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イーブン

2012年05月19日
5676000_000_m
母親が通販で間抜けなものをまた購入していました。自衛隊監修によるという「もしものときの非常食セット」なるもので、五目飯とか牛丼とか缶詰に入っています。
http://www.jod.co.jp/webshop/commodity_param/ctc/22930/shc/0/cmc/5676000_000/backURL/http%28++www.jod.co.jp+webshop+list
「最近地震が多いだろ。万が一のことを考えて買ってみたよ」と云う。ところが「早速、お昼にひとつ食べてみることにする」といって、缶詰を開け始めます。
それじゃ、非常食の意味がないじゃん・・・。しかも「わ、不味い。やっぱり非常食だから味は期待しちゃいけないのか・・」なんて云う。いきなり食う?

「『・・・缶詰のまま、20分程度煮沸してください』って書いてあるじゃないか」と堪らず指摘。
「あ!ほんとだ。じゃ、レンジで温めてみよう」。「お昼はこれで済ませよう」。度重なる失態に、私は叱り付けるタイミングをずっと見計らっていました。

そのとき、私が持っていたシャツに母親の目がいきました。
「それ、どうすんの?」と訊ねてきます。
「これね、襟が擦り切れたのでもう捨てようと思ってる」

五年以上着ているワイシャツの、襟の折り目部分が擦り切れています。作りはわりとしっかりしているのですが、こうなってしまうと着れなくなる。
袖口と襟は擦り切れたらダメですね。

「それ、貸してみな。襟を裏表にすればまだ大丈夫だから」と思わぬ提案をしてきました。

襟の生地は、シャツの身ごろに縫い付けられています。それを一旦外して裏表付け替えればまだ着れるという。そんな手があったのか。そんなことをよく思いつくな、と訝っていると

「お前の小さい頃、外で働けないから洗濯屋の内職をやっていた。これはそのとき覚えた」なんていいます。そんなの初耳だぞ。
「ひとつ直して十円とか貰ってた」だと。当時の十円だと今の数百円程度か。
というわけで、襟元を外して裏表逆にして縫い直しました。おお、まだ十分に着れる。擦り切れた部分は折り返した裏だから見えません。

生活の智恵を見せ付けられた。だから非常食の件は相殺で何も言わないことにしました。

アパート経営の幻

2012年05月18日
こういう記事が出るのを待っていた。今朝のYahooトップニュースに入ってたので感動です。
<引用開始>
信じてはいけない アパート経営で大儲け!
今書店に行けば、「アパート・マンション経営を勧める本」が数多く並んでおり、多くが、「高利回り」や「老後の安定」「相続税対策」などをうたい文句にしている。例えば、地方都市にある親の土地にマンションを建てたり、アパートを一棟買いするなどして成功した人の話などが紹介されている。しかし長年、不動産の売買に関わってきた私は声を大にして警告したい。「これからアパート・マンション経営はしてはいけない」と。

多くの人は、アパート経営を勧める大手不動産業者の「一括借り上げシステム(サブリース)」という言葉に惹かれて投資を考える。アパートの建築契約を交わせば、業者側が部屋を借り上げるしくみで、「30年間保証」などといううたい文句によって「30年間、投資物件の家賃が保証されるのではないか」と考えるわけである。

しかし、このシステムは部屋を借りることを保証するだけで、家賃額を保証するものではない。一定期間のみ家賃を保証し、その後は市況によって家賃を調整することになる。年数が経って建物や設備が古くなれば、家賃が下がっていくのは普通のことだから、ほとんどの場合損をすることになる。最初の3年は一定の額を保証されることが多いが、この手の投資用物件は建築費用が相場より割高なことがほとんどだ。その差額で業者が家賃保証をするしくみなのである。そもそもサブリースは、家賃相場の8~9割が大家に支払われるシステムなので、最初から家賃を下げて自力で探したほうが得だといえるだろう。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120518-00000001-president-bus_all
<引用終了>
長年にわたり、アパート経営だの投資マンションの勧誘で、迷惑を被ってきたこちらとしてはようやく出たかという思いの記事です。月刊プレジデントに載った記事の転載ですが、やや推進側にいた同誌も転向を余儀なくされたことに感慨ひとしおです。
アパート経営や投資マンションで、業者側が絶対に触れないことが二点あります。ひとつは資産価値の経年による目減りです。最初は新築だった建物も年々劣化していきます。それに併せて家賃も柔軟に調整(減額)を繰り返さなければならないこと。しかも固定資産税はほぼ変わりません。
もうひとつは、この投資における流動性の低さです。大枚をはたいても、危急の際には換金することが難しい。大きな出費で換金が困難という高リスク。これでローンなど組んでたら何のためにやっているのかがわからなくなる。
それを老後のためだ、年金代わり、節税だと曖昧にごまかし続けるのが業者ですね。
私が思うに、表面利回りで15%は欲しいところです。現実のアパート経営では表面利回りで10%がいいとこ。税金や修繕費、ローン利息などを考慮した実質利回りで5%程度にまで下がります。もっと低リスクで5%のリターンを得られる投資は他にありますので、わざわざ不案内な不動産投資に取り組む必要はありません。

ということを、電話口で諄々と説いて断っているのに『違います!』『誤解です』『とにかくお目にかかりたい』『会わないのは卑怯です』『話聞いてます?』と絶叫する自称販売業者の皆さんに辟易してました。そういえばここしばらくかかってこないな。絶滅したのなら慶賀の至りですが。

節電の嘘

2012年05月17日
どこが節電なんだろう。単なる労働強化じゃないのか?パートさんの泣き顔が目に浮かぶ。
<引用開始>
イオン、午前7時開店=6月から、「家庭の節電促進」
 イオンは6月から約3カ月間、全国約1400店舗で開店時間を午前7時にする。早朝利用を見込んだ対応で、閉店時間は変更しない。総合スーパー「イオン」や食品スーパー「マックスバリュ」、小型店「まいばすけっと」などで実施。6月1日に約1100店舗で始め、順次拡大する。
 イオンは「暑い時期、日中に外出すると、帰宅後に冷房を強めにしてしまう傾向がある」とし、早朝の買い物は家庭の節電につながると説明。店舗では、発光ダイオード(LED)照明への切り替えなどで「追加電力は必要ない」という。高齢者のほか、幼稚園に子供を送った後や出勤前の来店にも期待している。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120517-00000050-jij-bus_all
<引用終了>
「家庭の節電促進」などと偉そうにほざくより、自店の節電を徹底したらどうなんだ。
開店時間を早めるのなら、閉店時間だって早めるべきです。九時閉店だったら七時で終わるとか。そのほうがはるかに節電の目的には適っているではないですか。それができないのなら節電などともっともらしい理由はつけないで欲しい。売上が落ちてると正直にいったらいいじゃないか。
『帰宅後に冷房を強める傾向がある』とはいかなる根拠に基づくのか。それが電力消費量のどのくらいに相当するのか、説明を聞きたいものです。

近所にヨーカドーがありますが、8のつく日は九時開店なんですよね。八日、十八日、二十八日。ハッピーデーと称するこの日はポイントカード提示で五パーセント引きになるんです。九時開店でも閉店は通常通り。これくらいならまだ耐えられもしようが、イオンは六月から毎日というのでしょう。体が変調をきたしたりするんじゃないか。そういうことが心配です。

違法とインモラル

2012年05月16日
違法コピーの経験が39%だそうです。案外真面目にやっているのねと逆に驚きました。
<引用開始>
BSA「違法コピー番付」、日本は損害額10位に……PC利用者の39%が違法コピー経験有り

ビジネスソフトウェアアライアンス(BSA)は15日、世界のソフトウェアの違法コピーによる損害状況をまとめた「BSA世界ソフトウェア違法コピー調査2011」(違法コピー番付)を発表した。今年で9回目の調査となる。
 今回の違法コピー番付において、「違法コピー率部門」で、日本は昨年から順位を2つ下げたが、世界ベスト第3位の21%となっている。1位は米国の19%、2位はルクセンブルクの20%。ワーストはジンバブエの92%だった。日本の経済的損失は18.75億USドル(約1,500億円)で、損害額換算部門で日本は1,875%となり、ワースト10位となった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120515-00000024-rbb-sci
<引用終了>
恥を曝すようですが一時期、アプリケーションは殆ど買わないで済ませていました。特にMicrosoftオフィスは自分で買った覚えがなく、会社のやつをそのままインストールしてました。さして罪の意識を感じることもなく。90年代まではソフトの貸し借りは普通に行なわれていたと記憶してます。ここ十年くらいで厳しくいわれるようになったような感触があります。しかも私の居た職場はPC系の出版事業をやっていたのに、コピーやり放題でした。

違法といわれれば返す言葉もないですが、それにしたってOSくらいはそろそろフリーにしたっていいのではないかと思う。ウィンドウズについてはソースを公開するなりして、そこでお金を取るのをもう止めたらどうなのか。揺るぎようのないシェアなのですし。なのに開発はやめずに安くもない金をユーザーから取り続ける。違法ではないが、インモラルではないですか。
使い勝手はよくなっているから、開発に費用はかかるなどと反論されそうですが、年々容量が大きく、重くなっている現状を考えるとほんとに便利になっているとはとてもいえない。
軽いCPUとメモリで快適に動くソフトを開発する思想が全くないことにため息が出ます。

とりあえずOSの耐用年数をもっと延ばしてほしい。XPならあと十年くらいはサポートしたって罰が当たらないと思います。

神を待つ

2012年05月15日
Tasuke
毎日毎日送られてくるスパムメールの類が、相変わらず後を絶ちません。なにかに当選した、ついてはサイトにアクセスしてしかじかの手続きをとれなんてのが多く、ついでバイアグラだEDだという怪しげな広告がこれまでは多かったのです。
しかしここ二ヶ月くらいの間に、当選メールは姿を消しました。それに代わって幅を利かしてきたのが援助交際関係のメールです。文面はこんな感じ。

“家庭内暴力などの家族間のトラブルや異性関係のもつれ、学校でのイジメなどで軽いノリで家出する少女が増えています。
そんな少女たちはネットカフェや家出掲示板サイト等を利用してとめてくれる、泊め男や神様を探しています。
そんな少女達をあなたの手で救ってあげてください!”

あるいはこんな文面。

“今、女子学生の間で『家出@伝言板』が流行っています。
両親の離婚や様々な家庭の事情で家に帰りたくない、などという悩みは思春期につきものですが、現在のインターネットで彼女達は手軽にその日の「逃げ場」を見つけています。
驚く事に伝言板を利用して実際に「家出」を決行している女子の数は少なくありません。
どうかそのような女子達を救ってあげて下さい。”

こんなのもあります。

“家に帰りたくない、放浪型女子が急増!!
インターネットの出会いが今、彼女達の生活基盤に。
生活力のない若い女性の利用が圧倒的な神待ち掲示板。
その知名度は今や知らない女の子はいないというほど。
家に帰れない、帰りたくない、そんな全国の放浪型女子が、
神(男性)への連絡方法として掲示板を利用しています。”

見ず知らずの男をいきなり「神様」扱いですか。彼女たちの窮状を救ってあげるという役割期待からすると神様よりは救世主のほうが正しい言葉選びだろうとは思いました。

それでも、引っかかる人も僅かながらいるのでしょうね。私も心が弱っていたら何かの弾みでアプローチしてしまうかもしれません。
しかし、深呼吸して冷静に書かれた文面から想像してみます。家出したとか放浪してる、とか見ず知らずのそんな人間に近づくわけはないと気付く。
一方、実際に家出や放浪している女子たちが同じ方法でこちら側にリーチしようなどと考えて実行するだろうか?その可能性は限りなく極小化してきます。
まずは知り合いのとこに連絡をするのが一番でしょう。冷静に考えればスルーできる内容なのですが、限られた何人かが澱みにハマって金品を提供してしまうんでしょうね。つくづくこんなマーケットは嫌ですね。

筋違い

2012年05月14日
熱意に水差すようで悪いが、これはやっぱり筋違いなんじゃないかと思います。
<引用開始>
大学にハローワーク 就職難 中小企業も支援
政府がまとめる「若者雇用戦略」の骨子案が十二日、判明した。景気低迷に伴い就職難が続く大学生らを支援するため、全国的情報網を持つハローワークの出先機関を大学内に設けるなど行政と学校の連携強化を打ち出した。雇用機会均等の観点から就学支援や職業教育充実を挙げ、中小企業の人材確保支援、フリーター大幅削減の確実な達成も盛り込んだ。

野田佳彦首相と関係閣僚、学識経験者、労使代表らでつくる「雇用戦略対話」の下に設置したワーキンググループで骨子案を基に議論して戦略を策定する。六月にも対話会合で正式決定する。

骨子案は(1)機会均等・キャリア教育の充実(2)雇用のミスマッチ解消(3)キャリアアップ支援-が柱。社会全体で若者を支援し「対症療法から中長期戦略」に転換して質の高い雇用を創出すると強調した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012051302000088.html
<引用終了>
典型的なお役所仕事。本末転倒な“やったふり”ですね。窓口なんかいくら増やしたって意味がない。雇用の需要を喚起させることに何も貢献してないもの。
しかも、これをやるということは「君たちの会社探しも就職も中途半端だよ」と宣言するに等しい愚策です。そうじゃないでしょ。雇用を生み出す施策が必要なんでしょ。介護でも新エネルギーでも林業なんかでもいいけど、十分に目を配っていない。
罪深いな、と思うのはハローワークで紹介される会社に十分なスクリーニングがかけられないだろうと予想できることです。いわゆるブラック企業が口を開けて、被害者を待っているという構図がありありと目に浮かぶ。

ハロワでは、機械的に求人企業を紹介されることも少なくありません。民間の職業紹介でも手数料欲しさに、醜聞を黙っていることもあるのでどっちもどっちですが。結局、自分で用心して対処する以外にないのです。おかげで、面談が決まるたびにICレコーダーを仕込んで、面談内容を録音している私のような猛者もいるわけです。たまに聞くと、滅茶苦茶な会社もあって笑えます。

新卒諸君に酷だと思うのは、ブラック企業に一度間違って入ってしまうとその先でも、ずっと色眼鏡で見られてしまう可能性が出てくることですね。
「あんな会社にいたってことは・・」とイワクつきで見られてしまう。

で、大学にハローワークを設置ということは省益がからんでくるのかなとふと思ったり。
ハロワは厚労省所管でしょ。一方で大学は文科省の所管。大学に公的施設を堂々と置くことで、新たな利権獲得を目指しているんじゃないかってそんなことを勘ぐってしまうのですよ。
“生涯教育”という言葉が一時持て囃されたとき、文科省・厚労省・経産省が同時に色めきたったことをよく覚えています。利にはさとい連中ですよ。

昔は新卒で就職にあぶれたとき、学生を直接ハローワークに行かせはしなかった。
その昔、恥を晒すが卒業間近の3/25に内定が取り消されて途方にくれたことがありました。
もとより大学の就職課はあまりあてにならない。どうしようかと職安に相談に行ったら「学生さん用の相談所が別にあるから、そちらに行け」といわれました。
水道橋の駅近く、白山通りに面していたビルの一角に「学生職業センター」という労働省の下部機関があったんです。(今でもあるだろうか)
そこ行って相談員が出てきて話したんですが、あまり役には立たなかった。いや、少しは役に立った。話を聞いてくれる相手がいるだけでも助かるということはありました。その後、就職情報誌を漫然と眺めていて、目に留まった会社に連絡し急遽面接して四月九日から働き出すことになるのだけれど、ああいうクッションは大事だよなと痛感しました。心が救われる。

今度の組織。新たに設けてもいいけど、どうか冷たいお役所にだけはならないで欲しいです。

豊饒の海

2012年05月13日
おお、生きていたか。今でも近くを回遊しているのだろう。夜はお台場あたりにいるとみた。
<引用開始>
東京・江戸川区の水族館から逃走のペンギン、東京湾で目撃される
2カ月以上前に東京・江戸川区の水族館から逃げ出したペンギンが、東京湾で泳いでいる姿が目撃された。
東京湾に何やら浮いている物体。映像を拡大すると、ペンギンが泳いでいるのがわかる。この映像は、12日午前11時ごろ、東京・中央区の晴海ふ頭の沖合で、視聴者が撮影したもの。
ペンギンを撮影した人は「晴海の方に船で行って仕事があったんで、通っている時に見つけたんです」と話した。
2012年3月、江戸川区の葛西臨海水族園からフンボルトペンギンの子ども1羽が逃げ出し、2カ月以上、行方不明になっていたが、水族園によると、12日に撮影されたペンギンは、その逃げ出したペンギンだという。
東京都葛西臨海水族園の坂本和弘副園長は、「フンボルトペンギン族の幼鳥で、(水族園の)黄色のバンドをしていることから、同じ個体だと思います。(食料は?)カワウよりも、はるかに泳いで魚を取るのが上手でしょうから、ペンギンが生きていられると思います」と話した。
水族園にはペンギンの目撃情報が複数、寄せられていて、今後も情報提供を求めている。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20120513-00000174-fnn-soci
<引用終了>
とにかくよかった。水族館育ちのはぐれペンギンが二ヶ月近くも元気でいられる。つまり、食べ物がある。東京湾がそれだけ豊かな海であるという証拠です。
東京湾奥ですと、確認されただけで83種類の魚類がいます。横浜近辺になるとこれが238種類にもなる。この数字は三浦半島の向こうの相模湾と比べると3倍にもなる。豊饒の海が近くにあるということなんですね。
ちょっと海面見てても、鯖とか鯔がよく撥ねています。ああいうの獲って食べてるんだな。

そういえば、近所の旧江戸川でも天然の大ウナギが獲れるそうです。橋げたの下の砂地に潜っていて、地元の人がたまにヤナを仕掛けたりしていました。向島の料亭に高値で引き取ってもらえるそう。念のためにいうと、漁業権をちゃんと持っている方です。

それにしても江戸前は無邪気には食べられなくなった。端的に怖いです。特に底にいる魚はどれだけ放射線の影響があるかがわかりません。穴子もメバルも、太刀魚もこの先食べられるかどうか。

海に飽きたらいつでも臨海公園に戻って来い。

呼ぶ山

2012年05月12日Isbn9784840145558_1 
夢枕獏著「呼ぶ山~山岳短編集~」(メディアファクトリー刊)を読了しました。
<引用開始>
山を愛し、山をモチーフとした数々の作品を著わしてきた著者の、珠玉の山岳幻想小説を集めたアンソロジー。山の持つ不可思議で大いなる力をひしひしと感じられる全8篇。
http://www.mediafactory.co.jp/c000051/archives/030/000/30011.html
<引用終了>
実は、夢枕獏の小説を「神々の山稜(いただき)」以外に読んだことがありません。
それでもこの短編集を読んでみようと思ったのは「神々の山稜」があまりにも素晴らしい内容だったからです。この作品、谷口ジローによって漫画にもなってますが、やはり小説で読んで欲しいなと思いました。

「神々の山稜」
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4087742954/ref=dp_proddesc_3?ie=UTF8&n=465392

上の作品は伝説の登山家である森田勝をモデルとしています。他にも長谷川恒夫や小西政継など有名な登山家と思しき人々が登場します。いったいに登山家といわれる人たちは、狷介で孤高です。超然としているあまり、周囲から浮かび上がり、かつ時代おくれでワリを食うことが多い。でも憎めない愛すべき人物。森田勝はその典型といえる人です。佐瀬稔の傑作「狼は還らず」で詳しく記されています。

で、読んでみて気付いたのですがスピンオフの短編以外は古い作品だったのです。ちょっと残念。でも、表題作の「呼ぶ山」や「山を生んだ男」は読後感がすごくよかった。「呼ぶ山」のモデルは長谷川恒夫です。「山を生んだ男」はなんと34年前に書かれたとわかり驚きました。
ご一読をお勧めします。

震える牛

2012年05月11日
相場英雄の「震える牛」(小学館)を読了しました。
<引用開始> _1
平成版『砂の器』誕生!
警視庁捜査一課継続捜査班に勤務する田川信一は、発生から二年が経ち未解決となっている「中野駅前 居酒屋強盗殺人事件」の捜査を命じられる。 初動捜査では、その手口から犯人を「金目当ての不良外国人」に絞り込んでいた。

田川は事件現場周辺の目撃証言を徹底的に洗い直し、犯人が逃走する際ベンツに乗車したことを掴む。ベンツに乗れるような人間が、金ほしさにチェーンの居酒屋を襲うだろうか。同時に殺害されたのは、互いに面識のない仙台在住の獣医師と東京・大久保在住の産廃業者。

田川は二人の繋がりを探るうち大手ショッピングセンターの地方進出、それに伴う地元商店街の苦境など、日本の構造変化が事件に大きく関連していることに気付く。

これは、本当にフィクションなのか?
日本の病巣、日本のタブーに斬り込んだ、
衝撃のエンターテイメント大作!
http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784093863193
<引用終了>
題名である程度予測できるとおり、いわゆるBSE(狂牛病)が物語の一部を構成してます。先日読んだ柴田哲孝「中国毒」ともテーマ的に似てます。

といっても物語のほんの一部です。本作でも書かれていますが、狂牛病は水際で万全の対策がとられており、ヒトに感染して変異性クロイツフェルト・ヤコブ病が発症する危険性はほぼありません。これは病因となる肉骨粉を餌にすることを世界中で禁じたためです。

問題なのはヒトの側。市場原理とか経済合理性といった一見ロジカルな判断にしたがって、これまで触れられなかった聖域に土足で踏み込む人たちがいる。そんな、禁忌を侵して憚らない人間たちが本作では暗躍します。

地方再生のためと言いながら、地域経済を結果的に叩き潰し、シャッター通りと廃墟を現出させ、焼畑農業よろしく、次々に新たな贄の地に出店していく大手ショッピングセンターとその経営者たち。グリードという言葉がぴったりです。

見渡せば本当に地方の個性は見当たらなくなった。どこでも幹線道路沿いに広がる風景は変わらなくなりました。大きなSCを中核とし、チェーン店のみで広がるロードサイドショップ群。そして毒々しい電飾に彩られたパチンコ屋。ただただ“消費”のみを強いて説くこれらの店。だだっ広い駐車スペースが寒々と広がります。

その“消費”を布教する唯一の経文が「低価格」。本作でも、ありえない激安価格の食品などが製造されるからくりが暴かれていきます。
作中で登場人物がこう呻く。「もはや食物でなく工業製品なんです」。(p153)
出来合いの安い惣菜は食べられなくなってしまいそうです。

しかし気がつく。先日の格安バスツアーの事故も構造はまるで同じなのだと。
安すぎるものにはそれなりのイワクがある。こんな自明のことに、何度も痛い目に遭いながらもなかなか気付かない私たち。そろそろ考えないといけない。
それにしても「震える牛」といい「中国毒」といい、タイトルでかなり損をしているな。

ご一読をお勧めします。

言葉に酔う

2012年05月10日
これは、あれだな。言葉に酔ってしまう典型。その後があまりにひどいけど。
<引用開始>
遅刻した部下に頭から熱湯…全治3週間、社長を逮捕

遅刻した部下に腹を立て、殴る蹴るの暴行を加えたうえ頭に熱湯をかけて全治3週間のケガを負わせたとして、大津北署は9日、滋賀県草津市追分町の不動産経営、田口章太(29)容疑者を傷害の疑いで逮捕した。調べに対し、「暴行は事実です。」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は、2月19日午後6時午後8時45分までの間に、当時田口容疑者が勤めていた不動産会社(大津市本堅田)の事務所内で、当時部下だった男性(当時25)に暴行したうえ、ストーブにかけてあったやかんの熱湯を頭に浴びせかけて、全治3週間のケガを負わせたとしている。

同署によると、田口容疑者は、30分ほど遅刻した部下の勤務態度について説教をしていたところ、次第に激高したという。被害者の男性は、その後会社を辞めたという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120510-00000509-san-soci
<引用終了>
いくつか疑問があります。
随分前の事件だけど、どうして今頃逮捕なんだろう。証拠集めに手間取ったとかか?
遅刻というと朝の出勤なんだろうけど、それを夕方までわざわざ待って説教したのか?
それにしても薬缶の熱湯とはすごい。言葉で注意しているうちに段々それを言ってる自分に自信が出てきて、何をしても許されると思う境地に高まった挙句の暴挙かな。
自らの言葉に見事に乗せられちゃったというか。29歳で経営者だというけど、年季が足りない。人情の機微がわかってないよ。恨まれたら一巻の終わりなのに。

何となくだけど、この会社。不動産っていっても投資マンションの会社じゃないかな。
そんな気がしてなりません。最近は大分少なくなったけど電話勧誘とかほんとに暴力的だものな。うちはないけど、アポなしで直接訪問して居座るという業者も出てきてます。
勧誘電話はほんとに不快だけど、ないならないとちと寂しい。
というわけで、たまに来てくれないかな。網はって待ってますから。

場違い

2012年05月09日
昨晩、BS日テレにて巨人×DeNAの試合が中継されていました。ゲストにはプロゴルファーの池田雄太。試合を直接見ていたわけではなく、耳だけで会話を聞くともなしに聞いてましたがこれが実にひどかった。

アナ:「池田さん、プロ野球をご覧になってみてあらためて感想は如何ですか?」
池田:「すごい迫力ですよね。動いているボールを打つというのが凄いです。普段から、停まっている球を打つことしかしてないものですから」

何だそれ?

ランナーが塁上に出て試合が動いてくるとまたアナウンサーが会話をふる。

アナ:「ここは勝負時だと思うんですけど、池田さんからご覧になってどう思いますか?」
池田:「そうですね。応援の熱気がすごいです。僕らは独りのスポーツですからそういうときは黙ってとにかく集中ですね。」
アナ:「なるほどー!そうですね。競技は違ってもプロ同士の真剣勝負というところで通ずる何かがあるんでしょうかね?解説の篠塚さん、如何ですか?」
篠塚:「ゴルフは独りの競技ですが、野球は集団でやるスポーツですから、いろいろな面で違うところはあるんでしょう」。

実質的に場違いな話題であると篠塚利夫に宣告されてました。呼ばれただけで責任はないのだろうけど、池田雄太も災難だったな。何でゲストに呼んだのかわからない。誰がこんな話をされて喜ぶんだろうか?

と思ったら、こんなことで呼んだのですね。原がゴルフ好きってことも関係しているみたい。

池田勇太、原監督と初対面!激励に決意新た…男子ゴルフ
http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/golf/article/news/20120508-OHT1T00232.htm

地上波でなく、見ている人間が限られているとはいえ、何をやってもいいというものではないぞ。野球にもゴルフにも失礼だと思いましたよ。

暗示効果

2012年05月08日
プラシーボ効果というのがあります。薬と偽られてただの粉を呑んだだけなのに症状が改善されるという話。これの逆もあるのだなと今日のニュースを見て思いました。
もう、話を聞いているだけで、こっちが激痛に襲われたような錯覚です。
<引用開始>
ひったくり被害女性、犯人の指かみ切り取り返す
7日午後5時半頃、札幌市西区のマンション入り口で、帰宅途中だった女性(59)が、背後から近づいてきた男に現金約4000円などが入った手提げかばんを奪われた。

男は自転車で逃げたが、追いかけた女性が男の指の一部をかみ切り、かばんを取り返したという。北海道警札幌西署は窃盗事件として、逃げた男の行方を追っている。

発表によると、男は30歳代とみられ、身長1メートル75~80。白のジャンパーに黒のスラックス姿、黒のハンチング帽をかぶっていた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120508-OYT1T00305.htm
<引用終了>
金を盗るどころか指を失ったこの男。いずれ捕まるでしょうけど、努力のかけ方間違えた代償は大きかったですね。こんなことなら真っ当に働いておくのだったって。これで、この先出所してもやくざと間違われてまともな稼業にはつけない可能性も出てきました。しかし文字通りの肉食系女子!
左の小指が、何故かじんじん痺れている感じがしてなりません。

もうひとつ。こちらも、すごく怖いニュース。怖いのもおそらく一瞬だったんだろうが・・。
<引用開始>
1500度の溶解炉に転落か…人骨一部?発見
8日午前1時5分頃、愛知県西尾市吉良町の自動車部品会社「アイシン高丘」吉良工場の警備員から、「社員が金属溶解炉に落ちたようだ」と通報があった。

県警西尾署員が駆けつけたところ、鉄を溶かした溶解炉(深さ2メートル、上部直径1・2メートル)の中から、人骨の一部とみられるものが見つかり、同署では社員の同市、稲垣光康さん(58)が溶解炉に転落したのではないかとみて調べている。

発表によると、稲垣さんは7日午後8時から同僚の男性(22)と2人で自動車のブレーキ部品を作るため、溶解炉で材料の鉄を約1500度に溶かして不純物を取り除くなどの作業をしていた。同僚が同11時20分から15分ほど、別の場所に材料を取りに現場を離れて戻った際、稲垣さんの姿がなく、溶解炉内に異物が見えたため、上司に連絡したという。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120508-OYT1T00553.htm
<引用終了>
さらっと書かれているけど、“異物”って何なの?炉に落ちるってどういう状況だったの?安全衛生法とかKYTとか散々やってきたんじゃないの?命綱みたいなものは装着しないでもよいものなの?本当に事故?そう装った事件じゃないだろね?
群がる疑問が頭を支配しようとしますが、それよりも何よりもドロドロのマグマのような金属溶解炉に落ちるなんて想像するだけで体が竦みます。
足がきゅーんと竦んで動けなくなる感じね。

そういや、アイシン高丘って行ったことが有る。想像がリアルになっていく。怖いです。

言葉の力

2012年05月07日
フランス大統領選が終わり、当初の予想どおりサルコジを破ってオランドが勝ちましたね。
ミッテラン以来の社会党政権となります。得票率が51対48くらいと出ていますが、都市ごとで大分違うようです。マルセイユでは両者が拮抗して上記どおりですが、パリでは55:44の差があり、ツールーズでは66:33と大差がついてました。http://www.lemonde.fr/ 

最有力候補だったIMF理事のストロスカーンが退いた後、一時はどうなるかと思いました。けれどサルコジの失策が続き、いわば敵失による勝利といえなくもないですね。それでも、これでEUの空気は一変したと思います。隣のドイツにも大きな影響がありそうです。
オバマは早速、首脳会議を提案してますが気が気ではないのでしょうね。どんなやつだ?と。
両者の対決も興味がありましたが、個人的には左派党のジャン・リュック・メランションに最も関心がありました。左派党、つまり旧共産党です。
日本同様、フランス共産党も退潮著しく消滅の危機まで叫ばれました。しかも、イタリア共産党などと違って、冷戦崩壊までは「モスクワの長女」と呼ばれるほど教条主義的な党派でありました。それが支持率15%程度までメランションの力で盛り返したのです。これは、彼の発する言葉の力によるものが極めて大きいと思います。

「再びバスチーユをとれ!」「人民を主役に」。こんなスローガンを出してたりします。
現在の第五共和制にたどりつくまで、民主主義のために多大な犠牲をはらってきたフランス人には、私たちの想像以上に強くアピールする言葉なのでしょう。

大統領選の投票率が80%を越えるというのも羨ましい。これは見習わなければならない点です。また、ルベンからメランション、つまり極右から極左まで幅広く当選する健全なダイバーシティが機能しているのもよいですね。

節電のためにできること

2012年05月06日
そうだ、昨日から原発一基も動いてないのですね。気のせいか吹く風も優しく感じられます。
節電しても足りない、再稼動させろとか喧しく騒いでいる人たちがいるけど一旦こうして定着すれば、再び動かすのってかなり力がいるんですよね。
せいぜい危急時を演出するしかないか、大規模停電とか軍事的な紛争とか。
そうさせないために、節電にはせいぜい励むことにしましょう。エアコンを使うなとか脅迫めいて言われたりしますが、従う必要はない。むしろテレビを見ないほうが節電になるようです。
<引用開始>
日本全国でエアコンの温度を上げたり電気をこまめに消したりといった節電が行われていますが、じつはテレビが報じない家庭でできる最強の節電対策があります。

 それは、テレビを消すこと。
 株式会社野村総合研究所が4月15日に発表した『家庭における節電対策の推進』によると、テレビを消した方がエアコンを消すよりも1.69倍も節電に効果があることが分かっています。

◦白熱電球3つを消す(162W)
◦液晶テレビを消す(220W)
◦テレビ・DVDレコーダー・パソコンのコンセントを抜く(6W)
◦エアコン2台の温度設定を2度上げる(52W)
◦エアコン1台を止める(130W)
◦白熱電球3つを蛍光灯に交換する(126W)
http://digimaga.net/2011/07/tv-is-an-enemy-of-power-saving
<引用終了>
節電に最も効果があるのにテレビも新聞も全く報じてくれない。当然か。自己否定だし。
震災後でも、深夜帯で放送時間を短縮するはあったと思うが、昼間に放送自粛するなんてやったところはありませんでしたしね。普段は意識もしていないであろう「公共性」を盾にするわけだ。でも、放送内容の吟味は実施された形跡が殆どない。その代わりに延々とACジャパンの紙芝居を見させられた。反省とか再出発だとか、考えてもいけないのだろうな。
と、心安らかに連休最終日を過ごしているわけです。テレビを消して。

指定管理者

2012年05月05日
民間委託は仕方ないにせよパートナーとしてTSUTAYAはどうなのよ?って思います。
<引用開始>
佐賀県武雄市は4日、市図書館(同市武雄町)の運営について、全国でCD・DVDレンタル店「TSUTAYA」約1400店を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(本社・東京都)を指定管理者として委託すると発表した。運営は議会の承認を経て13年4月からの予定。同社の公立図書館運営は初めてで、雑誌や文具の販売、カフェの設置などを計画している。

市によると、運営方針には、蔵書を現在の約18万冊から20万冊▽雑誌や文具販売▽共通ポイントサービス「Tカード」を図書貸し出しに導入--などが盛り込まれる予定。運営費は現在、年間1億4500万円だが、約1割減らす意向という。

樋渡啓祐市長は佐賀県庁で記者会見し「市民の生活を豊かにする図書館にしたい」と話した。
http://mainichi.jp/area/news/20120504sog00m040012000c.html
<引用終了>
私が住んでいる区の図書館は全部で九箇所あり、そのうち南部の四箇所が指定管理者制度を活用しています。私が利用しているところもTRC(図書流通センター)が運営している図書館です。
制度の施行から二年以上経過していますが、当初懸念されたサービス低下の事態は起きていません。利用時間も長くなり、スタッフの応対も礼儀正しいもので利用者には、公営時代より評価が高くなっているようです。
尤も、リファレンスや選書の点ではどうなっているかがまだ判明しません。ある程度の年月が経ってこないとなんともいえないが、多分そんなに心配いらないのではないかと思う。完全委託しているのでないのでその点も安心できる。
しかも委託先であるTRCはもともとが図書館相手にビジネスしている会社であり、地域の書店とも共存できるよう細心の注意を払ってやっているのでそんなに心配はしてません。

武雄市の場合はどうか?図書貸し出しカードがTカードでもできるようにするとのことだけど、市議会での答弁を確認してみたら「基本的に現行カードは全てTカードにする」計画だといいます。そうなると話はきな臭くなってくる。雑誌や文具販売もCAFE設置もなんだかなあ・・・。
何よりCCCの増田さんが、指定管理者での業務委託で我慢できるとは到底思えない。
しかも、本の貸し出しは個人情報などではない!と武雄市長は興奮気味に語っているけど、それはあまりに無邪気すぎる感想だ。いや、思惑なのかな?

何を読んでいるとか借り出しているって情報は、為政者やマーケッターがそれぞれの思惑からもっとも欲しい情報ではないか。その人の思想信条や嗜好が浮き彫りになる。私なんかいろいろ借りているから、あっという間に監視対象になってしまうかもしれん。

一旦便利になるとは思うがその便利さの代償がどうはねかえってくるかが怖いです。TSUTAYAにするのは、止めておいたほうがよいと思うけどな。

矮小化

2012年05月04日
やはり出てきたな。真の問題への目くらまし。格好の理由がいいタイミングで出てきた。
<引用開始>
「日雇い」と社長説明=容疑者、金沢便は初か―出発前「バスで寝てた」・関越道事故
 群馬県藤岡市の関越自動車道で乗客7人が死亡した高速ツアーバス事故で、バス会社「陸援隊」(千葉県印西市)の針生裕美秀社長(55)が、逮捕された運転手河野化山容疑者(43)について、国土交通省関東運輸局の特別監査に対し、道路運送法で禁じている「日雇い」だったと話していたことが3日、分かった。事故のあった金沢発着便への乗務が初めてだったとも説明しているという。
 また、河野容疑者が接見した弁護士に「出発前にバスの中で寝ていた」と話したことも判明した。
 群馬県警高速隊捜査本部は同日、河野容疑者を自動車運転過失致死傷容疑で送検した。勤務実態や事故前の走行状況の調べを進め、会社側が過労運転を容認した道交法違反の可能性も視野に捜査する。
 国交省によると、針生社長は関東運輸局の特別監査に「人手が足りないときだけ依頼した」とし、河野容疑者の雇用形態は実質日雇いだったと説明。金沢市を発着するツアーへの乗務も「初めてだったと思う」と話したという。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120504-00000004-jij-soci
<引用終了>
これで悪いのは、運転手とその不安定な立場を利用した運行会社に絞られてしまう。世論もそういう方向に流れていくのでしょう。
けれど、日雇いに関していえば製造現場などで日雇い派遣みたいなことは常態化している。一方は法律で認められていて可、こちらは道交法違反だから不可と言い切れるものなのか。
さらに中国から帰化した容疑者の日本語能力をいぶかしむ声もあるけれど、二種免許を与えておいて、事故が起きてから言い訳がましくいろいろ述べるのはおかしい。何より、差別的な視点を感じる。規制緩和で恩恵を受けるのは強者で、危急時が発生した際の被害者は常に弱者という真実に、私たちはもっと自覚的でなければいけないと思います。

意味不明な記事

2012年05月03日
この記事ですが、一体何が言いたいのかよくわからない。しかし頭にはくる。
<引用開始>
省庁のタクシー代30億円突破か 11年度、震災で大幅増
 中央省庁と地方の出先機関で働く国家公務員が主に深夜や未明に帰宅するため2011年度に使ったタクシー代が前年度から大幅に増加し、2年ぶりに30億円を突破した可能性の高いことが分かった。政府の国家戦略室が2日までに、各省庁のタクシー代を集計した。

 戦略室は「東日本大震災への対応や、復興のための補正予算の編成に追われ、残業が増えたためではないか」と指摘。行政改革の徹底を訴えている野田政権は、今後、タクシー代の大幅削減を求められそうだ。

 11年度のタクシー代は、11年4月から12月までで21億7488万円。年間31億円を超えた09年度とほぼ同じペース。
http://www.47news.jp/CN/201205/CN2012050201001525.html
<引用終了>
国家戦略室ってこんな経理部みたいなことをやるために設けられたのだっけ?
「居酒屋タクシー」というのが問題になったからしばらくの間、自制していたのであって震災の影響で増えたとなんて体のいい口実に過ぎないだろう。仮に震災がなくても、補正予算だの少子化対策だのデフレだのなんでも理由はつけられる。理屈と膏薬どこでも貼り付くって。

夜遅くなってからならタクシーが使えるから、それで遅くまで残っているにすぎない。昼間は仮眠室で寝ていたりしているからな。予算編成時は多少は忙しくなるが、いつまでもそんな状態は続かない。常時忙殺されるわけがない。業務や忙しさの中身をきちんと調べたうえで問題点として出すべきなのに、曖昧な印象論で誰も傷つかないところで点数を稼ごうというあざとさが見えてくるようです。

大体、タクシー支出が増えたというけど、そんなに悪いことなのか?やることをやったうえでの支出なら殆どの人は文句は言わない。日本人は優しいし。
それにしても結論が分からない記事です。「適当に仕事を切り上げて帰れ」なのか、「そんな仕事をアサインするな」なのか、「タクシーなんて乗り物使うな」なのか。

“行政改革の徹底を訴えている野田政権は、今後、タクシー代の大幅削減を求められそうだ”。唯一意見ともみえるこの言い方がまたいやらしい。
タクシーなんて使うな、タクシー運転手は路頭に迷えばいい、なのか。
そういや悲惨な事故を起こしたバスと同様、タクシーの増車も規制緩和だったっけな。

自己愛

2012年05月02日
塩谷瞬もそうだろうが、この山路徹も相当に自己愛が強そうです。
<引用開始>
“先輩”山路徹氏 あえて言う 塩谷瞬に「涙流すな 泣きたいのは女性の方」
 ジャーナリストの山路徹氏(50)が2日、フジテレビの情報番組「ノンストップ!」に生出演し、二股交際騒動の渦中にある俳優・塩谷瞬(29)が1日に行った涙の謝罪会見について「不可解。会見としてはバッテン」と斬り捨てた。

 元妻の大桃美代子(46)、前妻麻木久仁子(49)との三角関係騒動を起こした自身の経験も交えながら、一連の騒動について、ジャーナリストとして言及。塩谷の涙の謝罪に「涙を流すような話じゃない。泣きたいのは女性の方。“つらいから勘弁してくれ”と言ってるとしか思えない」と“断罪”した。

 司会を務める「バナナマン」設楽統(39)など出演者から「よくもまあ言えたもんだ」「視聴者は“お前が言うな”って思ってるはず」とつっこまれながらも、「私も相当叩かれた。それを覚悟で全てをオープンにして落ちるところまで落ちれば、“そこまで叩かなくても”と世論が来る」と独自の見解を披露。世の女性から非難を浴びた“先輩”としては「会見に臨むときの簡単な方法がある。それは、全部正直に話すこと」と塩谷に会見でのアドバイスを送った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120502-00000088-spnannex-ent
<引用終了>
この人の意見を聞き、塩谷の言動を見ていると思うことがあります。つまり「だらしない自分を肯定する」こと。それが上手いのだな。相手に寄りかかっていくという生存戦略だ。ダメな自分を見捨てないでくださいってやつ。
同性から見ると、これは実に鼻持ちならない嫌な奴だな。同性の友人がいないタイプです。

ところが、これが異性から見ると大変な魅力になったりする。母性本能を突いたりもする。
一方の当事者である料理研究家の園山真希絵はこんなことをいっている。
「・・・だらしなそうな男だ、と周囲からも言われたし自分もそう思った。でも自分が彼をどうにかしてやれるかもと思った」と。相手の術中に見事にはまっていると同時に、それを半ば予期したかのような発言でもあります。
つまり「そんなだらしない男を必死に支えてやろうとしている健気なわたし」のポジションに居たいのだと思います。相手を愛しているようで実はそういう自分を愛しているという状態ですね。愛というよりは憐憫に近いのかも。だから、本来は強いんでしょうね。すぐに立ち直って前に進める感じ。

自己愛同士で需要と供給がマッチするけど、時々不具合が起こったというとこか。
塩谷は「パッチギ!」の演技とかなかなかよかったんだけどね。奇しくも高岡蒼甫と共演。私生活でもややこしいスキャンダルで仲良く共演ってか。

当事者だが

2012年05月01日
この件では『主犯格』ではあるが、焦燥感などは勿論、当事者意識もほぼ希薄です。
<引用開始>
生涯未婚の男性、2割を突破…30年で8倍
 50歳時点で一度も結婚したことがない人の割合である生涯未婚率(2010年時点)は、男性20・1%、女性10・6%と、初めて男性が2割台、女性が1割台に達したことが30日、わかった。

 政府が6月初めに閣議決定する2012年版「子ども・子育て白書」に盛り込まれる。

 1980年時の生涯未婚率は、男性2・6%、女性4・5%で、今回は30年前より男性が約8倍、女性が2倍以上に増えた計算。男女共に90年頃から生涯未婚率が急上昇している。

 年代別の未婚率を見ると、25~29歳では、男性71・8%、女性60・3%だった。30~34歳は男性47・3%、女性34・5%。35~39歳は男性35・6%、女性23・1%。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120430-00000710-yom-soci
<引用終了>
いえね、いい相手がいないとか出会いがそもそもないとか、かっこいい理由ではない。
端的にいって魅力に乏しく、生活能力に欠けているから。多分これらに尽きる。
就職で最初に入った零細企業でも、後に入った大手企業でも同年代で未婚の同僚はまずいなかった。だから、自分だけ特殊なんだと思っていたが20%を越えるってのは意外でした。

それでも、彼らと自分は違うんじゃないかって自覚はある。ナンバー1にならなくてもオンリー1ならいい、なんて話もありますがおそらく自分はアナザー1なんだろうなと思う。いろいろ心配してくださる皆さんもいるのだけど、どうかそっとしておいてください。大丈夫ですから。

安全も緩和

2012年04月30日
ニュースを聞いてすぐ、間違いなく長時間乗務のせいだろうと思いました。
<引用開始>
「お父さんを返して!」遺体安置所で声震わせる遺族 高速バス衝突
現場には群馬県の要請で、大災害時や7年前のJR福知山線脱線事故にも派遣された医療チーム(DMAT)が急行した。前橋赤十字病院の救急科部副部長、中村光伸医師(38)が一員として到着したのは、午前7時15分。

通行止めとなった道路上では、救急隊員らが治療の優先順位を決める1次トリアージを実施。緊急の治療が必要な赤色のタグや黄色のタグの乗客らは優先的に搬送され、同病院には12人が運ばれ、医師、看護師ら100人が治療に当たった。中村医師は「到着時、7人には既に(救命可能性がない)黒のタグが付けられており、手足の骨折がひどかった」と話した。

 病院に隣接する体育館には遺体安置所が設けられた。「お父さんが死んだ。返してください」と女性は声を震わせた。

 けが人4人が搬送された高崎市の高崎総合医療センターには重傷を負った石川県野々市市の会社員、高畠一真さん(24)が運び込まれた。都内のコンサートに行くため1人で乗車、料金が3500円と他より安かったため事故を起こしたバスを選んだ。千葉県の実家に帰省する途中だった北陸大の大野日向葵さん(22)も同病院に搬送され、駆け付けた友人は、「インターネットのページで安いバス会社を選んだ」と話していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120430-00000502-san-soci
<引用終了>
お気の毒で大変痛ましい事故ですが、起こるべくして起こったような気がします。2002年に道路運送法改正でバス事業者への規制緩和が実施された結果、五台以上のバスを保有していてかつ運行管理責任者を用意できれば誰でも参入ができるようになったのが大きい。
当初、規制緩和は消費者からは歓迎されました。料金が下がり、自由競争によって選択の自由が増えたことで、旅行がしやすくなったのだと。

しかし、そろそろそれだけではないことに気付かないといけない。規制がかかっていたのは、護送船団だとか利益獲得だという悪の表象とされたこと以外に、利用者への真の便宜や安全をも確保するコストのためであったということにです。それが緩和された結果、安全運行遵守まで緩和されてしまった。規制緩和は最終的には必ず、弱者によってその応分コストが負担させられる。ディスカウントされた料金には、安全に関しての保障分も含まれていたのだろう。
そして規制緩和の最終勝者は殆どの場合、大手しか残らないのだということも覚えておく。競争相手が減った結果、また価格決定権を彼ら自身が握るわけだ。今度ははるかに劣化したサービスで。

「安いのを、選んだのはあなたでしょ?」。
ほくそ笑んでいる連中の正体を見極めなければならない。

「あんちゃん、大型免許も取っておくとこの先便利だよ!」。二十年ほど前、合宿教習終わったばかりの私に、そこの所長はセールストークをかましました。
「二年くらいしたらまた取りにきなよ。あぁ、大型といわず、大型の二種とかさ。でも一番いいのは『大型二種けん引つき』免許だ。これがあればさあ、一生くいっぱぐれることないべ・・」。地元県警の元捜査一課長で、天下りで教習所所長となった彼は上機嫌で、卒検通ったばかりの私に言ってました。

トレーラーなどを運転するのに必要な免許が『大型二種けん引つき』。これがあれば月給80万円は確実だと、いうわけです。
「会社勤めなんてあでにならねさ。んだがら、これからは自営の時代かもよ」。
公務員を務め上げた挙句、天下った人にいわれたかないという科白をどうにか呑み込む。
「資格をとっておけば怖いものね。二種なんて特にお得だよ」。

乗り合いバス運転手は大型二種免許で、タクシーは普通二種。今では安定も高給でもない。
それどころか最難関の司法試験でも保証はされていない。報われないのはどこかおかしい。

なぜ院長は「逃亡犯」にされたのか

2012年04月29日
森功著「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか~見捨てられた原発直下「双葉病院」恐怖の七日間」を読了しました。
<引用開始>
行政と自衛隊は老人50人の命を奪った!
現れない救援車両、真っ暗闇の院内、病院の車で逃げた自衛隊員――その中で孤軍奮闘する医師たちが着せられた汚名 放射能がとびかう中での「報道の暴力」

「患者見殺し」報道は虚報だった!
「早く逃げろっ」玄関先に待機していた双葉署の警察官たちが、いっせいに病院の建物になだれ込んできた。まさに泡を食って動転している。ワゴン車に駆けこむものもいた。「早く、ドアを閉めろ」喚きちらした。そこへ、白い防護服姿の男が東病棟に飛び込んできた。――<本文より>

<内容>
第一章 発生――三月十一日 修羅場と化した医療現場
第二章 迷走――三月十二日 バス「災害避難」の現実
第三章 孤立――三月十二日 医師たちの覚悟
第四章 空白――三月十三日 病院の中と外で
第五章 裏切り――三月十四日 自衛隊救出の実態
第六章 苦悩――三月十五日 「置き去り」誤報の真実
第七章 落命――三月十六日 救出後の悲劇
第八章 誤報――三月十七日 なせ事実はねじ曲げられたか
http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2175886
<引用終了>
そういえばありました。患者を見殺しにして逃げた病院スタッフの話って。
ひどいなあ、とそのときは思ったけど真実はまるで違っていたところにあったようです。
裏取りしないで、報道内容を鵜呑みにしてはいけないなとまた噛み締める。
公共の奉仕役であるはずの行政は、ひたすら事なかれを貫く。平気で人を踏みにじる。
一番許せないと思うのは、人の車を使って現場から乗り逃げした自衛官の話ですね。
ちょうど水素爆発が連続して起きたから恐怖のあまりゆえだろうが、患者が大量に救出を待っている事実に黙殺している。その後はただ逃げ口上で想定外であったと言い募るのみ。
そして、常に弱者にすべてのしわ寄せがくる。さらに命まで奪っていく。50人の入院患者のうち、おそらく46名の方は絶命しないで済んだのに。

著者は書く。「しかし、人間の我欲や保身は、往々にして他の犠牲のうえになりたっている。とすれば、せめて自己を振り返り、そのことを自覚しなければならないのではないだろうか。震災は日本全体に大きな光と影を落とした。まさしくその光と影を見つめ直す必要があるように思えてならない」(p246)
読んでいて勿論、愉快な話ではありません。しかし私たちは知らなければならない。
淡々と描写される出来事を眺めていると上の言葉が重く身のうちに圧し掛かってきます。
ご一読を、お勧めします。

腰抜け

2012年04月28日
去年より参加者が増えたのか。それは喜ばしいとしても、よく考えると変だわな。
<引用開始>
連合メーデーに3万5000人=野田首相も出席、一体改革訴え―東京
 連合主催の第83回メーデー中央大会が28日、東京・代々木公園で開催された。「働くことを軸とする安心社会を実現しよう」をスローガンに、野田佳彦首相らも出席。主催者発表によると約3万5000人が参加した。
 野田首相はあいさつで、社会保障と税の一体改革について「政治家自らの身を切る改革と合わせ、与野党の壁を乗り越えて、何としても実現させる」と改めて決意を示し、「子ども、地方、雇用の三つの元気を取り戻す」と訴えた。
 連合の古賀伸明会長は東日本大震災に触れ、「雇用の再生なくして被災地の復興再生なしを肝に銘じ、取り組んでいかなければならない」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120428-00000046-jij-soci
<引用終了>
なんでメーデー=五月一日にやらないのだ?参加想定者の皆さんの大型連休での都合を考えて早め開催ということにしているのだというけど、世界中でメーデーを前倒しでやってる国なんて聞いたことがないぞ。運動が形骸化したことを自ら示していることにならないか。百歩譲って前倒しで実行するとしたら、もっと参加者が多くないと、動員かけないとやる意味ないんじゃないのか。
労組は労組らしく、経営者の怠慢や行き過ぎた市場原理主義やグローバリズムについて眦を結して対抗すべきなのだと思います。中途半端に歩み寄るから、かえって既得権益呼ばわりをされる。どこまで経営に擦り寄れば気が済むんだろう。
そういえば、連合は消費税増税賛成であったのだな。誰のための組織なのだろう。あんな総理大臣が挨拶にくるって時点でダメ。緊張感がなさすぎる。

殺しも芸の肥やし

2012年04月27日
七尾与史著「殺しも芸の肥やし~殺戮ガール~」(宝島社刊)を読了しました。
<引用開始>
ミステリー史上、最凶の女殺人鬼がなりたかったものは、「お笑い芸人!?」
23万部突破のベストセラー『死亡フラグが立ちました!』、『ドS刑事』著者による、黒いユーモア全開の作品。
10年前、遠足で女子高生30名と教員を乗せたバスが、忽然と姿を消した。「某国による拉致」「UFOの仕業」など様々な噂も流れたが、結局手がかりも見つからないまま「平成最大のミステリー」として現在に至っている。この怪事件によって姪を失った刑事・奈良橋は、独自に調査を続けていた。そんな彼は、管轄内で起きた「作家宅放火殺人事件」を担当することになり……。
http://tkj.jp/book/?cd=01888901
<引用終了>
宝島社のミステリー文学賞『このミステリーがすごい!』にて「死亡フラグが立ちました!」にて“隠し玉”を受賞した作家の最新作です。
隠し玉とは、大賞や優秀賞まではいかぬまでも、着想や文章の素晴らしさなどから、賞の選外とするには捨てがたい作品に対して贈られるプライズです。
過去にも上甲宣之「このケータイはXX(エクスクロス)で」などが受賞しており、一風変わった趣向の作品が採り上げられます。

最初の出だしで、遠足の女子高生を乗せたバスが姿を消したというところから、もしかして去年テレビ朝日で放映していた「熱海の捜査官」の原作かなと懸念しましたが、全く別物であることが判明しました。
随所にユーモアも滲み出てきますが、物語全体は非常に陰惨なものです。人を殺めても全く感情に変化のないシリアルキラーが、大量殺人を人知れず犯し、ついには自らの夫や子供まで殺めてしまいます。まるで鼻唄をうたいながら易々と人を殺し続けていく。勿論、警察は必死に捜査していきますが、関係者や証言が期待できる人が次々にこの犯人の手にかかってしまう。

七尾作品の特徴は、笑ったあとに恐怖がじわじわと立ち上るというもの。随所にギャグやユーモアを散りばめながら、読み終えた後にゾクッと鳥肌が立つという感じです。こんな人間、周囲にもしいたら嫌だなと思わせます。

ドS刑事同様、どうやら続編も出そうな気配です。読んで怖がるのを楽しみに待ってます。
ご一読をお勧めします。

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