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死命

2012年06月18日
9784163813202
乱歩賞作家である薬丸岳の新刊「死命」(文藝春秋)を読了しました。
<引用開始>
性交渉の最中、相手の女を殺したくなる。そんな殺人願望を押し殺してきた榊信一は、末期癌の診断を受け、自分の人生の証として欲望に忠実に生きることを決意する。それは連続殺人の始まりだった。榊自身が封印した過去の記憶は殺人願望に関係があるのか。その鍵を握る元恋人。榊を追う刑事もまた病に冒され――。死を恐れぬ殺人者に、命あるうちに報いを与えることができるのか。江戸川乱歩賞作家がおくる驚愕のミステリー。
http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784163813202
<引用終了>
「天使のナイフ」で乱歩賞を受賞して以来、この人の作品は常に重いテーマが横たわっています。「天使のナイフ」では少年法に護られる犯罪者への報復を、続く「闇の底」では性犯罪を、三作目の「虚夢」では心神喪失者の犯行が免じられる刑法第三十九条がテーマです。

本作は快楽殺人。犯人は30代のディトレーダー。巨万の富を得た彼はある日、末期がんであることを告げられる。そのときに「新しい人生が開けた」と達観し、少年期に受けた虐待をまるで隠花植物のように肥大させて、性交渉中の扼殺というリピドーを追い求めて次々と犯行を重ねていきます。

これを追う刑事も、捜査一課所属で家庭を顧みない仕事人間。三年前に妻をくも膜下出血で失い、仕事優先で今際の際に駆けつけられなかったことを子供に恨まれる。ところが彼もまた、同じ末期がんであることがわかる。

追うものと追われるもの、命短い二人の生き様とその交差が色濃く描かれ、快楽殺人の愉しみを背負って死に臨もうとする犯人に、ある反撃を刑事は試みます。

かっての恋人との再会や新たな別れ、刑事親子の絆などサブストーリーで読ませるところもあり、一気に400P超を読みきってしまいました。

惜しむらくは、犯人がデイトレーダーとして如何にして豊洲の億ションに住めるようになったかといったところの記述も欲しかったです。欲張りな読者ですかね。
ご一読をお勧めします。

繰り返す愚策

2012年06月17日
増税と再稼動で予想通りの動きがあり堪えてた週末。バカな法案が通ってました。愚策だ。
<引用開始>
違法ダウンロード刑事罰化・著作権法改正案が衆院で可決
違法ダウンロードへの刑事罰導入を盛り込んだ著作権法改正案が6月15日、衆議院本会議で与野党の賛成多数で可決された。

 同日午前の文部科学委員会で、政府が提案した改正案の採決前に自民・公明が刑事罰化を盛り込む修正案を提出し、民主を含め賛成多数で可決。午後の本会議で修正案を含む形で可決された。

 従来は違法にアップロードされた音楽ファイルなどをダウンロードする行為は違法ながら罰則規定はなかったが、修正案ではこれに対し2年以下の懲役または200万円以下の罰金(親告罪)を科す。

 政府提案の改正案では、暗号によるコピー防止技術が施されたDVDなどの複製を私的複製の範囲外とした。CSSによるコピー防止が施されているDVDをPCのHDDに吸い出すリッピングは、ユーザーが購入したDVDを自分のPCに落とす限りにおいては私的複製として認められてきたが、施行されれば今後は違法になる。罰則規定はないが、DVDをリッピングできるプログラムの提供などには罰則が科される。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1206/15/news057.html
<引用終了>
「人生はダウンロード」と考える身には厳しい決定です。どんなものでも、まず獲ってみる。落として開いて、喜んだり怒ったりたまに震えたりする。そういう営為は決して無駄だとは思わない。だから、楽しみを奪うんじゃない。

どうせJASRACを中心としたロビー活動で、自公のバカが提出したんでしょう。消費税を通したい与党がバーターで認めたという最悪の展開です。

許しがたいのはDVDのリッピングについて。
遡れば70年代、米国でビデオデッキによるテレビの録画を私的範囲で許容させたソニー盛田昭夫の努力を捨て去る愚行です。
私的所有のものまで許さないとは恐れ入った。技術の発展をムラの論理で阻害する社会。
それで売上が上がるならいい、でも、素見の客を叩き出して繁盛する店があるのかよ?
立ち読みお断りで売上倍増した本屋はない。それどころか毎日数十件ずつ閉店している。

このニュースで思い出すのは、今から十年ほど前に出たアレ。CCCDってやつだ。
コピーコントロールCD。普通のCDでないので、プレーヤーによっては信号を読み取れず、再生ができないことも頻発した。大不評で一年くらいで撤回したと記憶してます。最後まで東芝が拘ってやっていたような。だから、CCCDのままで放置された曲もあります。あのときの反省が全くないですよ。

それにしても音楽文化の繁栄とか維持に、どんな役割を果たしてきたのか?
JASRACって。

この件に関しては小田嶋隆がツィッターで次のようなことを言ってて全く同感です。
“音楽は好きだけど、音楽業界は好きになれない”
https://twitter.com/tako_ashi/status/214043242549870592

アホ大学のバカ学生

2012年06月16日
9784334036645
「アホ大学のバカ学生~グローバル人材と就活迷子のあいだ」(光文社)を読了しました。
<引用開始>
TOEICで100点台を取ってしまう学生、ツイッターでカンニング自慢をしてしまう学生から、内定取りまくりのすごい学生、グローバル人材まで、今日もキャンパスは大騒ぎ。
『最高学府はバカだらけ』『就活のバカヤロー』の石渡と日本の全大学を踏破した大学研究家の山内が、日本の大学・大学生・就活の最新事情を掘り下げる。
難関大なのに面倒見の良い大学、偏差値は高くなくても在学中に鍛えあげて就職させてくれる大学、少数精鋭、極限の「特進クラス」を持つ大学、グローバル人材と言えばあの大学、などなど、お役立ち最新情報も満載。
募集停止時代の大学「阿鼻叫喚」事情。

目次
第1章 バカ学生、まかりとおる 
第2章 大学だってアホっぽい 
第3章 講演「受験生をゼロにするためのパンフレット作り」
第4章 就活を巡る空回り――無責任就活業者vs.無責任学生、悪いのは誰?
第5章 難関大でも「面倒見がいい」時代 
第6章 日本バカ学生史――明治・大正を中心に
第7章 定員割れ大学のサバイバル競争――募集停止か復活か
第8章 マンモス大、グローバル人材とバカ学生の間で揺れる
http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334036645
<引用終了>
げらげら笑いながら読みました。現状はこんなことになっているんだと驚きながら。で、しばらくして怖くなってきた。絵空事でもなんでもない現実だと悟り、少し身震いしました。

大学だって組織ですから、確実な収入と正しい支出がなければ成り立ちません。しかし、一般的に大学が収入を獲得する時期は殆ど2月から3月に集中。
3月末でドカンと売上が立ち、四月から翌年三月までの間、それを延々と取り崩してやっていきます。その合間に、助成金が交付されたりしますが剰余金を獲得する活動はあんまり出来ません。それで段々困ってきて、少し前までは投資会社の誘いに乗って、デリバティブやって失敗したりするわけです。これが士族の商法そのものです。先日多くの企業健保組合が引っかかったAIJ投資顧問なども同じ構図ですね。

しかし就活アドバイスするという連中にろくでもないのが目立つようです。
人材派遣とか人材紹介をやっている連中と同じ匂いがするというか、人をモノ扱いする姿勢が窺えますね。はめてやろう、と狙っているというか。

お手すきな際にでもご一読をお勧めします。

太陽は動かない

5539 2012年06月15日
吉田修一の新作「太陽は動かない」(幻冬舎刊)を読了しました。
<引用開始>
新油田開発利権争いの渦中で起きた射殺事件。この油田開発を巡っては、以前から、アジア各国の企業が謀略を巡らし、熾烈な攻防を繰り広げている。
 AN(アジアネット)通信の鷹野一彦は、部下の田岡と共に、事件の背後関係を探っていた。AN通信は、表向きはアジア各地のファッションやリゾート情報などを扱う小さなニュース通信社だが、裏では「産業スパイ」としての別の顔を持つ。同社の情報部に所属する鷹野と田岡のミッションは、この油田開発利権にまつわる謀略の全貌や機密情報をいち早く手に入れ、高値で売り飛ばすこと。
 調べを進めるうちに鷹野は、企業間の提携交渉を妨害する意図で、ウイグルの反政府組織による天津スタジアム爆破計画があるとの情報を入手した。
 この計画の詳細を突き止めれば、関係する企業に高く売り飛ばすことができる——。
 そう考えた鷹野は、闇社会に通じている雑技団団長の張豪(ジャンハオ)の紹介で、その首謀者シャマルに会うが、交渉は決裂。
 商売敵のデイビッド・キムと、謎の美女AYAKOが暗躍し、中国の国営エネルギー巨大企業CNOX(中国海洋石油)が不穏な動きを見せるなか、今度は田岡が何者かにさらわれた。
 鷹野は張豪の部下である張雨(ジャンユウ)とともに、田岡が拉致されていると思しき天津へと飛ぶ——。
 そして物語の舞台は日本へ移って、さらにノンストップ・アクション急展開!!!
http://webmagazine.gentosha.co.jp/yoshidashuichi/taiyohaugokanai.html
<引用終了>
400Pあまりの単行本で、最初のうちはつっかえながら読みましたが中盤から物語が早くなっていき、終盤は畳み掛けるようにページを繰らせました。

著者の作品は「平成猿蟹合戦図」以来ですが、やはり登場人物が多いです。どの人物もなかなか魅力があり、アクションやミステリーとしては勿論、一種の群像劇として読み取ることも可能だと感じました。

芥川賞作家ですから、純文学よりなのかなと予想していて嬉しい意味で裏切られました。こんな内容も書けるんだな、と。
主人公の一人である鷹野一彦の生い立ちが、物語終盤で出てきますが私が想起したとおりのことを著者が著したのだとちょっと嬉しくも切なくなりました。
そして、物語のテーマのひとつが新エネルギー。これまた、現今の情勢からタイムリーな軸を作品にはらませているなと感心しました。

一種の掟破りかもしれないが、これは続編を読んでみたい。各人のその後やサイドストーリーを見てみたいと思わせます。
ご一読をお勧めします。

ババ抜き

2012年06月14日
まるでババ抜き。皆でそれに触れないように触れないようにしているようにしている。
<引用開始>
大飯再稼働、地元県議会は知事一任 最大会派など明確な賛否示さず

 福井県議会は14日、全員協議会を開き、関西電力大飯原発3、4号機の再稼働について会派ごとに見解を表明。最大会派の自民党県政会(24人)と第2会派の民主・みらい(7人)は明確な賛否を示さず、県議会としては事実上、判断を西川一誠知事に一任した。

 自民党県政会からは山本芳男会長ら3人が質疑に立ち、原発の安全対策や防災対策などの一層の充実を国に要望するよう提案した上で、再稼働については「適切に対応するよう切望する」とし、最終的な判断を知事に委ねた。知事自らが県民に向けて理由を説明することも求めた。

 民主・みらいは野田富久会長らが大飯3、4号機の安全性、国の規制体制の再構築、防災計画の見直しといった課題を指摘し、嶺南の経済、雇用対策も提言した。

 公明党の石橋壮一郎議員、希望ふくいの山田庄司議員は知事の判断を支持する意向を示した。共産党の佐藤正雄議員、無所属の細川かをり議員は再稼働反対を明言した。
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/npp_restart/35221.html
<引用終了>
「一任」するっていうのは職を賭すぐらいの覚悟でないといけない。
私は判断できないから他の人に担ってもらおうというなら、選良としての地位をまず捨てるべきではないかと思います。それなしで誰かに一任するというのはあまりに無責任。誰もが責任を取りたくないからこうなる。

これで万が一、事故が起きたらどうなるか。
国:県と町に判断を委ねたのでこちらはわからない。
県:国と町に判断を委ねたので、責任は負えない。
町:国と県に判断を委ねたので、こちらに責任はない。
関電:国と自治体に判断を委ねたのでこちらに責任はない。
となってしまうんじゃないかと。
公益から私益へ。ワリを食うのはつねに現場の人間だな。

しかし、知事がもし「反対する」といったらどうするんだろう?

機会損失

2012年06月13日
昨晩、サッカーを見ていたら固定電話が鳴りました。八時過ぎであり、外からはまずかからない時間。高齢の親族もいますので、すわ一大事?何かあったか?と受話器をとります。

「もしもし、こちらはトーシンと申します」。・・ああ、こいつら、こんな時間にまでかけてくるのか・・・。

お約束の“投資マンション勧誘”電話です。久々だ。淘汰されたと思っていたがしぶとい。

「サッカー観戦中に申し訳ありません。こちらpoloさんのご自宅でよろしかったでしょうか?」。

もう、ダメだ。「よろしかったでしょうか?」。お粗末な日本語。何故に過去形で問うか?アレか?時間帯で住居が移り変わるのか?俺は流行のノマドってやつなのか?

「よろしかったでしょうか?」。礼儀を押さえているようで微妙に無礼だ。
間違っていても、過去のことだから責任はとれないよ、と言ってるのと同じだ。
よく聞く「○○になります」って言葉と同じ。状態と常態を取り間違えたマニュアル敬語。時々、我慢できなくなるのでコンビニや郵便局の窓口で訂正してやります。「なります」はbecomeだから、未来の姿なんだよって何度説明したかしれません。迷惑がられているだろうがやるよ。

サッカー云々は、受話器からこちらのテレビ音声が聞こえたのでしょう。だがな、本当に申し訳ないと思うなら“架け直します”と配慮しろよ。
いや、架け直されても困るけどなw

「池袋に新築の賃貸マンションが出来まして、この機会に是非お勧めしたいと思いまして・・」と言ってるそばからプツッ。付き合いませんよ。

その直後に本田のクロスからのゴール。危うく見逃すところだ。機会損失を未然に防げた。

トーシンってそういえば、浦和レッズのスポンサーだったと思い出しました。
もうね、スポンサー失格だよ。

威嚇

2012年06月12日
少し前のテレビでの話ですが、泣くこたあないじゃないかって思いました。
<引用開始>
小森純「タトゥーのどこが悪いの?」と号泣→江角マキコ「後悔しないといえる?」
3月22日放送の『私の何がイケないの? 全国1万人緊急調査!誰にも言えない女性の悩み ワースト20大発表』(TBS系)内で、「今の若い女性の間では“自分を魅せるモノ”として、タトゥーが受け入れられている。」と熱く語るのは小森純(26歳)。

彼女も足をはじめ身体に数か所、タトゥーを入れている。そして自分を励ますため、弱い自分に負けないためにタトゥーに頼ってしまったと告白した。「その“思い”までも否定され、悪く言われるのがすごく嫌なんです。」と、悔しそうに大粒の涙をこぼし小森は泣き出したのだ。

番組の司会である江角マキコ(45歳)は、「どんな思いで入れようと傍から見れば、同じ“タトゥー”なのよ。」「私みたいに40歳を過ぎて、子どもを育てるようになって。それでも“後悔しない”と思えるなら、良いんだけどね。」と、冷静に小森を諭す。
http://www.officiallyjd.com/archives/120592/
<引用終了>
真っ当な意見をのべた江角の貫録勝ちにみえます。
この番組ではその後半に、タトゥーを入れてみたが、子供と一緒にプールに行きたいからと消し去る決意をした主婦が出てきたのですが、小森の錯乱によってその趣旨が十分に活かされなかったようです。

タトゥーといえばお洒落に聞こえるが、つまりは刺青でしょ。シャーマニズムやアニミズムの文化が色濃く残る国や地域で普通の習俗である場合もある。しかし日本は必ずしもそうではない。そういう人は特定の生業なり、覚悟なりが備わっているだろう、という社会の黙契があります。

刺青を入れる・入れないは個々人の判断に委ねられるとはいえ、社会に対しての向き合い方が試されるということでもある筈です。そこをすっ飛ばして無邪気に“自分を魅せるモノ”と規定し、周囲から思ったような反応が得られないと「その“思い”までも否定され、悪く言われるのがすごく嫌」では大人の女性としてすこし幼稚ではありますまいか。

だいたい、魅せるモノなどというが、それが本当ならばシールでも済む筈。わざわざ体に刻み込むという行為のどこが魅せるものなのか。しかも目立つ場所にいれる。私には「威嚇」にしか見えません。

現在、ユーロのサッカーがやっていて楽しく観戦していますが、選手のなかでときどき、二の腕や首筋にそんなのを発見してしまうとちょっと萎えます。小さく星とか字ならともかく、大きく動物とか人間を彫ってあるともうダメ。ポルトガル代表にメイレレスというMFがいますが、彼の左腕には女性が彫ってある。これがもうとても気持ち悪い。遠目でからみると、赤や緑で腕がまるで腐っているかのように見えるのです。
ベッカムも刺青で有名ですが、ある時期から長袖ユニフォームでプレーするようになりました。代表でもマンチェでもそうなりましたね。

バスケットのように袖がないと選手の多くがタトゥーありなので、見ていて苦痛になります。かってのロドマンやアイバーソン。特にアイバーソンは“忠”なんて漢字を首筋に入れてて、なんだかなあ。わかってんのかねえ。

我田引水

2012年06月11日
今さら、得意げに軽減税率のことなど言われても鼻白むばかりであります。
<引用開始>
社説:修正協議への提言/消費税 軽減税率の導入に動け
消費税率引き上げを柱とする税と社会保障の一体改革に関する与野党修正協議に際して、軽減税率の導入を求めたい。

政府は目先の財源確保を急ぐあまり軽減税率の検討に後ろ向きだ。だが、急速な少子高齢化が進むなか、適正な社会保障水準を維持し財政赤字を管理しようとすれば、20%前後への消費税率の引き上げを展望せざるを得ないとの見方が強い。

消費税は低所得者ほど相対的に負担が重くなる逆進性を抱える。軽減税率なしで、消費税率の引き上げを納税者が受け入れていくだろうか。今回の修正協議を好機に、軽減税率の導入を決断すべきだ。

◇逆進性緩和の決め手
欧州と日本の消費税制度の最大の違いは、欧州ではほとんどの国が標準税率と軽減税率の複数税率を採用していることだ。例えばドイツの例をみると、標準税率は19%だが、食料品、水道水、新聞・雑誌、書籍、旅客輸送などに軽減税率7%が適用されている。英国では軽減税率が5%と0%のふた通りあり、5%は家庭用燃料や電力、0%は食料品、水道水、新聞・書籍などである。

軽減税率は消費税の逆進性を緩和する非常に明快な方法である。欧州ではしばしば消費税率が引き上げられてきたが、国民の反対はさほど強くない。暮らしの基幹を支える食料品等に軽減税率が適用されていることが大きい。これなしで消費税が欧州の納税者の支持を得るのは難しかった、と考えられている。
http://mainichi.jp/opinion/news/20120610k0000m070101000c.html
<引用終了>
繰り返し繰り返し、一体改革と言いながら社会保障に関する議論がなされたこと、寡聞にして知りません。
何かと“一体改革”であればどんな理不尽な政治をしようが許されるというものではない。しかしそれがあたかも正当な姿勢であるかのように喧伝する勢力があるおかげで、危うく丸め込まれそうになってしまう。
日本の大手メディアは、公正中立を装いながら非常に罪深い真似をしていると思います。

日本の消費税と欧州で広く見られる外形標準課税とは、見た目が似ていても性格が大きく異なります。
第一、納税者の納得感が違う。その大きな理由のひとつが軽減税率の存在ですが、このことを今までまともに採り上げた新聞報道があった記憶がありません。地方紙はいくつかありましたが全国紙では見ていない。

それを今さらのように「新聞」を軽減税率の対象として挙げているのをみると「盗人猛々しい」という感想が浮かぶ。
これまで散々「少子高齢化」「財政健全化」「将来にツケを回すな」「ギリシャにするな」と脅すだけ脅してきたくせに。
特会をまず崩せよ、と思う。整備新幹線・韓国ODA・IMF出資を見直すだけでもかなり違う。

スポイル

2012年06月10日
サッカーを見た後だとその差を痛感する。もう、歪な形での競技開催は止めたらいいのに。 <引用開始>
バレーボール・ロンドン五輪世界最終予選兼アジア大陸予選男子第6日(9日・東京体育館)――世界ランク15位の日本は、同17位のプエルトリコに3―1で勝ち、勝ち点を11として全体4位、アジア勢(豪州含む)3位とし、2大会連続の五輪出場に望みをつないだ。

通算成績は4勝2敗。全体1位のセルビアは既に五輪出場権を獲得。10日の最終戦で、2位以下のアジア最上位に与えられる五輪出場権を、豪州、イラン、日本、中国の4か国で争う。

日本は、豪州がフルセットで勝つか敗れ、イランに3―1以上で勝てば五輪へ。日本がフルセットで勝った場合は、豪州がフルセットで敗れた場合のみ出場権を得る。
http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2012/news/ballgame/volley/1/20120609-OYT1T00788.htm
<引用終了>
つまり自力では五輪出場は無理ということですね。ミュンヘンを見てきた身としては寂しいけれど、競技参加国が大幅に増え、技術も体力も向上したなかで勝ち抜き上位に留まるのは至難の技なのでしょう、おそらく。

そうした環境変化をおいたとしても、バレーボールに関する大会と競技運営はまずいなといつも思ってます。視聴率の取れるキラーコンテンツとして三ヶ月に一度は何かの大会をやっているような感覚です。歌やバラエティとセットになり、開催は常にホームである日本で行なわれる。圧倒的な応援の差を実感できる。それを局が煽る。スポイルされる条件がまるまる揃っていますよね。

試合でどんなに勝てなくても、必死にやっている姿を観客は応援する。そのつもりはなかったとしても、慢心がいつのまにか出てきてしまうことは仕方ないか。

その陰でスタッフは、薄給やボランティアの立場に従属させられている。ボールがコートから出た際に代わりを供給するボール係が四隅にいます。ボールを渡すタイミングをテンポよく、確実に渡そうとするために一週間前から繰り返して練習をするそうです。

試合の中盤に、モップでコートを拭きとる人たちもいる。一斉に並んで隊列を崩さずにリズムよく拭き取る。試合中の選手のリズム感を狂わせることのないよう、あの作業も数日前から練習をしておくそう。これらスタッフの日給が1500円と聞きました。駆り出されるのは地元のバレー部所属の高校生とか。1500円以外には弁当が出るくらいで、華やかなイベントはこんな現場の人たちが支えているんですね。

テレビの視聴率がよく、スポンサーも潤沢につくのでバレーボール協会やFIVBにとって、日本代表の試合はドル箱です。しかし、過剰な演出や毎回ホームであるという異常な高揚感が支配する環境では、競技技術の向上など望めないのではないか。煽りに煽っても、五輪にすら出られないという現状がそれを物語っていると思います。

世間ではグローバル化とかそのための人材がどうとか囃しているのに、ここでは壮大な内弁慶づくりが、終わる気配なく続いている。

入梅

2012年06月09日

今日、梅雨入りしたのを知ったのはついさっき。どうりで激しい雨が続いていると思った。
外出していて家に戻る途中、駐車場の屋根の梁に思い切り頭をぶつけてしまった。生まれて初めて気絶しました。気がついたら、へなへなと地べたに座り込んでいました。時間にして数十秒程度だと思いますが記憶が飛んでます。
先ほどまでしばらくの間、脳天がじんじんと熱をもっていました。

昨日の総理大臣の歴史的発言を思い出していて、ともかく苦痛で苦痛で。なんでこんなやつの話を拝聴しなければならないのか?誰も支持していないのに。理不尽とか口惜しさ、絶望や諦念に憤激がない交ぜになり、どのようにしたら反撃できるのか、再稼動を潰せるのかということを漠然と考えて歩いていたのです。それに気をとられた結果が、脳天に直撃だ。どんなに最低な心持ちであっても歩くときは気をつけないといけません。

不幸中の幸いであったのは帽子をかぶっていたこと。でも、帽子のひさしのせいで視界が狭まり、梁に気付かなかったのでプラマイゼロではあります。
いや、痛い思いをした分だけ、マイナスということか。頭頂部にちょっと瘤が出来てます。つらい季節の始まりであります。

異貌の人々

2012年06月08日
9784309021089
上原善広著「異貌の人々~日常に隠された被差別を巡る」(河出書房新社)を読了しました。
<引用開始>
スペインの被差別部落、ネパール奥地、パレスチナやイラク、サハリン等のルポをまとめた短編集。人知れず〈迫害され続ける人々〉の思いや姿、民俗を彼らの視線に寄り添って描きだす。
上原 善広
1973年、大阪府生まれ。ノンフィクション作家。大阪体育大学卒業。著書に、『日本の路地を旅する』(文藝春秋)、『私家版差別語辞典』(新潮選書)、『異形の日本人』『被差別の食卓』(新潮新書)など。
http://www.kawade.co.jp/np/search_result.html?writer_id=12128
<引用終了>
スペインの“カゴ”、ネパール西部のマオイスト、パレスチナのガザ地区住民、コルシカ・シチリアの両マフィア、バクダッドの娼婦である“ロマ”、そしてサハリンの“ウィルタ”。世界の片隅で忘れられたかに思われる、まつろわぬ民たち。
著者自身も、被差別地域の出身者であり、日本の路地から世界の果てへとその有様を探っていきます。ぱっと見た印象では沢木耕太郎「深夜特急」かと思いきや、中身は非常に重いものです。これもまぎれもない世界の実相であると感じました。

巷間いわれる「グローバル化」とか「グローバル人材」など、うそ寒い軽さが含まれた言葉です。つまり、英語ができて、一面のみでの交渉術に長け、経済合理性から最善の判断がくだせる、というニュアンスを尊んでいるからでしょう。
しかし真のグローバル化とは、ロマとかマフィアとかクルドやウィルタの存在をはっきりととどめおく器量の持ち主にこそその資格があるのではないか、そんなことを思わせました。素晴らしい内容のルポです。
ご一読をお勧めします。

シェールガス

2012年06月07日
巡りめぐって、ガスがもっと安くなればいいのに。そうすれば原発も動かさなくて済む。
ガソリンだってもっともっと安くなるはずです。
<引用開始>
米シェールガス革命 回り回ってガソリン安く
米国で新型天然ガスの「シェールガス」の増産が進み、回り回ってアジアのガソリン価格を押し下げる一因となっている。シェールガスと同時に生産される液化石油ガス(LPG)のプロパンが米国から欧州市場に流入。欧州で余った石油製品はアジア市場に流れ込んでいる。

この影響で、韓国から日本へ価格の安いガソリンを輸出する傾向が強まり、最近の原油価格の急落と重なって国内ガソリン価格の下落を加速させている。

欧州の石油化学プラントはナフサとプロパンの両方を石化原料に使える機能を備えており、価格が安い方を多く調達する。欧州市場のナフサのスポット価格は現在、1トン750ドル前後。一方、プロパンは米国の指標になる米南部のモントベルビュー港のスポット価格で1トン380ドル程度だ。

米国産プロパンはナフサより単純比較で5割安く、欧州への輸送費などを考慮しても3割強安い。米エネルギー情報局(EIA)がまとめた米国のプロパン在庫(5月下旬時点)はシェールガスの増産の余波で前年同期に比べ7割増えた。

欧州で余ったナフサは今度はアジア市場に流れ、アジア域内のナフサやガソリン需給が緩和。アジア向けの指標になるシンガポール市場のガソリン価格は1バレル106ドル程度で4月上旬の高値に比べ23%安く約7カ月ぶりの安値圏にある。

リム情報開発(東京・中央)によると、韓国製ガソリンの日本向けスポット価格(京浜地区着)は1リットル60円程度で3月中旬の高値比で23%下落した。国内品より5円程度安い。

経済産業省によると、2011年度のガソリン輸入量は前年度比で2.6倍に急増した。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDJ06018_W2A600C1EA1000/
<引用終了>
拙宅の斜め向かいのエネオスで、ただ今レギュラー=136円(一ℓ)、ハイオク=147円(同)です。一ヶ月前を考えると大分安くなってきました。

ホルムズ海峡の封鎖だ、イラン査察だと大騒ぎしていたのが嘘のようです。早い段階で戦争は回避されていたにも関わらず、きな臭い情報が意図的に挙げ続けられました。注意していないといけない。今の中東報道がシリア情勢一辺倒というのも極端な印象です。「中東民主化」でうまくいったところはないのに。

天然ガスの増産が見込まれるのは大いに結構。これで国内の価格に正しく跳ね返ってくればいうことはない。火力発電のエネルギー源の大半はLNGですが、日本は相当な高値で買い取りを続けています。アメリカの四倍、欧州の二倍の価格に相当だったか。ここの価格交渉するだけで電気代値上げも再稼動もおそらく回避できるはずなのにやらない。或いは、ロシアから安価に買い取るという交渉があってもいい。天然資源を売るしかないロシアは日本に売りたがっているのにこれもスルーしている。やれることは沢山あるのに。

それにしてもシェールガス、地層の比較的新しい日本では採れないそうです。
それだけ火山活動が活発ってことですね。

売り時をねらう

2012年06月06日
とっくに、彼の居所や状態について警察公安当局は把握していると思います。
<引用開始>
高橋克也容疑者の最近の写真公開…警視庁
オウム真理教による地下鉄サリン事件で、警視庁は6日、特別手配中の高橋克也容疑者(54)の最近の写真3枚を公開した。

警察庁は、全国の警察本部にこの写真を配布し、捜索を強化するよう指示した。

公開されたのは、高橋容疑者が今月4日、赤いバッグを肩に掛け、金融機関の窓口で約238万円を引き出す様子が映った防犯カメラの画像2枚と、「櫻井信哉(さくらいしんや)」を名乗って勤務していた川崎市内の建設会社に提出していた顔写真。菊地直子容疑者(40)(殺人容疑などで逮捕)は「高橋克也容疑者に間違いない」と説明しているという。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120606-OYT1T00498.htm?from=main4
<引用終了>
ばたばたっと菊地直子が逮捕されてから続報や周辺情報が急に喧しくなり、「爆弾娘」の呼称を久しぶりに聞いたと思ったら高橋克也の行動が連日繰り返される。菊地直子の逮捕容疑とか肝心な情報がまるで出されないまま、直近の写真を今更のように出す。おかしいなと思ってました。
確かに、単なる使い走りであった菊地直子と違って、VXガスなどの製造に関わっていた彼の重要度はまるで違います。捕まれば無期懲役は確実ともいわれてますが、それにしてもここにきての頻繁な警察情報の御下げ渡しは首を傾げてしまう。ある程度、泳がせていたんではないかと勘ぐってしまいます。
下衆の勘ぐりを続けます。
過激派やスパイなどを取り締まる公安は、騒擾やテロの脅威が無くなったら開店休業となってしまう。内外の過激派はほぼ鳴りをひそめているなかで、オウムの連中は自らのレゾンデートルをかけた存在であり、大事に扱っていると思うのですね。泳がせておいて、居所をある程度把握しておいて逮捕はしない。捜査を長引かせて、賞味期限が切れないように情報を小出しにして持たせる。そして最も売り時が高いと判断された時期に、センセーショナルな形で逮捕に持っていこうという筋書きではないかと思います。

原発再稼動に増税に代表選に話し合い解散にTPP。この時期にオウムの問題を持ち出して目くらましに使う。関心を一瞬逸らして重要事案を通過させる飛び道具として政府に差し出すわけです。フレームアップですね。この見返りは、警察・公安部門に対する予算増額獲得と組織の温存になります。

それにしても高橋克也は同世代。半年ほど向こうが年上ですが、老けたなあというのが率直な感想。人のこといえた義理ではないのですが。青山で刺殺された村井秀夫も同じ年齢。サリンを撒いた林泰男は一つ上。同世代としてつくづく思う。何故あんな山師にハマったのかと。純粋で真っ直ぐな人だからそうなるのかな、と寂しく思いました。

スクウェア

2012年06月05日
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福田和代の「スクウェアⅠ・Ⅱ」(東京創元社刊)を読了しました。
<引用開始>
薬物対策課の刑事・三田が〈スクウェア〉で出会った、清潔そうなバーテンダーの青年。この男と長いつき合いになるとは、三田は想像していなかった──。福田和代の新境地。
http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488024918#
<引用終了>
これまでになかったハードボイルド風の作品です。11篇の物語を二冊の本に編んでいます。
登場人物は、大阪府警薬物対策課刑事の三田靖彦、お初天神裏路地にあるバー、スクウェアのマスター「リュウ」、リュウの同級生で店の常連である元ボクサー宇多島健司の三人。彼らを中心として物語が進みます。11篇の物語はそれぞれ独立していますが、物語としてつながってもいます。スマートだが男らしい主人公たちに圧倒されます。アイリッシュウィスキーのタラモア・デューなんか嗜む刑事が出てきます。
この人、こんなの書けるんだな、と感心しました。矢作俊彦、堂場瞬一、黒川博行、大沢在昌。こんなタッチが好きな人なら間違いなく面白いでしょう。
創元社のサイトで立ち読みもできます。

ご一読をお勧めします。

大学再編

2012年06月04日
これ、ろくなことにならないんじゃないかと予想するわけです。
<引用開始>
都道府県超え、国立大を広域再編…文科省方針

文部科学省は、都道府県を超えて国立大学の学部の再編を進める方針を固めた。

一つの国立大学法人の下で複数の大学の学部を集約し、例えばA大は医学部と理工学部、B大は法学部と経済学部、C大は文学部に特化することなどを想定している。予算や設備、人員を学部ごとに集中させて教育の質を高め、優秀な人材を育成する狙いがある。

文科省は、政府が4日に開く国家戦略会議(議長・野田首相)で方針を報告する。年度内に基本方針を策定したうえで2013年夏をめどに具体案をまとめ、14年の通常国会に国立大学法人法の改正案を提出する方向だ。

現在、同法は一つの国立大学法人が一つの大学のみを運営できると定めており、都道府県ごとに様々な学部をそろえた総合大学が設立されている。新制度は、一つの国立大学法人が複数の国立大を運営できるようにする。その上で、各大学にある同様の教育内容の学部を再編する。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120603-OYT1T01066.htm
<引用終了>
私たちが受験していた頃の国立大学は一期校・二期校と区別されていました。私が入った翌年から共通一次試験が施行され、一期・二期の区別は解消されます。

一期校には、東大を始めとする旧帝大系が、二期校では東外大、東京医科歯科大、横浜国立大などが属し、受験時期が違ったので併願ができました。

したがって、一期で東大・一橋を受けた人が二期で横国を受けるなんてことがよくありました。同級生で、東大理科一類・東京医科歯科大・早稲田政経・慶応工学部を受けたやつもいましたが案の定失敗して浪人しました。何がやりたいのだか全く理解できません。不慣れな共通一次に引っかかり結局二浪して横国に進学。中学では学年一番だったんですが、自分を見失って失敗しました。
今もセンター試験があり、受験生は二度も篩いにかけられるので、大変だなと同情します。
閑話休題。今度の大学再編はどうにも動機が怪しい。端的に「稼げる大学・学部」を尊重しようということではないかと思われます。

大学なら、旧帝大系のブランディング確保と、将来が「開けそうな」学部ばかりを偏重して編成するのではないか。経済学部、法学部、工学部に医学部というところ。文学部など、専門大学など出来ないのではないかって思う。理学部や農学部なども尊重はあまりされない。経済合理性のみからの追求。
利益から遠くにある学問など、やらなくてもよいという浅薄な理由づけをしそうで怖いです。何の領域が次代を担うかなんて予想ができない筈です。例えば一頃農学部とその学生がブームになりましたが、バイオの発展によって引く手数多になることもあるのです。
それから、ノーベル賞には経済学賞がありますが、他の賞に比べて格下の位置づけです。

東大の秋入学移行といい、どうにも浅慮な印象がして仕方ありません。

漏洩システム

2012年06月03日
一番懸念されるのは個人のやったこととして既定されてしまうことです。
<引用開始>
個人の職歴漏らした疑い、ハローワーク職員逮捕
職務上知り得た個人の職歴情報を外部に漏らすなどしたとして、愛知県警捜査2課は1日、神奈川労働局「ハローワーク横浜」非常勤職員、西沢えみ容疑者(47)を国家公務員法(守秘義務)違反の疑いで、神奈川県藤沢市菖蒲沢、情報関連業者「鐵(くろがね)」役員藤田利恵子容疑者(51)を同法違反(唆し)の疑いでそれぞれ逮捕した。

 発表によると、西沢容疑者は2011年11月、雇用保険の被保険者3人分の職歴情報を端末から引き出し、藤田容疑者に漏らした疑い。

 県警は2日、2人を名古屋地検に送検するとともに、横浜市のハローワーク横浜を捜索した。また、藤田容疑者が、探偵会社から職歴情報の調査を請け負った際、約2万円の手数料を得ていたことが同日、県警の調べでわかった。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120602-OYT1T00278.htm
<引用終了>
横浜の人間が、どうして愛知県の特定個人の履歴を見ることができたか。つまりシステムがオープンでどこからでも見れるということですね。公務員法違反っていったところで、捕まった人間は年間契約の非正規職員。もとより遵法精神など十分に持ちようがない。各地のハローワークで働いている職員の八割以上はこうした非正規の人たちで占められています。
低賃金で不安定な環境にいる彼ら。勿論、それ以下の境遇な人も沢山いるのでしょうけど、彼ら普段の意識にはのぼらない。そして言葉巧みにアルバイトを囁く連中がいるというわけ。

探偵事務所から頼まれるというと大半は、就職や結婚での身上調査なんでしょう。私も過去に就職の際に嗅ぎまわられたことがありました。痛くもない腹を探られたのだから非常に不愉快でした。無論、そんなことをした会社には入らなかったけれど。
しかしこの依頼者ども、探偵の風上にもおけない連中です。足を運ぶことを厭って、金で済まそうとしたとは呆れる。

何年にもわたって漏洩していたようですから、立派な漏洩システムがあるんでしょうね。先輩から代々受け継がれていたりして。そうだったら嫌だなあ。
公益から私益への移転。いうところの“構造改革”の本質を見る思いです。

百年の不作

2012年06月02日
もうここまで来るとちょっとしたホラーですよね。
<引用開始>
美元「復縁確信した。事実と異なる話が多々ある」…高嶋政伸と離婚裁判

 俳優の高嶋政伸(45)と妻でモデルの美元(32)の離婚裁判が1日、東京家庭裁判所で開廷し、それぞれ証言台に立った。3時間以上に及んだ裁判で、高嶋は夫婦生活に強いストレスを感じていたなどと明かし、「芸能生活をなげうってでもいいから、離婚したい」と主張。一方の美元は「(話を聞いて、関係の)修復は可能だと、さらに確信した。離婚する理由が見つからない」と真っ向から反論。次回裁判は7月27日。

 裁判官から「原告が離婚したいという理由が分かりますか」と聞かれ、美元は「いいえ」と答え、“離婚拒否”の姿勢を示した。左手薬指にはキラリと輝く指輪。約1時間半、「夫」「彼」という言葉を繰り返した。

 高嶋に対する愛情は結婚当初から変わっていない。久々に対面を果たすと「顔を見られて、とてもうれしかったです。その一方で、心配な気持ちも正直感じました」。瞑想(めいそう)し、口を真一文字に結ぶ高嶋を横目に「私には離婚する理由がみつからない」とまで言い切った。

 高嶋からは「ストーカー」とも呼ばれたが、動揺する様子はなかった。夫婦生活の修復の可能性を問われると「(修復可能だと)さらに確信した」ときっぱり。「事実と異なる話が多々ある。女性にも手を上げないし、仕事にもマジメで真剣に取り組む人。そういう姿をそばで見てきた。尊敬が増える反面、どれだけ不安で孤独かも分かった。この場で誤解が解ければいいと思う」

 DVの証拠として、自身が提出した音声テープ。録音行為は複数回行ったが、高嶋が処方する睡眠薬を理由に挙げた。「もともと薬を飲まなければ、暴力はしない人」と美元。「夫がお酒を飲んで、挙動が変わって、目つきがおかしくなったから、エプロンのポケットに携帯(電話)を入れて録音していた」と明かした。

 今後も結婚生活を続けようと思うかには「はい」と返答。「彼は休みなく働いてきた。体を休める期間を設けてほしい。記憶が違うのは何かあってのこと。頭の良い方なので、体を休めれば思い直してくれると思う」

 最後に「今回の裁判がいいきっかけになる」と関係修復に自信を見せた美元。一番うれしかった高嶋からの言葉は結婚当初の「骨をみとり合う仲になりましょう」。今も「その気持ちは変わっていません」と訴えた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120602-00000013-sph-ent
<引用終了>
『悪妻は百年の不作』という言葉があります。ソクラテスとその妻を指した言葉だったか。高嶋政伸は今その言葉をつくづく噛み締めているのではないかと想像します。それは嫌悪でなく恐怖かもしれない。
だって「役者人生を棒に振ってもいいから別れたい」とまで言い切ってるのに、相手方は「復縁できると確信した」なんていうのだから。
どこまでもどこまでも追いかけてくる、これは堪らないであろうな。

「定説です」で一世を風靡したライフスペースの事件。ミイラ化した遺体を前にして「死んでない」と断言し怪しげな施術をして、代表者が死体遺棄・損壊に問われた事件を思い起こさせます。ミイラを前にして「死んでない」と断言するのと同じような不条理と、際限ない恐怖を感じさせます。

それから渡辺徹が榊原郁恵と結婚した際、同じ場所で同じ時間帯に披露宴を挙げた渡辺の元カノという女性も思い出しました。究極のあてつけですがそれだけの集中力と執念は、別のことに活かせばいいのに決してそうならない。驚嘆すべき妄念。それにしても、新たな伴侶にどう説明したのだろう。結婚生活はとっくに破たんしてそうです。

今後はどうなるのか。結局お金になるのか。お金で済むならまだいいのか。
騒いだ以上、引くに引けずで長引きそうな予感です。

趣味と両立

2012年06月01日
それでも、気付かないもんなのかね。ときめいちゃうと些細な違和感は感じないのかな。
<引用開始>
女看守逮捕 元交際少女の兄の服破る 千葉県警
元交際相手の兄に暴行したとして千葉県警木更津署は1日、福島刑務所福島刑務支所の看守、高野舞容疑者(21)=福島市南沢又水門下=を暴行容疑で逮捕した。同署によると、高野容疑者は知人の紹介で木更津市の少女(19)と知り合い、昨年2月ごろから交際。少女は高野容疑者を男性と思い込んでいたが、先月ごろに女性と知り、別れ話でもめていたという。
逮捕容疑は1日午前2時40分ごろ、少女宅で、少女の兄(23)に面会を拒まれたことに腹を立て「会わせろ」と怒鳴って相手のTシャツを破るなどしたとされる。少女の通報で駆けつけた同署員が現行犯逮捕した。高野容疑者は「(少女と)会って話がしたかった」などと容疑を認めているという。
少女は身分証の記載などから高野容疑者が女性であることに気付いた。別れ話を持ちかけた後、脅すような表現のメールが届くようになり、同署に相談していたという。

福島刑務所によると、高野容疑者は女性看守として業務に当たっていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120601-00000037-mai-soci
<引用終了>
勿論、いろんな嗜好があっていいけど、この看守さんの場合は「おなべ」なんだろうか。
福島刑務支所は、女子を収容する施設だからここで業務にあたってたのでしょうね。
文字にするといやらしくなるけど、品定めみたいのしていたのでしょうか。毎日が眼福だったとか、趣味と仕事が両立していたんじゃないのかと想像。

被害者の兄に向かって暴行はたらいたというのも、看守として多少の護身術を身につけたことが幸い(災い)したのでしょうね。嫌な役得です。

これで仕事と趣味が両立できなくなったように見えて、留置所のなかで次のターゲットを探してたりしてそう。私にはとても想像できない世界です。

しかし、福島刑務所ってこの手の醜聞がかなりあるのですね。
http://fine.ap.teacup.com/daiichi/1816.html

ストレスからそうなるのか、元来そういう性向の方が集まるのか、あるいはその両方か。

私見ですが、虐待と同性愛は非常に近い関係にあると思います。例えば、虐待を回避しようと、虐める相手にそういうアプローチを試みる人がいるのです。究極の緊急避難です。

大変奥の深い問題です。

政府は必ず嘘をつく

2012年05月31日
堤未果の「政府は必ず嘘をつく」(角川マガジンズ)を読了しました。
<引用開始>
3/11以降、原発事故・放射能問題からTPPまで、政府や東電、大手マスコミの報道は隠ぺいされたり、偏った見方が蔓延るなど、国民に真実が知らされない中で、洪水のように情報が発信されている。
アメリカでは9/11の同時多発テロ以降、大惨事につけ込んで実施される過激な市場原理主義「ショック・ドクトリン」によって貧困格差が拡大し続けている。
何が本当なのかが信じられなくなった今、どうすれば私たちは真実を手にできるのか。

著者は日本国内の状況を追いながら、並行して貧困大国化するアメリカに何度も足を運び取材した。
アメリカで目にした惨状、日本に帰るたびに抱く違和感は、やがて1本の線としてつながる。
それは、3/11後の日本の状況が、9/11後に格差が拡大していったアメリカの姿に酷似し始めているということだ。
そして、その背景にあるものは、中東の春やTPPなどと、同一線上にあるものだった。

「情報が操作され、市場化の名の下に国民が虐げられているアメリカの惨状を見るにつれ、このままでは日本が二の舞になる」と警告。
今こそ、自らが考え、行動し、真実を見抜く目を持つことの意義を問いかける。
http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_detail.php?pcd=201111000557
<引用終了>
乱暴な大飯再稼動が現実味を増した今日、このような本を読み終えるとは何か象徴的です。
本書は、9/11以降十年余りのアメリカ取材を通して、3/11以降の日本を、それのまるで合わせ鏡のような状態であると淡々と書いていきます。
堤未果は名著「ルポ貧困大国アメリカ」で、これまで殆ど語られなかったその実像を生々しく描きました。一言でいえばショッキングな中身ですが目を背ければ済む話ではなく、いずれ自分たちにも関わってくるなと痛感させられ、その厳しい未来を想像して暗澹としました。

よくいわれる「日本はアメリカの言いなり」という言葉、これは事実を正しく現しているわけではない、と説きます。
正確には、背後にいる多国籍企業群の言いなりになっているのが正しいのだと。そしてアメリカは、それと一体化したコーポラティズムを信奉している。
「グローバル化」とは、国の枠を超えて人・モノ・カネが行きかうこと。実際のそれは国の意思や思惑をはるかに越えて、飽くなき利潤追求と市場創出を目論みます。ひたすらにグリーディで国家国民の幸福とは本来、相容れるものではない。多国籍企業は一人ひとり顔が違う人間など相手にしない、場合によっては国・性別・年齢・職位・趣味・信条もいらない。ただ、マスとして人数だけを求める。国民や市民でなく、消費者としての立ち位置のみ要求する。文句言わずに消費しろ、となる。

厄介なのはその実相が我々にはなかなか体感されない状態にあること。これには、メディアが大きく関係しています。
レーガン政権以降にアメリカのマスコミは、規制緩和が進み、大口の出資者が放送局を支配するようになりました。それによってNBCはGE、CBSは投機会社、ABCがディズニーの傘下となります。これにより公正な報道というものが担保されなくなりました。ディズニーも愛らしいキャラクターを使ってえげつない商売を各国で展開してます。
日本の場合は早くから大手放送局・新聞社が政府ににじり寄り、国有地に本社を建てたり、数多くの便宜供与を受けているのはご承知のとおりです。
そして、強者連合が結束している。政府・財界・官界・外資・メディア。

この連中の報道をまず疑え、とこの本では主張します。そして多様な意見を眺めることを習慣づけることも勧めています。アメリカの記事を見たらロシアの記事を見たり、新聞社の記事を見たら、フリージャーナリストの記事もなるべく等分に見よと。それによって「自分を守れ」と著者は説きます。

強大な敵を相手にして気持ちは暗くなりましたが、希望もありました。

“「拝金主義の価値観」。では、そこから抜け出す道はあるのだろうか?こたえは「イエス」。世界を見回せば成功例はちゃんとある”(p180)
として、IMFから脱却したアルゼンチンの例などを筆者は紹介しています。

そういえば南米地域は殆どがアメリカ離れしてますね。アルゼンチン・ブラジル・チリ・ボリビア・ペルー・ベネズエラにニカラグア等はそう。アメリカ・世界銀行・IMFから距離をおいた国づくりを始めています。

我々日本人がもうひとつ考え直さないといけないのは世界的機関に対する“信仰”ですね。
例えばWHO、IMF、IAEAといった国際的機関。特にWHOやIMFは途上国を必死に見返りなく支えるといったイメージを持ちがち。ここに落し穴がある。
その背後に殆ど多国籍企業がいて、商機拡大を企図していることを銘じなければいけない。
そしてNPOやNGOといった組織も、実はかなり“ひも付き”がいることも覚えておこう。

読み終えて暗澹としましたが、いくらか希望もあるので読んでみてよかったと思う。
ご一読をお勧めします。

パラダイス・ロスト

2012年05月30日
柳広司の「パラダイス・ロスト」を読了しました。「ジョーカー・ゲーム」の続編ですね。
<引用開始>
大日本帝国陸軍内に極秘裏に設立された、スパイ養成学校“D機関”。「死ぬな。殺すな。とらわれるな」―軍隊組織を真っ向から否定する戒律を持つこの機関をたった一人で作り上げた結城中佐の正体を暴こうとする男が現れた。英国タイムズ紙極東特派員アーロン・プライス。だが“魔王”結城は、まるで幽霊のように、一切足跡を残さない。ある日プライスは、ふとした発見から結城の意外な生い立ちを知ることとなる―(『追跡』)。ハワイ沖の豪華客船を舞台にしたシリーズ初の中篇「暗号名ケルベロス」を含む、全5篇。
http://www.kadokawa.co.jp/pl/
<引用終了>
ミステリーを期待すると当てが外れるかもしれないが、スパイ小説が好きな人なら楽しめると思います。本来は、長編ミステリーが好きな私からすると五つの短編からなる構成に物足りなさも覚えます。しかし、二転三転のどんでん返しはページを繰る手を最後まで休ませませんでした。
最強のスパイ養成機関とされるD機関。現実にこんな機関が本当にあったらすごいでしょうが、近いものだと陸軍中野学校が想起されたりします。

中野学校の授業では、課外授業でナンパがあったそうです。見知らぬ女性に声をかけて信用させる、というテクニックがスパイ活動にもそのまま応用できるということからだそう。元生徒さんから聞いたことがあるので間違いありません。今は公安など弛んでいるから、そんなの絶対に無理でしょうね。

ご一読をお勧めします。

ミソをつける

2012年05月29日
49歳、何を思ってこんなことを続けていたんでしょうか?
<引用開始>
チューブみそで車に落書き、逮捕断念したが…
路上駐車の車にスプレーで落書きをしたとして、兵庫県警神戸西署は28日、神戸市西区、会社員山本良勝容疑者(49)を器物損壊容疑で逮捕した。

同署は3日前、落書き中の山本容疑者を見つけたが、洗い流せるみそを使っていたため、同容疑での逮捕を断念していたという。

発表では、山本容疑者は今月中旬、同区内の会社員男性(41)が自宅前に止めていた乗用車に、スプレーで塗料を吹き付けた疑い。

同署によると、現場周辺では昨年10月以降、車にみそやスプレーを塗りつけられる被害が約30件発生。今月25日朝、警戒中の同署員が、車にチューブ入りのみそを塗りつけている山本容疑者を発見。同署に任意同行を求めて事情を聞いたが、立件を見送り、帰宅させた。だが、山本容疑者は28日朝、同署に出頭。塗料による犯行を認めたという。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120528-OYT1T01620.htm
<引用終了>
味噌なら塗っても捕まらないんですね。新たな発見です。マヨネーズやバターでもOKか?
スプレー噴射なら器物損壊容疑で一発アウト。味噌なら、自治体レベルで設定されている迷惑防止条例にかかるかどうかってことでしょうか。
味噌を選んで塗りたくるというその動機が気になるところです。

で、「ミソをつける」という言い回しがありますね。意味的に「ケチがつく」みたいな場面で使うことが多いですがあれはどんな意味だったんだろうとふと思って調べてみたら意外なところに回答がありました。

以下は日本味噌株式会社のHPより
<引用開始>
■みそをつける
自分自身を誉めることを「手前みそ」というようにみそに関する言葉は意外に多いものです。 
たとえば、「かかあ(着物)質に入れても、みそを煮ろ」 
「五割の金を借りても、みそ造れ」 
「みそ買う家は、蔵立たぬ」などには、みそ造りに対する執念が感じられ、 
「みそが酸っぱくなると、その家に不幸がある。」
と言った言葉には、単に迷信ではなく、みそを大切にし、腐らせないように、手入れをしなさいとの言い伝えです。

さらに「バカの三杯汁」と言って、よい事ずくめのみそ汁でも、3杯おかわりするのは、図々しいことであり、食べ過ぎのもとだとの言い伝えです。 
 
失敗したときに使う「みそをつける」と言う言葉も、昔、みそは、火傷の特効薬だと信じられていました。 
みそのひんやりとした感触が、火傷をした患部を冷して治すと信じられていたのでしょう。 
火傷は、大抵、しくじったときやまちがった時のことで、これを治すために、「みそを(患部)につける」ことから、火傷の場合だけでなく、一般的に失敗したときに、「みそをつける」と言うようになったとされています。
http://www.nihonmiso.com/tips/list_a/13.html
<引用終了>
なんと塗り薬であったか。湿布とかあんな類だったのね。アレか、発熱したときに葱を首に巻くというのと同じようなものか。実際に試してみないと。

となると、車に味噌をつけるということはつまりだ。紫外線などで痛んだボディの表面を冷やしてあげてる、実は善行の賜物であったという解釈も成り立つ余地はないだろうか?

あ、こいつは他に塗料を使ってスプレーしているからダメなのか・・・。

中途半端だな。味噌なら味噌と徹底して使い、訊問されたら冷やしてました、善意からの行動でしたと強調すれば感謝状ものだったのに(嘘)。

意余って力不足

2012年05月28日
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土曜と日曜の夜二回にわたってNHK特集「未解決~オウム真理教事件」を見ました。
<引用開始>
日本中に大きな衝撃を与えながらも「迷宮」入りしてしまった数々の未解決事件。戦後のエポックとなりながら、いまなお真相は未解明のまま、時代の病理となった難事件。
NHKスペシャル「未解決事件」は、日本中に大きな衝撃を与え、今も生々しい記憶を残す「未解決事件」を実録ドラマとドキュメンタリーで徹底検証し、未来へのカギを探るシリーズ。
大きな反響を得た「File01グリコ・森永事件」の放送後、NHKにある要望が届いた。
「オウム真理教の事件を取り上げてほしい」。
地下鉄サリン事件の遺族からだった…。
1995年3月20日、首都直下で起きた世界初の化学兵器・サリンによる無差別殺人。通勤ラッシュの時間帯を狙った犯行は、6000人を超す死傷者を出した。実行犯として逮捕されたのは「オウム真理教」の幹部たち。医者や科学者といったエリートたちによる犯罪に、社会に大きな衝撃が走った。
事件を首謀したのは「オウム真理教」の教祖だった麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚。松本死刑囚は事件の2か月後に逮捕され、坂本弁護士一家殺害など13の事件で殺人や殺人未遂の首謀者として死刑が確定した。一連の事件に関する裁判は16年にも及び、1つの組織としては戦後最多の13人が死刑を言い渡されたが、多くの謎や課題が残されたままとなった。
今年明け、特別手配中の1人、平田信元幹部が出頭し、事件は再び注目を集めている。
番組では、NHKが独自に入手した教団内部の700本を超す音声テープと元幹部たちの証言をもとに、教団の暴走への軌跡を初めてドラマ化。さらに死刑判決を受けた元幹部との手紙のやりとりや、警察関係者への徹底取材によるドキュメンタリーで、世界初の化学テロ「サリン事件」がなぜ起きたのか明らかにする。
国内外から今なお注目を集め続けるオウム真理教の事件。
その「闇」に光を当て、後世への教訓を導きたい。
http://www.nhk.or.jp/mikaiketsu/file002/index.html
<引用終了>
ドラマとドキュメンタリーによる形式でした。第一夜のドラマ部分などは、役者も揃っていてよくできてはいました。特に麻原や信者側を演じた人たちはよく、なかでも「早川紀代秀」を演じた木下ほうかは迫真に迫り、見ていて震え上がりました。
ただ、見ているうちに物足りなさを感じてきました。視点が限定されているというか、記者・加害者の側から時系列で出来事が明かされ、被害者からの視点はあまり感じられなかった。これ、体のいい歴史の改ざんじゃないか?と思わせた。きれい過ぎるように感じました。
それを確信させたのが第二夜の放送でした。ここでは衆院選挑戦と失敗を経て、次第に凶暴化していく彼らが描かれるのですが、出てくる警察側の人物がどうもいけない。当時の刑事部長とかインタビューで出てくるのですが一様に「想定外で対応できなかった」みたいな旨をしゃべり、鼻白む思いでした。

刑事部長といえばキャリア職ですから、どこかに天下っているのでしょう。なかには薄ら笑いを浮かべながら思い出話をするようにインタビューに応じてるのもいて、未解決事件の真因がどのへんにあるかがわかるようでした。

坂本堤弁護士一家の拉致・殺害も、松本サリンにおける河野義行さんへの理不尽な容疑者扱いも殆ど報じられず、ひたすら警察官による韜晦(現場)と思い出話(キャリア)ばかりが映されました。それは違うだろう。

例えば坂本堤失踪の際も、早い段階からオウム関与が疑われたにも関わらず「宗教法人への捜査はまずい」という県警刑事部長の判断で捜査は当初されなかった。確か、後年に別件で捕まった信者の口から遺体埋設場所を聞いた筈です。

昨晩の放送で新しい事実もいくつかありました。1995年の3/22にオウム真理教に対する一斉強制捜査が予定されていたということ。河野義行さんが疑われていた時期に並行して、オウム関与が相当に疑われていたということ。

95年3月20日。地下鉄サリンが強制捜査の二日前に行なわれたことは一斉捜査の情報が漏洩していたことと無関係ではないことがわかりました。
強制捜査は避けられない、ならばその前に事件を起こしてやろうという身勝手な妄想で。
つまり、警察が情報管理を万全に保って電撃的に強制捜査をすれば、地下鉄サリンは引き起こされなかった可能性があるのです。

まさか、公安の権益拡大を期して、わざと事件を起こさせたのではあるまいな?定見ない下衆の勘ぐりで済めばよいのだけれど。

たかだか四時間程度で全容を描けるとは期待しないが、それにしてももう少し企画と編集は考えなければいけない。偏り、誤った情報を後世に残すべきではないと思います。意欲はわかるがああいう出し方はいけない。

見た目で判断

2012年05月27日
被害届を出すのが今頃、というのは多少は引け目があったからでしょうか。
<引用開始>
<私大生>数億円集め失跡…被害者、詐欺容疑で告訴へ
慶応大学に在籍しているとみられる20代の男子学生が投資会社を設立し、投資家から資金を集めたまま出国し、連絡が取れなくなっていることが関係者への取材で分かった。被害者の一人は取材に「学生は少なくとも数億円を集めていた」と話している。一部の投資家は学生に資金の返還を求めて東京地裁に提訴したほか、警視庁に被害を相談しており、近く詐欺容疑で刑事告訴する方針。

投資家の代理人弁護士らによると、学生は10年4月、東京都中央区に合資会社を設立。当初は友人の資金で株取引をしていたが、昨年に入ったころから「株価の動きを監視し、損失を最小限に食い止める全自動売買システムを開発した」などとうたい、投資家から資金を集めるようになった。学生は「1日平均0.5%(年182.5%)の利益を出している」と説明していたという。投資家の代理人弁護士は「運用自体が架空だった可能性が高い」と指摘する。

学生は投資家への返還期限が迫った今年2月、シンガポールへ出国。その後、連絡が取れない状態が続いている。学生は投資家へのパンフレットで慶応大学に在学中であることを記載。知人の慶大生によると、学生は昨年3月ごろから突然、羽振りが良くなり、高級車を乗り回し、友人を運転手や秘書として雇用。高級シャンパンを何本も振る舞うなど、派手な生活を続けていたという。慶大は男子学生が在籍しているか明らかにしていない。
http://mainichi.jp/select/news/20120527k0000m040068000c.html
<引用終了>
「投資」と口に出すことはどこか後ろめたい響きがあるんでしょうかね。正業ではない、どこかアングラでイレギュラーな利殖手段というか。
でも投資する以上、儲けようと思うのは当然で、何ら恥ずかしいことではない筈。アレか、うまい話にまんまと乗っかった自らの不明を晒すのが恥ずかしいという感情が先に立つからか。
うまい話、今回の場合は特に怪しさ満点。“株価の動きを監視し、損失を最小限に食い止める全自動売買システムを開発”なんだそれ?神様か?
トレーダーやジャンクボンド屋の夢想する永久機関か?ニコラ・テスラとか思い出したぞ。

「人は外見が九割」なんて言葉があるけど、まんまとそれにハマったのではないかな。慶応大学生で、きちんとスーツを着こなし、同年代の秘書を連れ従えて打ち合わせに臨んでこられたら、八割までは任そうと決めているかもしれないね。心のどこかで「怪しいな」と思いながらも、「まあ、若いやつを助けてやろうじゃないか」なんていい気になってやっちゃった、そんなところじゃないか。

今後どうなるかはわかりませんけど、仮に捕まって刑務所にいっても同じことを何度も繰り返すんでしょうね。「今度は上手くやろう」と考えるいい機会が懲役だったりするんです。アイデアを練り、人まで集められたりしますからね。

最高幹部の独白

2012年05月26日
今西憲之著「最高幹部の独白~福島原発の真実」を読了しました。
<引用開始>
福島第一原発、別名「フクイチ」。これまで沈黙を守ってきた、フクイチ最高幹部の一人が取材に応じた。最高幹部が残した当時の詳細なメモを基に、原発事故の「真実」を掘り起こす。さらに、週刊朝日に掲載したフクイチ内部のルポを大幅加筆し、原発内の独自映像をDVDに収録。事故は現場で起きている--未曽有の事故の真相がわかる決定版。
http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=13640
<引用終了>
これまで報じられてきたニュースや情報と、こうなんじゃないか?というこちらの類推・憶測をそう大きく上回る話は書かれていません。昨年3/11から時系列での出来事がまとめられています。しかしそれがかえって衝撃的でもある。今回の事故のクリティカルな問題点があらためて浮き彫りとなり、今後の課題解決を思うと、気が遠くなります。

今回の事故。端緒は天災でも、実質は人災であったことがよくわかる。
組織の機構を複雑にするとは畢竟、責任の所在を可能な限り極小化し分散化するということがよくわかります。
同時に、いわゆる“エリート”が指向するマネジメントが実際には如何に脆弱で役立たずか、波風のない平時にのみ機能している「ようにみえる」こともわかります。その多くは的確な判断ではなく“無難そうな”判断です。
有事にはそれらがかえって害毒となることも、取り返しのつかない機会損失を産み出したことも私たちは身をもって知りましたね。

しかしそれでも再稼動を企てる人がいる。電力不足やコスト高を盾に手を変え品を変えて。
ダモクレスの剣が頭上にあることを今また思い出しましょう。
ご一読をお勧めします。

サラリーマン

2012年05月25日
やっぱり近くで寝起きしてたんですね。
<引用開始>
ペンギン保護、サラリーマンのような習性を利用
逃亡生活はあっけなく終了――。東京都江戸川区の都立葛西臨海水族園から今年3月に逃げ出したフンボルトペンギンが24日、同園から北東9キロの江戸川付近で保護された。

 東京湾で80日余りにわたって自由を謳歌(おうか)していたはずのペンギンが、なぜあっさり捕まったのか。識者は、フンボルトペンギンの「習性」がカギと指摘する。

 午後10時30分過ぎに同園が開いた記者会見では、冒頭に保護された脱走ペンギンが公開された。オリに入れられておびえた様子だったが、ケガなどはないという。

 同園によると、この日昼前に江戸川の行徳橋周辺で目撃情報が複数寄せられ、職員2人が現場に急行。午後4時20分頃、河川敷で休んでいるところを近づいたが、気付いたペンギンは川の中に姿を消した。しかし、約1時間後に反対岸に上がったところを、今度はゆっくり距離を詰め、最後は素手で取り押さえた。ペンギンは無抵抗だったという。

 逃走したペンギンはこれまで、江戸川から東京湾・晴海付近など広い範囲で目撃されており、湾内を自由に行き来していたという。ただ時速30キロで泳ぐペンギンを海中で捕獲するのは困難とみられていた。

 研究者らでつくる「ペンギン会議」(千葉県船橋市)の上田一生研究員によると、フンボルトペンギンは早朝、海に出て魚を取り、日没後に陸上のねぐらに戻るという規則正しい「サラリーマンのような生活」が特徴。こうした習性が今回の捕獲劇につながったとみられる。

 東京湾はエサとなる小魚も多く、天敵のサメやアザラシなどもいないが、湾内は船の往来も多く「スクリューに巻き込まれてケガをする恐れもある」。陸では野良猫に襲われる可能性もあり、上田さんは「東京でペンギンが一人ぼっちで生き延びるのには危険が多すぎる。保護されて良かったのでは」としている。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120525-OYT1T00386.htm
<引用終了>
無事保護されて本当によかった。相当広い範囲を移動していたのですね。
今回発見された江戸川って、新旧あるうちの新江戸川だから公園から、かなり離れている場所です。ねぐらがそんなところだったとは驚かされます。
臨海公園の沖には、西なぎさという人の入れない鳥類保護の洲があるから、てっきりそこだろうと思ってました。
それにしても“サラリーマンの習性”には受けました。ただ、不規則な生活をする動物って、人間以外にいないんじゃないかとも思います。

縁起担ぎ

2012年05月24日
靴ひもが切れました。おろして四ヶ月程度の靴を履いているのですが、左の足元がなんだか緩くなったな、と見てみると結び目のすぐ左横が綺麗に擦り切れています。
何とも縁起が悪い。しかもこれで二回目です。二日前にも右靴のひもも同じように擦り切れさせています。原因はわかっている。最上部のひもを通す穴に金属が被せられているのでここに擦れた挙句に切れたのでしょう。長めのひもなので締めるのに不便はありませんが、それでも何か嫌な感じです。
今日はあちこち出歩くな、という暗示なのでしょうか?

縁起を担ぐほうではありませんし、単なる経年劣化現象であることはわかっていますが、変に意識してしまうとそっちに引っ張られてしまうこともあるので、大事をとって本日は車を運転しないことにしました。臆病なわたし。

このまま出かけてたら、サバイバルナイフで後ろから刺されるところを助かったと都合よく考えることにでもします。

平成足尾鉱毒

2012年05月23日
断水までいったホルムアルデヒドの流出問題、何か引っかかります。
<引用開始>
<利根川汚染>三郷浄水場の送水再開 3日ぶり
 利根川水系の浄水場で有害物質のホルムアルデヒドが検出された問題で、東京都水道局は23日午前、三郷浄水場(埼玉県三郷市)からの送水を3日ぶりに再開した。

 同浄水場では、20日に水道水から基準をわずかに上回る1リットル当たり0.099ミリグラムのホルムアルデヒドを検出し、送水を停止。それ以降の検査では問題のない状態が続いていた。他の浄水場から融通したため、都内で断水の影響はなかった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120523-00000026-mai-soci
<引用終了>
どうもすっきりしない。
ホルムアルデヒドって合板の接着等に使う溶剤ですよね。希釈するとホルマリン。
そんな事業所が北関東にあったか?塗料とかインクとか合板の工場は規模がそんなに大きくはないし、そもそも河川に直接排出しますかね。したとしても環境基準の厳しさからしてそんな大量に出るとは思えない。
発生場所で群馬が疑われているけど、それじゃまるで足尾鉱毒の再来じゃないか。
まさかとは思うが、放射性物質が出てそれを隠蔽するのに方便で使ってないだろうな。山にあった雪解け水に含まれていてそれが川に流れ出したとか。
発生源が特定できないというのがおかしい。大気・水・土壌、70年代の公害事件では高い確率で原因が特定されてきたではないですか。
杞憂で終われば幸いなのだが、すこし心配です。

オーディンの鴉

2012年05月22日
この事件、犯人は相当絞り込みが進んでいるんじゃなかろうか?ふとそう思いました。
<引用開始>
渋谷駅殺人未遂 エスカレーターに乗る直前にトラブルか バッグに刃物所持?

 東京・渋谷の東京メトロ副都心線渋谷駅で男性が刃物で刺され重傷を負った事件で、男性と犯人の男は現場のエスカレーターに乗り込む直前、トラブルとなったとみられることが22日、捜査関係者への取材で分かった。男がバッグに刃物を隠し持ち、犯行時に取り出して男性を襲ったとみられることも新たに判明した。

 警視庁捜査1課は、被害者の男性は埼玉県所沢市に住む新聞配達員(53)と確認。エスカレーター周辺の防犯カメラに映っていた犯人の男の画像を同日、公開した。

 同課の調べでは、男性は同駅地下4階からホームのある同5階をつなぐ下りエスカレーターで、右隣に立った男と口論になって殴られ、刃物で刺された。事件前後、男性が男に「やめろよ。何だよ」などと話しかける姿が目撃されていた。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/563656/
<引用終了>
事件が起きた当初、情報が一部錯綜しました。被害者のダメージについて「重傷を負った」「命に別状はない」「重体となっている」など等。犯人の特徴についても「30代~40代」だったり「30~35歳」と出したところもあった。一部の報道とはいえ、五歳まで年齢レンジを狭めたということは犯人の特定が出来つつあるのではないかってそんなふうに思います。

この事件を見聞きしてあらためて感じたことが二つあります。
一つは、当たり前のように刃物を携帯して街中に出歩いてるかわいそうなやつがいること。
銃刀法違反とか凶器準備集合罪とか考えないのかね。画像からして果物ナイフでは明らかにないだろ。
こういうことがあると、私なんかは困る。出刃・小出刃・柳刃に骨切り庖丁を持って出歩くことがあるからです。釣れた魚を捌くために。しかも、たまに魚の血がついてたりします。
大きな四角の中華庖丁まであります。風呂敷に入れてますが、職質なんかされたら面倒そうです。風体からいって「板前です」は信じてもらえないし。
やりづらいです。

昔、映画の「燃えよドラゴン」がヒットした直後、それまでノーマークだったヌンチャクが凶器に指定されたりことを覚えています。まあ、殆どの人間は扱いきれずに打撲痕ばかりが目立ってしまうのですけれど。振り回さないでも警棒よりは強力かもしれない。
で、私の時代の不良どもの間で「ヌンチャクもってるとパクられるから、トンファにしておこう」なんて間抜けな会話があちこちでされてました。
トンファだって相当扱いづらい武具だけれどもな。

二つ目。街中で暴力沙汰を起こすことはもうできないということ。
起こすことはできますが、加害者は簡単に面が割れます。今回の事件でもあちこちのカメラによってかなりはっきりと人相服装が捕捉されている。あちこちに設置されたカメラは、さながらオーディンの二羽の鴉、フギンとムニンのようです。おお、「悪の教典」を思い出す。

警察発表では粗い画像ですが、提出されたものは相当クリアなものなんでしょう。その人相風体によってほぼ加害者は特定されている。自首を呼びかける意味で、今回の画像発表に至ったのではないかと思います。
右のわき腹と右耳後ろに怪我というから、後ろから追いすがって刺したのでしょう。なんと卑怯な!せめて正対してやれ!いや、やるな。

太陽はもう輝かない

2012年05月21日
本日は、薄曇りだったので肉眼でばっちり見てしまいました金環食。よかったです。
網膜が損傷する、とか散々脅かされてましたが凝視してしまいました。ちょうど金の輪が肉眼ではっきり確認できたけど、今のところ目は大丈夫なのでちょっと得した感じです。

それはともかく、金環食イベントに関わる「経済効果」が164億円というニュースになってますが、いろんな出来事を経済指標でひとくくりに語るのそろそろ考え直してくれないだろうか。
ひとつの尺度ではあるけれど「利潤がなければ認められない」というなんともさもしい発想にくっついちゃうようで嫌なんです。拝金主義というか。

昔、金環食を見てた人はそんなこと考えもしなかったでしょう。

金環食と記しているけど、今は「金環日食」と皆さん言ってますね。
『金環食』という小説を思い出します。石川達三が書いた政界汚職ものだった。確か映画にもなっていますね。松本清張にも同名の作品があったと思います。やはり、世の中の不正義とか理不尽を訴えた内容であったと記憶。

そんなわけで「金環食」を見て私は不吉な方向での想像をしてしまいました。
かつてビル・エモットは「日はまた昇る」と記したが“太陽はもう輝かない”のじゃないかと。今日の薄曇りもなんだか、今後の視界不良を暗喩しているようです。

The Sun ain`t gonna shine anymore って歌を思い出しました。
http://www.youtube.com/watch?v=0q6YWDm0GSU
沁みるような歌です。

専用機の行方

2012年05月20日
そういえば皇族と政府首脳が同時期に海外に行ってたのですね。
<引用開始>
両陛下、英国訪問終えて羽田に到着

英国を公式訪問していた天皇、皇后両陛下は5日間の日程を終え、20日昼過ぎ、政府専用機で羽田空港に帰国された。

陛下は専用機の出口で一礼した後、皇后さまと並んでタラップを降りられた。空港では皇太子ご夫妻や秋篠宮ご夫妻など皇族方、政府関係者ら約30人が出迎え、両陛下はにこやかに一人一人にあいさつした後、車でお住まいの皇居・御所に向かわれた。

同国滞在中は、エリザベス女王の即位60周年を祝う昼食会や晩さん会に出席したほか、東日本大震災で支援に尽力した英国人に謝意を伝えられた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120520-00000335-yom-soci
<引用終了>
お帰りなさい。心臓手術からそんなに日が経ってないのに連日の公務で英国まで行く78歳なんて、そうそうはいません。まして政治家などに一人も見当たらず。年齢的には藤井裕久あたりだが、こいつは楽してそうです。

私が関心あったのは政府専用機の使い道でした。二機があって、一機に要人が搭乗しても、空身のもう一機も同じ場所に飛ぶのだそうですね。今回は皇族方が、英国に行かれたので政府専用機は二機とも英国を往復した。

で、総理大臣はどうやってG8の開催地まで向かったかと調べてみたら、こちらは「特別機」というわけだな。日航か全日空に政府から頼んでチャーターしてもらうわけだ。どのくらいお金がかかるんでしょうかね。

アレですよね。税収が足りないとかあんなに喚いている人だったら、まず槐より始めよではないですか。自分で調べて、最安値でアメリカに行く方法を講じて実費精算してもらいたいところ。H.I.Sだとかね。これだけ世の中一般にLCCが浸透しているのなら、自身が率先してピーチなりジェットスターなりできつきつに縮こまって座って欲しい。想像するだに暑苦しいが。

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