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鳩の行方

2012年09月29日
昨日、自宅そばの植え込みの陰に、鳩の死骸を見つけました。
翼をたたんで、うつ伏せの状態で絶命していました。ちょうど鳩サブレーの形ですね。

ベランダに営巣していた雛の死骸を目にして以来二度目ですが、野生の鳩の死は初めて。

可哀相なので埋めてあげようかとしたが、その時は急いでいたので気にしつつ立ち去る。

帰り道に気になって再びそこにいったら、中学生女子二人がその鳩を大事そうに抱えてた。制服が着こなされた感じでなく、体も小さいから多分、中一ですね。

...彼女らも鳩を見つけて、どこかに埋葬してやろうとおそらく考えたのでしょう。
心優しき彼女たち二人にこっそりと感謝。そのまま立ち去りました。

帰宅してしばらく経ってから、余計な妄想が頭をもたげてきます。

・・・・・・まさかな。それは、ありえないよな・・・。

夕餉の皿に、その鳩が乗っかってるなんてこと、ないよな?

上野あたりのホームレスだと、“ジビエ”として食したりするそうですが。

浅漬け続き

2012年09月29日
やはり、そうか。コスト面から必要な工程をケチっていたのですね。
<引用開始>
O157:集団食中毒 「塩素」に業者反発も 消毒徹底求められ /北海道

8人が死亡した浅漬けによる病原性大腸菌O157集団食中毒。札幌市保健所が29日に調査結果を公表し、「岩井食品」(札幌市西区)の衛生管理体制の不備が指摘された。道は漬物製造業者に塩素などによる消毒の徹底を求め、再発防止に乗り出しているが、塩素の使用には業者から「食味を損なう」などとの不満が出ている。

◇混入ルートは不明
市保健所の調査では、病原性大腸菌O157の混入ルートは解明されなかったものの、浅漬け「白菜きりづけ」の製造工程で、漬物に菌が付着したり、増殖したりする可能性が多数あったことが明らかになった。

消毒液は、再現試験の結果、キャベツや白菜を同じ液で繰り返し洗浄する間に濃度がどんどん薄まり、後半に洗った野菜ほど、残る菌数が多くなる傾向にあることが判明した。

 試験では従業員が目分量で塩素濃度210~250ppmの消毒液を作ったが、「濃度はその日によって違っていた」(市保健所)と考えられ、もし同社が当初説明していたように150ppmの液を使っていれば、洗浄を繰り返すうちに50ppmを下回っていた可能性もあるという。
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20120929ddlk01040174000c.html
<引用終了>
食味を損なう、とは。言いも言ったりですな。単に手間を惜しんだだけじゃないですか。
言葉を選ばずにいえば食味を損なうことを恐れて、生命を損なわせてしまったわけですね。
ため息が出ます。こうした不実な業者の存在が、どんどん食文化を貶めている。

浅漬け問題

2012年09月28日
この食べ物の生まれた背景をしっかり考えないといけないように思う。
<引用開始>
北海道の浅漬け食中毒、死者8人に

白菜の浅漬けによる腸管出血性大腸菌O157集団食中毒で、北海道は28日、新たに苫小牧保健所管内の80歳代女性が死亡したと発表した。

一連の食中毒による死者は8人となった。

女性は高齢者関連施設で浅漬けを食べ、8月9日から血便などの症状を発症。同10日から苫小牧市内の病院で集中治療室(ICU)に入り治療を続けていたが、9月28日未明、多臓器不全で死亡したという。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120928-OYT1T00723.htm
<引用終了>
浅漬けの求められる理由は、①塩分が少なそう②野菜の新鮮さが味わえそうということではないかと思います。
一方で漬物とは、保存食であり、時間が経つと腐敗して食べられなくなる食材を生かした優れた加工技術であると考えられます。
浅漬けは、生の食材と保存食とのいいとこどりを目指した食べ物でしたが、今回は製造過程に問題があるということか。
漬物は乳酸菌を用いて発酵させますが、十分な発酵ができない状態で病原菌に感染してしまった。
そこで健康を損ねる多くの人が、またしても高齢者の方々です。

健康で体力ある人なら跳ね返せるでしょうが、体の弱った人が食べると重大なことになってしまうとあらためてわかる。

万人にひとしなみに死が訪れるわけではない。その最も弱い部分から容赦なく襲い掛かってくる。なんとも口惜しいです。

アンディ・ウィリアムスさん死去

2012年09月27日23:09

1960年代に大ヒットを記録した「ムーン・リバー」などの名曲で知られる、アメリカの歌手、アンディ・ウィリアムスさんが、25日、がんで死去しました。
84歳でした。

ウィリアムスさんは、1927年にアメリカ中西部、アイオワ州で生まれ、8歳のころから地元のラジオ局で歌を披露するなどして活動を始めました。
転機となったのは、1961年の映画「ティファニーで朝食を」の主題歌「ムーン・リバー」をカバーして歌ったことで、収録したアルバムは大ヒットを記録し、みずからを代表する曲になりました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120927/k10015315061000.html

忘れられない場面があります。
ある年のグラミー賞に、プレゼンターとしてアンディとジョン・レノンとポール・サイモンの大物三人が出た。
三人はそれぞれに挨拶した。「僕はジョン。昔、ポールと一緒にやってたよ」(レノン)

「僕はポール。昔、アートとやってたよ」(サイモン)

「僕はアンディ。昔、クロディーヌとやってたよ」(ウィリアムス)

このアンディの挨拶で、会場は大爆笑になりました。

彼のいうクロディーヌとは、クロディーヌ・ロンジェ。フランス出身の歌手で、アンディの元奥さんでした。
アンディと離婚直後に、同棲相手を銃で撃ち殺したと、大騒ぎになりました。

「そんな相手と結婚生活を送ってた俺ですよ」という自虐的な挨拶だったのだな。
きつい冗談だけど、このひと凄いと思いました。ジョンもポールも横で大笑いしていたことを思い出します。

合掌

ドS刑事~朱に交われば赤くなる殺人事件~

2012年09月27日
七尾与史の「ドS刑事~朱に交われば赤くなる殺人事件~」を読了しました。
<引用開始>
ドSで猟奇趣味の美人刑事・黒井マヤが、自分を「姫様」と呼ぶ、ドMなキャリア刑事・浜田学を従え、新たな連続猟奇殺人事件に挑む。10万部突破の最強ユーモアミステリー、待望の第2弾!
http://www.gentosha.co.jp/book/b5535.html
<引用終了>
好きなものは「事件死体」。凄惨な殺人現場に立ち入るのが好きで刑事になったという黒井マヤがヒロインとなるミステリーの第二弾です。好きな映画が「サスペリア」。好きな監督は勿論、ダリオ・アルジェントというホラー好き。しかも父親が警察庁勤務のキャリアで、娘の自分は一介の巡査部長でありながら、大きな権力を握っているという設定です。誰も彼女の首に鈴をつけられないというわけですね。

七尾作品は、登場人物の殆どが殺されてしまうということが多いのですが本作でもそれを踏襲。しかも、喉を切り裂かれるという酷い殺し方をする非道な犯人を追っていくという話です。

警察は犯罪を未然に防ぐのが仕事ですが、彼女は事件現場を見たいがために早めに犯人を予想しながら、わざわざ見逃して事件を起こさせるというトンデモぶりです。 現実にこんなのがいたら大問題でしょう。

終盤になって犯人がわかってくるのですが、読んでいくうちに構造がなんとなくわかってしまいます。ちょっと設定が今回は雑かもしれない。

致命的な誤植がありました。物語終盤の250Pの描写で、刑事の名前を出さなければいけないところを、被害者の名前にしてしまってます。
作家は勿論、編集者にも大変厳しいマネジメントをすると評判の幻冬舎にしてはあまりにも初歩的なミスではないかな。見城社長、大丈夫ですか?

お時間のあるときに、図書館で借りてのご一読をお勧めします。
さっと読めて、面白いことは面白いです。

BSスカパー

2012年09月26日
もう、果てしない徒労感が朝から私を襲っております。
いつもより長いですので、余裕のあるときにお読みください。

皆さん衛星放送が受信できるテレビをお持ちですか?
見られるのならば、BSスカパーという放送局をご存知でしょう。チャンネル241です。

昨年の十月一日から、BSチャンネル拡大に併せて放送開始した局です。
今、BSスカパーは昨年の10月1日から今月の30日まで一年間の無料視聴ができるのです。

昨年、開局し立ての時にこれを知り、早速無料視聴を申し込みました。
そろそろ期限切れだな、と思っていた今月に入ってから新しい視聴方法の案内が放送中に挿入されるようになってきました。
サイトには次のような文言が踊っています。

“現在、無料体験でBSスカパー!をお楽しみいただいているお客様へ
BSスカパー!は9月30日をもって、無料体験によるキャンペーンは終了致します。
それに伴い、10月1日からはご視聴ができなくなります。
スカパー!e2にご加入されますと、契約中、BSスカパー!を無料でご覧いただけますので、この機会に是非ご加入ください。
また引き続き、BSスカパー!のみのご視聴をご希望のお客様は、スカパー!カスタマーセンター(スカパー!e2窓口)(TEL 0570-08-1212)までお申込み下さい。
ご登録いただいた日から一年間無料とさせていただきます。
これからもBSスカパー!ライフをますます楽しんでください。”
http://www.bs-sptv.com/

このような内容が、番組の合間にも繰り返し繰り返し流されます。

つまり、BSスカパーのみの視聴を希望する場合、電話すればこれまでと同じく無料で見られるという意味だと理解しました。早速ここに電話します。

五分以上、電話口で自動案内に待たされながらようやくつながりました。女性オペレータが出ます。

「BSスカパーの無料視聴延長を申し込みたいのですが・・・」

「お客様は何時の時期に無料視聴をお申込されているのでしょうか?」

「・・・去年の十月早々には申し込んでそのまま無料で見ています・・・」(何でそんなこと訊くのだろう?)

「無料視聴延長というのはどこの情報からお聞きになられましたか?」

「・・・?・・・その文言がスカパーのサイトに出ているのを確認しましたよ?」
ちょうど、サイトを開いていたので上記のサイト文章を音読しました。URLまで伝えました。

「はい、そうですか。ちょっと確認するのでお待ちくださいね」とこちらのテレビのBCASカードのシリアルを訊いてきましたので用意していたメモを読んで応えます。

また、電話で三分ほど待たされました。

「お待たせしました。10月1日以降での視聴方法は次の二つの方法しかありません。一つ目はスカパーにご加入いただきますと、BSスカパーを無料でご覧いただくことができます。」
・・・・え????

「もう一つの方法は、BCASカードを新たに用意していただいてそれで無料視聴をお申込いただくことで無料でご覧いただけます」。

・・・え?サイトで書いてあることと言ってることが全然違うじゃん。猛然と反論しました。

「それはおかしい。このサイトに書いてある文言をそのまま読めば、無料視聴している人がそのままBSスカパーのみ視聴を希望する場合、指定された電話番号に電話してその旨伝えれば一年間また無料で見られるという意味にしかとれないじゃないか。」。

サイトの文章、何度読み返してもそうとしかとれません。
俺、読解力がないのか?なにか重大な見落としをしているのか?

法律の勉強である『逐条解説』するかのような熱心さで、書かれている文言を何度も確認します。

そして別のページでも、次のように表記されてるのを発見。

『【本キャンペーンにおける無料ご視聴期間延長のお知らせ】
上記の期間にかかわらず、2012年8月21日~2012年9月30日に無料体験をお申込のお客様は、BSスカパー!の無料ご視聴期間を、ご登録いただいた日から2013年9月30日までとさせていただきます。』
http://www.e2sptv.jp/welcome/1year_free/

やっぱり、間違いないよな。反撃開始。

貴方の言ってることはいちいち変だ。スカパーの本放送でも、サイトの文章を見ても無料視聴が一年間延長できると説明をしている。そしてこちらの電話番号に申し込んでください、とまで言っている。

それが何故、いつから見出したかとか、無料視聴延長をどこで聞いたのかという関係ない情報をわざわざ確認してくるのか?サイト上であんな告知をしていながら、無料視聴延長も知らないというようなレスポンスはそもそもおかしい。オペレータとしてのレディネスが出来てるとはいえない。

大体、無料視聴が終了するならそれだけ告知していればいい。何故わざわざこちらから電話なんかかけさせるんだ?顧客窓口の第一線としてそういう態度は、スカパーの損になることはあっても得になんかならない。

レピュテーション・ビルディングってわかる?そもそも君はCSというものを分かっているの?このままでは、錯誤による誘導を働きかけたということと同じだ。つまり、詐欺に近い真似をしているとならないか?

もうね、金がかかっているから真剣です。さりとて怒鳴りもせず、あくまで冷静に思うことを申し述べます。

「お客様、少々お待ち下さいますか?」。彼女の声が少し震えてきた。ようし。
それからまた三分ほど待たされました。

「大変お待たせしました。すみません。誤解を与えるような表記をして申し訳ありませんでした。ご迷惑をおかけしてしまったので、poloさまの無料視聴を来年九月三十日まで延長させていただくこととしました。誠に申し訳ありませんでした」

これで一件落着!とはいかないんだよな・・・。
ボールを投げ返されたこちらがおさまらない。クレーマー扱いかよ?

「おい、あなた。それが答えなの?そんなのでいいのか?これじゃ、私たちは間違っていないが、お客様が不快になられたのでそのお詫びとして無料視聴を延長したみたいなニュアンスになってないか?」

「いえ、とんでもない!・・・・申し訳ありません。こちらの説明不足でご迷惑おかけしました」

「いやいやいや、あなたに文句があるわけじゃないぞ。なんか私がゴネたからこうしたみたいになってるのがおかしいと言ってるんです。あなたを虐めたいとかそういうのじゃない。告知内容と今の対応とのギャップに戸惑っているから、そこを率直に質しているのですよ」

「いえ、ひとえにこちらの責任でございます。お客様のお申し出はごもっともでございます」。もう一件落着にしたそうな素振りがありありです。

「いえね、なにもあなたが憎くてそんなことを言ってるんじゃないんだ」。なんか年寄りくさくなったぞ。

「そこまでおっしゃるなら了解しました。延長してくれてありがとう。それでね、もうひとつだけ頼みがあるんですけどね。聞いてくれる?」

「はい。どのようなことでしょうか?」声が震えています。今度は何をやられるんだろうという恐怖ですね。

「もう一台テレビがあるんだけど、そっちも無料にしてね。BCASのシリアルを今からいいますからね」。こうなりゃ念押しな。

「・・確認します。少々お待ちくださいませ」。安堵したようだ。今度十五秒後に「はい、こちらも手続きしておきます」と弾んだ声で返事がきました。

「どうもいろいろご迷惑をかけました。お客様の貴重なお時間を使わせてしまい申し訳ありませんでした」。

電話終了。なんだかんだ35分も話した。あぁ、0570だからフリーダイヤルじゃないんじゃん!

というわけで初期の目的どおり、来年九月いっぱいまでの無料視聴延長はできました。
でも、満足感はなし。試合に勝って勝負に負けたような感じだ。すごくモヤモヤしてます。
電話をきった後に鳩尾のあたりが本当に気持ち悪くなりました。

後ほど、少し検索をかけてみたら同じようなことが結構あるみたいです。
Yahoo知恵袋に「電話したら加入かBCASカードを買うかしかない、と言われた」から、一番安いチャンネルに加入したとか答えている人もいました。

つまり、無料視聴延長というえさを撒きながら、情報に疎く気の弱そうな人は契約させちゃえ、ゴネる人は面倒だから無料視聴延長を認めてやるっていう二面作戦をとっているのではないか、と邪推するものです。

結論。BSスカパーは来年九月一杯までは無料視聴ができます。今まで無料視聴していた人も電話して上のように説明すればおそらく大丈夫でしょう。

でも、そんなことでいいのか?スカパー。今のままだと不実告知と虚偽記載と思われてしまうぞ。

谷底を走る電車

2012年09月25日
京浜急行の事故、依然として収拾ができないですね。クレーンなどの作業車輌が入れない。
<引用開始>
<京急脱線>「急ブレーキ間に合わず」負傷者11人に
神奈川県横須賀市の京急本線で24日深夜に起きた脱線事故で、乗客5人が腰や腕の骨を折る重傷を負い、乗客5人と男性運転士(24)が軽傷を負ったことが分かった。県警は業務上過失傷害容疑で捜査を始め、25日朝から実況見分した。運輸安全委員会も鉄道事故調査官2人を現地に派遣した。京急は復旧作業を急いでいるが、現場付近での運転再開のめどは立っていない。

県警田浦署によると、同市追浜(おっぱま)町1のトンネル(全長約150メートル)の手前約20メートルで、東側のり面から土砂が崩れ、鉄骨や倒木とともに上下線の線路を覆った。京成高砂発三浦海岸行き下り特急電車(8両編成)が乗り上げ、4両目の中ほどまでトンネルに入ったところで停車し、前3両が脱線した。

崩れたのり面はネットが張られていたが、高さ約12メートル、幅約11メートルにわたって根こそぎ削り取られた。土砂は特急の窓部分まで積み上がっていた。
http://mainichi.jp/select/news/20120925k0000e040191000c.html
<引用終了>
現場は谷底みたいな場所ですね。はるか昔に京急沿線住民でしたのでよく乗りました。家の真裏が踏み切りでした。一度、警報機が鳴ってるのに入ってしまい轢かれそうになった怖い思い出も。通学とレジャー(釣り)でお世話になりました。

京急は、概ね次の三つのエリアに分けられます。品川から横浜にかけての工業地帯、横浜から横須賀にかけての住宅地帯、横須賀から三浦までのレジャー地帯。通勤客の大半は横浜以南から品川を目指す人で、零時過ぎの事故というから終電近くですね。電車が横浜を越えると、トンネルが増えてきて周囲は山と谷ばかりになります。あちらこちらに防護ネットが張ってありますが、こんな土砂崩れは今まで聞いたことがありません。

追浜=おっぱま、とは普通は読めませんね。日産の工場が近くにありました。その昔はブルーバードの主力生産工場でしたね。
田浦には、トヨタ系の車体メーカーである関東自動車もあります。
現場周辺は宅地であると同時に、海岸べりには工場が密集していますね。

車輌撤去は、現場に重機が入れない以上、分解して持ち去るしかないんでしょうね。
早い復旧を願う。

幹だけ栄える

2012年09月24日
このニュースを聞いたとき、直感的にまずいなと思いました。
<引用開始>
渋谷駅が高層ビルを軸に再開発へ周辺店舗で交錯する不安と楽観

かねてから噂のあった渋谷駅の大規模建て替えが正式に決定した。東急電鉄、JR東日本、東京メトロの3社による駅周辺の再開発で、現在の渋谷駅舎や東急百貨店東横店のある場所に地上43階建て(高さ約230メートル)の高層ビルを中心とした3棟のビルが建設される。事業規模は約2000億円と見られていて、渋谷駅周辺の再開発事業も含めると1兆円を超える大事業になると予想されている。

3社が共用する現在の渋谷駅は地上だけでも東横線、JRの山手線と埼京線、東京メトロ銀座線の駅が密集し、建設時期の違いから段差も多く老朽化が著しい駅だったため建て替えは必須だった。再開発を主導する東急にとっても、人口減少時代に沿線価値を維持するためにも東急線のターミナル駅である渋谷駅の価値向上は不可欠だった。

もっとも、リーマンショックによって都心部の再開発熱も冷めていたため、ここまで大規模な再開発が実現することに懐疑的な見方をしている関係者も少なくなかった。今春には「250メートル級のツインタワーができる」といった報道がなされるなど、情報も錯綜していた。

ただ駅の利便性向上で集客力の向上を歓迎する声がある一方で、大規模な駅ビルが渋谷の魅力を奪うかもしれないと懸念する声も根強い。

渋谷は名前が示すとおり地形が谷になっている。その谷底にある渋谷駅から降りてきた人が坂を登るように四方八方へ回遊していくことで、周辺の商業施設や小規模な路面店に人が集まっていた。また、そうした回遊性の高さが渋谷の魅力の源泉だった。
http://diamond.jp/articles/-/25163
<引用終了>
駅ビルが43階とかになったら、公園通りも道玄坂も人の流れが思い切り変わってしまう。
交通で問題と思うのは、銀座線と各線との乗り換えがやや面倒というもので、他はそんなに気にすることもないのではないかと感じます。むしろ、地下が深くなるのが嫌です。新しい東横線とかそうなるわけでしょう。

出かけるのが億劫になって駅ビルから一歩も出ないってことになりかねない。雨など降ったら、周囲の飲食店はきっと大打撃でしょうね。

ごみごみしているのが嫌という意見もあるのだろうが、再開発ってなんでもかんでも高層ビル建ててるだけに見えます。ヒカリエとかセルリアンとかあんなのばかり。

恋文横丁とか百軒店とか、神泉の裏通りとか風情があっていいと思うんですけどね。かっては渋谷は「東京で最も育ちが良い子が遊びに来る町」なんて言われててそれなりの格式もあったのですが、109が出来たあたりから段々変わりましたね。今回の再開発だと今までの風情が全て否定されかねない。
東急はブランド戦略に失敗しているように見えて仕方ない。何を急いでるんだろうと思う。

身の程を弁える

2012年09月23日
予想したような展開になってきたような。ただ、当たって欲しくはないですが。
<引用開始>
<自民総裁選>石破氏「1回目」1位確実 2位は安倍氏先行

自民党総裁選が26日に投開票されるのを前に、毎日新聞は同党の各都道府県連幹部や国会議員らの取材に基づき終盤情勢を探った。石破茂前政調会長(55)が地方票300票の半数近くをうかがう勢いで、国会議員票と合わせても石破氏の1位は確実な情勢だ。ただ、1回目の投票で石破氏が全体の過半数を獲得するのは難しく、決選投票へ進める2位争いでは、安倍晋三元首相(58)が石原伸晃幹事長(55)に地方票で先行している模様だ。

決選投票は石破氏対安倍氏か石破氏対石原氏となる公算が大きい。国会議員票のみで争われるため、地方票での石破氏の優位は直接は関係せず、3位以下となった候補の支持票の行方が勝敗を決めることになる。派閥の支持を受ける町村信孝元官房長官(67)と林芳正政調会長代理(51)の支持票は「脱派閥」の立場をとる石破氏には向かいにくく、安倍、石原両氏のいずれか2位に入った候補が優位とみられている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120923-00000007-mai-pol
<引用終了>
他の人に比べていくらかはまし、と考えられる人が五人の中に一人もいない。
むしろ、どいつもこいつも見てるだけで嫌な人間なのであまり話題にもしたくないです。
とはいえ、五人の中でも個人的な不快指数トップは都知事の息子ですね。
理由は二つあります。一つ目は『谷垣総裁を支えることが幹事長の使命だとは思っていない。国民を支えることが本分だ』とか何とかほざいて立候補の理由にしたことです。
幹事長とは、如何なる際にも総裁を支える存在でなのに平気で後ろから弓をひく。それを恥じることも疑問に思うこともない。情況が変わればどんな人にも弓をひくことを宣言したに等しいのに、周囲からの信用を失ってないと錯覚するその姿がまた嫌です。鈍感という一言では済まされない。
二番目は彼特有の、あの一族全体かもしれないが一種の驕慢さが鼻につくところです。
話題になった先日の報道ステーションでの一連の発言。言葉の使い方に片鱗があります。

“「そういうものに変えていけば…。『ナマポ』。古舘さんもご存じだとは思いますけども。『ゲットしちゃった』『簡単よ』『どこどこへ行けば簡単にもらえるわよ』。こういうことを、是正することを私はできると思う」”
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120912-00000005-jct-soci

ナマポというネットスラングを吟味もせずに平然と出す無神経さもさることながら、私が気になるのはそれに続く言葉群でした。

“ゲットしちゃった”“簡単よ”“どこどこへ行けば簡単にもらえるわよ”

これらは、女性の口調ですね。ゲットしちゃった、はどちらも使うけど他の二つの言葉の流れからすると、女性が発したと想定をしているんでしょう。

彼や彼の一族が、平生から女性をどのように見ているかがうかがい知れると思います。勿論、好意的なニュアンスはなく、侮蔑的で社会悪としての表象を持たせています。
そういえば父親も「文明がもたらした最も有害なものはババァ」とか発言していたな。その延長線からこの言葉が生まれたのかも。日頃思ってることがつい言葉に漏れ出たってところでしょうか。

これで、個人的不快指数が不動のトップになりました。
伸晃>>>>>>>>晋三>>町村>>>>>石破>>>林って感じかしら。勿論、林芳正がいいなんて全く思いませんけどね。

一次投票で石破が優位に立つとは予想してました。しかし決戦投票では安倍が逆転勝利するとしか思えないです。穏当なリベラルはいないのか?気鬱です。

一衣帯水というが

2012年09月22日
NHKBS1で午後一時から「北京の五日間~こうして中国は日本と握手した」を二時間見ました。
<引用開始>
1972年に「日中共同声明」が締結されて今年で40年になる。北京での5日間の交渉で、田中角栄、大平正芳、毛沢東、周恩来という“名優”が、いかに困難を乗り越え調印に至ったのか。米中和解と日中国交正常化を中国が相次いで求めた動機は何だったのか。番組では中国側当事者と共産党中央党史研究室へのインタビュー、残された回顧録の朗読を通じ、なぜ「8億6千万人の握手(周恩来)」に中国が応じたのか解き明かしていく。
http://pid.nhk.or.jp/pid04/ProgramIntro/Show.do?pkey=001-20120922-11-12066&pf=f
<引用終了>
日中共同声明。私たちには既知のことがらですが、交渉当時の周辺にいた通訳などの当事者に話を聞いたのは今回が初めてだと思います。目を惹いたのは言葉の解釈の違いによる誤認とその克服。到着した夜の晩餐会で田中角栄が挨拶したなかに「過去に非常にご迷惑をかけた」とスピーチした“迷惑”という言葉をめぐって紛糾してしまいます。

中国側が言うのは「迷惑とは、女性のスカートに水をかけてしまった」というような些細な過ちについて指す言葉であり、日清戦争から以降の日本の蛮行をあらわすには不適切で不真面目じゃないかというもの。

これに対して田中は「日本語で言いあらわすところの迷惑とは、心の底から犯した行為について悔い改めるということにも使う。日本語はその言葉の由来の多くを中国からもらっている。私たちが現そうとしたニュアンスは今話したとおりだが、中国にそれを表現する適切な言葉がないというなら、訂正しましょう」というものでした。

結局、周恩来が発案した文言に互いが歩み寄って訂正していくのですが、今にしてみれば両者の言い分ともよくわかります。

同時にどうして伝わらないんだろう、と複雑な気持ちになりました。
海を隔てているとはいえ隣国。しかしお互いの話している言葉はまずわからない。これは韓国との間でも同じです。中国とはかろうじて筆談で少しだけ意思疎通ができますが、ハングルだとそれも無理。こんな近接した国同士なのに何故、構造の全く異なる言葉として違う方向に発展してしまったんでしょう。それが残念でもあります。

日本で手紙は、レターですが中国なら手紙とはトイレの紙。台湾プロ野球にて日本人コーチが選手に、激励しようと筆談で「要勉強」と書いたら、すごく落ち込んでしまったとか。中国語で勉強とは強制するという意味があるそうです。

これがヨーロッパなら、隣接した国同士は厳密には言語が違っても、お互いの意味するところはなんとなく分かるそうです。ドイツとデンマーク、オランダは分かるし、ドイツとフランスも言語構造は全く違うのに何となくわかるのだという。(お互いに英語・ラテン語を学校で勉強している影響もあるのかもしれないが)
このコミュニケーション障壁の相対的な低さがEU統合などといったことを成しえた小さくない原因ではないか、って愚考するものです。

それに比べて日中韓など非常に障壁が高いような。中国とヴェトナムなどはどうなんだろう?ヴェトナムとタイ、ラオスなどはお互いにわかるんだろうか?
なんとなく壁が高そうな気がします。

やはり、伝わりにくいのなら、伝えようとずっと努力し続けることが大事なんでしょうね。番組見ながら、現今の情勢についてそんなこと思いました。

別の日にやったNHKアーカイブ「岡崎嘉平太」の番組もすごくよかったですね。
http://www.nhk.or.jp/archives/nhk-archives/past/2012/120916.html

一方で、吉田茂を描いた「負けて、勝つ」。なんとなく違和感があります。
今日も我慢してちょっと見てみます。

牽強付会

2012年09月21日
原発・消費税・オスプレイ。ここまで反対しているのに易々と実行される理不尽さです。
<引用開始>
「飛ばすな」とシュプレヒコール=オスプレイ試験飛行に市民ら怒り―山口・岩国
 岩国基地(山口県岩国市)に一時駐機中の米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの試験飛行が始まった21日午前、同基地の滑走路が見渡せる北側の市道では、試験飛行に反対する市民ら約80人が集まり抗議の声を上げた。
 オスプレイは、午前9時25分から同9時50分ごろにかけ2機が海上方向に飛び立った。「ゴーッ」というプロペラのごう音が響く中、市民グループは「オスプレイは米国へ帰れ」「試験飛行を許さない」なとど書かれた横断幕を掲げ、「オスプレイを飛ばすな」などとシュプレヒコールを上げた。
 市内の無職男性(69)は、「本当に安全なら事故は起こっていない。国民がおかしいと思っているものを、政府が進めていることもおかしい」と国内運用に関する安全を宣言した日本政府の対応を批判。岩国基地に対する反対運動を続けている岩国市議の田村順玄さん(67)は、「政府の安全宣言は何も解決していない」と指摘した。
 広島市から駆けつけた主婦・藤井純子さん(61)は、「そもそもオスプレイは、外国に殴り込みする兵器。欠陥機かどうかにかかわらず日本に置いておくべきではない」と話した。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120921-00000049-jij-soci
<引用終了>
アメリカ本土でもハワイ州でも、危険すぎるということで飛ばせない機体。とり急いで飛行データを蓄積させなければならないから、なんでもいいからやっちまえという乱暴さを感じさせますね。岩国から飛んで、日本海上空の訓練空域に行ったというが場所は軍事機密だから教えられていない。それも頭にきます。北海道・本州・四国・九州エリアでそれぞれ訓練するというが、気象条件とか地理とかの違いでの飛行データをとにかく集めたいのでしょうね。それに万が一事故が起きても、今度は地位協定をたてにとって責任など絶対に取らないでしょう。
朝のワイドショーを見てると、元朝日新聞の萩谷順などが「今、オスプレイを入れるということは中国に対する牽制の意味合いも出てくる」などと導入を肯定するようなトンデモ意見を開陳してましたが、笑止です。こういうのを牽強付会という。
問題になっている島嶼部の防衛とかに意味があるとしたいのだろうけど滅茶苦茶。とりあえずテレビに尻尾を振っておけという下心からの軽口でしょう。
オスプレイの一次目的は海兵隊の輸送機能です。海兵隊は陸上での戦闘行為を目標としているから、現地に到着しないと意味がない。尖閣諸島にはオスプレイが着陸できる平地など殆どない。ならばパラシュートとはどうか?となる。しかし先に上陸している相手の機関銃掃射を受けてしまう。そんな結果がわかっていて出向くわけがない。

先日、パネッタが訪問して米中で意思確認と合意してしまったからこの件でオスプレイを飛ばすなんて絶対にしない。誰が得をするのか、そろそろ全体のからくりに気付かないといけません。ああ、なにか強烈なしっぺ返しをしてやりたい。

勝ち逃げの女王

2012年09月20日
垣根涼介の「勝ち逃げの女王-君たちに明日はない4-」を読了しました。
<引用開始>
業績の悪さを、景気のせいにしていませんか? リストラ請負人・村上真介が、そんなサラリーマンの甘えをぶった斬る! 今回のターゲットは“団塊の世代”の定年組から、バブルを謳歌した40代、そして「ロスジェネ」世代まで。様々な時代を生きる彼らにとっての仕事とは? そして人生とは……読めば元気がわいてくる大ヒットシリーズ最新刊。
http://www.shinchosha.co.jp/book/475004/
<引用終了>
去年秋の「人生教習所」以来、久々の垣根作品です。五月の発売ですがようやく読めた。
リストラ代行請負会社「日本ヒューマンリアクト」の社員である村上真介を主人公として、リストラを通告する側、通告される側のせめぎ合いを丹念に描くシリーズの第四弾です。
垣根涼介といえば「ワイルドソウル」や「ギャングスター・レッスン」といったアウトローを主人公にした作品が多いのですが、本シリーズには殺人も傷害も起こりません。切実ながらも、くすりと笑えるリストラ対象者と通告人とのやり取りが物語りの中心で、今回は四話のエピソードで構成されています。

それは、会社更生法が適用された航空会社のCA、バブル崩壊の象徴となった大手証券会社の元社員、一芸入社枠のある有名楽器メーカー、そして様々な客層に合わせたレストランを展開する外食チェーンです。
現実の会社に当てはめると、JAL・山一証券・ヤマハ・すかいらーくを舞台としています。

今回は染み入るような話が多かったです。読後にずっと深い余韻が残るといいますか。
主人公と登場人物に仮託しながら、人生における“覚悟”と“決断”を問うているのだと感じ入りました。

解雇や配転を意味するリストラに直面した際、一人ひとりに会社とか、働く意味とか問いかけ、登場人物はそれぞれに意思決定をします。
何の未練も悔恨もないかというと、けっしてそんな生易しいものではない。そこまで割り切る達観など誰も持ってはいません。

しかし、今日を確実に過ごし、まだ来ぬ明日を笑顔で迎えようとそれぞれが自分の物差しで覚悟して判断していく。その様が実に爽快に描けていると思いました。

実を言えば、当初はこのシリーズが好きではありませんでした。最初の頃の話は面談風景が中心で身につまされる内容が多かったからです。リストラをどこかで茶化して書いてないかと、訝ったほどです。
しかし主人公村上真介の内心にどうやら変化があり、ただ機械的にリストラ請負を勧めるのでなく、そのひとの生き方を尊重しようと考えていることが分かりました。

個人的にはヤマハを舞台にした第三話が泣けてくるほど好きですね。

気持ちをどこまで持ち続けられるか、“青春はその人の心の有り様をいう”って、サミュエル・ウルマンの言葉を思い出してしまった。青臭いですが。
http://home.h03.itscom.net/abe0005/ikoi/seishunn/seishunn.htm

ご一読をお勧めします。

プロの見立て

2012年09月19日
この会社、もともと怪しい感じはしていたんですよね。
<引用開始>
宝飾会社に6カ月間の業務停止 京都のジェムケリー
宝飾品販売業者「ジェムケリー」(京都市)が目的を告げずに店や展示会に客を誘い、執拗に宝石購入の勧誘をしたなどとして、消費者庁は18日、特定商取引法(勧誘目的不明示など)に基づき、訪問販売事業について6カ月間の業務停止を命じた。

消費者庁によると、同社は広告に有名タレントを使って、抽選でアクセサリーが当たるキャンペーンを実施。「応募者全員への無料プレゼントを渡すので店に来てほしい」などと電話で誘い、宝石などの購入を勧めた。「買う気はない」と断られても、値下げ額を示したり、6時間以上も勧誘を続けたりすることがあった。
http://www.47news.jp/CN/201209/CN2012091801001670.html
<引用終了>
テレビCMも一時期はばんばん出してましたね。諸星和巳と倖田來未をキャラクターにして。
“安い”感じがしました。宝石のような無機物ってCMキャラクターの設定が難しい。安っぽい人使うと、価値が下がるような気がするし、重厚すぎると敷居が高くなってしまう。安い戦略を立てたんですな。
今回の事件、高価という敷居を何とか低くしようという代わりに、長時間勧誘という禁じ手を使ったわけですね。

このニュースで思い出すのが、ココ山岡です。数年前に潰れましたけど、勧誘が凄かった。
サンシャインシテイにオフィスがあったんですが、一階にココ山岡がありエレベータホールへ向かう通り道にあるわけです。朝の出勤時に店頭に立ったお姉さんたちの勧誘が鬱陶しいくらい凄かった。上のオフィスに通うサラリーマンを何人か捕まえようと近づいてくる。皆さん、化粧品コーナーの美容部員さんみたいにばっちりメイク。みずぼらしいものを着てはいけないということがあるらしく、まるで同伴出勤のキャッチみたいに美麗な佇まいでいらっしゃった。
常識的に考えれば、出勤時に立ち止まって対応しようという人間が出るわけはないのです。皆急いでるのですから。特に高層ビルのエレベータの朝ラッシュは、一本逃すと結構時間がかかるので余計に焦って移動している。それをお構いなく『お客様、ちょっとよろしいですか?』と下手な鉄砲をバンバン撃ってくる。こいつらバカじゃないのかって思いました。

でも、朝はともかく、昼飯時や帰宅時はややこちらの気が緩む。そのときに捕まっている同僚が何人かいましたね。
『彼女に如何ですか?』で釣られるやつが多いと記憶。そんなのいもしないのに見得はって『間に合ってます』なんて対応するから付けこまれる。返事をしたら反応したことになるので、面倒くさいことになるのです。
『もっといいものプレゼントしないとダメですよ』とぐいぐいくる。そこで適当な返事をする。会話のきっかけを再び与えてしまう。あとは、丸め込まれてしまったりするわけです。

私自身も一度、なかなか振り切れなかったことがあります。出勤時にたまたま目が合ってしまい『お客様、如何ですか?奥様に』なんて来るからすかさず「そんなの自分で選んで買うものだよ」と言い負かしたつもりだったのですが、そこから反撃があった。

「いいえ、違います!」ときた。続けて「こういう買い物は、プロに勧められて買うのが一番いいんです。私たちはプロですよ」だって。

入れ墨の眉も凛々しく、昂然と下から見上げてくる化粧ばっちりなお姉さんでした。
プロ?プロって・・・一体何のプロなんだろう?夜のお仕事かしら?

怖くなりダッシュで遁走した98年の夏。今年と同じように蒸していたっけ。

危険な仮免許

2012年09月18日
仮免許で、基準作りもまだだと。これが車だったら、仮免の見極めなんて絶対できない。
<引用開始>
原子力規制委 基準作り半ば、委員は「仮免許」 急いだ船出、不安も積み

19日に発足する原子力規制委員会には、再稼働への基準作りや活断層調査など喫緊の課題が山積する。

 ◆再稼働判断の重責

規制委がすぐに取り組まなければならないのが、原発再稼働を判断する安全基準の策定だ。政府は今年4月、関西電力大飯原発(福井県)の再稼働を決める過程で、暫定基準を設けた。だが、送電網の強化など中長期的な対策が先送りされたままだ。

新たな基準作りについては「原子力安全・保安院に代わって安全規制を担う規制委で行う」(保安院幹部)とされ、制度的な裏付けがない状態が続いていた。11日に内閣官房参与の辞令を受けた新委員長に就く田中俊一・前内閣府原子力委員長代理も「早急に取り組む」と言明している。

ほかにも40年間稼働した原発の廃炉ルールや、原発敷地内の活断層の調査、新しい安全技術を既存の原発に反映させる「バックフィット」ルールの適用など重要課題が山積している。

委員長人事についても、与野党内から田中氏に「原子力ムラ出身」との批判があり、国会の同意を得ることができなかった。法律上の発足期限が26日と迫っているため、首相は規制委設置法の例外規定に基づいて先に委員を任命、後に国会同意を得るという“荒業”を選択せざるを得ず、委員は「仮免許」での船出となった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120918-00000082-san-pol
<引用終了>
まず、五人の専門委員の就任を我々は認めていません。国会の同意も得られず、毎週あれだけ反対運動でデモをやられて名指しで非難されるのに、それでも就かせよう、就こうという意志に、敵ながら恐れ入ります。

特に田中俊一。あれだけ名指しで批判されても怖気づくわけでもなく粛々とこなそうとしている姿に恐怖感すら覚えます。

安全委員会の班目春樹と目つきの印象が同じですね。ショボショボしていて気弱そうに見えて底知れぬ傲岸さを併せ持つ。
決して目を合わせようとはしないが、妥協は絶対にしない。接触せず・交渉せず・妥協せずの三不政策。かっての台湾がとった大陸中国への対処策と同じ。
一見気弱だが実は狡猾にして傲岸。ああいう目つきの人が一番厄介だと思います。斑目氏などあれだけ叩かれて、委員を辞するような素振りを散々しながらも結局は満期まで務め上げた。よっぽどこの先に美味しい未来があるんでしょうね。

五年間は罷免もできなければ、決定した施策を変えることも難儀だという。
しかしこんな連中にいいようにされてたまるか、と思ってます。

セレブの資格

2012年09月17日
ああ、やっぱりですか。後追いしたんでしょうね。
<引用開始>
<渋谷母子殺害>同居の男、遺体で発見か…長野の山中

 東京都渋谷区神宮前1のマンションで、住人の榊みどりさん(38)と長男の駿之佑(しゅんのすけ)ちゃん(5)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕状が出ていた同居の会社社長の男(61)の行方を追っていた警視庁の捜査員が17日、長野県茅野市の山中で男性の遺体を発見した。警視庁は、遺体は男の可能性があるとみて身元を確認している。

 男は事件後、連絡が取れなくなっていた。14日朝に男の車が茅野市の山中の駐車場で見つかり、周辺を捜索していた。男は事件直後、「女性と子供を手にかけた」と親族に電話しており、現場のマンション室内には「後を追う」という趣旨の書き置きが残されていた。

 警視庁捜査1課によると、男は、2人が殺害された後の13日午前4時過ぎに自宅マンションから、自家用車で出て行くところが駐車場の防犯カメラに映っていた。同日午前6時半ごろ、小淵沢インターチェンジ(山梨県北杜市)で中央道を降りた後、長野県茅野市に向かったとみられる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120917-00000011-mai-soci
<引用終了>
遺体の状態がわかりませんが、木に下がっての縊死でしょうか。それにしても殺人容疑で逮捕状出してて、どうして報道で実名を出さないのでしょうね。
いわゆる事実婚で正式な婚姻関係にないからか。あるいは社長がやっていた会社の活動に差し障りが出てはいけないってそういう経済的配慮かなあ。メインが飲食業だそうだから、評判が大事なんでしょうけど。

テレビ報道での最大の関心は自宅とされた原宿の高級マンションですね。八億ともいわれてる部屋だそうですが、殺人が起きたから資産価値が激減するんじゃないかと、どうでもよい心配を散々していました。

男性アイドル歌手も何人か住んでいると書かれてますが多分ジャニーズですね。生まれ育ちが原宿という知り合いがいて、彼の家が保有するマンションを彼らにも貸しているそうです。有名な合宿所とはまた別だとか。周りは出待ち入り待ちの女の子が凄く多いのだそうです。

私が気になっているのは渦中の彼らを“セレブ”呼ばわりしていること。もう金持ちや実業家のことをそう呼ぶのも珍しくないですが、ここはやはり違和感があります。殺人事件の容疑者と被害者にその呼称はどうだろう。

一般的にセレブリティとは、いわゆる名士という人たちです。位も高いがそれなりのノブレス・オブリージェも求められる。チャリティや各種支援に大きな期待を寄せられる存在です。
日本で言われるセレブは、それがすっぽり抜けてるといいますか。目立つところで小銭を稼いだ人がその事実のみで認定される感じですかね。
リストラなどという言葉の扱われ方と同じ。その語が持つ属性が全く異なる。本来あったはずの、事業再構築なるニュアンスはもはやありません。

もう、成金でいいじゃないですかね。成金と呼ばわれることが嫌で、一段の努力を重ねて、そこから脱皮するまでがかっては成功譚でしたものね。
あらためてそんなことを思います。

評伝ナンシー関

2012年09月16日
横田増生著「評伝ナンシー関『心に一人のナンシーを』」を読了しました。
<引用開始>
ナンシー関が亡くなって10年が過ぎた。
「今もナンシーが生きていたら……」
取材中に、その言葉を何人から聞いたことだろう。
他の追随を許さない鋭い批評眼は、いかにして生まれたのか。
なぜ、魅力的で非凡な文章を書き続けることができたのか。
青森から上京してきた18歳の予備校生は、どのようにして、消しゴム版画家にして名コラムニストとなったのか。
ナンシーを知る人たちへのインタビューとともに、彼女自身の文章に垣間見えるいくつもの物語を紐解きながら、稀代のコラムニストの生涯に迫る。
http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=13874
<引用終了>
没後すでに十年経つとは。つい最近訃報を知ったばかりのつもりでした。
寸鉄人を刺す、というが彼女の発する箴言は、当人にはショックであったでしょう。当時、番組内で訃報を伝えたフジテレビの笠井信輔アナなど『笠井信輔に安定感なし、なんて僕書かれて落ち込んじゃったんですよねぇ、小倉さぁん』などと述懐していたことが思い出されます。小倉って小倉智昭ね。

でも、第三者の我々には納得のいけるものが多かったと思う。誰もが抱いているが言葉にできない隔靴掻痒な感じを、ズバリと言い当ててくれるあの爽快感といいますか。
たとえば「ババァ、まだ生きてるか?」と毎回周囲に悪口雑言ふりまく毒蝮三太夫を『冥土に土産を持たせてくれる男』だなんてただただ、秀逸です。

ただ読んでも面白い文章です。しかし時としてサブカルとかテレビ批評といった範囲を越えて、社会とか世相を遠いところからパースペクティブに見渡していたような視点もありました。没入するな、客観視しろと言われてるような・・。

その見た目と体型からか自らを『規格外』と呼び、世間一般とやや距離をとったところ。しかし、実際は含羞をもって周囲と接していたところなども好感が持てるし、他人事ではなく私も共感するところが大でした。皆と同じでなくてすみません、って感覚ですかね。
“私もナンシーさんに似たところがあるんです。・・・一種の異邦人なんですね”(本文36Pより)本作中でインタビューを受けた宮部みゆきが同じことを言ってます。

含羞をもつ、大事なことですね。自分を客観視しようと務めていた証でしょう。規格外という自意識があれば尚更必要な要素でしょう。

「それでいいのか?後悔はしないのか?」とよく文章中に見られる一種の戒めめいた言葉も、そのことの一端を現していると思いました。

著者の横田増生は物流専門誌の編集者だった人。サブカルや放送作家、テレビ関係者の述懐をもとにしながらも、彼らとは違い、一定の距離をとったところから本名関直美という人物に迫ろうとしています。これはとても好感が持てました。ご一読をお勧めします。

コンピュータが仕事を奪う

2012年09月15日
新井紀子著「コンピュータが仕事を奪う」(日本経済新聞出版社刊)を読了しました。
<引用開始>
あなたが今日している仕事は、明日になればコンピューターに取って代わられる仕事かもしれない。社会はどう変わるのか、私たちはどうすればよいのか――。数学と情報学の視点から、誰も指摘しなかった未来を読み解く。

はじめに--消えていく人間の仕事
第1章 コンピュータに仕事をさせるには
第2章 人間に追いつくコンピュータ
第3章 数学が文明を築いた
第4章 数学で読み解く未来
第5章 私たちは何を学ぶべきか
おわりに--計算とともに生きる
http://www.nikkeibookvideo.com/item-detail/31670/
<引用終了>
最近は、数学者の出した本を読むことが増えており、過去にも小島寛之の数学入門などの本をいろいろ読みました。私は算数が最も苦手。四則演算はなんとか乗り切れた。しかし一次方程式あたりから、理解が怪しくなっていきました。連立方程式や関数あたりから完全な暗黒大陸へ。微積分って?それまだ食べたことがない、ってレベルです。そういう劣等感とか古傷を刺激するようなものを読むのもたまにはいいかと読んでいます。

小島寛之はれっきとした経済学者ですが学部は理学部数学科の卒業で、数学に関する著作が数多い。しかも算数ダメな私でも平易に読めるのでブログなどをフォローしています。で、彼の日経日曜の書評連載を読んでいて目に留まりましたのがこの本。新井紀子は気鋭の若手数学者です。今年50歳。

内容はほぼ題名の示すとおりです。これまで人がやっていたデータ作りとか帳簿とかの作業をコンピュータが代替することによって、仕事環境が変わってしまったのは皆さんご経験のとおり。では、コンピュータとはどんな機能で何をベースで動いているのか?をまず説き明かし、次いでコンピュータが出来ないで我々が出来うることは何であるかについて考えます。

本書の中盤から「高校で皆さん習ったとおり、一次関数の・・・」「中学で出てきました“場合の数”で」などの前提で数式とか記述が出てくるのですがこれは苦しかった。すっかり忘れているかスルーしたかで、中身が全く理解できません。

それでも、終盤でコンピュータが実はアナログな計算を延々やり続ける機器であることなどが分かって収穫は少なくなかった。きわめて論理的に動くと思いがちなこれらも、実はデータを延々と溜め込んだ挙句の帰納的計算に拠らざるをえない事情、演繹的な能力が極めて限定されていることなど、思ったより人間に近いのだなと感じ入りました。

とりわけ強く思ったのは、コンピュータにどこまで任せるか?という視点と自覚です。なんでもかんでも検索にかければ、分かった気にはなる。しかし理解していないことも増えていく。どこかで生身の頭が吟味するプロセスがないとダメになる、というあたりですね。

そしてコンピュータが出来ない人間ならではの仕事(作業)は何であるかということ。
個人的にはこれは“意味づけ”ということになるのではないかと感じました。
たとえば、評価とか見立て、判定や鑑定といった各種の判断行為ですね。
そこを捨て去ったらいけない。受け身でいたらいけないのだと強く感じました。
ご一読をお勧めします。

鳶が鷹を産む

2012年09月14日
鳶が鷹を産む。この言葉の正しさを皮肉にも証明していると思いました。
<引用開始>
<自民総裁選>「次の首相」を意識 5氏が届け出
自民党総裁選が14日午前、告示され、26日の投開票へ向けた選挙戦が始まった。立候補したのは、届け出順に安倍晋三元首相(57)、石破茂前政調会長(55)、町村信孝元官房長官(67)、石原伸晃幹事長(55)、林芳正政調会長代理(51)の5人。次期衆院選で自民党は政権奪還を目指しており、「次の首相」選びを意識した論戦が展開されそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120914-00000024-mai-pol
<引用終了>
五人全員が世襲。人並みの努力せず、勿論苦労もせず、銀の匙を咥えて育った人ばかり。

このところの報道ステーションなんぞ、代わる代わる彼らが登場して電波ジャックしてましたが、これも見苦しかった。
自分は見ないけど、親がテレビをつけているので目に入ってしまう。ご飯時なんてこれほど食欲の進まないアイキャッチもない。一種の罰ゲームかと思いました。

鳶が鷹を産む、とは父祖を凌駕する能力を持った子孫のことを指しますが、鳶の雛は決して鷹にはならず、現実にはまず起こりえないことを示しているわけです。今回の総裁選もまた同じ。しかしこれほど劣化版が揃うと一種の凄みはある。よくぞ、いや、よくもここまで。立派、でなくてご立派です。

日中関係が軋んでいて、何かというと中国の閉鎖性を揶揄する向きが多いですが、今回の総裁選を見ていると、中国の太子党とそっくりな生理で動いているではありませんか。

公正な党員の選挙で選出されると名ばかりで、実際は派閥の力関係で既定の出来レース。本人の資質や能力と別次元の政治的思惑、順送りで決められてしまうあたりもよく似ている。でも中国の国務委員クラスには独りとして無能な人物はいないけれど。

今日は五人全員が報道ステーション出演だと。早く寝ることにしましょう。

東京右半分

2012年09月13日
都築響一著『東京右半分』(筑摩書房)を読了しました。都築響一はポパイ・ブルータスを経て現在は美術系出版の編集に携わっている人です。
<引用開始>
古きよき下町情緒なんかに興味は無い。
老舗の居酒屋も、鉢植えの並ぶ路地も、どうでもいい。
気になるのは50年前じゃなく、いま生まれつつあるものだ。

都心に隣接しながら、東京の右半分は家賃も物価も、
ひと昔前の野暮ったいイメージのまま、
左半分に比べて、ずいぶん安く抑えられている。
そして建築家のオモチャみたいなブランドビルにも、
ユニクロやGAPのようなメガ・チェーンにも、
まだストリートを占領されていない。

獣が居心地のいい巣を求めるように、
カネのない、でもおもしろいことをやりたい人間は、
本能的にそういう場所を見つけ出す。
ニューヨークのソーホーも、ロンドンのイーストエンドも、
パリのバスティーユも、ようやって生まれた。

現在進行形の東京は、
六本木ヒルズにも表参道にも銀座にもありはしない。
この都市のクリエイティブなパワー・バランスが、
いま確実に東、つまり右半分に移動しつつあることを、
君はもう知っているか。
(本書3Pより)
http://www.chikumashobo.co.jp/special/tokyomigihanbun/
<引用終了>
というわけで、この本は東京の右半分、ここでは足立・葛飾・江戸川・江東・墨田・台東・荒川・文京・北・新宿の十区の面白い場所・人を豊富な写真と解説で紹介しています。
まず、本が重い。A5版に多色刷りのカラー写真が全体の半分近くを占めており、ページ数が570P超もある。持つとズッシリと重量感がある。仰向けに寝転んで胸元に本を載せて読み続けました。

早々と結論出しますが、とてもいい本です。

東京の右半分って大体小ばかにされたりしますよね。古い、ガラが悪い、頭も悪いとか。
確かにそんな面はあるのは確か。私は大田区の生まれ育ちだけど、高校に入ってから生まれて初めて足立区の人間と実際に接してみて驚きました。同じ東京なのに十分に言葉が通じない。相手の言ってることがよく理解できない。正確に言えば、彼らの興味関心の範囲が全く理解できないってことだったんです。言葉遣いも乱暴だし。うわ、怖いなと。

最初はモヤモヤした妙な距離感があったことは事実。後日仲良くなって聞いたところによれば、内申書が1以上は違うのだということを、地元の中学教師から因果を含められて、覚悟をもって登校してきたという。

どういうことか、というと学力格差が激しいのだと。東京右半分で内申書がオール4の中学生は、左半分に仮に転校するとオール3に内申が書き換わるのだという。うそのようだが、現実に中学校教諭からそう申し渡されて、相当な緊張感をもって荒川を越えて東京に入ってきたんだよ、というわけね。川を越えるということで緊張するんだそうです。これから異郷に入るのだとアドレナリンが上がる。なめられちゃいけないってなる。

そんなバカな、と思ってたけど後日、千住大橋に行った際何となくわかりました。靴でリーガルって会社がありますね。この工場が千住にあって、そこでリーガル製品のバーゲンがあり、稀少な招待券を入手できたので行きました。うん、雰囲気が違う。日光街道。慣れ親しんだ第一京浜国道とは違う。

環境が悪いとか決してネガティブな感情ではない。ただ、荒削りな風景と感得しました。
それはかって過ごした大田区界隈の、オリンピック直前の風景に重なりました。1964年の五輪で、東京の町並みは劇的に変わりましたね。それまでは空き地と青空がまだまだあった。国道に面した我が家はばい煙も凄かったけど。

結局足立区に足を踏み入れたのは、あのときの一度きり。そのとき買った靴はまだ履けます。

都市って世界中、大体西に向かって発展していくそうです。パリでもロンドンでもベルリンでもそうだと聞きます。特に宅地開発ですね。
それらに対する右側(東側)からのカウンターって理解しても面白い。痛快な内容です。

出色な箇所はいくつかありますが、33~43Pの足立区出身者による竹の塚礼賛は必読。顎が外れるくらい笑ったけど、強く共感もできました。

グダグダと私の贅言を並べるより、戌井昭人の以下の推薦文で内容がよく理解できます。
東京の右半分「焼き芋論」:
http://www.chikumashobo.co.jp/blog/pr_chikuma/entry/738/

本の帯が「2012年、東京右傾化宣言!」。他はダメだがこの右傾化は唯一許容できます。

6300円と高価な本ですが、図書館で借りてお読みになることをお勧めします。右半分でなくても、他県の人でもきっと役立つことでしょう。

唯一の不満は、大田区が右半分に含まれてないこと。なんで?位置的にも心情的にも親和性は高いのに。俺ら、世田谷とか目黒とかの気取った連中とは馴染めないんだよね。品川区とともに今から右半分に入れて欲しいです。

というわけで、ご一読をお勧めします。

お約束の役回り

2012年09月12日
気が進まないが、ほうっておけない。
拙宅地区を担当している宅急便のドライバーを正さないといけない。
一週間前、宅急便を受け取ったとき、玄関口で印鑑を探してたら
何事か呟いた。『早くしろよ、この野郎』と言ったような気がした。

...まさか・・・な。客に向かってそんなことを言うわけはないよな、と
常識で判断し、その時は不問に付して何事もなく荷物を受け取った。
その二日後に別の荷物を同じドライバーが届けに来たが、何もなかった。

しかし、昨日同じドライバーが一階ロビーで荷物を持っていたのを
見かけた。どうやら寸前で、上がりエレベータに乗りそこねたようだ。
『待ってりゃいいじゃねえか!この野郎!』と毒づくのをはっきり確認。
誰もいないと思っていたのだろうが、少し離れた死角に私がいたのだ。

これは正さなければいけない。ガツンとやってやろう。
彼が次のエレベータで上がったすきに、留めてあるクルマを発見。
ボディ横の名前を確認。配送センターはよく知っている。

口癖かもしれないし、悪気はないのかもしれない。まさか聞こえる
ところで言っているつもりもないだろう。ストレスもいかばかりか。

運送ドライバーは過重労働が叫ばれている業種でもあるしなあ。
事情を知らない女子が“佐川男子”なんて無責任に持て囃すのは罪。
じゃ、その出世の頭目がワタミの渡邊美樹であることはどう思うの?

ともかくほうっておけない。災厄の種。いつか必ずトラブルになる。
第一、こちらが不快だ。しかも毎月、受け取りと送付で使わないと
いけない立場だ。
単に怒るのではなく、反省と自己成長の機会とさせなければなるまい。

手紙か電話か、誰にいおう?本人にいったら平然と否定されそう。
配送センターの責任者にやろう。こちらの身分を明かすか明かさないか。
じっくり考えて言う内容も精査だ。しかし滅入るなあ。また、私がやるのか。

言われる相手もだけど、訴えるこちらもかなり消耗するんだよな。損な役だ。
いや、本人のためだ。徹底的に善導してやろうっと。

もらい事故

2012年09月11日
とばっちりというか。もらい事故とでもいうのか。まさか人が歩いてるなんてわからない。
<引用開始>
酒飲み料金所から歩いて首都高へ、はねられ死亡

11日午前2時50分頃、東京都板橋区熊野町の首都高速5号下り線上を歩いていた男性を、大型トラックがはねた。

男性は全身を強く打ち、約1時間後に搬送先の病院で死亡した。

警視庁高速隊によると、亡くなったのは、さいたま市岩槻区の会社員、山田武彦さん(39)で、同日未明まで会社の同僚と酒を飲んだ後、料金所から歩いて高速に入ったといい、同隊で進入した経緯を調べている。

同隊は、トラックを運転していた埼玉県行田市持田、運転手児山昇容疑者(50)を自動車運転過失傷害容疑で現行犯逮捕し、同致死容疑に切り替えて事情を聞いているが、「人が歩いていたのを見つけて右にハンドルを切ったが間に合わなかった」と話しているという。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120911-OYT1T00631.htm
<引用終了>
そりゃ亡くなった人は勿論気の毒だが、それより何よりトラック運転手が可哀相ですよ。
突然に襲い掛かる災厄。理不尽とはこういうことを指すのだと思いますね。
でも、熊野の上り口、わからないものかな?入り口全てETCということはないでしょう。料金所の人はまったく気付かなかったのかね。

クルマやバイク以外の物体の侵入が感知されたら警報鳴らすとか、スピード落とせ!の表示出すとか対策はいくらでもとれそうにも思うんですが。

株式会社になっちゃったらその辺はすっ飛ばしてもいいと思ってるのだろうか。
不幸なトラック運転手に寛大な措置を願う。

眉を描ける

2012年09月10日
場違いな感想ですが、眉を描けるというのが凄い、と思った。揺れて不安定な環境をものともしない。
<引用開始>
まゆをかきながら運転、ひき逃げの教諭…懲戒免

佐賀県教委は7日、道交法違反(ひき逃げ)容疑などで逮捕され、略式命令を受けた佐賀市末広、県立中原特別支援学校の徳山珠尾教諭(36)を懲戒免職とし、監督責任で同校の男性校長(58)を文書訓告にした。

県教委によると、徳山教諭は8月8日朝、同市紺屋町の国道264号を乗用車で出勤中、横断していた女性(75)の自転車に衝突。足や手首の骨を折る重傷を負わせてそのまま走り去り、県警に逮捕された。送検後の同24日、佐賀簡裁から罰金33万円の略式命令を受け、即日納付した。逮捕直後は否認していたが、「化粧をしながら運転していた。まゆをかいていて気づくのが遅れた。怖くなって逃げた」と容疑を認めた。

徳山教諭は昨年9月に上峰町で物損事故を起こし、校長から口頭で注意を受けたほか、今年6月に運転中の携帯電話の使用などで計2回、道交法違反で摘発されていた。県教委の調査に対し、「教育者としての自覚が足りなかった。謝っても謝りきれない」と話したという。

処分理由について県教委は「ひき逃げ事故を起こしただけでなく、警察の調べに素直に話さず、学校側にも嘘の報告をしていた。法令違反を繰り返しており、免職は免れないと判断した」と説明した。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120907-OYT1T01431.htm
<引用終了>
どんな運転だったんでしょう。眉を描くというなら、左手でハンドル握って右手にペン持ってたのでしょうか。バックミラーを鏡代わりにしてたのだろうな。よく見えない、とかいってミラーを調節してリアに死角を作ったり、怖いことやってたと予想してみる。どうせ田舎の道だし、大丈夫だろうという予断があったか。
何より残念に思うのがこの教師が特別支援学校勤務だということ。人一倍、弱い者に対しては優しくあって欲しいのに。
しかし、何度も捕まっているのを見ると確信犯だよね。物損事故で校長から注意を受けたって何やったんだろう?学校の備品を壊したか?化粧に夢中で塀にでもぶつかったのかな。

電車の中で化粧する人に出くわすことも珍しくなくなったけど、やられるたびに複雑な気持ちにもなる。見られても構わないということは、私など男のうちに入らないって言い渡されたのも同じだから。さらにいえば、車内は化粧室と同じという環境認識でいるわけだから、人間ですらない。壁とか便器と同じってことかなと苦笑するのであります。

役者魂

2012年09月09日
昨日のNHK「プロフェッショナルの流儀」高倉健スペシャル。非常に見ごたえありましたね。
http://www.nhk.or.jp/professional/2012/0908/index.html

普段、殆ど見られない本人の姿もですが、大滝秀治がちらっと出てきたところが良かった。
87歳。普段は人の介添え受けながら歩いているのに撮影になると背筋が伸びて動き回る。
最初のイメージは好々爺といったものですが、口調や芝居を見ていると相当に激しい性格なのだろうなと思います。敢えていえば、狷介といいますかね。

関根勤がよく大滝秀治の真似をやりますが、本当に好きで尊敬していることがわかります。

99年の真似して真似され二人旅。NHK、もう一度再放送してくれないだろうか。

体当たり

2012年09月08日
ちょうどテレビでそのシーンを見ました。あれはちょっと酷いなと思います。
<引用開始>
小倉監督「あのプレーはない」米国の荒過ぎるタックルに苦言
18U世界野球選手権第8日 日本5―10米国 (9月7日 ソウル)

「あのプレーはないなと思いますね。あれじゃあうちの選手が怪我しちゃいますから」。日本代表の小倉監督は苦言を呈した。

日本が1点リードして迎えた7回、米国は無死二、三塁からゴロの間にホームを狙った三塁走者が捕手の森に体当たり。森はボールをこぼさなかったものの、負傷して一時試合が中断した。

完全にタイミングはアウトだったが、肘を突き出すようにした危険なタックルで、日本の高校野球ではまず有り得ないプレーだ。同点に追いつかれ、1死一、二塁から右前打を浴びると、クロスプレーで再び森は危険なスライディングをくらい吹き飛ばされた。

結局この回逆転を許し、その後守備では本塁送球を避けるシーンも。ルールの範囲内とは言え、あまりに荒っぽいプレーに小倉監督は「あのプレーで一つおかしくなったなって思いますね」と苦々しげに振り返った。
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/09/07/kiji/K20120907004067160.html?feature=related
<引用終了>
最初の激突。本塁への返球をキャッチした際には、三塁走者は三メートルは離れているように見えました。それでも構わず、ちょうど右ひじを前に突き出すように、捕手の顔にぶち当たって圧し掛かりました。アメフトかと思いました。
あのプレーではっきり萎縮してしまいましたね。アメリカ、なんでもやってくるんだと思った。テレビ放送は、一度目の激突から捕手が治療を終えて帰ってきたところで終わってしまいましたが。その直後に、二度目の強烈なスライディングを見舞ったそうです。
暴力と恫喝。何度でも相手が屈服するまで繰り返す。現実政治でもアメリカは同じですか。

大会は選手には酷な日程だったと思います。最終的には五位決定戦で韓国に負けてしまいましたが、九連戦やるなんて高校野球では有り得ない過密ぶりです。ホームタウンデシジョンと一日分の休息があった分、韓国に有利に働いたのでしょうね。サッカー試合でのフェアネスとか、野球もきちんと学んで欲しいなと思いました。

成獣は危険

2012年09月07日
子供ならともかく、10歳のチンパンジーは危ないような気がします。
<引用開始>
パン君、女性研修生にかみつく=ショーの直後、顔や頭に-熊本
 熊本県阿蘇市黒川の観光施設「阿蘇カドリー・ドミニオン」で、テレビ番組にも出演している雄のチンパンジー、パン君(10歳)が動物ショーの直後に女性研修生(20)にかみつき、頭部や顔、腰などにけがをさせていたことが7日、分かった。約40人の観客や他のスタッフにけがはなかった。
 同施設によると、パン君は6日午後4時ごろ、トレーナーの宮沢厚さん(53)とこの日3回目のショーを終え、観客におじきをした直後に舞台の端にいた研修生に飛び付き、かみついた。研修生はドクターヘリで病院に搬送され、縫合治療を受けた。福岡市の専門学校生で、3日から2週間の予定で研修に来ていたという。
 パン君は8年前からショーに出演、日本テレビ系の「天才!志村どうぶつ園」にも出ているが、来年4月からの繁殖活動に向け、7月から同施設で引退公演を行っていた。公演は当面中止する。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201209/2012090700358&g=soc&__from=mixi
<引用終了>
一日三回もショーをやっているんですね。原因はストレスなのかもしれません。チンパンジーの十歳は人間に換算すると19歳くらい。聞き分けはないかもしれないが体格は立派な大人でしょう。
何度か書いたこともありますが、チンパンジーの体力は人間を遥かに凌駕します。腕力・瞬発力・跳躍力・走力いずれもヒトの数倍はあるそうです。
つまりもし戦いになったら、勝てないということでしょう。

そんなこともあってか、ショーやアトラクションでは比較的子供のチンパンジーを使うことが多い。昔、テレビドラマで「ターザン」がありましたが、あれに出てくるチンパンジーの“チータ”も子供でしたですね。

如何にヒトに慣れているとはいえ、自分より弱いと認めた相手には容赦なく攻撃を加えようとするんでしょう。それでストレスを紛らす。犬も、自分より下位の存在を見出して威嚇するなんて言われますよね。だから、小さな子供とか老人にいきなり吠え掛かったりするそうです。

昔、飼っていた犬がこの典型で通りかかる子供や老人によく吠えてました。犬は飼い主に似る、なんて俗説もありますがこのおかげで大分苦労したことを思い出します。まあ、私がバンバン叩いていたのがいけないのだけれども。

しかし研修生の女性は怖かっただろうな。今後、この仕事ができるかどうか?ドクターヘリ搬送というから大怪我だったんじゃありませんか。
動物を嫌いにならないで欲しいと願っています。

宮仕え

2012年09月06日
今回の急転参加。言いたいこともあるが、選手会と新井会長はよく頑張ったと思います。
<引用開始>
WBC監督選考は王さんに一任、月内決着へ
来春の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表監督選考が、第1回大会で日本を世界一に導いた王貞治コミッショナー特別顧問(72)=ソフトバンク球団会長=に一任されていることが5日、分かった。日本野球機構(NPB)の加藤良三コミッショナー(70)が明かした。監督選考が難航する中、侍ジャパンの未来は「世界の王」に託された。

やはり「世界の王」に頼るほかはない。日本代表の監督人事は7月のオーナー会議で加藤コミッショナーに一任されていたが、そのコミッショナーから王氏に託されたことがわかった。

「王さんにはWBCの顧問を続けてやっていただいている。王さんのようなプロフェッショナリズムを持った、そういう人たちの意見を尊重した方がいい」

日本プロ野球選手会のWBC参加表明から一夜明けたこの日、加藤コミッショナーは都内のコミッショナー事務局で、王氏に一任したことを認めた。第1回WBCで日本を世界一に導き、コミッショナー特別顧問に就いている王氏が事実上、日本代表監督を決めることになる。そのうえで、加藤コミッショナーは監督人事が難航している現状を明かした。・・・・・・・
http://www.sanspo.com/baseball/news/20120906/npb12090605060001-n1.html
<引用終了>
大会には参加するとなったわけです。しかし最大の問題とされた収益配分、大会を通じた売上利益の66%をアメリカが確保する状態は依然変化がありません。有力スポンサーは日本企業が大半なのに、分け前は13%しかないという不平等状態は今回も揺るがなかった。

代わりに出てきたのが「侍ジャパン」なる商標権の確保という問題の本質とは何も関係がないお茶濁しの一幕。アメリカの容喙など本来はありえない権利の確認を持ち出すという、NPBの欺瞞には呆れるばかりです。
新井貴浩が会見で言ったとおり「本来、我々がやってることはNPBが行なわなければいけないことです」はまさに正論。NPBや球団側は強欲なアメリカに対して何も口を開いていない。内々の問題として選手会を取り成しただけではないですか。

加藤良三なんて何の役にも立ってない。元大使ということで知見を生かしての就任だったはずだが、プロ野球の発展について何の仕事もしていない。
去年の震災直後の開幕時期を巡る問題でも、何も主導権を発揮できなかった。その挙句、渡邊恒雄には『たかが選手が』などと暴言を吐かれる始末。

あのときも新井会長は「選手会としては、三月開幕をするべきではない」「野球をそのままやれる状態ではない」と言い切った。とても立派だった。

力関係でいえば一流プレーヤーとはいえ、興行主に逆らう真似など本来許されない。今回の拒否も、蟷螂の斧のようなものともいえる。世論は参加が大勢だろうから、どこかで落とし処を探していたようなとこもあるでしょう。それでも、よく頑張ったと思います。

この構造は日本のあちこちでも散見されます。オスプレイ配備もそう。あんな危ない乗り物を、安全だと言い募って、沖縄や山口に乗り込む防衛大臣も、加藤良三みたいなものだ。
その姿はまた、あちこちの会社でもありそうです。社長(アメリカ)がこういう我がままを言ってきてる、現場の君らの苦労はよくわかっているがここは私(部長)の顔に免じてどうか我慢して欲しい。そんな感じでしょうか。
まさに、すまじきものは宮仕え、というか。

また、本質と関係ない監督問題でまた騒いでいるけど、誰がなろうが変わらない。(個人的には読売に縁のない人が就いて欲しいとは思います)

しかし、この流れはどうしたものだろう?参加する以上は優勝以外に有り得ないと世論はなっているように感じられます。何の確約もないのに。これで優勝を逃したら・・と想像するとその後の狂騒まで浮かんできて、またちょっと憂鬱になってしまいます。

屋上屋

2012年09月05日
“屋上屋を架す”という言葉を思い出しました。どうして無駄なことばかり考えるのか?
<引用開始>
「自転車にもナンバーを」 東京都、装着義務化を検討
自転車の運転マナー向上のため、東京都が自転車へのナンバープレート装着義務化を検討している。購入時のデポジット(預け金)制度も導入し、放置自転車を減らす考えだ。有識者会議の提言を受け、都は条例化をめざす。

都の構想では、購入時に利用者が自転車店で一定の預け金を支払い、氏名や住所などを登録した上で、自転車後部にナンバープレートをつける。預け金や登録者情報は都の指定団体が管理し、自転車の廃棄時にナンバーを返納し、預け金を利用者に返す仕組みだ。

装着したナンバーから利用者を判明しやすくすることで、利用者の危険運転への抑止効果や、人との接触事故が起きた時のひき逃げ防止が期待できるという。預け金については、放置自転車を行政が撤去しても、持ち主が引き取りに来ないケースが多いことから導入検討につながった。
http://www.asahi.com/national/update/0904/TKY201209030691.html
<引用終了>
では、あらためて聞きたい。防犯登録はどうなっていくのか?止めるんだろうな?
あちらは地元警察への届出で、こちらのナンバー装着は自治体だから目的が違うとかバカなことを言い出すのはナシな。
やろうとしていることは管理と監視ではないか。マネージメントではなくコントロールだ。
しかも、都の指定団体が管理するとあるが、果てしなく利権の匂いも漂ってくるぞ。
おそらくもっとお金を徴収する方法を考えるに違いない。ナンバーの利用更新でお金を取ろうとするのではないか。毎年数百円単位でのチャージを目論んでいそうです。
ナンバーを返納してデポジットを賢く使おうなんて人は限られるだろうから、基本的には放置しても儲かる仕組み。やっぱり更新料金も徴収する仕組みを考えるのであろう。
知事がアレだからか、東京都もろくなこと考えないな。
生まれてからこれまで一歩も出たことはないのだけど、五輪だ尖閣だ今度の自転車ナンバーだと、とことん幻滅させてくれます。

痛み

2012年09月04日

貫井徳郎ら三人のアンソロジー「痛み」を読んでいます。読み終わってないがこれはいい。
<引用開始>
注目を集める気鋭の作家による警察小説アンソロジー。犯罪と量刑のありかたを問う「見ざる、書かざる、言わざる ハーシュソサエティ」(貫井徳郎)、警視庁保安課刑事と通訳捜査官の活躍を描く「シザーズ」(福田和代)、留置場で何が起きたのか「三十九番」(誉田哲也)の圧倒的に面白い短・中編を凝縮してお届け!
http://www.futabasha.co.jp/booksdb/book/bookview/978-4-575-23771-9.html
<引用終了>
全部で三篇での構成。貫井が50P、福田が80P、誉田が60Pという中篇作品ですね。いずれも警察及び警察官が主人公になっています。一冊で三人の作家が楽しめる。それぞれ文章のタッチもリズムもまるで違うけど、アンソロジーを少しなめてかかったところもあるけど脱帽しました。売価も1050円で大変にお得。

貫井徳郎、実は初めて読みました。「乱反射」を積読状態にしてましたが後悔してます。
「見ざる、聞かざる、言わざる ハーシュソサエティ」は本の題名のように、痛い内容。何が痛い?かは実際に読まれてみてください。考えるだけで激痛が走る錯覚がおきます。

福田和代の「シザーズ」も読ませます。「スクウェア」と同じく、相棒ものの話ですが、一人がストイックでもう一人がアウトサイダーという役回りで登場します。これがとても格好いい。そしてこの人は文章が本当に上手くなった。中短編でもじっくり読ませますが、本作はシリーズ化して欲しいなと思う。

誉田作品はこれから取り掛かりますが、警察もので中短編だから恐らく凄惨なシーンが出てくるのだろうと今から想像してます。作品のクオリティ自体はまったく疑っていません。
というわけで、ご一読をお勧めします。

命の値段  2012年09月03日

恐怖で体が震えてきます。それも今までに感じたこともない種類の恐怖。
<引用開始>
借金2万円返せとダム湖に飛び込ませた3人組

知人男性を無理やりダム湖に飛び込ませて殺害しようとしたとして、岡山県警総社署と岡山北署は2日、同県総社市小寺、パチンコ店店員森明希生(28)、同、無職黒瀬一恵(27)、住所不定、無職少年(19)の3容疑者を殺人未遂と監禁、傷害の疑いで逮捕した。

発表によると、3人は共謀。8月24日午前1時頃、住所不定、無職男性(43)を黒瀬容疑者の自宅から軽乗用車に乗せて同県吉備中央町吉川、落合ダムの堤体橋まで連れて行き、約1時間、全身をけるなどの暴行を加えて3週間のけがを負わせた。さらに、「ダムに飛び込め」と脅して橋の上から飛び込ませ、殺害しようとした疑い。3人は容疑を認めており、森、黒瀬両容疑者は「共通の知人から男性に対する借金2万円の取り立てを頼まれ、男性が金を返さなかったことから、腹が立った」と供述しているという。

橋から湖面まで4・5メートル、ダム湖の水深は25メートル。男性は、水面に出ていたダム管理棟のはしごにしがみつき、2時間後、釣りに来ていた会社員男性(39)に発見され、駆けつけた岡山北署員に救助された。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120902-OYT1T00536.htm
<引用終了>
人の言葉が通じないという恐怖ですね。どうやったら二万円のカタにダム飛び込みが成立するというのだろう。住所不定無職43歳の男がありのままだとすると死んだ際の保険金目当てということは考えにくい。ましてダム湖での事故死など、怪しさ満杯で厳重な審査が行なわれることでしょう。
言うことを聞かなかったから腹が立った、というけれど後の短絡な行動に恐怖を覚えます。
水深25メートルなら、放置でほぼ溺死でしょう。まして深夜の山中なら水温も低いだろう。

で、三人に提示された殺人未遂の対価はどんなものだったのでしょう?二万円回収できたらそのままお前らにやるという約束だったのでしょうか。リスクに見合わなさすぎです。ブラジルとかコロンビアじゃあるまいし。
共通の知人ってどんな奴だ?取立てにからんだ裏稼業の人たちかな?
共通の知人に紹介された、っていって交際が始まるのが普通なのに、共通の知人に紹介されて殺人未遂じゃ凄すぎます。

なんとなく、ピンハネが行なわれている気がしてしょうがない。二万円の回収依頼した共通の知り合いって、同じ案件を十万円で頼まれてて八万ぬいたんじゃないか?さらにそいつに十万で頼んだ人間は、上の依頼人に30万円くらいで頼まれてたとか・・・。人材派遣と同じ果てしない搾取の連鎖があったような気がします。もとより、モラル皆無だからなんでもあり、と。

えらい時代に生きているんだなと思う。

公益法人

2012年09月02日
漢字検定協会(漢検)が公益財団法人を目指すというが、そんな資格があるのだろうか。
<引用開始>
漢検「公益法人」で再出発へ…検定料も順次下げ

元理事長父子による背任事件を教訓に、組織改革を進めている財団法人「日本漢字能力検定協会」(京都市)が、新公益法人制度に基づく「公益法人」に移行することを決め、内閣府に申請した。

早ければ来春にも認定を受け、新法人として再出発する。

新制度では、社団法人、財団法人は2013年11月までに、税制優遇を受ける一方で厳しい財務チェックを義務づけられる「公益法人」か、優遇はなくとも、自由に営利事業を行える「一般法人」に移行する必要がある。

背任事件では不特定多数の利益を目的とする公益事業を私物化した実態が次々と表面化、公益法人のあり方が問われた経緯もある。

協会はその反省を踏まえ、より社会貢献度や透明性の高い「公益法人」への移行を目指して準備。人事、財務を見直したほか、「もうけすぎ」と批判された事業収入についても、5000~1500円だった検定料を09年度に500~100円下げ、今年度は5級以下で、さらに400~300円引き下げた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120902-OYT1T00243.htm
<引用終了>
反省を踏まえて公益法人化というけど、そもそも財団法人で理事長親子の私物化が止められなかったわけでしょう。財団でしかも文科省が主務官庁であるのなら、文科省OBも理事には加えていたわけでしょう。理事会や日常の活動で、私物化の兆候なんていくらでもうかがい知れるのではあるまいか。
ここはかえって、一般財団法人からやり直すという道を選択されたら如何か?
税制上の優遇措置が受けられないというけれど、非営利事業が原則非課税でその他事業の法人税率が最高で30%に抑えられるというものです。それを優遇と思わせる事業も剰余金もないでしょうに。

それにしても読売の記事はちょっと不親切です。これまでの社団・財団法人が公益法人と一般法人とに分かれるといっているが、社団法人を例にとると一般社団法人のうち、非営利事業を中心に行なうと認定されれば、税制優遇措置が受けられるのです。この優遇は公益法人と同じです。
したがって、公益社団・一般社団(非営利)・一般社団の三つに分かれると解説すべき。

漢検は財団法人でダメだったのだから、一般会社でやり直せよと思う。だってTOEICだって民間会社じゃないか。あれも多くの人と会社を煽ってべら棒な受験料を稼ぎ出している。これはこれで阿漕だと思うけれど。

沈没ホテルとカオスすぎる仲間たち

2012年09月01日
七尾与史の新刊「沈没ホテルとカオスすぎる仲間たち」を読了しました。
<引用開始>
体が燻されるような過酷な熱気がまとわりつく――
そんな東南アジアの街の最底辺の安宿「ミカドホテル」に
日本の社会から脱落したバックパッカー(貧乏旅行者)が七人投宿していた。
が、その中のひとりが自分の部屋で惨殺された! 
「ミカドホテル」に投宿する日本人仲間は、
手がかりのほとんどないこの殺人の犯人を追うのだが……。
http://www.kosaido-pub.co.jp/chinbotsuhotel/
<引用終了>
舞台はタイのバンコク。世界中からバックパッカーを集めるカオサン街です。
七尾作品では「失踪トロピカル」がやはりバンコクを舞台にミステリーが展開されます。
宝島社の「このミステリーが凄い」大賞にて、「死亡フラグが立ちました」が隠し玉となった七尾与史ですが、作中の殺人は実に凄惨なものが多い。
本作でもガソリンを用いた殺人などが出てくるので、食後とかうっかり読めません。
半分くらいまで読んで、全体の事件骨格と犯人らしき人物を当てることができました。ミステリーとしては凡庸かもしれないが、日本ではないタイを舞台にしていることで新鮮味があると思います。
ご一読をお勧めします。『ドS刑事』も面白いです。

スカートの下

2012年08月31日
私にはまったく理解できない。どうしてそんなに覗いてみたいのだろう。
そういえば『スカートの下の劇場』って本がありましたね。上野千鶴子だったな。
<引用開始>
日本IBM元社長を盗撮容疑で書類送検へ 警視庁
 日本IBMの大歳卓麻元社長(63)が女性のスカートの中を盗撮したとして、警視庁四谷署が事情聴取していたことが30日、同署への取材で分かった。同署は元社長を東京都迷惑防止条例違反(盗撮)容疑で書類送検する。

 四谷署によると、元社長は22日午前8時ごろ、JR四ツ谷駅構内の上りエスカレーターで、女性のスカート内を携帯音楽プレーヤー「iPod」の動画撮影機能を使って盗撮した疑いが持たれている。元社長は事情聴取に対し「盗撮に興味があった」と話したという。

 iPodには動画が残っていた。盗撮に気づいた通行人と元社長が口論になり、別の通行人が交番に届け出たという。

 日本IBMなどによると、元社長は今月、同社最高顧問を辞任。三菱UFJフィナンシャル・グループと明治安田生命保険、カルビー、TOTO、花王の5社で社外取締役を務めていたが、30日までに辞任した。総務相の諮問機関、情報通信審議会の会長も辞めた。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG3001X_Q2A830C1CC0000/
<引用終了>
記事にすると、いつものやつかって思いがちですけどよく見ると記述がおかしい。駅構内で事情聴取っていうけど、すぐに警察に連絡がいって連行されたんでしょう。おそらく駅上すぐにある四谷署の交番で。事情聴取って記述だと穏当に見えるけど、実際は連行だから逮捕されたようなものでしょう。

それからもっと面妖なポイントがある。22日の話が30日になって報道される不思議です。
IBMの最高顧問で、カルビーなどの社外取締役であり、なおかつ情報通信審議会の会長という重責を30日までに辞任したとある。つまり、立場を辞任するまで報道を控えさせたというわけだ。これ、国がやったんだろうか?電通が動いたのかもしれません。

たかだかスカートの下を見たいという不行跡で、キャリアを棒にふるというのも滑稽です。
潔いとか破天荒だとかではない、心底浅はかな行為だなと思う。
それとも私なんかが想像もできないような桃源郷が、スカートの下にはあるのだろうか?見た人しか体験できないようなことがあるかもしれないぞ。

電車に乗るときや歩いているときもとにかく注意しないといけない。
とりあえず私は下を見て歩くようにしてます。短いスカートが近づいてきたときは離れる。
その気がなくても、覗いたなどとされると冤罪の可能性があるからです。
混んだ電車のなかでは両手を上げる。運よく座れたら眼を瞑る。女性から遠ざかる。そこまでやっても安全だとはいえないけど。

でも、以前に職場で「じろじろ見ないで下さい」とまったく見に覚えのないメールをもらったわが身としては、気をつけすぎるくらい注意してないといけません。ちょっとした仕種が誤解のもとになる。そこで下を向いて歩く。

ところが、あまりに見ないでいるとそれがまた頭にくるものらしい。あのひとに無視された!ってなるわけです。大学のときから何度か言われました。誤解を解くと「嫌われていると思ってた」なんてことを後々聞かされることもしばしば。そういうの大体送別会の席でですが。もっと早く言ってよね。

ZONE

2012年08月29日
福田和代の新刊「ZONE~豊洲署刑事 岩倉梓」を読了しました。
<引用開始>
東京都江東区豊洲は、日本全体が少子化と人口減に悩まされる中、空前の人口増と再開発に沸き立つ。工場移転により開いた広大な住宅地は、銀座へも徒歩圏であり、豊洲は人口8万人から30万人都市へと急成長を遂げつつある。高層タワーマンションは、数多くの子どもの声に溢れ、大規模ショッピングモールは活況に湧く。だが一方で急速な街の発展の影で、様々な日本の歪みが現れてくる。《児童ネグレクト》《ストーカー》《貧困老人の孤独死》《震災詐欺》《仕事と女性》……。江東警察署から、新たに設立された豊洲署の生活安全課の女刑事・岩倉梓の元に、今日もまたあらたな事件が持ち込まれる。『東京ブラックアウト』『迎撃せよ』で、時代の最先端にキャッチアップしてきた本格派・福田和代が描く、まったく新しい警察小説の登場!
http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no=4287
<引用終了>
物語舞台は江東区豊洲。豊洲署生活安全課に所属する岩倉梓巡査部長がヒロインです。
本作は五つの作品からなる連作集で一編が70P程度。一読して、この人文章力が上がったなと感じました。もともと長編ミステリーが殆どの作家ですが、中短編は掲載誌の紙面都合でしょう。しかし、余計な文章がそぎ落とされていくから文章推敲にはもってこいのボリュームなのかもしれません。

「児童ネグレクト」いわゆる育児放棄を扱った“橋向こうのかぐや”から始まり、老人孤独死の“樹下のひとり法師”、仕事と子育てを採り上げた“ハーメルンの母たち”、ストーカーを主題とした“鏡の中のラプンツェル”、震災詐欺を軸とした“路傍のハムレット”の五本。
生活安全課の刑事がヒロインですので、殺人とか強盗といった凶悪犯罪は登場しません。
どれも読後の余韻が残る佳作ですが、特に「ハーメルンの母たち」は考えさせられました。いるいる、こういう人たち。確かに扱いにくいよなって。

昭和までは巨大な工業地帯であった江東区豊洲。今、東電や東ガス、石川島播磨重工業が立ち退き、巨大な集合住宅とショッピングセンターの町へと化しました。町は箱によってではなく、そこに集散する人間によって作られていきます。その町の誕生と都会特有の問題とがクロスして、軋みが起きる。
そんなすき間を描いてくれた作品群です。
ご一読をお勧めします。

尚、実際には警視庁豊洲警察署は存在しません。管轄は深川署で豊洲には駅前に交番があるだけです。西隣が新設された東京湾岸警察署ですね。

強い意見って

2012年08月28日
2030年時点での原発比率、0%15%25%の三択での意見収集。回答が出揃いましたね。
<引用開始>
二〇三〇年時点の原発依存度などをめぐる政府のパブリックコメント(意見公募)の集計結果が二十七日、公表された。有効意見は八万八千二百八十件で、政府が示した原発比率の三つの選択肢(0%、15%、20~25%)のうち、原発ゼロ案の支持が約七万六千八百件(87%)を占めた。さらに、原発の代替手段となる再生可能エネルギー・省エネ対策については、電気料金の上昇につながるにもかかわらず「コストがかかっても拡大」が39%に上り、脱原発に向けた国民の覚悟が示された。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2012082802000092.html
<引用終了>
NHKの世論調査でゼロを選択した人49%でしたが、パブコメでは87%と圧倒しましたね。
こうなると世論調査の信憑性があらためて問われます。恣意的では、と常々指摘されてるし。
しかし、この期に及んでも早稲田大学の田中愛治先生はこう言ってる「強い意見を持つ人が出すので、(比率は)偏る可能性が高い。世論調査が(本当の)国民の縮図なのでは」とおっしゃってる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2012082302000115.html
(2012.8.23東京新聞)

では、強い意見って何だろう?実態は少数だが過激な意見がまかり通るということか?つまりボーカル・マイノリティという意味合いかな?
光があたらないサイレント・マジョリティが実は沢山いるということか?
あの「国民の声なき声をきく」とした岸信介のひそみに倣うわけだが。では、いままで一度でもそういう配慮のある意思決定がなされたことがあるだろうか。
パブリックコメントが募集された当座、その周知は殆どなされてなかった。関係者だけが知る人ぞ知るという状態でアクセスが容易であった。それこそ恣意的な意見を正当に集められる情況にあったわけで、それをツィッターだとかIWJなどが徹底的に周知広報して、万人に知られることとなったわけです。瞬時にして攻守逆転したわけですよね。それが気に入らないから、政府の意に沿わないからとイチャモンをつけているようにしか見えません。

学者だから、と何を言っても許されるものでもない。晩節を汚しちゃいけませんよ。

れんまん

2012年08月27日
NHKがテレビ東京と化した?そんな番組が日曜深夜にひっそりと始まっています。
日曜零時10分から総合で放送されている「れんまん」という30分番組です。
<引用開始>
日本が世界に誇るカルチャー「まんが」に、新たなジャンルが誕生!
「連歌」とは2人以上で和歌を連作形式で詠んでいく日本伝統の遊び。この「連歌」の手法を漫画に取り入れて、漫画家同士が対決するという、風流かつ斬新な遊びが「れんまん!」である。
「連歌」×「マンガ」=れんまん!
今をときめく人気漫画家が、先手後手に分かれ、対局方式で一コマずつ交互に描き、ひとつの作品を作り上げていく。打ち合わせは一切無し。最後に審査員が勝敗を決める。「無言対局」は、手に汗握る真剣勝負!まさに歴史的文化発展のエポック、その瞬間を見届ける番組だ。
http://www.nhk.or.jp/program/renman/
<引用終了>
上記のとおり、将棋や囲碁の対局のように和室で正装し対座し、漫画家が一手一手に集中するというもの。
お題が発表され、それにそって漫画家が交代で一枚の紙を自由にコマ割りし、描きこんでいくだけなのですがこれが非常に面白い。と同時に知的好奇心が刺激されます。
産みの苦しみというか、漫画家の創作の一端がうかがい知れるようです。

と同時にその対局の模様を別室からモニターで観戦するゲストがまた凄い。
ゲーム開発者の木村祥朗に、ミュージシャンの宇多丸にアニメ・漫画大好きの加藤夏希ときた。さらに司会がピエール瀧!これだけ見るとテレ東の深夜バラエティ路線ですがさらに漫画原作者の小池一夫までが出てる!

さすがNHKだ。テレ東なら宇多丸・加藤夏希の時点で予算バジェット一杯だろうに、超大物を出演させて思い切り格の違いを見せ付けてくれます。
雑誌でしか見たことない私は、動く小池一夫をはじめて見ることができました。優しい梶原一騎という印象です。

第一回の対戦者が和田ラヂオ対おおひなたごう。和田ラヂオがあんな風貌だとは全く想像しなかった。なんていうか親近感が湧いてくる感じです。頑張れば報われるんだな、人間、外見じゃないよなって。
昨夜の第二回が、西原理恵子対田中圭一です。はじめっから飛ばしていて、夜中なのに思い切り笑わせてもらいました。
この設定、テレ東であった「怒りオヤジ」に近いですね。

夜遅いので、録画するなどして視聴をお勧めします。

変わらない尺度

2012年08月26日
今朝、漫然とテレビで報道ステーションSUNDAYを見ていましたら、町おこしの話題でした。
神戸市が豪華客船を使って、富裕層の中国人観光客を招待し、派手に市中でお金を使ってもらおうというもの。よくある話ではありますね。

市内の高級そうなレストランにて昼食を摂っていたとき、連れていた子供のリクエストで神戸牛のローストビーフを注文した中国人がいました。ところが出てきた皿を見て顔をしかめたのです。
「これ、生なの?食べられない。皿を下げてください」と言いました。

我々から見れば、ちょうどいい具合の火入れ加減で十分にサシもあって美味しそうでした。日本人なら喜んでいただくでしょう。財布を気にしながらも。
しかし子供のお母さんは「私たちは、よく火の通った肉しか食べないのよ」といって網とコンロを持ってこさせて焼いて食べたのでした。

それを対応した店のマネージャー氏いわく「最高級品を出したんですが。まさか食べていただけないとは。これから企業努力しないといけないですね」というようなことを言ったのです。いかにも不本意といった感じで。

はっきりいって呆れた。中国人なら当然の反応だろう。飲食業に携わってて中国人観光客を相手にする機会を持ちながら、どうして彼らの受け付けにくいものをわざわざ出すのかと思ったのです。無知なのか?それともあえて出したか?彼らのよく使う“こだわり”ってやつでか?
中華料理はどこでも強い火力で作ります。生食に近い料理はまずないのではないか?広大な国土で、輸送手段があっても時間がかかるという事情もあり、中毒や腐敗を防ぐため火力で調理するという伝統が培われてきました。四方が海で、獲ったらそのまま食せるという日本とは環境も伝統もまるで違う。
それを、日本では当たり前に食べるという自分の物差しだけで、中国人の嗜好をまるで考えなかったわけだ。そんなことでプロといえるんだろうか?

民間レベルの相互理解って遥かな道のりかも。恥ずかしい。もっと勉強して欲しいよ。

海賊と呼ばれた男

2012年08月25日
百田尚樹著「海賊と呼ばれた男」上下巻(講談社刊)を読了しました。
<引用開始>
1945年8月15日、異端の石油会社『国岡商店』を率いる国岡鐵造は、海外資産はもちろんなにもかもを失い、残ったのは借金のみ。そのうえ石油会社大手から排斥され売る油もない。しかし『国岡商店』は、社員ひとりたりと馘首せず、旧海軍の残油集めなどで糊口をしのぎながらも、たくましく再生していく。
20世紀の産業を興し、国を誤らせ、人を狂わせ、戦争の火種となった巨大エネルギー・石油。その石油を武器に変えて世界と闘った男とは何者なのか――実在の人物をモデルにした、百田尚樹作品初の本格ノンフィクションノベル!
http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2175649
<引用終了>
戦後まもなく起こった「日章丸事件」を物語の主軸に据えながら、一人の男の起業と戦いを綴った長編ノンフィクション・ノベルです。
敗戦直後からしばらく、石油は統制品であり、購入も欧米メジャーのカルテルにより、なかなか手頃な価格で入手することができませんでした。
当時、石油の殆どを最大産出国であったアメリカから言い値で買わざるをえなかった日本。ところが、中東イランで大規模な石油が低価格で入手できると知り、大作戦をたてます。それは旧宗主国のイギリス軍の裏を掻いて日本から、台湾・フィリピン・マラッカ海峡を通過してインド洋に出、ホルムズ海峡からペルシャ湾の深奥部であるイランのアバダンへと輸送船を行かせるというもの。この船が日章丸。そして当地で原油を積み込んでイギリス海軍の再び裏を掻いて、ジャワとスマトラの間のスンダ海峡を通り抜けて再び日本に戻ったのです。

これは実際にあった話、登場人物も実在しました。その名は出光佐三。あの出光興産を一代で築き上げた人物ですね。石油小売からスタートしてやがてタンカーを持ち、精製所を持ち、元売となっていく会社です。
というよりも、独特の経営を行なっている会社として有名ですね。人間尊重を社是とし、就業規則も定年も労働組合もない大家族主義の会社です。当然、非上場。でも同じ非上場でも、サントリーとか竹中工務店とか明らかに異なる気風を持つ。格が違う、と思わせます。

私も、有楽町本社や市原の中央訓練所、徳山のコンビナートへ行ったことがあります。そのときも他社とか全く異なる、特に同業のそれとはかけ離れた気風を感じました。愛社精神というかロイヤリティの持ち方が違うと思う。
それまでに付き合ってきた日石とも共石とも丸善とも違ったものでした。
例えば共石(現JX)は、通産主導で設立された会社ですのでお役人っぽいところがある。クールな印象です。出光はそれと対極に近い印象があります。

そして、出光には「店主」と呼ばれる人たちがいます。通常は創業者である佐三を「終身店主」などと呼ぶのですが、現場から叩き上げてきたエリートのことを敬意をこめて「店主」と呼ぶのです。「店主教育」という独特のエリート選抜教育もあります。これも、たとえばMBAだとかああいう人たちとはかなり毛色の異なるものです。むしろそういう知識偏重を嫌うところもあるように思う。もうちょっと仕事で関わっていたかった会社でした。

さて、本書は上下巻で700Pを超える大作ですが、書き手が上手いのか非常に読みやすい。二日で全て読めてしまいました。ただし読んでいて、私のなかにはもやもやとした違和感が出てきました。つまり、これはフィクションなのか?ノンフィクションなのか?どう受け取ったらいいのかがわからないのです。
「本格ノンフィクションノベル」と銘打ってますが、これはちょっとずるいかな、と。
主要人物は、仮名にしていますがそれ以外は実名で登場する。主要人物の放った言葉のひとつひとつや、細かい行動は創作でしょう。いくら史実に基づいているとはいえ。で、人物の掘り下げ方に不満が残りました。
作者は、この出光佐三に惚れこんで熱をもって書いていることがわかります。それはいいのですが、経営者として描くのならばきれいごとだけで済まされるものは通らないと思う。あまりにも素晴らしい人、ぶれない人、という賛辞ばかりを読まされているような気にもなってしまいました。
これがノンフィクションを専業としているような作家、例えば高杉良とかが書いたものならそのまま受容できるでしょう。あるいは真山仁でもギリギリOKか。
しかし、百田尚樹が書くのならもう少し別の物語も書いて欲しかったです。
具体的には経営者としての葛藤とか煩悶、失敗の蹉跌などもあればよかった。それらを書いたところで、出光佐三の評価は決して変わりません。
そのあたりがあればもっとよかったのにな、と思えてなりません。
この点は少し残念でした。

ただし、現在のような近隣諸国と険悪な状態でこの作品が読まれることに一抹の懸念があります。人々に元気とか勇気を与える内容ですが、それが国家主義とか歪んだ愛国心に利用されないようにと思っています。
出光佐三は偏狭な愛国主義者では決してない、冷静に論理的判断と決断ができる人物であったことを私たちは覚えておきましょう。

ご一読をお勧めします。

運転適性無し

2012年08月24日
そもそも免許取っちゃあいけない人なんじゃないか。教習所行くのが嫌なの?
<引用開始>
仮免試験で逆ギレ大暴走…コース走行中、ミス連発で

富山県警富山北署は21日までに、富山市の同県警運転免許センターで普通自動車の仮免許技能試験中に、試験用の乗用車を暴走させたなどしたとして、富山市在住で中国国籍の無職・張彪(ちょう・ぴょう)容疑者(43)を公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕した。

張容疑者は20日午前11時25分頃、運転免許センター内にある試験コースを走行中、左折する際に必要以上に大回りをするなどミスを連発。助手席にいた試験官の男性警部補(54)がたまらず運転をやめるよう指示すると、逆上して急発進、急ブレーキなど危険な運転を行った。

試験用乗用車は警部補が補助ブレーキをかけて停止。すると、怒った同容疑者は、試験の際に提出する運転免許受験申請書を破った。後部座席には男性受験者が1人同乗していたが、けがはなかった。同署の調べに対し、張容疑者は「紙は破ったが、危険な運転はしていない」と容疑を一部否認している。過去にも同じ試験を複数回受けたが、いずれも不合格だったという。

取り調べには通訳をつけているが、張容疑者は、日常会話程度の日本語なら問題なく、学科試験には合格していた。同センターでは「実技試験に落ちて不満を言った受験者は過去にもいるが、逮捕にまで至るのはこれまで聞いたことがない」と、あきれていた。

自動車運転免許証取得をめぐっては今年6月、日本語の読み書きが不自由な中国国籍の男女4人が都内などで学科試験の集団カンニングを行ったとして道交法違反(運転免許不正取得)で逮捕されている。
http://hochi.yomiuri.co.jp/osaka/topics/news/20120822-OHO1T00105.htm
<引用終了>
この男、運転免許センターで一発合格を目指したのですね。ということは免停とか取り消しの憂き目にあった可能性が高い。はじめから教習所に行けばいいのだけどそれはなんだか面倒に思うのでしょう。

でも免許センターは厳しいからな。どんなに運転技量が優れていても関係なし。初歩的な挙動が出来てないとすぐ不合格になる。試験官=警察官だから余計に粗探しします。

昔勤めていた会社での話。免許取り消しになった同僚が幕張の免許センターに何度も受験にいってました。乗り込むときに左右確認をしなかったとか、ほんの些細なことで実技試験をクリアできない。免許を持っていて運転に自信のある人ほど、自分で気付かない癖を試験官に指摘されて戸惑う。その人は5回程度通って運よくクリアしたと記憶。週末は技能試験が休みですから平日しか通えない。
「最近、○○君を見てないけど・・」「取材に行かせてます!」総務部長が訝しく訊ねてきたときも部門全員で彼を庇って支援しましたっけ。今の時代ではもう出来ない麗しい相互扶助の一幕です。

何度受験しても不合格。まるで箸の上げ下ろしを煩く指摘されるようで、それを恨みに思う人もいるでしょう。しかし警察官相手はまずかった。

教習所の教官相手ならまた別なんですが。大学の同級生が、路上教習に出た際、教官の嫌味な一言に激昂してクルマをその場で降りて帰宅しちゃったことがあります。それで教習もパーだと諦めてたら、夜自宅に電話がかかってきた。それで所長が謝ってなんとか続けてくれと言われてびっくりしたそうです。
路上教習中のクルマから、教習生が外に出て所内に戻らないのは安全管理上非常にまずいらしく、指導教官と教習所全体の管理責任が問われるのだそうです。
翌日から、まるで腫れ物に触るように彼に対して丁寧で親身な指導に変わったという。
怒って得したよ、と彼は言ってました。

鈍麻

2012年08月23日
さりげなくしれっと配信しているので、そのまま見過ごすところでした。気をつけないと。
<引用開始>
原発作業員が死亡 福島第1で5例目
 東京電力は22日、福島第1原発内で作業員の50代男性が意識を失って倒れ、心肺停止状態で福島県いわき市内の病院に搬送されたと発表した。福島県警によると、男性は同日午後、死亡した。

 東電は「現時点では倒れた原因は分からない」としている。同原発事故の収束作業に当たった作業員の死亡は東電が把握しているだけで、今回が5例目。

 東電によると、男性は午前9時すぎから、防護服とマスクを着けて汚染水貯蔵タンクの増設工事に従事。同50分ごろに体調不良を訴え休憩室で休んでいたが、同10時35分ごろ、意識がない状態であおむけに倒れているのを別の作業員に発見された。

 男性は昨年8月から同原発で働き始め、この日の被ばく線量は0・03ミリシーベルトだった。累積の被ばく線量は約25ミリシーベルトという。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120822/dst12082220030008-n1.htm
<引用終了>
これは産経だが、日経にも一言一句全く同じ記事が掲載されています。共同通信が配信した記事をそのまま流しているだけなんですね。なんの検証も踏み込みもなく。
内容は全て伝聞。お上からの御下げ渡しをそのまま読み上げるってスタイル。これなら、新聞社は一社あれば十分な筈。いや、通信社がひとつあればいいのだな。

まず、人が死んでいるのに“五例目”という言い方は穏当ではないぞ。あまりに冷たい。記事内容がなにも内面化していない。せめて五人目、と直す配慮はないか。
しかも“東電が把握しているだけで”の但し書きのおまけまでついている。
把握してない分はもっとあるし、現時点で死因の特定もできてないけど、とりあえず情報提供してやったぞ、といわんばかりではないですか。
調査報道など面倒、発表報道で十分に国民の役に立っている。手間かけさせんなってか?

そういえば昨日の反原連の記者会見でも、大手の質問は飛びぬけて酷かった。といっても質問者は覚えている限り、七尾さん(ニコニコ動画)田中龍作さん(インターネット新聞)、週刊金曜日、NYタイムズという筋金入りの非記者クラブばかり。そのなかで唯一“正当派”テレビ東京の記者が発した質問が「菅さんが今後予想される解散総選挙を見越して野田さんに存在感を示した」だのなんかとてもフニャフニャとしたものでした。つい聞き流してしまうけど、ほんとどうでもいいことに血道をあげているのですね。

うっかり足掬われないように、日々のニュースにも気をつけておかないとな。

収穫

収穫

2012年08月22日

鉢植えに苦瓜(ゴーヤ)を試しに蒔いていましたら、色が変わってきたので収穫しました。
狭い土で育てているから仕方がないかもしれないが、期待したよりかなり小さいです。
獲った直後は緑が半分くらい残っていたのに、数時間も経たぬうちに鮮やかな黄色に変貌。
果たして食べられるのかな?ただ、形状的にはあまりお友達にはなれない見映えです。
これが、万が一動き出したりしたら、すごい恐怖ですね。うねうねしそうです。

走りません

2012年08月21日
第二東名高速。今日も活況を呈しているようです。でも私は用心してまだ走りませんよ。
<引用開始>
開通3か月で3381人がスピード違反で撃墜! 一日当たり37人ものドライバーが失意のどん底に!?

新東名開通数か月を経過しても相変わらず休日のSAは大人気の大混雑。ちょっとしたお祭り騒ぎが続いているが、本線上はもっと“祭り”状態。静岡県警高速隊の開通記念特別警戒のおかげで、開通3か月の違反総数8731件! 少なく見積もっても数千万円が国庫に納められた。

一度に162kmもの高速道路が開通するのは日本の高速道路史上最長となるだけに、静岡県警高速隊は気合十分! 長泉沼津、新静岡、浜松浜北の各ICに分駐隊を新設。隊員を60人増員して170人体制に強化。そのうち新設分駐隊には25人ずつを配置。3台の覆面パトと16台の白黒パトを配備して、昼夜を問わず24時間取り締まりを実施中だ。
http://nikkan-spa.jp/263570
<引用終了>
この道、混雑や渋滞緩和が目的というわけではないな。売上(違反料金)倍増するためのものだな。
記事によれば、三台のクラウンが覆面PCとして出没してくるそうです。

バックミラーで注意すべきは車種がクラウンとかセドリック、そして男の前席での二人乗り、後部座席真ん中後方に盛り上がりがある、なんてのは要注意です。
私は慎重すぎる運転をします。なんたって交差点の青信号で、じっくり右見てじっくり左見て、おもむろに前方向きなおしたら、赤信号になっちゃった。石橋を叩いても渡らない。ってそれじゃダメじゃん!

そんなわけでクルマの運転ではまだ大丈夫。その代わり、スクーターではごっつんとクルマに撥ねられて調書をとられたことがあるぞ。交通事故だと健康保険が適用されないのも初めて知りました。打撲を調べて18000円もかかった。相手方に負担してもらったからよかったけど、ゴールド免許がパーになりました。

クラウンとかセドグロとかシーマとかは注意ですな。でも、外環走ってたらなんとジャグワ(Jaguar)の覆面を見たことがあるから、予断は禁物です。
あれは、どこの高速機動隊だったんだろう?美女木を越えたところだから埼玉県警だろうか。予算余ってるなあ。イコール税金の無駄遣いだけどな。

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