました。

容積率185%の内実は「普段乗らないけれど何かのために置いておこう」と登録されている自転車が結構多いというわけです。

解決の方法は二通りしかありません。駐輪場を新たにとるか、登録料金を値上げするか。

ただ、新たなスペースというのはなかなかありません。駐輪場以外に駐車場が別にあり、ここが定員に満たない状況が数年続いています。特に二台保有している方用のスペースが一台のみで殆ど空いてしまっている。ひたひたと高齢化の足音が聞こえてくるようです。この空き場所にバイクなどを置けないかというプランが何度か出ましたがいつも頓挫してしまう。最大の問題は「料金をいくらとるか?」ということです。

現在、駐車場では一台あたり屋根のあるなしなどで18000~20000を月に払っています。車一台のスペースにバイク二台を置くとしてこの半額の月額9000~10000円という意見が出ましたが却下。高すぎて、むしろ路駐が増加してしまうだろうと。ならば月額3000円程度はどうか?ところがそれでは車保有者から逆に文句が出るのじゃないかという異論も出てきました。
次の案は、立体的に場所を確保できないかというもの。いわゆる二段式駐輪システムを各駐輪場に導入できないかというわけです。先週土曜日に隣の区の新築高層マンションまで、マイクロバスを仕立てて視察に赴きました。(画像参照)

設置した業者によれば、同じスペースで約1.7倍の自転車を収納することが可能だという。二段式駐輪システムというと、上側の自転車を持ち上げるのにえいや!と力が必要な場合が多いのですが先週見てきたものは省力化が進んでいて、女性でもらくらく扱えそうです。しかしコストがなあ。

320台分の駐輪システムを導入するだけでおよそ1000万円の費用が発生するという。1300世帯の平均登録台数は2台で2600台。となると七倍強の7000万円もの費用を用意しないといけません。
駐輪登録料金は年額で65万円ほどの収益しかなく、このままではとても無理です。将来を見据えて値上げをし、十年単位で減価償却を考慮していく必要があります。そのために値上げを専門部会で提案してみました。しかし、この種の会合を数回重ねてわかったことは「ためにする議論」が大好きな人が多いなということです。こちらから見ればどうでもいいようなことに拘って議論を進めようともしない。

「今まで委員会で議論した内容を確認したい」「今までほっておいたのに今やるのはどうしてか?」「過去にもやりとりがあったというが、どこで議論が煮詰まったのか確認してからでも遅くはないのではないか」「これまで30年も今の駐輪場でやってこれた。今変える意味はどこにあるのだろうか?」
・・・どうでもいいじゃんか、そんなこと。
挙句は「来年の委員たちに任せよう」まで出たものな。それじゃ、わざわざ今集まっている意味なんてないじゃないか。解決すべき課題があるから委員に任ぜられているのではないのか。そこをころっと忘れてしまってます。

こうした「やり過ごし」は、行政や役人、はたまた会社組織でも始終散見されます。
文句ばかりいわずに対案を出してこい。

ダウンアンダー(2/23)

NZの地震思ったより被害が大きいようで心配してます。愛すべきダウンアンダー。
あの国に住んでいる友人を訪ねて行ったことがあります。のんびりしてていいところでした。
そのときは行けませんでしたが、温泉も南島にはあります。ということは火山島か。
環太平洋火山帯で150もの活断層がある。離れていても決して他人事ではありません。
何もできないが、遠くから応援しています。

ミッドナイトラン!(2/22)

樋口明雄の新作「ミッドナイト・ラン!」読了しました。これは痛快だ。面白いです。

<引用開始>
くたばりぞこないに、怖いモノなし!
「大藪春彦賞&日本冒険小説協会大賞」W受賞第一作!
警察に追われ、ヤクザに撃ちまくられても、ひたすら突っ走る!
生きているという真の意味を問うために――。

ネット心中を計画した5人の男女が、山中で実行間際に、
ヤクザに追われている少女を助ける。
自殺延期を決めた5人だったが、山を下りると、自分たちが指名手配されたことを知る。
ネット心中者に仕掛けられた「罠」。誰が味方で、誰が敵なのか――。
ノンストップのジェットコースター・ノベル!!
http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bc/kodansha-novels/1012/04/
<引用終了>
主役級の登場人物が五人。それぞれが厄介な悩みを持って自殺を希求するようになる。しかし一人では思い切れない。だから自殺サイトを通じてそれぞれと知り合い、山奥に車で分け入って練炭による一酸化炭素中毒死を試みます。
ところがまさに練炭に火を入れようとする瞬間に、少女が車のウィンドウを叩いて「助けて!」と懇願する。見れば、凶悪そうな男たちが追ってきているではありませんか。
そこから、ジェットコースターのように物語は急展開していく。粗暴だがどこか間抜けなやくざと、凶悪そのものの警察官の双方に追われて逃げ惑う五人組。助けたが何故か失踪した少女の行方を追って、彼らにはどこまでも追われ続けるという物語が始まります。
個人的にもロードムービーとか逃避行といった、主人公たちがひたすら動く物語は大好きなので、ツボにはまったということもあります。
しかしそうした嗜好を差し引いても、人がおちいる絶望とそこからの再生を謳う物語であることが本作の魅力といえます。

アル中の元タクシー運転手松井京太郎、うつ病の元OL有村沙希、引きこもりの藤宮圭太、元銀行員の原一郎、そして不治の病を抱える元自衛隊空挺団員の入江昇。いずれも陰影があるけれども魅力的なキャラクターばかり。

樋口作品としては、デビュー作でもある「武装酒場」にも通ずるスラップスティックな味わいがあります。しかしひとつ前に出た傑作「約束の地」にも通じる、人間の矜持とか気概とか希望といったことも十分に描かれてます。
個人的には、原一郎と入江昇にその哀切さに感情移入してしまいました。

まだ始まったばかりですがいまのところ今年一番の傑作です。ご一読をお勧めします。

不孝は孝行(2/21)

ヨーカドーに買い物に行ったら、入り口がなんだか物々しい雰囲気。人が沢山待っている。
訝しく思いながら入ると「葛西警察の者です。振り込め詐欺に注意のキャンペーンを行なってます。よろしくお願いします」とティッシュとクリアファイルを渡してくるじゃありませんか。

“犯人は息子や孫のふりをします”“困った振りをして助けを求めます”“振り込め詐欺と思われる電話があったら直ぐに110番してください”などと書かれたチラシが入ってます。

あれ?よく見るとAKBの前田敦子じゃないか。「2011年警視庁110番イメージキャラクター」なんだ。見開き四ページで制服姿の彼女が微笑んでいる。これは人によってはお宝になるのであろう。有難くいただいておきます。

昨年、拙宅にも振り込め詐欺と思われる電話があったんですよね。親がとったら『お祖母ちゃん、会社の手形を無くしちゃって弁償しないといけないんだ』と言ってきたんだって。

『・・・・うちには孫なんていないよ!』ガチャンと切って難を逃れたそうです。
帰宅してその話を聞いた筆者はこれだ!と得心して膝をうちました。
「よかったじゃないか。孫がいないという不孝が詐欺の防止となった。不孝はほんとは孝行だったってことだよ」と評価するコメントを出しましたが、彼女は不服そうな様子でした。
なぜ、真の幸福に気付かないのだろうか。

逃げ切り(2/20)

そりゃ、法的な解釈としてはありなんだろうけど、情理の面では理不尽な感じを受けます。

<引用開始>
武富士、追徴取り消し “利子”400億円上乗せ還付

 課税処分の取り消しが確定した武富士の元専務の武井俊樹氏には、納付済みの追徴税や延滞税以外に、国から“利子”にあたる還付加算金約400億円が上乗せして支払われる。贈与資産が膨れあがった格好だが、その一方で、武富士への過払い利息の返還を求める利用者は少なくなく、税務関係者からは「加算金全額を救済基金に充てるべきだ」といった声も上がっている。

 俊樹氏は平成17年3月、追徴課税処分を受け、延滞税などを含め約1585億円を納付した上で、国に対し課税処分取り消しを求める訴訟を起こした。今回の勝訴確定で、追徴分など以外に、国側から新たに還付加算金も支払われる。年利は4~5%の範囲で、還付加算金だけで約400億円に上る。時期は不明だが、還付額を確定させた上で、速やかに手続きが行われる見通しだ。

 最高裁の判断について、都内の税理士は「実務現場から見れば妥当」と指摘。ただその一方で、「一般の納税者からすれば、グレーゾーン金利で荒稼ぎした武井家による巨額の租税回避が、結果として容認された今回の判断は理解に苦しむところだろう」と話す。

 還付加算金は雑所得として課税されるため、「400億円のうち、半分ぐらいは税金で持っていかれる」(国税OB)という。最高裁で傍聴した税理士は「社会的イメージを悪化させないためにも、俊樹氏は加算金分を過払い金返還の基金として寄付すべきではないか」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110219-00000105-san-soci
<引用終了>
寄付なんてしないって。そんな気持ちがあるんならそもそも訴訟なんか起こさないです。
「かまどの灰まで俺のもんだ」ってあからさまに言われたようで何だか白けるなあ。
身勝手な債務者に日頃同情することはありませんが、これはちょっと可哀想かなと思った。
武富士を倒産させたのは銀行なんでしょ?銀行が金主ですものね。過払い金返還の前に出した融資金を取り戻して、過払い利息を踏み倒させるような絵を描いたのでしょう。そもそも貸し渋りと貸し剥がしが消費者金融へ走らせる原因となったのに。風向きが変われば回収ですか。本当に卑怯な連中ですよ。

少し前に消費者金融のクレディアという会社が倒産してるけど、あれもメインバンクの静銀がそうさせたともっぱらの噂ですものね。
アコムもプロミスも実質的な銀行管理下。独立系の武富士倒産で、アイフルもそろそろか。

過払い返還側の弁護士は損害賠償訴訟を起こす構えですが、どうなりますかね。

意味を求めても仕方がないのだが(2/19)

毎日毎日大量のスパムメールが来ています。どんなに拒絶しても終わらない。
意味を求めても仕方ないのですが、何とかクリックさせようという引っ掛け側の涙ぐましい努力が透けてみえます。
最近のツボはこちら↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
<引用開始>
<━★送受信0円┃完全無料┃★━>【代理決済により無料中】(株)EPSN-JP公認会計士の遠藤司と申します。『病床に伏し死んでしまう前に絶対に成し遂げたい、と切願されてのご依頼』=[死後の遺産相続人がいない為の生前贈与]と言う事で今回は嘉保院様の【HSBCネットバンク預金80,000,000】の口座名義変更による口座引き続きの件でご連絡させて頂きました。問題なければ意思確認承認として【承認】の返信をお願いします。
Date: Tue, 15 Feb 2011 07:33:02 +0900 (JST)
嘉保院 倉之助【12O億財産相続】様より
◆銀行口座引き落とし代理決済を受付ました◆
◆全ての機能が無料◆
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送┏━━┓無
受┃\/ ┃料
信┗━━┛中
・‥…━━☆
〔銀行口座引き落とし代理決済とは?〕
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嘉保院 倉之助【12O億財産相続】様の銀行口座から引き落とし利用中:ゲスト様の利用料金は代理決済にてお支払いされておりますので【完全無料】にてご利用頂けます。
☆★☆★☆★☆★☆★☆
★━━…‥・
《遠藤司(株)EPSN-JP公認会計士》様より

▼タイトル
【代理決済により無料中】(株)EPSN-JP公認会計士の遠藤司と申します。『病床に伏し死んでしまう前に絶対に成し遂げたい、と切願されてのご依頼』=[死後の遺産相続人がいない為の生前贈与]と言う事で今回は嘉保院様の【HSBCネットバンク預金80,000,000】の口座名義変更による口座引き続きの件でご連絡させて頂きました。問題なければ意思確認承認として【承認】の返信をお願いします。

▼本文(閲覧無料)↓
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カードNo.<*54*-21*-**8347*>
お名前<カホウイン クラノスケ>
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※上記会員様のご指名申請により、上該当銀行口座からの引き落とし決済中となっております。利用料金は全てお支払い頂いておりますので当サイト利用料金その他【完全無料】でご利用頂けます。尚、依頼主様が退会申請を出された場合は、申請は解除され無料期間が終了してしまいますので、予めご了承ください。
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十 八 歳 未 満
利 用 禁 止
<引用終了>
代理決済って何だ?ESPN-JP公認会計士って一体何だ?なんか安いぞ。
生前贈与に申し込めよというわけか。ついては手数料がこれだけかかるとか大方そんな話なんでしょうね。

でも、これで一番まずいのは「配信停止」に反応しちゃうことなんでしょうね。
ここにまともに反応してしまうと延々とスパムが続くもとになってしまう。
ここは果てしなくネグレクトするしかないか。
くれぐれも、クリックなんかしないでくださいね。

その手は桑名の(2/18)

スーパーに買い物に向かう途中、向こうから走ってきたワゴン車が目の前に止まりました。
道でも訊かれるのかな?と思ったら『すいません』と声をかけてくる。
ああ、やっぱり道案内だ。ディズニーランドに行く途中で迷う人が何人もいるんですよね。
というか、TDLへは舞浜大橋をそもそも渡らないといけないのですが、こんな東京の端っこで迷っているというどこか抜けている人も少なくないのです。

仕方ないよな、地方から来て不案内なんだろうと海よりも寛大な心で接することにしてます。
「なんですか?」。すると『あの、これ。あげますよ』助手席に乗っている男性がいう。
見るとケースに入った腕時計を持っています。あ、これは・・・・・。

『いえね、ちょっと駅前のほうでキャンペーンセールをやっていたんですがこれだけ売れ残っちゃったんです。自分たち、御徒町で店やっているものなんですけどね。売れ残りは許されないんですよね。で、持って帰るわけに行かない。捨てていったりするのも勿体無いから、折角だからどなたかにもらってもらおうと思ってたんです。それで、これ。よろしければ差し上げますよ』

・・・ははぁ。魂胆がわかったので用意していた答えを返します。
「なるほどね。それでアレなんでしょ。時計は無料で差し上げるけど、ちょっとその辺で一杯やって帰りたい。だから飲み代分だけいくらかくれませんか?って続くんでしょ。セールなんてやってないし、時計はコピー品でいくらの価値もないってわけだ。そういうのを詐欺っていうんだよね?」。

『・・・』。突然車は発進して行きました。図星だったんですね。

古典的手法です。売れ残りの商品を抱えていて持って帰ると経営者にどやされてしまう。だから無料でいいからもらってくれ。時計とか貴金属とか価格がすぐに判別できないようなものを出すのが特徴。そして車からは降りないで乗ったままの状態で、道でも訊く振りをしてカモになりそうな人間に声をかけていく。不思議なもので無料でくれると聞くと手に持ってしまうんですね。そのあとの金品要求がメインなんですが、手に時計を持っている状態だと断れないんです。飲み代なんて聞くと負担感も少ないからつい財布のひもも緩む。万が一怪しまれても、やつらは車だから振り切って逃げられる。

なんて詳しいかというと。94年に引っかかったことがあるからです。はい泣き顔

よい社会勉強をさせてもらいました。ここで遭ったが百年目だ。ふふふ。
走り去る車種とナンバーを目で確認して、110番通報いたしました。捕縛されるといいな。

作り上げる学び(2/17)

日曜六時からのNHK教育「白熱教室」が予想以上で、毎回の放映を楽しみにしています。

<引用開始>
第3回 「社長はなぜ失敗したのか」
2月20日(日) 教育 午後6時
アメリカに本社を置く、コンピュータのソフトウェア会社の日本法人で実際に起こった出来事を題材に議論します。
社長はビジネスの拡大を模索、多角化戦略を立てようと考えます。そのために組織変革を行い、その責任者を社外からヘッドハンドしました。しかし変革は社内で受け入れられず、計画は頓挫しそうになります。この社長は会社のことを思い、実行したのに、どうして現場のスタッフがついてこないのか、このケースからトップリーダー主導の組織変革について考えていきます。
http://www.nhk.or.jp/hakunetsu/index.html
<引用終了>
「本家」の白熱教室はハーバード大学でのマイケル・サンデル教授のリードによるものですが、背景をよく理解していないと分かりにくい議論になってしまいます。
主著書である「これからの正義の話をしよう」(早川書房)も読んでみましたが、完全に理解できているとは言いがたいです。これらは背景にあるリベラリズム、リバタリアン、コミュニタリアンといった概念が不足しているからです。
サンデルはいわゆるコミュニタリアンで、アカデミーへの登場は同じハーバードの教員であったジョン・ロールズの批判者としてのものでした。彼が批判するロールズとはどんな人であったのか?それから解かなければならないと考えたので現在は「正義論」「万民の法」をおっとり刀で読み進めています。これがやっぱり難しいのです。
カントとか出てくる。そこで訳者注釈から読んでますがこれがまた退屈なので寝てしまう。また起きて読んで、寝る。本が睡眠薬がわりとなっています。いけませんね。

現在テレビで放映されている日本版白熱教室は、予備知識として膨大なものが必要というわけではありません。普通に会社勤めをしていた人なら、とりわけ真面目に仕事をしていたならどなたでも議論に参加できるのではないかと思いました。
高木晴夫先生はケースメソッドの第一人者で、勿論話も指導も巧みです。それ以上に感心したのは受講生の姿勢ですね。
慶応ビジネススクール(KBS)に来るような人達だから、そりゃ頭は悪くないのでしょうがそれらが鼻につくというところがない。冷静にしかし積極的に討論に参加してくる姿は好感も持てます。
ケースメソッドでの発言は多少の波風が立ったほうが面白いのですが度を越すと場が荒れて、収拾できなくなってしまう。それを上手く導いていくのが教員の腕でもあるのですが、今回の教室では学生たちの側に抑制した冷静さが備わっていると感じられます。阿吽の呼吸で授業が進んでいく。指導する側される側のボーダーが渾然となり、共にひとつ上の高みに登っていく。みんな大人って感じなんですね。

日曜の夕方は、明日を考えてBLUEになる人もいますが、騙されたと思って3チャンネルをちょっと見てみてください。少しやる気が出てきます。

殺気(2/16)

二年前の本ですが「殺気!」(雫井脩介著)を読了しました。
<引用開始>
大学生のましろは、12歳のとき、何者かに拉致、監禁された経験があった。無事に解放、保護されたが、犯人は不明で、事件は未解決のままだ。今、そのときの記憶はない。というのも、ひどいPTSDを抱えたため、催眠療法を受け、その出来事を頭の中に封じ込めてしまっているからだった。
 そのためなのか、ましろには特異な能力があった。防御本能が極端に強く、周囲の「殺気」を感じ取る能力が身についているのだ。
 そんなある日、バイト先の店に強盗が入るという事件が起こるが、ましろの特殊な能力で店は難を逃れる。タウン誌記者の次美はましろに興味を持ち、ましろたちと町おこしのイベントを立ち上げる中、彼女の過去の事件を調べ始める。
 そして、失われた過去を取り戻すとき、町は恐ろしい現実に直面する……。
 幼なじみの熱い友情を描いた出色の青春サスペンス!
http://www.tokuma.jp/book/bungei/6bba6c17
<引用終了>
「虚貌」と「火の粉」。雫井作品はゾクゾクとさせてくれます。勿論「犯人に告ぐ」「犯罪小説家」でもいいんですが、個人的には最初に挙げた二作品にやられました。これは本当にお勧めしたいです。

そんななかで「殺気!」だけは買わなかったし借りる気も起きなかったんですよね。ひとつにはその直前に「クローズドノート」という映画にもなった小説の影響が残っていないかと危惧していたからです。
「クローズドノート」は沢尻エリカ主演で映画化までされましたけど、端的にいってあれは、本物の作家がケータイ小説に洒落で取り組んだというもの。それがわかっていたので未だに読んでもいません。
そこで、本作がひょっとしたらクローズドノートの嫌な流れを引きずっていないかという杞憂があって、これまで読まずに過ごしていました。

一読してその懸念は払拭できましたが、青春推理といってしまっているので他の雫井作品を読んだ方からすれば物足りなく感じてしまうのでしょう。
読者レビューではあんまりいい点がもらえてはいません。

思ったより読ませたと感じますが、青春推理系のカテゴリーをやるならば「栄光一途」「白銀を踏み荒らせ」に出てきた望月篠子・佐々木真紅のでこぼこコンビを登場させて欲しかったなあ。この二人での次回作期待してます。
作者のデビュー作は「栄光一途」。文庫にもなっていますので書店でも図書館でも比較的入手しやすいです。雫井作品を読んだことがない方は「栄光一途」「白銀を踏み荒らせ」「虚貌」「火の粉」の順番でお読みになられることをお勧めします。

青年社長の老醜(2/15)

彼がまさか出るとは思いませんでした。都民もなめられたものよ。

<引用開始>
ワタミの渡辺美樹会長、都知事選に立候補を明言

4月10日投開票の東京都知事選で、外食大手「ワタミ」会長を務める渡辺美樹氏(51)は14日、読売新聞の取材に対し、立候補することを明らかにした。

 無所属で出馬する方針。15日に都内で記者会見を開き、正式表明する。

 立候補の理由について、渡辺氏は「27年間で培った経営力を使い、自分が携わる教育や介護事業を超え、より多くの人に尽くしたいと考えた」と述べた。

 公約の一つに「高齢者が安心して年を取ることのできる社会の実現」を掲げる。また、教育改革の一環として、高校生の10人に1人を1年間留学させる構想などを語った。

 渡辺氏は1986年に「ワタミ」を設立、居酒屋チェーンなどの外食産業を中心に幅広く事業を展開するほか、学校法人運営や介護事業、農業などの分野にも進出した。テレビのコメンテーターとしての発言も多い。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110214-00001014-yom-pol
<引用終了>
ビジネススクールの仕事をしていた際、これ大変よい本ですから一度読んでくださいとスタッフから渡されたのが「青年社長」(高杉良著)でした。
彼を主人公にした小説で、大学を出て佐川急便のドライバーでお金を貯めながら居酒屋を起業してワタミにしていくという立身出世物語ですね。

読んで気付いたのは大学同級生だったということ。といっても学部も何も違うから連帯感なんて持ちようがないのですが、あの時代の空気を知っているんだな。きっと「こっち」側の人間だよなと当初は親近感を持ってました。

ところがそれは高杉良の優れた筆力による美化されたイメージであることを程なく知ることになります。
介護だ学校だとどんどん事業拡張をしていくさまを見ていると違和感が涌いてくる。なんか強圧的じゃないのか?とくに郁文館高校の理事長になっていったあたりから、アレ?と思うことが多くなりました。

もともとあの学校は、こういってはなんですが、そんなに勉強はできないけどのんびりした男子校でした。それが彼が理事長となり、校長に小林節なんかを呼んだあたりからおかしなことになりました。ギスギスとしていった。
ワタミの定例会議をテレビで何度か見ましたが、出席者が緊張しまくっている。そしてお定まりの会長の怒声が飛ぶ。それも「このタコ!」などという罵声です。

郁文館の職員会議もノンフィクションで見ましたが、会の性質はワタミと全く同じ。職員が頭ごなしに罵倒されています。テレビでは出ませんでしたが、バリカンを持った彼が教員の頭髪を無理やり丸めたなんて出来事もあったと聞きます。それを教育的指導とでも開き直るのでしょうか。単なるパワハラじゃないか。

そんなこんながあり、食中毒を出しても届出をしないで店舗改装と偽って休業したり、アルバイトの残業代を払わないで訴えられたりもしている。
ことほどさように自組織のマネジメントにはかなり問題がある人物と思えます。傲慢不遜としか映らない。大体、教育をかたりたがる人間って信用なりません。かたる≠語るで、かたる=騙るなんだ。たいていは自らの色に染めたいって洗脳願望を歪に持っているんですよね。きまって「ひとは石垣」とか嬉しそうにいうんだよ。

そんなのでも知事にはなりたいのか。勘弁してほしいよ。それとも石原の陰謀か?東国原やら渡邊美樹出して「こんな連中ならまだ石原さんがましだ」と自らに投票させるという作戦なのか?

渡邊美樹は横浜出身。高校まで横浜で、進学した明治大学では「横浜会」ってサークルにまで入ってた筋金入りの浜っ子です。
だったら、東京じゃなくて松沢のとこ狙えよ。多摩川渡ってくるんじゃないよってんだ。

購買喚起(2/14)

久々に欲しいと思える買い物が出ました。本田が昨年末に出した電動スクーターのEV-neo。価格は15万円程度で、原付免許があれば乗れます。

驚異的なのは燃費です。理論値だけど一キロあたり49銭という優れもの。100キロ走っても49円という計算が成り立つ。これは魅力だ。

電動は今までも食指を誘われましたが、充電の手間と航続距離で二の足を踏んでいました。
本体から直接でないとコンセントから充電できないとか、距離が稼げないとかです。
今回の機種は充電器がトースター大の容積で勿論取り外しが可能。家庭用コンセントから充電して三時間半でフルチャージ。航続距離がおよそ34キロといいますから、区内を出なければまず問題はないでしょう。ツーリングとかするわけでもなし、規格が原付に擬せられてますから長距離走行はイメージにはない。欲しくなってきました。

たまたま千葉テレビをつけたら「週刊バイクTV」というローカル臭漂う素敵な番組がやっていました。http://www.chiba-tv.com/bike-tv/
そのなかでこの機種のテスト走行を街中でやってました。
赤坂、六本木の坂道を登る様子をやりましたが思ったよりトルクが大きく、すいすいと上り坂をあがっちゃいます。いいなあこれ。

今のスクーターもホンダ。新車で買って、これまでマフラー掃除したり、プラグ拭いたりタイヤ交換したりちょこちょこ手直ししてますが、十年ほど順調に乗っているので乗り潰す予定です。最後のガソリン車にしよう。

電動スクーターで最も問題なのは置き場所。この地区はそうでもないんですが、周りから遠征を試みる、自由にのびのびと育てられ、家計消費と学力がきれいな比例グラフを形作るご家庭の、モラルからも自由な子どもたちの標的にされないように注意することが肝要です。

住まっている団地には鍵のかかる特別駐輪場があります。ここは高価な自転車やバイクを留めている場所で、利用者はそれぞれ専用の合鍵を持って出し入れをしているのです。ここの利用者抽選がもうしばらくするとやってきます。その時期に合わせて購入を具体的に検討しようじゃありませんか。

盗まれるのが嫌で、高価な自転車等を階上に上げておくという人もいますがそれはほんとは違反。まして今年度は団地の代議員で駐輪係という大役を仰せつかっているから、先頭切って違反するわけにはいきません。

しかし、エンジンからモーターへのチェンジは、整備マンの仕事を根本的に変えることにもなりますね。内燃系の知識がなくても車をいじれるという時代が間近です。
電池の改良とともに、大型電動スクーターなども当然考案されてくるでしょう。そのときまでこちらもしっかりやっていなければなりません。いろいろ励みになるなあ。贅沢は(素)敵だ。

バブルの鎮魂歌(2/13)

昨日の夜にNHKBSを見ていたら「バブルの鎮魂歌~青春が終わった日」というアーカイブをやっていて、食い入るように見てしまいました。なかなか面白かった。
<引用開始>
毎夜、着飾ってディスコのお立ち台で踊り、出会いを求めたバブルジェネレーションの若者。自らもその渦中に身を投じ、ディスコでレコードを回しながら若者を見つめ続けてきたDJの男たち。バブルが崩壊したとき、彼らは何を思い、失い、どう青春に区切りをつけたのか。そして、それぞれにとっての青春とは何だったのか。ディスコのなかで青春を見続けたDJたちの証言を軸に、バブル時代の青春の幻想と挫折を見つめなおします。
http://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2010022712SA000/index.html
<引用終了>
出演が、みうらじゅん 、ブラザー・コーン 、江川達也 、渡辺祐。
それにDJの宇治田みのる 、DJ.TUYOSHI.SUEKI 、DJ.TARO。で、谷村美月がナレーションとナビゲータをやってました。

構成が三つの座談会に分かれていて、みうら・江川・渡辺で「ディスコにいけなかった」人達、ブラザー・コーンとかってのお立ち台ギャルである熟女五人くらいの「積極的に来店した」人達、そして宇治田みのるなど「ディスコブームを煽った」人達が、当時を回顧してそれぞれに話をするというもの。
それらを、現代の視点から谷村美月がやや醒めた様な目でモノローグするというもの。
2007年制作・放映でしたから今から四年前の番組ですね。

物語の主役は80年代に20歳を迎えていく1960年代前半生まれの人達で、いわゆる新人類とも呼ばれてました。あの悪名高い共通一次試験を受けた世代ですな。ご愁傷様です。筆者は少しだけ上で、新人類ではない。レッテル貼りされなくてよかったなと思う一方で、彼らの明るさ・ポジティブさを羨ましくも感じてました。

無理やりカテゴライズされれば、自分はまごうことなく「みうら・江川・渡辺」グループ。
こじらせた愉快な仲間たちに組み入れられます。『外に出なくてひたすらファミコンだけやってた』(みうら)ああ、わかりますよくわかります。

ラジオシティもフーフーもネペンタもゴールドもジュリアナも怖くて行かなかった。唯一、神楽坂のツインスターだけ玄関を覗きにいったことがあるか。服装チェックでサンダル履きだったので断られました。

バブルの主体は土地の高騰による投機過熱ですが、当時から変だなとは思ってました。
土地のように生産ができないものを売買目的にしちゃいかんだろうと。それでも、どこかで熱に浮かされていたようなところが自分にもあったかもな。今の人から見られたらそんな指摘されるでしょう。

けれど、副題が「青春が終わった日」なんだけど、出演者の誰もまだ終わってないように見えました。そういうのは素直にいいことだと思います。
SF小説の始祖であるベルヌの墓には『永遠に青春である方へ』と刻まれてます。けだしそういう態度が大事なのではないかな。
バブル世代と揶揄され指弾されるのなら尚更そうした矜持は持ち合わせておくべきだと思いました。また、見てみたい番組です。

久闊を叙す(2/12)

「突然だが、臨海公園まで撮影会に出張ることになりました。近くだから会いませんか?」というメールが旧友から届きました。

S君という彼は若い女性モデルの撮影が好きで、各種催しに積極的に参加しています。当日は、グラビア関係の人の無料撮影会が臨海公園であるので久々に会いませんかというわけです。こちらに否やもないので、快諾しました。半年振りの邂逅です。

待ち合わせの場所に行くと高価そうなカメラを携えて既に待っていました。
撮影は、朝九時から始まって十一時過ぎに終わったという。

そう。モデルの撮影って朝がわりと早いんですよね。太陽光の関係から、夕方までかけるなんてことはない。アパレル会社もそういえば朝は結構早くから就業しているのでした。

彼が撮っていたのは松下某というグラビアアイドルで、参加者は20名くらい。一人一分間のフリー撮影タイムというのがあって、その時間だけ自由に接写ができる。それから、他の人のフリータイムでは邪魔をしない範囲で、横合いから撮ることもできるのだそうです。いろいろ知らない世界があるんですね。

「俺の前のやつが遅くてさ。撮影会だっていうのに携帯なんかで接写しててさ。時間がかかっちゃってしょうがないのよ」という彼が携えるのはキヤノンのすごく高そうな一眼レフ。「本体が30万、レンズが20万かな」などとさらりという。
そんな名も知れないタレント撮るのにも全力なんだな。漢(おとこ)を見た。ライオンはウサギを狩るのにも全力を尽くす、みたいで素敵です。

近くのファミレスで三時間ほど歓談しました。その中では、久々に説教をされてしまいました。
「地デジの用意なんかしてない」「どうせ延期になる」「こっちがお金払って用意しなければならないのは変だ」と自説を展開したところ「用意は絶対にしておいたほうがいい。画面がきれいだよ」「何年も前からあれだけ宣伝しているから今更延期なんてないよ」「映像が綺麗だよ。普通のDVDでも最近はダメ。やっぱりブルーレイがいいよ。君も買うべきだよ」と真っ向から反論されました。
「我慢比べで、無料でチューナー配られるのを待っている」プランを明かしても「それ、生活保護とかにきっと限定されちゃうよ」と否定される始末。
どっちが言ってることが正しいのかもうじきわかります。

「毎日すごく忙しくてしょうがないよ」という。てっきり仕事のことかと思ってたらテレビ番組の編集だという。ハードディスクに溜めたコンテンツをCMカットしつつ、ブルーレイディスクに格納する作業を日夜続けているという。忙しさの次元が違っているのでした。楽しいけど、聞かなきゃよかったなあ。

偶然と必然(2/11)

雪だ。POLOのワイパーのゴムが固くなってぎぃぎぃ言ってる。ああ、こういうとき車買い替えしたいと一瞬だけ思います。

たまたま犯行に及んだってほんとか?遭遇した被害者は本当に運が悪かっただけなのか。それじゃあまりにも浮かばれません。でも、随分計画的にも見える。

「高級住宅街で金欲しい」=たまたま行き、抵抗され刺す―目黒高齢夫婦殺傷・警視庁
<引用開始>
東京都目黒区の無職大原道夫さん(87)夫婦殺傷事件で、自称無職の木村義昭容疑者(65)=福島県いわき市=が警視庁目黒署捜査本部の調べに、容疑を認め、「高級住宅地に行って金が欲しかった。たまたま(大原さん宅に)入った。抵抗されたから刺した」と供述していることが11日、捜査関係者への取材で分かった。
 捜査本部は同容疑者が金目当てで襲ったとみる一方、高速バスを事前に予約した上、遠方から大きな荷物を持参しているなどの不自然な点もあり、詳しく調べる。
 捜査関係者によると、同容疑者は産業廃棄物の運搬業をしていたが、1年ほど仕事をしておらず、銀行口座には数百万円の借金をしたような記録があった。捜査本部は金目当ての供述を裏付ける証拠とみている。
 事件当日の服装や所持品について、同容疑者は「ボストンバッグとジャンパーは自宅近くで、ごみとして捨てた」と話している。バッグの中身については説明していないという。
 捜査本部は11日も、自宅の家宅捜索を続けたが、セカンドバッグや靴なども見つかっていない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110211-00000041-jij-soci
<引用終了>
産業廃棄物の運搬だ?これはアレか?我々が忌み嫌う違法廃品回収業者かもしれません。
最近は各地で摘発が相次いでるので食い詰めた末での、行きずりの犯行だったのかもね。

犯行一ヶ月目での逮捕で、慄然としたのは結構な監視カメラ社会だということ。あちこちにカメラが仕込まれていてばっちり撮られているということをまざまざと思い知らされました。
偶然たまたまの犯行であっても、経路を逆に辿られた末の必然的逮捕に至るとは。
駅、スーパー、コンビニ、各ATMにちょっとしたマンションなど等。気を抜いていると知らぬ間に顔や姿を補足されていると考えるべきなのね。道路は道路でNシステムがあるし。
生き方不詳を望んでいますが、それはこの上ない贅沢なことかもしれないです。

真の主人公(2/10)

映画「あしたのジョー」が明日封切りだそうで、前宣伝も沸騰してきているようです。
何気なく映画の公式サイトを覗いてついコーヒー噴いてしまった。香川照之、反則です。

演技力ある俳優であることは認めるが、この丹下段平の装いはちょっと反則。おそらく大真面目にやっているのだろうが、何も漫画そっくりに扮しなくてもいいじゃないか。あれはカリカチュアライズなんだから。現実にああいうアイパッチをしてる人見たことないぞ。

それに丹下段平は「あしたのジョー」における真の主人公ではないですか。拳闘の素質のあった矢吹丈を見出し、恐るべきライバルと次々に対戦させて育てていったコーチとしての物語として見るべきなのです。そこには自分を切り捨てたボクシング界へのある種のルサンチマンも含まれましょう。

巨人の星での星一徹、宇宙戦艦ヤマトでの沖田十三。華やかなキャラクターの威光でよく見えませんが、本当の主人公は大体、人気者の傍にいるんだな。

白木葉子が、香里奈・・・。ドラマのせいでキャバクラ嬢が化けてるみたいに見えます。

悪名の棺(2/9)

『悪名の棺~笹川良一伝』工藤美代子著を読みました。
<引用開始>
メザシを愛し、風呂の湯は桶の半分まで。贅沢を厭い、徹底した実利思考と天賦の才で財を成すも、福祉事業に邁進し残した財産は借金ばかり。家庭を顧みず、天下国家、世のために奔走。腹心の裏切り行為は素知らぬ顔でやり過ごし、悪くは“有名税”と笑って済ませた。仏壇には、関係した女の名が記された短冊を70以上並べ、終生、色恋に執心した。日本の首領の知られざる素顔。書き下ろしノンフィクション。
http://www.amazon.co.jp/%E6%82%AA%E5%90%8D%E3%81%AE%E6%A3%BA%E2%80%95%E7%AC%B9%E5%B7%9D%E8%89%AF%E4%B8%80%E4%BC%9D-%E5%B7%A5%E8%97%A4-%E7%BE%8E%E4%BB%A3%E5%AD%90/dp/4344019024
<引用終了>
笹川良一。日本船舶振興会(現日本財団)会長にして篤志家、戦前の国粋大衆党総裁。
一般的には「公営ギャンブルのアガリで、一儲けしているよくわからないが、なんだか悪そうな人」というのが多くの人の評価だったのではないかな。

個人的には彼にはずっと注目していました。フィクサーでも右翼でもばくちの胴元でもなく、お笑いの対象としてです。
大真面目な顔で「世界は一家人類は兄弟」「戸締り用心火の用心」なんて言う胡散臭さがもうたまりません。しかも顔は笑ってても目は決して笑わない。こいつは油断できないなと。

会社の忘年会でいくつか彼の真似を余興でやって大うけをとりました。顔真似、声真似、母親を背負って階段を登る姿を象った「孝子の像」の再現などなど。
13号地の船の科学館に行って記念に『水六訓』の絵皿を買ったり、生前の著書『わが警鐘は鳴り止まず』を古本屋で買ったりしました。

さて本書について。非常に面白い本でしたが、殆どが知っている事柄を確認するばかりで新しい発見はあまりありません。したがって読後での彼に対する評価も基本的には全く変わりません。

ただ、女関係についてはな・・・。艶福家として有名で、東京の奥さん、大阪の奥さんなど複数の女性と交情を重ねるその姿は、おぞましいとまで思う。
特に41歳も下の20代の女性を篭絡していく場面などは、ちょっとなあ。

英雄色を好む、などという言葉もあります。「下半身に人格はない」と巣鴨プリズンに投獄中の取調べで、恬淡とそう語ったなどと工藤は書いていますが、それくらいは免罪されるだろうといわんばかりの著者の書き方には戸惑いもあります。
確かに、内縁の妻や愛人に対して十分な金銭的支援を与えたり、子息にも要職に就けたりという手当てはやっている。しかし、彼のやり方は一言でいって外堀を埋めておいて、さあ従えというものばかり。相手の人生に大きく影響を与えておいて、援助しているからいいだろうとはならないでしょう。自分一人で得心しているルールであって、それを周囲に押し付けていることに自覚はないようにも見えます。明治の男はそうだったといわれてもな。

それから、商才があった点についてはもっと書いて欲しかった。戦前の米相場で二度も大当たりしてそれがもとで財を成していくという詳しい様が読みたかったがありません。相場ってよほどの才覚があっても勝てない世界ではないのか。
戦後に、競艇を公営ギャンブルに仕立てていくという進め方も、あっさりと書きすぎでここも物足りなかった。政治家への働きかけとか、財団認定への道筋づくりとかそんな点に関心があったのですがね。

たしかに、彼の善行はいくらでもあります。ハンセン病撲滅や戦争未亡人やBC級戦犯家族への支援など等。事ほどさように多面的な人物ではありますが、工藤美代子の書き方では思い入れが強く感じられ「ほんとはいい人だったんですよ」というメッセージがちょっと多いかな。
事実だけを淡々と書いたほうが、この人物の功罪を際立たせることができたろうと思います。

ちょっとわき道にそれます。笹川というと印象的なCMを思い出す。防火協会のCMで「戸締り用心♪火の用心♪」と法被と纏いで練り歩くCMがありましたな。
笹川良一、高見山、山本直純に子供たちが出てくるやつ。曲も作曲した山本直純はもともと熱心な社会党支持者だったと記憶してますが、笹川にはよほど恩義があったんでしょう。別のテレビで、笹川良一の前で夫婦揃って直立不動で恐縮していた場面を思い出します。

『森永エールチョコレート』に『特ダネ登場』。山本直純はテレビの影響なのか、大声でがさつなイメージを振りまいてましたが、実は繊細な人間ではなかったのかと思う。小沢征司や岩城宏之と同じ斉藤秀雄門下だし芸大出身でもある。「オーケストラがやってきた」などで音楽の大衆啓蒙では大きな功績があると思えるのだが、正しい評価がなされていないと感じる。誰か評伝を書いてくれないかなと思います。

粗大ゴミ出し(2/8)

管理組合の仕事を始めてから四ヶ月あまり。駐輪場での自転車登録が終了。次は不要自転車の撤去作業が来月に予定されています。
で、この期に自らの自転車も乗っていなかったので処分することにしました。

今月11日から26日までに団地の管理棟に届ければ500円で処分してくれます。因みに東京都の場合、16インチ以上の自転車の粗大ゴミとしての処分手数料は600円也。
上記の期間内だと100円御得になるわけです。それよりさらに安くなるのが、粗大ゴミ置き場への持込というもの。これは自治体が委託している粗大ゴミ処分場へ自らが持ち込めば、割引になるというもの。
600円が300円で引き取ってもらえます。処分場へは自宅からおよそ五キロ程度。
ああ、そうだ。ものが自転車だから行きはそれに乗ってっちゃえばいいや。帰りは歩きかバスか『あとは流れでそのときに考えよう』と相撲の八百長メールみたいなこと呟きながら準備しました。

まず、自転車が汚れている。これ、全盛期で乗っていたのは何時ごろであったかな?記憶に間違いなければ1988~1994年までの時期か。その後にスクーターに乗り換えたりしたけど、万が一を考えて自転車もそのまま持っていた。埃だらけだったので軽く雑巾で叩く。次に濡らした別の雑巾でふき取っていく。続いてタイヤの空気を入れていく。乗ってないからすぐ空気が抜けていってしまう。パンクとかしてたら、五キロの道のりを自転車引きずっていかなければならないからちょっと緊張しつつもどうやら大丈夫そうです。

車に載せられないか一瞬考えたが却下。何より、シートが汚れるのが嫌。
健康のためにそのまま漕いでいくことにしました。

久しぶりに自転車に乗ったけど、これが大変に怖い。車ともスクーターとも視点が違うせいで何もかも新鮮、というより車道と歩道どっちを通るべきか迷ってしまいます。
道路交通法で軽車両なんだから本来は車道の端を進むのが正解なのだが、幹線の環七とかは非常に怖い。道路の端は路駐やらゴミやらあちこちに障害物が目立つ。普段、車に乗っていて気にも留めないようなことがやたらに引っかかってきます。結局、五キロの道のりを40分もかけてゴミ捨て場に到着。

長年仕えてくれた自転車を軽く拭いて係員にお渡ししました。
帰りは緑地沿いに歩くかとぼんやり考えてましたが予想以上に疲弊したので、途中で萎えてバスに乗ってしまいました。
午前中は小雪がちらついてました。

ロックの犠牲者(2/7)

あれま・・・。ゲイリー・ムーア結構若かったんですね。
<引用開始>
ロックギタリストで、ジョージ・ハリスンなどの著名アーティストとも共演したゲイリー・ムーアさんが、休暇先のスペインで死去した。58歳だった。

 アイリッシュ・タイムズ紙の電子版によると、ムーアさんは6日早朝、スペイン南部エステポナのホテルで亡くなっているのが見つかった。近くの都市マラガで、検視が予定されているという。

 ムーアさんは、北アイルランドのベルファスト出身。1969年に16歳でダブリンへ移り、バンド「スキッド・ロウ」に参加。その後、「ヤツらは町へ」などのヒット曲で知られるアイルランドのロックバンド「シン・リジィ」に加わった。

 ムーアさんが「シン・リジィ」に加わった際に同バンドを脱退したエリック・ベルさんは英BBC放送の取材に対し、「まだ信じられない。彼は丈夫だったし、ロックの犠牲者ではない健康な男だった。素晴らしいギタリストで、献身的なミュージシャンだった」と語っている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110207-00000190-reu-ent
<引用終了>
『ロックの犠牲者ではない』というのも実に象徴的な言葉ですね。スタイルも何もかも違うけど、カート・コバーンのこととか思い出してしまった。
それにしてもベルファストの出身だったか。英国にとどまる北アイルランド。アルスター地方というとやっぱり宗教対立を思い出します。
あんなに小さな国なのに、アイルランドは優れたミュージシャンを多く生み出してますね。
ビートルズの四人もアイルランド系だったと記憶しています。(ジョンはケルト人の血を引いているという話もありました)
合掌

神曲地獄篇(2/6)

昭和40年代を示す最後の残滓が消えていった。そんな感慨を持ちました。

永田死刑囚が病死=元連合赤軍の最高幹部―脳腫瘍で寝たきり・東京拘置所
<引用開始>
 1971年から72年に起きた一連の連合赤軍事件のうち、山岳アジトで仲間を次々と殺害したなどとして殺人や死体遺棄などの罪に問われ、93年に最高裁で死刑が確定した元連合赤軍最高幹部永田洋子死刑囚(65)が5日午後10時6分、多臓器不全のため東京拘置所で死亡した。法務省が6日、発表した。
 永田死刑囚は脳腫瘍と診断され、脳萎縮と誤嚥(ごえん)性肺炎の治療中だった。弁護士によると、寝たきりの状態だったという。
 確定判決によると、永田死刑囚は71年8月、元連合赤軍幹部の坂口弘死刑囚(64)らと共謀し、組織を離脱した2人を絞殺して、千葉県・印旛沼付近の山林に遺棄(印旛沼殺人事件)。同年12月から翌年2月にかけては、群馬県・榛名山などの山岳アジトで「総括」と称し、仲間を暴行して11人を殺害、1人を死亡させ、遺体を山中に埋める(山岳ベース大量リンチ殺人事件)などした。
 連合赤軍は71年、過激な武装革命路線を掲げた共産主義者同盟赤軍派と京浜安保共闘が統合して結成。山岳ベース事件やあさま山荘銃撃事件を起こし、一連の事件でメンバー14人と警官2人、民間人1人が犠牲となった。
 永田死刑囚は、あさま山荘事件が起こる前の72年2月に逮捕された。
 一審東京地裁は82年6月、「共産主義社会の実現を、憲法の許さない銃と爆弾で貫徹しようとした独善的、反社会的な犯行」として死刑を言い渡し、二審東京高裁は86年9月に控訴を棄却。93年に最高裁で確定した。
 2001年7月には再審を申し立てたが、東京地裁が06年11月、棄却を決定。永田死刑囚が東京高裁に即時抗告していた。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110206-00000006-jij-soci
<引用終了>
『あさま山荘』『総括』が流行った時代は全体的に案外平和ではなかったのか。経済も国民生活も安定していて、だからこそこの一連の出来事の猟奇さが際立ったかと思います。
永田洋子については、嫉妬深い醜女とか、その陰惨な性格を見事に体現したからバセドー病に罹ったとか言われてました。『勉強ばっかりしてると永田洋子みたいになっちゃうぞ』なんてことも、当時中学生だった自分の周りでよく囃されてました。
それでも、あさまが終わってしばらくして『総括』による大量殺人が明らかになった際は、物凄い恐怖感が教室に伝播しました。ホラーよりもおぞましく思えた。

永田洋子は、あさま山荘の直前で逮捕されていますが時期がずれていたらどうだったろうかと考えることがいくつかあります。
京浜安保共闘が、赤軍派と合併して連合赤軍となったわけですが、直前に世界革命を唱えて中東に去ったグループがあった。その中心的メンバーの重信房子らが居た状態では統合していない。もし、重信がいたら二人の間にどんなことがあっただろうかと思います。
少なからず、美醜に関する嫉妬が永田にはあったと諸々の経緯から類推できますが、顔立ちが整っている重信のことも総括の対象とすべく動いたのではないか。そんな気がしてます。

「連合赤軍の総括」については様々なルポや記事があります。当事者であった坂口弘も永田洋子も書いている。でも、それを小説の形で再現した作品があります。
ミステリー作家の高木彬光に「神曲地獄篇」という作品があり、連合赤軍の結成から榛名山の『総括』、あさま山荘を経て逮捕までを描いてます。
これは面白かった、そしてすごく怖かった。昔は角川文庫で出ていたと思います。
古本で見つけるか、図書館で借りられるなら、ご一読をお勧めします。

難解な本を読む技術(2/5)

ふと背表紙に目が奪われて手にとってしまいました。
「難解な本を読む技術」高田明典著(光文社新書)とあります。なかなかためになりました。
<引用開始>
フロイトの「無意識」、デリダの「脱構築」、ドゥルーズの「襞」、フーコーの「生権力」、ナンシーの「共同-体」、ジジェクの「否定の否定」・・・・・・これまでに何度も齧っては躓いていた、錚々たる哲学者たちの思想を理解するには、どうすればいいか。本書はいわゆる難解な「思想書」を、読んで理解するために必要な技術を紹介。前半の章では、本のタイプの分類や、選書の仕方などの準備段階から、実際に本を読む方法と、同時に記録する「読書ノート」の取り方といった実践まで、基本的な読書の技術を学びます。そして、後半の付録には、学生による「読書ノート」記入例と、「代表的難解本ガイド」をつけましたので、読書の技術を具体的に理解できるようになっています。
http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334035082
<引用終了>
新書というのは、誰でも手軽に読めて理解できるという前提で編まれているはずですが、この本はそれでも難しく、ノートをとりながら読み進めました。

ためになると感じた例をいくつか挙げましょう。

・閉じている本と開いている本
自らの結論を明確に持ち、その結論に向けて着々と論を構築していくのが「閉じている本」である。読者は受動的な態度でこの論を受け入れる姿勢が必要。
読者の積極的な意見構築を期待するために、著者が自らの考えを少なからず隠蔽しているのが「開いている本」である。本で投げかけられた問いかけに対して読者自らが答えていくことを求められている。

・外部参照が必要な本とそうでない本
説明するまでもありませんが、ある本を読む齋に前提となる知識が予め求められる本とそうでない本があるということです。

・登山型の本とハイキング型の本
著者が自らの意見を着々と積み上げて展開していくのが登山型の本。様々な新しい概念や論理が次々と述べられていくのがハイキング型の本。

・批判読みと同化読み
「それは違うんじゃないか?」と批判的に読むか、「お説ごもっとも」と肯定的に読むか。

・「棚見」の技術を高める
書店の棚を見て、自分が読むかどうかを判断する技術のこと。

・「読まない」読書による情報収集
上とかぶさってくるが、効率よく情報収集するために不要か有害な本を「読まない」技術。

どれも大変に参考になりました。
個人的には構造主義以降の作家・作品にあまり触れずに過ごしてきたことについて、憾みがあります。長いのは大分読みました。それこそプルーストでも中里介山でも読みきりましたが、哲学の分野では食わず嫌いをとおした。そのことがずっと引っかかっていました。

一方で、実学系の勉強だけをしてきた人達と仕事などで一緒に過ごしてみて、どうしてこんなに明るいんだろう?と訝しく思うことがしばしばありました。
やがて、それは明るいのではなく、単に軽いのだと気付きました。思慮が浅く、真理の深遠を覗こうともしない。それではいかんだろうと。たとえ彼らに疎まれても、一言言ってやる嫌われ役が必要ではないかって思いました。

その手始めとして読んでみました。新書としては270Pと長いですが、物事を考える視点としては有効と感じられ、実務に役立つところがありそうです。
ご一読をお勧めします。

鉄の復活(2/4)

この見出しをみて、鉄道マニアのことかと軽く勘違いしました。なわけないよね。

「日本の鉄」復活目指す アジア勢に規模で対抗 新日鉄と住金経営統合
<引用開始>
新日本製鉄と住友金属工業が経営統合を決めたのは、激しくなるアジア勢との競争に勝ち抜くためだ。中国、韓国勢が需要の旺盛なアジアで攻勢をかけて台頭し、日本勢は原料の価格交渉でも発言力が低下して、不利な戦いを強いられている。両社は統合で規模拡大を果たし、「日本の鉄」復活を目指す。

 「両社が培ってきた経営資源を結集し、世界トップクラスの総合鉄鋼メーカーに発展する」。新日鉄の宗岡正二社長は3日の発表会見で、統合にかける思いをこう強調した。両社の背中を押したのは、このままでは日本の鉄鋼業界の「地盤沈下」は避けられないとの強い危機感がある。

 世界の粗鋼生産量でかつて不動の首位だった新日鉄は、平成21年に中国の宝鋼集団や韓国のポスコに抜かれ、順位を前年の2位から4位に一気に下げた。中・韓勢は人件費などコスト負担の軽い強みを生かして、割安な中・低級鋼材に注力し、急増する新興国需要の獲得に成功した。

 さらに、ポスコがインドネシアやインドで高炉の建設に乗り出すなど、中・韓勢は新興国での一段の躍進を狙う。新日鉄の買収に動きながら、20年秋のリーマン・ショックで失速した世界最大手のアルセロール・ミタルも業績が回復し、再び脅威が増しつつある。

 これに対し、新日鉄など日本勢は「規模がすべてではない」(鉄鋼大手首脳)と、高い技術力で対抗する構えだったが、得意とするハイブリッド車向けなどの高級鋼材は新興国開拓の武器にはなりにくい。

 日米欧の先進国の需要は低迷し、新興国のシェア争奪戦に後れをとれば、世界の鉄鋼業界で埋没するのは確実だ。新興国需要の増大や資源大手の寡占化で原料の価格交渉は厳しさを増しており、存在感の低下は高値を飲まされる危険性が大きくなることを意味する。

 両社は「規模の追求」に舵を切り、海江田万里経済産業相も「世界で競争力をつけていく先駆的な事例」と評価した。鉄鋼は国内製造業の根幹を担う産業だけに、統合の成否は日本経済の将来を左右する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110203-00000621-san-bus_all
<引用終了>
これは感慨深い。両社ともよく仕事をさせてもらったので懐かしさもあり、当時付き合っていた人達の顔も浮かび、今後の厳しい道のりを考えさせます。

まず、新日鉄。東京本社はそんなに縁がなかったけど、八幡製鉄所はよく行きました。君津とか大分とか全国に10箇所の製鉄所があるんですが意外なことに東京都内にもあるんですよね。板橋の奥、高島平に行く途中、新河岸川のへりに東京製造所という施設があります。後年、別会社となった相模原のSI事業部門にも何度か通いました。
八幡などに行ってるとやっぱり「官営八幡製鉄所」の気風がすごく残ってますね。前にも書きましたが、入り口の守衛さんからして傲岸不遜の極み。仕事で来ているのに「構内では商行為は禁止されてますから!」失礼なやつだ。人を押し売りとでも見たのか。てめえの組織はそもそも株式会社だろ。総務に抗議したら「誰に対してもそうなんです」と恐縮して謝られました。っていうか分かってるなら、直そうよ。

それでも、生産性向上運動とか安全衛生管理、現場班長教育などではいろいろ勉強もさせてもらった。日本の企業内教育の先頭を走っているのが製鉄会社であったといって過言ではありません。
例えばJK活動。JK=自主管理の略。(女子高生ではありませんよ)
現場グループ単位での改善などの小集団活動を指し、これが日本の高い品質と信頼を含む製品を支えた源です。新日鉄はJK活動の始祖ですが、鉄鋼会社大手五社(新日鉄、日本鋼管・川崎製鉄(現JFE)、住友金属、神戸製鋼所)にこのノウハウをそのまま広げていきました。それが顔を変えて「小集団活動」や「QC(品質管理)活動」として産業界全体に広がっていったのです。

勿論、晴れやかな歴史だけではありません。富国強兵、軍需増産に端を発した労使の激烈な死闘もありました。佐木隆三の「大罷業」で描かれた八幡製鉄の大ストライキなどです。有名な『溶鉱炉の火は消えたり』ですね。

そして住友金属。ここは個人的には物凄く勉強させてもらった。いや、仕事しているのだから、勉強したというのも変な言い草ですね。でも、彼らとの仕事を通して得た諸々がその後の自分に少なからず役立ってます。骨組みを作ったというか。そのまま現在に至ってるので、そう表現するしかありません。よく行った大阪本社、和歌山、小倉、海南、そして鹿島製鉄所。鹿島製鉄所は月に二回のペースで一年間通いましたっけ。その会社の雰囲気や空気、息遣いまで分かるような場所に一定期間居られた経験は少なからぬ財産になっているように思います。お願いして溶鉱炉の見学までしました。本来は部外者になかなか見せない銑鉄を流し込む転炉なども拝見することができました。構内を出て、外へ昼食に向かう際にグラウンドの脇を通った。「弱いけどサッカー部もあるんですよ」。現在の鹿島アントラーズですね。

当時の住金会長は、日向方齋。この人、関経連の会長でもあったがこの頃『徴兵制を検討すべき』と提言して大騒ぎになったっけ。新日鉄の稲山も経団連会長であった当時『戦争でもなければこの不景気は乗り切れない』と発言したことをしっかり覚えています。
同業者での競争はいいけど、本物の戦争を誘発するようなことだけはやめてよね。

製鉄は、アルセロール・ミタルがとにかく巨大。粗鋼生産量ではダントツ。次いで中国の宝鋼集団や韓国のポスコが躍進してます。でも、宝鋼もポスコも新日鉄から製鉄技術をばっちり教えてもらっているんですよね。
三年前だったかNHKスペシャルで、ミタルに対抗する新日鉄会長三村明夫の奮闘ぶりを映した秀逸なドキュメントがありました。ミタルVS新日鉄・宝鋼・ポスコの連合で、この合従連衡に奔走する三村会長の姿をよく映してました。ミタルは新日鉄を傘下に収めたかったんですよね。「鉄は国家なり」という言葉がなんともリアリティを持って響きます。タイミングいいから再放送してくれないだろうかな。

縮小均衡ゲーム(2/3)

少子化進行に伴い、予備校や学習塾の合従連衡が非常なスピードで成り立っています。添付の画像で一覧になっていますが、大学受験の予備校と小中高の予備校・学習塾が提携もしくはマージするケースが殆どです。
弱肉強食というか、大が小を併呑するという現実がまざまざとわかりますね。

マスを相手とする大手予備校が、学習スタイルに工夫した小の塾を取り込むとっていうんですかね。お互いの強みを何とか生かせないかという焦りのような感じを受けます。

ある予備校と仕事をしたことがありますが、新しいことには慎重というより、きわめて否定的にとらえる傾向が強い。守旧的なポジションにどうかして安住し続けられないかというアドバイスばかり欲しがっていました。新規事業をやることで既存事業を食ってしまう、いわゆるカニばることが怖いんですね。既存事業の延長線、それも冒険しないところで何かやろうとする。

例えば代ゼミでは、Yサピックスといって少人数で塾形式で東大を狙うクラスを作るといういわゆるエグゼクティブクラスへリーチしたりしてます。
この行方はどうなりますかね。果てしない消耗戦が続くように思えてなりません。

予備校に出入りするうち、その学校の名物講師といわれる人とも知り合ったりしました。どの方も非常にユニーク。基本的にフリーランス契約で学校の職員ではないせいもありますが、基本的に一匹狼の人が多かったです。
「我々の誰一人として、組織人として成功できる人はいません」と自嘲気味に語っておられた。思わず笑ってしまいましたがそれはまた自信の裏返しでもあったのだな。一人でやっていけるんだぞっていう。
東進のテレビCMなんかを見ても、ユニークな先生ばかりがいるようです。

我々の受験当時を思い出しても何人もいたっけ。代ゼミだと数学の佐藤忠、勝浦捨造、現代国語の堀木、石丸、漢文の多久先生とか。一ツ橋学院の現代国語の久能先生も懐かしい。進路相談だけでなく、人生相談に行ってたやつまでいました。受験のテクニックを教わるだけでなく、理想の高校の匂いを求めていた学生が沢山いたし、当時の予備校にはまたそういう雰囲気がありましたっけね。

地獄の新人研修(2/2)

何気なくコンビニにある週刊誌の見出しが目に入りました。
「就活成功でも安心するな!『地獄の新人研修』が新入社員を待っている!」だって。今週号(2/14)の週刊プレイボーイです。

もうね、内容大体わかります。きっとアレだよなと思いつつ一応手にとってみる。読み出してみて想像どおりでした。就職氷河期といわれるこの時代にようやく内定を勝ち得た新入社員。しかし安心してはいけない。あなたを洗脳しようと会社側はあの手この手の新人研修メニューを用意している。例えば自衛隊への体験入隊、例えば常に笑顔でいること(これは思ったより難しい)、リーダーの演じる所作の一挙手一投足を寸分の狂いなく再現してみせる、など等。

いずれも少しのミスと瑕疵を見つけては怒鳴る、やり直させる、連帯責任での繰り返し。
何度も書いてますけど、こんなの研修でもなんでもない。専門的にいえばST(SensitivityTraining)の一種であり、一時流行しましたが自殺者が出たりしたため、大手では皆辞めているプログラムです。単なるやらせる側、経営者の自己満足でしかありません。百害あって一利なしと断言します。

経営者にはいっときの満足を、受講者には癒えない屈辱を与えるだけ。そんなもので得られる組織の一体感なんてケッ!って感じだし、そんなものに頼らなければならない会社に未来なんてないです。

そりゃ、箸にも棒にもかからない人っています。マナーもわからない人っているでしょう。でも、一時期ある型を押し付けたからって自己変容などはしない。理解はしても納得はしない。それは一種のルサンチマンとなり、後から来る新人を虐めることで己が屈辱を晴らそうなんてなったりするのです。どうしてそんなことがわからないのか、哀しくなってきます。

記事を読んでいたら、そうした研修業者にインタビューしている箇所もあり、会社名を見てちょっと気が遠くなりました。『株式会社心』『株式会社情熱』だって。
・・・・・うわぁ、萎えます。検索するまでもなく中身が想像できるというか。
一定のニーズがあるからでしょうが、同業者として一緒くたに括られたくないなあ。

二位じゃダメなんです(2/1)

どうでもいい話題かもしれませんが、連続日本一の面目を保ったそうです。
<引用開始>
宇都宮市の餃子の年間支出額(2010年)が、15年連続で全国1位となった。

 前年は50円差まで迫られた2位の浜松市に、今年は1379円の大差をつけて日本一の座を守り、関係者は胸をなで下ろしている。

 総務省が28日発表した家計調査を基に、宇都宮市観光交流課が集計。宇都宮の1世帯(2人以上)あたりの餃子の年間支出額は6134円(前年4187円)だった。家計調査は、全国約8000世帯が記入した家計簿を基に約600項目の支出額などを調査した。

 浜松も「餃子の街」として売り出しており、4755円の高額支出となった。約80店舗が参加する「宇都宮餃子会」の平塚康専務理事は「宇都宮市民が餃子が好きという表れ」と喜んだ。同課は「関係団体の皆さんがPRに力を入れた成果だろう」と話した。

 一方、「浜松餃子学会」の斎藤公誉会長は「宇都宮には市民レベルで1位になろうというイメージがあるのか。素晴らしい結果」とたたえ、「両者が『餃子の街』として相乗効果を上げられるよう、盛り上げていきたい」と話していた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110130-OYT1T00225.htm
<引用終了>
二位じゃダメなんですね。二位に転落したならそのときから宇都宮は単なる北関東のだだっ広くて薄ら寒い町って評価が固まってしまう。
去年、50円にまで詰められたってあたりでも笑いました。引き離そうということで市民に餃子の消費を奨励したんでしょうかね。

名物に美味いものなし、ともいいます。
しかし今のようなどこか嘘くさい作られた餃子ブームが始まるはるか前に、宇都宮に商用で出かけた際にふと入った店の水餃子は本当に美味かった。
JRから東武線の宇都宮駅の間を結ぶオリオン通りに面していました。JR駅からオリオン通りを西に歩き、左側に市役所正面に通ずる大きな通りに入る手前、向かって右側にありました。古くて薄汚れた店構えですが、あんなに美味しい水餃子は食べたことがない。店の名前を忘れてしまった。
宇都宮に用事があるときは必ず寄りました。

しかし、恩師も友人も住んでいる町ですが、どうしても好きになれないんだよな。寒いというより冷える。乾いた冷えというか。晩秋から春先にかけては特に行きたくない。でも市内の西に富士重工業、東に本田技研があって呼ばれれば行かなければならないので随分行きました。

宇都宮、高崎、水戸、三島に甲府か。東京から100キロ程度の都市はちょっと億劫ですね。これより遠いと「出張だ」と覚悟できて気分も切り替わりますが、ギリギリ通勤圏になりそうな微妙なディスタンスがそう感じさせます。
日常と非日常の境目に立つという感じでなんだか疲れてしまうのです。せめていつもは行けない場所があったらよいなと思う。個人的なホットスポットといいますか、そんなものを作ると仕事にもハリができますね。

で、浜松だ。ここも顧客が多くてよく行きました。ホンダ、ヤマハ、スズキ、ムトウ・・・人の名前ばっかりだね。でも、申し訳ないが浜松で美味しいものって出会ったことがない。やっぱりウナギになるの?あるいは「夜のお菓子」ことウナギパイとかかな。今度行くことあったら餃子でも探すか。でも、二位じゃ食指が動かない。やっぱり二位じゃダメなんです。

乗車の条件(1/31)

勿論、被害者が一番お気の毒です。
でも、こういうことがあると、心配なのは現場の人です。曰く「現場の安全管理が十分にできていなかった」とアルバイトや契約社員に責を負わせるようなことを言いださないだろうかって。もう同じ仕事は出来ないでしょうね。

<引用開始>
昼下がりの休日の遊園地は一瞬で修羅場と化した。30日午後、東京ドームシティアトラクションズのコースターで会社員、倉野内史明さん(34)が転落死した事故。来園者は目の前で起きた惨劇に声を震わせた。同園を運営する東京ドーム側は会見で、「誠に申し訳ありませんでした」と幹部らが深々と頭を下げた。同園は事故直後に同日の営業を休止。31日も営業を見送る。

「ドーン」。午後0時40分。現場近くにいた東京都足立区の小学生の男児(12)は突然、地響きのような音を感じた。「大きな物が落ちた感じだった。救急車や消防車が来て、慌ただしくなった」。男児は約2時間前、同じコースターに乗っていた。「カーブが急で座席が飛び出すような感じ。今考えると怖い」

 大田区の男性(39)も「重い音がした後、大柄の男性が地面に横たわっていた。もう乗りたくない」とショックを語った。

 赤色灯を回した緊急車両が次々と集まった。家族連れで訪れた西東京市の女性(46)の目の前では懸命の蘇生(そせい)処置が繰り広げられていた。「倒れた男性が心臓マッサージを受けていた。一緒にいた女性が呆然(ぼうぜん)としていた」

 東京ドームによると、事故があった「スピニングコースター舞姫」は平成12年から運行。これまで大きなトラブルはなかった。週1回、専門家が保守点検するほか、運行日は毎朝、係員がレールやブレーキ、車両を確認している。30日朝も異常はなかったという。

 コースターは鉄製の安全バーで乗客を固定。係員が目視の上、バーを直接つかんでロックを確認し、コースターを発進させることになっている。運行時に乗客が外すことはできない。

 最新機種ではロックされていないと発進できないものもあるが、この機種は発進できるものだった。乗客の体格などでロックが効かない場合は乗車を断ることになっている。死亡した倉野内さんは大柄だった。

 警視庁によると、アルバイトの女子大生がバーを確認し契約社員の女性がスタートボタンを操作。アルバイト女性は目視だけで、ロックを十分に確認しなかったとの説明をしている。東京ドーム側は「発進前のバー固定に問題はなかったと思う。必ず手で確認する」と説明しているが、不徹底だった可能性がある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110130-00000579-san-soci
<引用終了>
いつものように経営者が深々と頭を下げて一礼。『再発防止策を徹底します』『被害に遭われた方とは誠心誠意お話をしております』『詳細については差し控えさせていただきます』とお定まりの口上を述べて終わりか。

大柄な人は乗車を断ることになっている、っていうけど実際にはどうだったか?お金を払う人に現場で、しかもアルバイトが断るなんてことができるのだろうか。それに被害に遭われた方はデートで来ていたようだけど、彼女だけ乗ってってことにも行かないでしょう。黙って乗せていたんですよ。

こうなると「本遊具は最新の安全管理をしていますが万が一の事故のときには当社は一切責任は負いません」って同意書のチェックを乗車時にやってきそうです。そうなれば乗る人なんて、いないでしょうけどね。

しかし後楽園ゆうえんち。すごく嫌な思い出があります。近くに会社があったので40人くらいで社内ボウリング大会をやったことがあるんですが、フロントの男の態度がすごく横柄だった。お金を払って靴とかいろいろ選んでいたら堪りかねたのか『さぁ!他のお客さんに迷惑だから、さっさと散ってください!』だもんな。『散れ』ってなんだよ?さすがに噛み付きました。

それでも、角刈りでガタイのいいその男は『もう行って下さい』と態度を改めなかった。「そんな態度だからこの程度の仕事しかできないんだろ!」って言ってやったけど、意味がわからなかったようで怪訝な顔をされただけ。馬鹿って最強です。『顧客満足って何だよ?』だもん。客をあしらう、というより『さばく』って形容が正しく当てはまる感じでした。

こういう暴力的な人間が前線にいるような会社なんだから、内情も推して知るべしか、と。
個人的には遊園地でこの種の遊具には乗りません。子供の頃から徹底してダメです。
まあ、ただでさえ浮き沈みの激しい人生なのに、わざわざ乗るまでもないわな。

半島を出でよ(1/30)

エジプトの反政府運動、とうとう犠牲者が出てしまいましたね。ムバラクは辞任をせずに内閣改造で乗り切ろうという腹だけど、ここまで来るとそれは無理ではないかと思う。
オバマの演説を聞く限りでは、最大の支援国である筈のアメリカはポスト・ムバラクを見ているように思えてなりません。国内のイスラム勢力とどうにかして関係を保っておこうと考えているのではないか。

日本のニュースを見ていると中東和平の主役であるエジプトに混乱があるのはまずいということになっているが、それは違うのではないか。サダト体制以降で急速に親米路線をとっているエジプトに和平の仲介など無理でしょう。少し前までソ連の支援を受けていたなんて歴史が嘘のようです。
それに、彼らのいう中東和平とはどんなものか?パレスチナを認めず、イスラエルを増長させ、シリアとイランをテロ国家呼ばわりする思考パターンを定着させることが中東和平と思っているように見えます。せめてオスロ合意まで戻して欲しいと個人的には考えます。即ちガザからのイスラエル即時撤退ですね。

エジプトが親米から離れるとイランに接近するのではないかという観測もあるようですが、露骨に接近することはないと思えます。アラブ人とペルシャ人で人種が異なるし、シーア派(イラン)とスンニ派(エジプト)でイスラムでも分かれますからね。

この流れがシナイ半島からアラビアまで伝わってくれないかなあ。アメリカは何かというと他国には民主化を要求するけれど、サウジやクウェート、カタールなどの王族支配の国には親米だからって文句をまるで言わないじゃないか。
それに、メッカの地に異教徒である米軍を駐留させるのはそもそも変ですよ。

世界経済フォーラム(1/29)

世界経済フォーラム通称ダボス会議が始まって、菅直人がわざわざ出かけていったけどあんなのどうして出るんでしょうね。寒いときにわざわざ寒い場所でやるし。しかも国内がこんなに大変なときなのに。強制起訴を不在の間にやれってサインなのか。それはありえそうだ。

それにしても、ダボス会議は「世界金持ち会議」って陰口叩かれてるの知ってるのだろうか。
当地では講演やって、ソロスと対談までやるっていうけどボロ出しそうです。
演説原稿の写真を見たけど、どうでもいい字にまでしっかりルビ振ってあるから心配です。

あの催しは招待制だし、参加料金がかかるんですよね。確か日本円で300万円くらいは払わないといけないはずです。あの催しに出るだけで。
何故知っているかというと、前の勤め先のトップが毎年出席していたからです。行った先からも律儀に毎回社内メーリングリストでリポートしてくれたし、嫌でも耳年増になろうってもんです。彼としては真面目に考えて行動している気なんだけど、そういう憂国の士ぶりは鼻につくこともありますね。きっと今年も勘違いしながら参加しているんだろうな。竹中平蔵は毎年出ているというからこの会の性格も自ずと知れます。

ところで、エジプトどうなってしまうんだろう。アレキサンドリアでは軍隊が反乱市民に銃口を向けなくなったって情報も飛び交っています。
NHKニュースでは大越健介あたりがしきりに「チュニジアとは違う。この反乱は間違っている」とバイアスかかった意見を述べてますが、それは違うだろう。この話題についてはあらためて思うところを書いてみるつもりです。

叩き売りと叩き買い(1/28)

一度も見たことないけど日テレの「ミヤネ屋」って、ひどいことやってるんだな。

<引用開始>
読売テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」の本日放送の「風水で金運アップ」コーナーで、 タレントの岸部シロー宅にある「吉田健一全集」という古書店で販売価格で数万円の価値のある書籍をブック・オフに1冊40円の査定を受けて売ってしまうという場面を放映し、ネットでは「酷い」というコメントで溢れている。
<引用終了>
破産とか離婚とか死別、不運が続く岸部シローの運気をアップさせようと、風水芸人を称する出雲阿国なる者が、埃をかぶっていた古書が運気上昇を妨げているといって、ブックオフを呼びつけてシロー不在の間に二束三文で売り払ってしまったという。いろんな意味でため息が出ます。
吉田健一っていったら、田中小実昌も愛読していた作家じゃないですか。

もちろん、収録された全てがやらせである可能性もありますけど、買取にブックオフを呼ぶって時点でダメです。あそこ、買取っていっても鑑定の能力はない。本がきれいか落丁してないか程度しかチェックしないもん。
テレビが入っているとはいえ、そういう凶行に及んだ芸人も許されない。落魄しているとはいえ岸部シローは芸能界では先輩ではないのか。
結局は唯々諾々となってしまう岸部シローもちょっとなあ。善悪演じ分けられる兄貴はほんと素晴らしい俳優なんだけどな。サリーとシロー。タイガースの頃とは人気が逆転しましたね。

何より宮根誠司という人が嫌になりました。こういう際に性根って出ますよね。

去るも残るも(1/27)

勤め先の先輩であったFさんから久しぶりに電話がかかってきました。昨年一月に継続雇用契約が終わり、一年間ブラブラしていたらしい。

定年まで勤め上げた末、三年契約の嘱託雇用が終わって一年後だから今64歳か。満額の退職金が確か5000万くらい貰えたはずです。悠々自適の部類に入るのでしょうな。我慢料込みとはいえ、羨ましいぞ。

近況をしばし話し合った後、しばらくして古巣の話題へと移る。元宮仕えの哀しいところ。
我々が勤めていた組織は、親会社が100%出資の子会社。親会社は誰でも名前を知っています。最近はテレビCMで大相撲の横綱を使ったりしてます。

従業員の約半数が親会社からの出向者によって占められます。毎年の出向契約更新で十数年同じ職場に勤務しているという人がほとんどです。で、去年の秋にこの出向者の方々に向けて一種の最後通牒がつきつけられたというのだな。
戦略的な事業ポートフォリオ再編、つまり親会社の親会社(というのがあるんです)からの口出しにより、子会社の整理統廃合が急ピッチで進められている。

最後通牒とはどういうことか?
出向者は原則として無くしていく。あなたは、親会社に残るか、転籍してこの会社に骨を埋めるかのどちらかを判断していただく、と。
親会社に残るとなれば、出向は帰任となり終了。親会社で全く別の畑違いの仕事に就いていただく。今までの仕事を続けたければ、今の会社に転籍して仕事を全うして欲しい。ただし、今の会社は親会社から離れる(身売りする)可能性が高くなりますよ、というわけです。

さて、対象となった彼らにとっては厳しい選択となります。殆どの人間が40代~50代。定年までに残る十年内外の期間を、どんな環境に身を置くかということを短期間で決めなければならない。慣れ親しんだ仕事をとるか?フリンジ・ベネフィットをとるか?となったわけです。
各自は悩んだ末、結果的にこの選択はちょうど半々になったようです。

結果的に多くの人間が社外に去り、新しい職場と慣れない仕事に就きました。残った人間は居なくなった人の分を、補充なしでカバレッジすることとなったのです。
何を甘いことを言ってるんだ、と思われる方もいらっしゃるでしょう。普通の会社はそんなバッファもなく、常に業績と身の安全が天秤にかけられているではないか、と。行く先があるだけましではないかと。そこは同感です。

この親会社はその昔、産能大の調査で「職場のゆとり度ナンバー1」に選ばれたことがあるんですね。出向帰任した人の多くはそこに賭けたわけです。
居心地の良さという夢に賭けた。しかし、結果はどうであったかというと。

何人かの帰任した人からの年賀状などを見る限り「大企業病だ」「暗い」「イメージと違った」というまるで、帰国事業で地上の楽園と信じた北朝鮮の現状を初めて知ったかのような苦しみと怨嗟の声で葉書が埋まっているではありませんか。戻れない片道の旅路を後悔する人が殆どです。

もう、この年代になると職場に合わせるということが難しいのだな。おかしなプライドもあるから、周りが俺に気を遣えという感じになっちゃうのかもしれません。ともかく、選んだのはあんたなんだからそこで切り拓いていくしかないじゃん。

帰任か転籍かで、最後まで悩んだのがこの会社の常務取締役だったというのもご愛嬌です。
役員と従業員って普通は立場が分かれますけど、この会社の場合、従業員が役員を兼ねるって形になっているのだな。で、通常は子会社といえど役員に選出された人間はその会社へ転籍するというプロトコルがあるわけです。

ところが、この男は最後の最後まで決められなかった。どっちが損でどちらが得か?出向社員にして子会社の役員、おそらくはこの玉虫色のどちらからの責任も逃れられそうなおいしいポジションを手放したくなかったのでしょう。

結局は観念して転籍に応じたらしいですが、そういう腹の据わらなさは下々の従業員にまではっきり伝播してしまうものです
今になって目の色が変わって、業績回復に血道をあげているとも聞かれますが、あなたの腹の底は既に見透かされていますよ。ねえ、山口さん、聞いてます?

土スタの奇蹟(1/26)

NHKに「スタジオパークからこんにちは」という午後のひとときのぬるい番組があります。それの土曜日版が「土曜スタジオパーク」という二時から放映されているもの。だいたい、ゲストの他愛ない話に終始する内容ですね。

ところが、先週土曜日の放送は奇蹟的に面白かったです。ゲストが釈由美子。
だいたいこの人、見た目と異なってエキセントリックな発言をものす人ですけどNHKでもこの姿勢は何ら変わらなかった。

釈なんていうと、文学部出身としては歌人の釈超空を思い出すけどこれとて筆名。本名は折口信夫という地味な名前です。釈なんて本名からして浮世離れも甚だしい素敵さです。

今回は、土曜時代劇の「隠密八百八町」に出演していることが縁で出たわけです。MCがびびる大木とNHKらしからぬアナウンサーである小田切千の二人がいろいろ聞いていきます。

撮影の間に主演の舘ひろしさんや、共演者とどんなことを話すんですか?と問われて曰く
“私って男運がよくないんで、共演者の方に『どうしたらいいでしょう?』っていろいろ相談したりさせていただいてるんです”だもんな。
普通は触れずにおこうかという話題でも自らネタ振りをする勇気!

オフのときは何をしているんですか?と問われると
“昼間は外に出たり、体を動かすことを心がけているのでドライブしたり、ヨガにいったり、加圧トレーニングをやってます。今日もここに来る前に三時間トレーニングしてからきました”

“収録は緑山スタジオなんですが、早く終わったりするとそのまま車で伊勢神宮に行ったりもします。パワースポットですし、行けばいい『気』がもらえるんじゃないかと思って・・・”

え?伊勢神宮って三重県のですか?東京からだとすごく遠いじゃないですか?

“五時間も飛ばせば行っちゃいますよ・・・”

ドライブやトレーニング以外で、家にいるときは何かやってるんですか?
“最近は量が減ってますけど、基本的に家ではお酒を飲んでしまいますね。しかも、自分一人で。『手酌で、釈お酌!』みたいなことやってます」だって。

公共放送のNHKでそれ言うかと感心しました。これ、単なる駄洒落ではない。実はちょっと前に彼女をキャラにした「釈お酌」っておもちゃがあったんですよね。
彼女としては軽くボケたつもりなんだろうけど、ナチュラル・ハイな不思議ワールド全開で周囲は明らかに圧倒されてました。

“こんなんじゃダメだダメだって若いときは自分を責めてばかりいましたけど30歳を越えてからなんだか楽になりましたね。お仕事的には「修羅雪姫」をいただいた際に内面での変化があったと思います。監督さんに『君は哀しい目をしてるね』って言われてああ、ほんとの私をわかってくれてるって・・・。それから「スカイハイ」や「ゴジラ」のお仕事で世界が広がっていったというか・・・”
こんな感じで一時間の番組中、ほぼしゃべりっぱなしだったです。

頭は決して悪くない。本来は真面目、というより生真面目な人なんだろう。

そういえば出世のきっかけとなったのがTBS深夜の「ワンダフル」です。
ワンギャルで一緒だった国分佐智子の婚約報道があったけど、彼女はどう思ったのか聞いてみたいところ。
ともかく、奇蹟的に面白い土曜のひとときでした。

電池交換(1/25)

買い物に車を使った父親が「おい、鍵が壊れたぞ」とか言ってきます。
「なにが?壊れたの?」と聞くと「リモコンが利かなくなった。ボタンを押してもドアがロックされないから壊れたんじゃないかと思う」などという。

「それは、もしかして電池が切れたんじゃないのか?」と腹立ちを抑えつつも返事をします。
「え?これって電池で動くのか!」。永久機関でも夢想したか?・・・大丈夫か、七十七歳。

「・・・あのね、リモコンである以上ね。大概は電池で動くのよ」。怒らないように自重します。このとき、次の故事が頭を過ぎりました。

中国唐の時代に楊貴妃と玄宗皇帝の愛憎を描いた長恨歌という作品があります。作者の白楽天はこれをしたためた際、自らの老母に読み聞かせたそうです。母親が分からないところは何度も易しく書き直して、読み易い文章に推敲を重ねたという。その故事を思い出しつつ、優しく教導することを心がけます。

「だって、こんなに小さくて平べったいのにそんな小さな電池があんのか?」
「あるよ!リチウム電池って知らないのか!」ちょうどあった実物を出して、証拠の提示を行ないます。

「ほう、こんな電池で動くんだ」って感に堪えたように呟く彼。まるで未開人との邂逅。
暗黒大陸と呼ばれたアフリカを史上初めて探検したリビングストンの気持ちが分かります。

任せておけないので、リモコンの電池交換をやりました。ご承知の通り、あの手のものは「継ぎ目はどこ?」「開けにくい」の定番です。
ネットでちょっと調べて大まかな構造を理解しました。まず、鍵部分を開いて溝になっているところをドライバーで抉ります。びくともしないぞ。

力を入れて抉ってみる。動かない。上からげんのうで叩く。手元を注視。でないと、親指をクリーンヒットしてしまいかねません。また、不安定なものを叩いているので、ドライバーの先が逸れて手に刺さったりしたらやだなあと恐々と叩く。動かない。反対側の継ぎ目?と思しきところを軽く叩く。お、動いた。一度、動くとあとはスムーズ。なんとか鍵とリモコン部を分離に成功します。

次はリモコン蓋の剥離。これはちょっと固かった。継ぎ目もわかりにくい。ふとしたコツでパカッと開きました。仄かな達成感が身のうちに湧きます。
CR2032電池を入れ替えて、今度は逆の順序でリモコンを組み立てて完成。
車に近づいてテスト。ボタンを押すと正常作動で無事終了です。

「直ったからね。電池交換したから」と告げます。
「よかった、よかった。一時はどうなるかを思った」と喜ぶ彼。

ふと疑問が浮かびました。買い物に行ったんだよね。ここまで帰ってきたんだからつまりは乗って帰ってこれたんだよね。そのことを問います。

「ああ、しばらくしてこれは鍵なんだから普通に手動で鍵かけられることを思い出した」というから脱力。それにしては時間がかかっての帰宅じゃないか。

「お一人様二品までのキャベツ100円を、何度かレジと駐車場の間を往復してた」という。

その間、鍵をマニュアル利用することに気付かなかった。でも、安売りのキャベツは沢山買っておきたいという欲求が高まって、何度も往復したと大量キャベツ獲得の戦果を誇ります。

ん?ということはそのとき車は閉まったままだから、キャベツは積めないじゃんか。それをどうしたのかと問うと「とりあえず車の下に隠した」だって。
あんたは、犬かよ。そんなこと、恥ずかしくて他人に言えないじゃないか。
書いちゃったけどw

避寒体制(1/24)

先日、久々に知り合いに遭ったら『寒くないのか?』と聞かれました。
「全然寒くないぞ」と答えると「嘘だろ?」とかいいやがる。
「嘘なもんか、ヒンヤリしてはいるが耐えられない温度ではあるまい」と返すと、そうは見えないなどと言う。

いつもの普通の格好なのだが。その日はアクリルのシャツにナイロンのジャンパー、ウールのズボン。ジャンパーは春物のペラペラの生地です。

「外とかその格好では寒いだろう」というから「寒冷地に居るわけでもないし、外気に連続して触れる時間なんて一時間もない。むしろ外に出るからとして厚着をするほうが問題が大きい」とここぞとばかりに持論を展開しました。

曰く、着脱の手間がかかってしまうこと、電車や車に乗ると暑くなってしまうこと、風邪ひきとは温度の変化に体がついていく隙に起こしてしまうことなど等を解説。結論として、体感温度を上下させないためには外では極力厚着をしないことを説いて聞かせましたが、相手にはやっぱりゲンナリとされました。
道理を尽くしても、理解はしても納得はしてくれない典型ですな。

その昔、スーツを着てた際にも「寒くないのか?」と問われたことが何度かあった。今くらいの時分。気がつくと他の人はコートを着ている。コートもマフラーもしてないのは筆者だけ。NTTに企画プレゼンに出向く道中でのことであった。

どうしてコートを着ないのかと聞くから、寒暖の差を自ら招いて風邪をひかないように留意していること、着脱が面倒なことなど諄々と説いて聞かせたのだが、納得してくれません。
結局、プレゼンはうまく行きましたが、次回の訪問のときはその格好ではみっともないから、何か着てきてくれと上司に言われてしまいました。

「君が何も着ていないと、貧乏臭く見える」。ひでぇことを言いやがった。
「上司の私が意地悪してるように見えてしまう」などと理解不能な感想を持ち出してもきた。「とにかく、暖かい格好をしてきてくれ」と命令してきやがんの。不承不承ですが、そこは宮仕えの身。無理に納得して約束しました。

次のプレゼンの日、仕方ないから首にマフラーだけしていった。上司が激怒しやがった。「俺をからかってるのか?」とまで言われた。どうして?
「マフラーだけしてると、余計にしみったれて見えるんだよ!」だって。

再び、道理を説得する機会が巡ってきたのでまたまた持論を展開します。
「いいですか、人間が寒さを感じるのは主に襟元と首筋なんです。そこさえ保温してしまえば、大概の寒さは乗り切れるんですよ。着膨れしたままで電車に乗ったり降りたり、着たり脱いだり、いちいち手間がかかるじゃありませんか。下手したら風邪までひいてしまいかねない。その点、マフラーなら取ったら丸めて鞄に入れれば済む。首元さえ保護されれば保温されるし風邪もひかない。ビジネスマンとして極めて道理にかなった格好を私は選択しているんですよ」。何故か、余計に怒られた。

貧乏臭いっていうけどさ、このマフラー、レアものでカシミヤだから高かったんだよ。二万円ちょっとしたんだよ。あんたたちのイオンやらヨーカドーで買うコートより場合によったら高いよ・・・。散々、反駁の材料を脳内に刻み込んでなんとか耐えました。

三度目のプレゼンの日。服装チェックをするとか脅すから、仕方なく手提げにコートを突っ込んで持参する。着ろ、というから仕方なく来たら最初は機嫌がよかったのに、しばらくしたらまた嫌な顔をされてしまった。

あまり着ない分、長く使おうと考えてBurberryのステンカラーを持っているんですね。俺よりいいの着やがってというわけだ。勝手に傷つきやがった。
なんて小さい男なんだろう。結局は、気に入らないってことじゃないか。

でも、わかるんだよな、仕事できるやつを前にしたときの無常観と敗北感があったんだよ。
結局はその会社を辞めるのだが、首元を温めていてもクビになるというネタのような話です。

しかし、寒さには耐えられるよ。着ないで頑張ろうよ。

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