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他山の石

2013年01月23日
これ、他人事ではない。他山の石としなければなりません。

昨日、大学の同級生だった男から、年賀状欠礼を詫びる寒中見舞いが届きました。
昨年、母親が亡くなり喪中だったらしい。それはお互い様だから仕方がない、けれども。

寒中見舞いには“ご練絡遅れ申し訳ありません”と手書きでしたためられていたのです。

これを見て一瞬、考えましたよ。私の知らない字?新しい単語?なわけないよなあ。

明らかな書き間違いですよ。

しかし「練絡」という字面はなんとなく、ストーカーとかスパムという香りがありますね。
「練って絡む」。ネチネチとどこまでもついていくよってイメージです。

書き間違い、普通の人だったら、この程度のことは許しますよ。

私も、そこまでオニじゃない。
でも、思い出せ。我々は文学部の出身だ。変なプライドでいうんじゃない。むしろ逆だよ。

普通の人なら許されても、我々がミスったらまずい。
ただでさえ、ふわふわお気楽な人種という色眼鏡で社会から見られがちなんだからさ。

こんな失態で、重箱の隅をつつくように揚げ足をとって狂喜するつまらん人間もいるんだ。自分だけ幸せになるのは許せない、不幸の横並びしろよって考える寂しい人たちだよ。そんな連中に足掬われてたまるか。
厳に慎まなければいけません。

... しかもさ、君は新・聞・記・者じゃないか!

全国紙に近い準全国紙だぞ。詳しくは書けないけどある地域で一番じゃん。
東京にも大きな系列紙があるし、なんといってもプロ野球まで持ってる。
実名は挙げられないけど、「コメダ」とか「すがきや」とか目立つ地域だ。

さらにしかも、君は一時期、本社の校閲部にもいたよね・・・・。

申し訳ないけど晒すよ。面白かったから♪

本気で私も気をつけようっと。

当て込み外れる

2013年01月22日
昨日の天気予報はどの局もそろって「関東は雪が降る」予想をしていました。
一夜明けてそれは外れてしまってます。しかし、夜来からの雨によって日陰で固まっていた先週の雪はほぼ融解してなくなりました。気温も明け方六時で東京は四度ほどあって高い。午後からは日差しも戻ってきております。

しかしおさまらないのが当て込み外れた人たちです。いつもいくヨーカドーは昨日夕方より、入り口はいってすぐの箇所にシャベルを陳列して、翌日の雪かき需要に備えていたのです。あれ、殆ど売れていないのであろう。

私も買おうかどうしようかちょっと迷いました。昔と比べて今のシャベルは軽いんですね。
それもそのはず、土を掘って載せる刃先と柄が鉄でなくて強化プラスチックです。
値段が1980円もする。大変微妙だ。草花の手入れには駄目、雪かき以外で使う用途はゼロ。
ということで見送りました。そして今日の雪解けを無事目撃する、と。
昨日思い切って買った人たちはどうしたろう。オークションに出せるものでもないしなあ。

終の住処二題

2013年01月21日
Tui Non
昨日のテレビ視聴は大変重かった。身につまされる内容を二つ。互いに連関した内容でした。
<引用開始>
終(つい)の住処(すみか)はどこに 老人漂流社会
『歳をとることは罪なのか――』
今、高齢者が自らの意志で「死に場所」すら決められない現実が広がっている。
ひとり暮らしで体調を壊し、自宅にいられなくなり、病院や介護施設も満床で入れない・・・「死に場所」なき高齢者は、短期入所できるタイプの一時的に高齢者を預かってくれる施設を数か月おきに漂流し続けなければならない。
「歳をとり、周囲に迷惑をかけるだけの存在になりたくない…」 施設を転々とする高齢者は同じようにつぶやき、そしてじっと耐え続けている。
超高齢社会を迎え、ひとり暮らしの高齢者(単身世帯)は、今年500万人を突破。「住まい」を追われ、“死に場所”を求めて漂流する高齢者があふれ出す異常事態が、すでに起き始めている。
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2013/0120/index.html
<引用終了>
九時からのNHKスペシャル見ましたか?これは重くて胸の詰まる内容でした。思い切り乱暴にいうと高齢者の死に場所が定まらないというルポです。

短期滞在を数箇所の施設で繰り返し、毎月の出費が15万程度は覚悟しないといけない。これでは年金暮らしでも生活保護でもまるで余裕を失くしてしまいます。施設でも横になるかテレビを見ているか食事をしているかだけ。

なかでも入所者の眼差しに生気が乏しいのがなんとも辛かったです。そこには遠くない将来の自分自身も映っていたかもしれない。

制度とか仕組み、社会的包摂ということの以前に、人同士の関わりをどう取り戻すか。

もうひとつ、午後二時から放映されたフジTVの「ザ・ノンフィクション」。
「特殊清掃人の結婚 孤独死が教えてくれたこと」というのを見ました。

特殊清掃人って、独居していた人が変死や病死した人生最後の住処を、綺麗に掃除していくという仕事ですね。頑丈そうなマスクをつけて現場に入って、一般に売られてない強力な洗浄剤を噴霧していく。遺品とそうでないものを分別し、そうでないのはゴミとして廃棄していきます。とうに遺体はないのに、現場には大量のハエや羽虫が飛んでました。
臭いがきつくて、最初はご飯もろくろく食べられないそうです。

番組ではこの仕事を専門とする会社を立ち上げた社長と、ドライな見習い社員との対比が描かれました。見習いの彼は、数多くの終の住処に訪れるうちに内面が変化していきます。

亡くなったひとりひとりにドラマがあり、生活があったろうこと。夢半ば、あるいは失意のうちに彼らに訪れる「死」。そして生きた証の痕跡を、特殊清掃という仕事で彼は次第に体感していきます。
ドライに仕事として割り切ろうと思っていた彼の目つきがいつしか変わり、仕事ぶりも大きく変化していく。
いつしか依頼人家族から、その誠実な仕事ぶりを高く賞賛されていきます。

腰掛のつもりで割り切ろうとしたこの仕事を、この先もずっと続けていこうと決めていく見習いの彼。承認する・されるってやはり大切なんですね。

終の住処を、二つの異なる視点からとらえたドキュメンタリー。愉快でも爽快でもないが、見終わって心の奥底に残る話でした。

ひとの器量

2013年01月20日
想像していたとおり、政府による無為無策の時間つぶしが続いています。じりじりします。
<引用開始>
日揮「厳しい局面」=邦人10人不明、確認難航―アルジェリア人質

アルジェリアの人質事件で、プラント建設大手「日揮」は20日午前、新たに現地法人の外国人社員41人の無事を確認したと発表した。日本人10人、外国人7人の安否が依然不明で、日揮の遠藤毅広報・IR部長は「政府や現地事務所からの情報を総合的に判断すると、厳しい局面と認識している」と述べた。

遠藤部長は、日本政府がアルジェリア政府から「日本人死亡」の情報を伝えられたことについて「大変重く受け止めている」と話した。安否確認は難航しており、「なかなか手掛かりがなく、確実な情報が上がってこない」と焦りをにじませた。
これまでに無事が確認された日本人7人は首都アルジェに滞在しており、日本にいる家族と連絡を取ったという。アルジェに到着した川名浩一社長は7人の一部や、政府が派遣した城内実外務政務官らと面談した。 
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013012000045&j4
<引用終了>
日本政府の動きが殆どない。東南アジア外遊を切り上げたとはいえ、タイミングは遅かった。その非難を受けたくないが故に「情報錯綜」「鋭意情報収集中」としかいえないのだろう。

それから日本大使館は何をやっているんだろうか。有償無償とODA含めてアルジェリアには莫大な援助金を出しているのに何も意見を出していない。
地の果てアルジェリア。激務の合間、つかの間の骨休めの場所なのか?

そう思って大使館のHPを見ていたら、現大使の着任挨拶でひどい文章を見つけてしまった。
<引用開始>
(前略)“地理的な遠さもあり、アルジェリアと日本の歴史はそれほど古くはなく、50年ほど遡るにすぎません。アルジェア独立戦争当時に多くの日本人が独立運動を支援しました。特に都宮徳間議員が強力に支援活動をしたことは広く知られています”(後略)
http://www.dz.emb-japan.go.jp/jp/annai/chakuninaisatsu.html
<引用終了>
「都宮徳間議員」って?都宮と徳間という二人の議員のことか?と一瞬思ったけど違う。そんなひとはいないもの。

これ、自民党の議員だった宇都宮徳馬のことですよね?大物じゃないか。
官庁ホームページでこんな誤字していいのか?誤字はなんでもつきものだけど、人の名前を違えるのは大失態だぞ。まして公文書に準じるだろうに。

日ごろ、この川田大使が何に関心があるのかがわかるようです。酒食の接待と王侯貴族気分をマグレブの地で満喫したいってわけなんでしょう。

それに比べて日揮の遠藤部長の押し出しのよさはどうだ。広報・IR部長。真っ先に現地に飛び、情報を収集しつつ時折メディアへもそれを提供する。
器量とか職務能力とか、あるいは人格とか識見とか高い資質を備えていることが覗えます。企業はひとなりという言葉があるが、首肯させるに十分な存在です。いい組織だからいいひとが集まるのか?いいひとがいい組織を作るのか?鶏と玉子の関係みたいです。

こうなると菅義偉ごときとどちらが官房長官に相応しいか、歴然としてきますね。
こういう人と仕事をしてみたいです。

餅は餅屋

2013年01月20日
報道ステーションサンデー。

コメンテータがいい加減なことをほざいている。
後藤謙次という男。政局話を言い散らすだけかと思ったら...

今回の芥川賞の黒田夏子の受賞についても余計な一言。
「75歳で受賞させていいのかという声も周囲からはあった」
「でもミックジャガーだって75歳だからいいじゃないか」と
決まった、これは自分が取材したとほざきやがった。

ミックジャガーが75才なわけないだろ。1943年生まれ。

政局周りをコバンザメのように泳いだ結果のご立派な調査能力。

畑違いでも俺は事情通だ、とでもいいたいのか。
黙って愛想笑いだけしてればいいんだよ。

にやけ顔が鼻につく。調子に乗るんじゃないよ!

便りを待つひと

2013年01月19日
年賀状と寒中見舞いのやり取りがそろそろ一段落しました。大分いただくのが減ってきた。
何となく音信が途絶えたり、ご本人が亡くなったり病気になったりというケースが多いです。
誰に出すか?出した相手からこなかったらどうするか?毎年、記録をつけております。私の場合、こちらから二年出し続けて二年とも相手から返事や何らかの連絡がなければ、明くる年からは送らないようにしています。
出したくないとか受け取りたくないという場合もあるようですね。

昨年の一月の今時分、しばらく音信が途絶えている一人からメールが来ました。
“いつも年賀状いただき有難うございます。気遣ってくれて感謝します。僕がこんな状態だのに忘れずにずっと出し続けてくださった。ろくろく返事もしないし、いまさらですが有難う”

会社で一緒だったけど、別々の道に行ってからうつ病を発症したひとでした。
飯田橋の会社に、奥さんの実家がある宇都宮から毎日新幹線で通ってきていた彼。定期代で一ヶ月九万円以上もかかり、会社支給交通費が五万円までなので四万円以上も毎月自腹となりながら通ってました。(それ以上の交通費支給となると「所得」となり税金その他が面倒になるから、と会社が出さない)

その会社が希望退職を募り、残留社員の給与も下げることを決めて、住宅ローンを抱えながら新幹線通勤することが困難になって、やむなく退職した彼。
条件も格段に下がりながら、宇都宮で何とか仕事を得て毎日張り切って働いていたのにうつ病になってしまう。

真面目な人ほど、罹りやすいというのは本当ですね。

一度、快方に向かって普通に会話できるまでになったのだけれど、再び発症。傷病手当をもらいながら自宅療養していたことまでは知ってました。

正直にいうと、どのように接していいのか分からなかった。ただ、これまでどおりやっていたことを続けるのがいいだろうと思い、毎年彼には年賀状を送り続けました。当然のように彼から返事はもらえない。

本来の自分ルールからすれば、彼宛に年賀状は送らないこととなりますが病気を考えると、どんな状態でも続けたほうがいいんではないか。そんなふうに考えて七年間、近況を添えながら送り続けた。受け取る側の負担にならないように、こちらの態度を変化させないように。
そういう気持ちは正確に通じていたようです。

それからしばらくメールで近況のやり取りをしました。
もう大丈夫だろう、と思い昨年も年賀状を出しました。ところが今年も来ない。でも、いい。
こうなれば出し続けますよ。気持ちは伝わっているはず。

鋭意確認中

2013年01月18日
アルジェリアの事件、日本は結局傍観者にもなれなかったようですね。
<引用開始>
3邦人無事、14人安否不明…軍が強行突入

アルジェリア東部イナメナスの天然ガス関連施設で日本人などがイスラム武装勢力の人質となった事件で、同国のサイード通信相は17日夜、地元テレビに対し、アルジェリア軍の救出作戦で人質に死傷者が出ていることを明らかにした。

武装勢力がまだ抵抗を続けている可能性がある。菅官房長官は日本時間18日朝、首相官邸で記者団に、プラントメーカー「日揮」(本社・横浜市)からの情報として、施設にいた日本人17人のうち、3人の安全が確認されたものの、残る14人の安否は不明と発表した。日本人2人が死亡したとの報道もあり、政府は確認を急いでいる。

菅官房長官は、「アルジェリア国営放送は、軍事オペレーション(作戦)が終了したと発表した。人質の安否については、英米と連携を取っているが、情報が錯綜(さくそう)しており、確たる情報はない」と述べた。政府は18日午前、関係閣僚による「在アルジェリア邦人拘束事件対策本部」を開き、今後の対応などを協議した。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130118-OYT1T00460.htm?from=main1
<引用終了>
アルジェリア政府が情報統制をやっているせいで何も話がわかりません。しかし、日本だけはいつも「情報収集中」「鋭意確認中」「水面下の作業が続く」などとお茶を濁して終わりです。三邦人が無事、という発表は残りは絶望なのか?という最悪な予想がよぎります。
テレビや新聞を見ても、情報を寄せてくるのはアフリカ支局ですらない。パリとかロンドンとかニューヨークとかばかり。銃弾の絶対届かない場所から、現地通信社の配信をただ待っているばかりという体たらくです。
やむごとなき記者様という感じですね。せめてアフリカ大陸から中継しろよ。

いろいろ思うところはあります。アルジェリアの地図を見ると国境線がほぼ直線で何百キロもひかれている。隣国のマリやニジェールもそんな形。これって砂漠だから、便宜的に国境線を決めているだけで実際に検問があったりとかそんなものないんでしょうね。西サハラではいまだに国境線も確定していませんものね。旧宗主国などの意向が働いて、曖昧にしているのでしょう。

日本はこの件で仲介ができたと思うんです。アメリカやフランスでは利害がありすぎて駄目。他のイスラム諸国でも無理。国際的に信用があり、利害が絡まない第三者として調停を進められた。言葉を選ばずにいえば時間稼ぎができ、人質を少しずつ解放させ、犯人を説得して投降させることができたと思うんです。あまり知られてないが、少なからず尊敬もされているらしい。

高校時代の担任教師が職を辞してフランスに留学し、帰国後に日揮にエンジニアとして入社しました。高校で化学を教えていたのだけれど、思い立って一年間語学留学。その後に日揮に入り、東南アジアや中近東、北アフリカに仕事に行ってました。化学はフランス語がメインですから、習熟も早かったようで、フランス語圏である北アフリカにもしばしば行っていた。
「日本人ってのは尊敬されているんだよ」と私にある日語ってくれたことがあります。
「そんな遠い地域の人がどうして?」と問うと「アメリカと戦争しているから」と意外な答え。一番嫌われているのは宗主国だったフランスだけど、何かとフランスを後押しするアメリカもあまり好かれてはいないのだと。
で、日本は第二次大戦でこれらの国と戦っている。だから偉いとなるという。敵の敵は味方というか、そんな感じだそうです。

それと、中東のムスリムからは「イスラエルと戦ってくれた」と日本人を評価する声も根強いといいます。イスラエルと日本は戦争なんかしてないじゃないか?と聞くと「テルアビブ乱射事件だ」といいます。
72年の岡本公三らによる、ロッド空港乱射事件ですね。あの一件で「アラブの英雄」とまで祭り上げられている。
そういえば十年くらい前、映画監督の足立正生などとともにレバノンで捕まった際も、岡本だけは政治亡命が認められていたっけ。日本に強制送還されなかったんですよね。

認識の違いや誤解があったとしても、外交的には有利に進められるカードだと思います。ここでうまく使えば、プレゼンスが上がったと思うのだけど残念。
安倍によるアルジェリア首脳との電話会談というのも噴飯もの。一斉攻撃の後にそんなことをしても後付のおためごかしにしかなりません。

残る日本人の無事を祈る。

チャイナ・インベイジョン

2013年01月17日
柴田哲孝著「チャイナ・インベイジョン」(講談社刊)を読了しました。
<引用開始>
領土の危機は尖閣諸島だけではない。
隣国に国土を侵蝕されつつある最悪の未来へのシナリオを気鋭の作家が抉り出す、緊急警告ノベル!

「日本が危ない」と言い続けていた一人の政治家の死から、すべては始まった。
フリーライター・予備自衛官・警視庁公安部外事二課警視、それぞれの立場から調査を始めた男たちは、増強を続ける隣国・中国が、北海道などで日本の国土を次々と買いあさっている事実に突き当たる。それらの多くは日本の国防上重要な地点に隣接していた。
平和と繁栄に慣らされたこの国に、今いかなる危機が迫っているのか!
http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2180669
<引用終了>
近作で「中国毒」に続く中国ものですね。北海道や水資源といわれる広大な土地を、外国がよく買い占めているという話を聞きます。
この小説はそこに目をつけて、自衛隊や官庁、あるいは通信・交通の要衝近くの土地を買い求める中国が、何を企んでいるかを書いたものです。
題名で何となく察することもできる。侵略でなく、侵蝕とあてているところがミソですね。

Ifもの、謀略ものとしては面白いと思う。近未来に有り得る最悪の可能性を活写してます。
しかし、気に入らないところもある。本作品は、ここ数年の日中間の領土・領海をめぐる軋轢、尖閣の問題など実際にあったことを織り交ぜながら、虚実ない交ぜになってストーリーが進みます。どこまでが真実でどこからが虚構なのか?
それを後から確認するのも面白いとは思うが、私が最も受け入れられないのは、東京都知事による尖閣買取を宣言した描写部分です。その報に接した主人公の奥さんが呟く。『こうやって、ちゃんとわかっている人もいるんだよ』。

おい、ちょっと待て!あんな男が一体何をわかっているんだ?
と、まあ、石原慎太郎の言動が好意的に書かれていて、ちょっと嫌でした。
私からすれば世の男性のなかで、最も嫌いな人間。そんな人物をここで許容はできません。

それから、終わりがちょっと唐突感があります。終章で、ある事件から日中が衝突するのですが、そこを淡々と僅か40ページ程で書き上げられてしまう。締め切りとか連載とかいろいろ事情はあるのだろうけれど、開戦した場合の衝撃と影響を戦闘シーン以外でも、描写して欲しかった。貿易は、仕事は、交流はどうなってしまうのか?アメリカと諸外国の反応もあまり書かれていません。あとは、ご自分で想像してくださいってことなのかな。
ちょっと置いてけぼりにされたような感覚があります。

時間のある際にも、ご一読ください。柴田作品としては珍しく、あまりお勧めしません。

慣らし運転

2013年01月16日
ステレオでいえば、エージング。車でいえばまだ慣らし運転が必要なのか。
<引用開始>
「トラブル多く、早期の原因究明を」 航空評論家ら指摘
 相次ぐトラブルの末に起こった“緊急着陸”。専門家からも「この1週間だけをみると件数は多く、早期の原因究明が必要」との声があがった。

元日本航空機長の航空評論家小林宏之さんは「操縦席には配線が数多くあり、(操縦席から)煙が出たとすれば、電線を包む被膜が焦げた可能性があり、空調で煙や臭いが客室に漏れたのだろう」と指摘、「この1週間だけを見るとトラブルの件数は多く、利用者に不安を抱かせないためにも早期の原因究明が必要だ」としている。

また航空評論家の青木謙知さんも「原因は不明だが、操縦室の下にメーンバッテリーがあり、そこでトラブルが起きた可能性がある」と指摘。但し、「787のこれまでのトラブルでも重大事故につながるものはなく、機体の安全性について特段不安視することはない」としている。

青木さんはさらに「航空会社は正確な情報を発信し、判断材料として示すべき」とも話した。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130116/dst13011614300016-n1.htm
<引用終了>
飛行機の場合、実機を実際に飛ばせてみていろいろ不具合をチェックしていくという“慣らし飛行”が欠かせないそうです。
その作業を売りつけた国にやらせている、といううがった見方もできますかね。カナダのボンバルディア社なんかその典型ですね。報道によればGSユアサのバッテリーに不具合などと書いてありますが、ボーイングの場合は部品の半分近くが日本製の筈。トータライズしたボーイングの責任がやはり大きいと思います。

それにしても珍しい写真です。飛行機は通常、右側から乗り降りしないんですよね。乗り降りは向かって左側のドアからがデフォルトなんだそうです。

高松空港ってわりと最近まで、プロペラ機しか発着できなかった。滑走路を延ばしてジェット化したのはここ二十年くらいの間だったと思います。
命に関わらなくて本当によかった。

循環マーケティング

2013年01月15日
つらい車の雪かきから、一時離脱です。手が痛い。
駐車場は立体の二階にあるのですが建物の陰で北側であり、雪が降ると固くなって長く残っています。十センチもトップに積もってやがりました。

別の記事を書こうと思っていたのですが、元記事の横にバナーがあってちょっと思うことができたのでそちらを書きます。

妙齢の女性が「パパのニオイ好き♪」などとたわごとをほざいている広告。
サイトに訪れると、加齢臭対策の石鹸だとか、セサミだコンドロイチンだDHAだとお腹一杯サプリメントを食べさせられます。

で、このサービスを展開しているのがサントリーなんですけど、よく考えるとマッチポンプをやっているんだと気づきました。

中年男性の加齢臭といわれるものは、腋の下とか耳の後ろから出る体臭なのですがその元の大半が、そもそもお酒由来だったりするわけでしょう。
ビールだウィスキーだチューハイだと薦めておいて、その一方で娘に疎んじられるなと防臭石鹸とかサプリメントをのうのうと薦めてくるダブルスタンダード。実にしびれます。
この薦めに従い続けると、我々はサントリーの商品をエンドレスに買い求めることになってしまうではありませんか。見事な循環マーケティングです。

それにしても、このモデルさんが26歳女性ってのもどうなんだろ。小中学生の娘でもいいのに微妙な年齢設定にしているのは、なんだか淫靡な想像もしてしまうんですよね。反抗期は終わってて、父親にまた寄ってくる時期。

パパとは実の父親なのか?お父さん以外の人物に対して使い分けてないかって。
明らかに親目線とは違う女性の捉え方をしているようにも見えます。別のバナーで同じモデルさんが「夫のニオイが変わった」などと訴えるのを見ると、こうした想像があながち間違いではないのではないかって思わせます。
「夫」と「お父さん」がいて、別に「パパ」がいるのか?なんてね。

お父さん世代にムフフな妄想をもたらせつつ、とっとと石鹸買いやがれってせっついているようにも見えるんですよね。

さあ、雪落とし終わらせてこよう。

プチプチ2

2013年01月14日
いわゆるプチプチ、気泡緩衝シートを窓に貼り付けてから三日経っていますがこの使い心地を報告します。
結論としては、なんら問題なし。糊もテープも使っていませんが窓にぴったり貼りついたままです。
貼ったことで、外の冷気をある程度は遮断する効果もあるみたいです。

肝心の結露も、貼り付けたところは殆ど出ません。
正確には、シートが窓との間の水分を保持しているという感じです。
サッシ下の溝に、これまでは水が大量に溜まっていましたがそれも殆どなし。

春先になれば、気温があがり自然と剥がれるでしょうから、このまま貼り付けておきます。

それにしても生憎の成人式になってしまいました。こちらでも横殴りの雪となっております。

カラマーゾフの妹

2013年01月13日
高野史緒著「カラマーゾフの妹」(講談社刊)を読了しました。昨年の乱歩賞作品です。
<引用開始>
『カラマーゾフの兄弟』で描かれる父殺し。その真犯人は別にいる。
歴史的未解決事件の謎が今ここに解かれる。興奮度超級のミステリ。

ドストエフスキーの書いた世界文学の金字塔『カラマーゾフの兄弟』には、書かれていない第二部がある。父殺し事件の真犯人が別にいることは、第一部を詳細に読めば明らかなのだ。事件から十三年後、カラマーゾフ家の次男イワンが特別捜査官として町に戻ったことで次々に暴かれる衝撃的な真実。その日、本当に起こったこととは、そして家族が抱えていた真の闇とは何だったのか。すべてがいま解き明かされる。興奮の文芸ミステリ!
http://www.bookclub.kodansha.co.jp/books/topics/karamaozov/
<引用終了>
これほど読了するのに難儀だと思わせた小説はありませんでした。乱歩賞だからミステリーのはずですが、300Pを読み終わるのに一週間以上もかかってしまった。
そのひとつが名詞の長さにあります。まず、人の名前がすごく長い。
ドミートリー・カラマーゾフことミーチャ、アレクセイ・カラマーゾフことアリョーシャ、スメルジャコフ、トロヤノフスキー、ネリュードフ、アグラフェーナ・スヴェトロワことグリーシェニカ等など。字面を追うたびに疲れる。
地名も長い。物語の舞台となる地方都市の名前がスコトプリゴニエフスク。どういう意味合いなんだろう。ロシアの人は一発で覚えられるのだろうか。

原典であり、この作品の“前作”である『カラマーゾフの兄弟』を昔、新潮文庫でトライしたことがあるのですが長くて止めてしまいました。
原典をきちんと理解している人なら案外楽しめるかもしれません。勿論、原典をまるで読んだことがなくてもミステリーとして楽しめますが。

ドストエフスキーの書いた話の後日談を、こうしたミステリーに仕立て上げるというその力はたいしたものです。構想力や企画力には尊敬を覚える。
しかしこういう作品が乱歩賞を取るのがいいことなのかどうか。
作品の後ろに載せられた選考委員の選評を読んでみて、その謎が解けました。
つまり、物語のプロットとか、トリックとか、人物描写が他の候補作品は未熟だったというのです。高野史緒は、SF系の作品で既に活躍している作家。他の候補者に比べてこれらの点で一日の長があったというわけです。

ただ、この人の文章はちょっと私には読みづらかった。本編文章は「カラマーゾフの兄弟」の邦訳者である亀山郁夫に似ている。(これは仕方がないのかもしれないけど)

乱歩賞では、受賞を受けての感想を前書きとして作品の前に挿入するのだけれど、分かりづらい一節があった。
“どんな結果になろうとも応募は今回限り、一生に一度と決めていた。海外文学の紹介にも活躍された乱歩御大も、私をあわれと思し召したのであろうか。『ここで得た栄誉は、小説を書くものとしての私のみならず、彼と我をつなぐささやかな橋の一本としての私にも、必ずや力を貸してくれることだろう。』遠回りを恐れてはいけない。いずれにせよ、犯人は現場に戻らずにいられないのだ”(『』は私が付けました)

『』内の文章が私にはよく分かりません。自分の読解力が落ちたのか?

と、様々な留保をつけながら構想力と企画力は買えます。こういう乱歩賞もありでしょう。
ご一読をお勧めします。

高齢者講習

2013年01月12日
運転免許持ってたんですね。意外です。しかもMT車に乗っている!実はエンスーだった?
<引用開始>
天皇陛下、高齢者講習受けられる

天皇陛下は11日、自動車の運転免許を更新するため、70歳以上が対象の高齢者講習を皇居で受けられた。

宮内庁関係者によると、お住まいの御所で視力などの適性検査を受けたり、警視庁の担当者が同乗する車を東御苑で運転したりされた。

昭和29年に免許を取得した陛下は、平成19年から3年ごとに受けられている。昨年12月に79歳になった陛下は、皇后さまとテニスをする際などに、時折、皇居内でマイカーであるマニュアルの国産車を運転されている。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130112/imp13011200110000-n1.htm
<引用終了>
29年に免許取得ってことは21歳で取ったのか。昭和八年生まれだから、私の父親と同い年。父が運転免許をとったのは四十才前。それまでずっと無免許運転で済ませていた。

「無免許運転十年乗ってりゃうまくなる」がモットーで、今から思うと恥ずかしい限り。
仕事で、平気で自動車とか軽トラックとか動かしていたらしい。二十年くらい無免許で通したそう。何故、そんなことができたかというと地元の警察署と話がついていたから。

多少の違反はもみ消してくれた。日中に巡回と称して一休みに来る警察官に世話焼きをしていたので、交通課で違反切符などを切られても、地域課でそれを破棄してくれる。その代わり、お茶とお菓子出したり車のパーツをただで提供したりという互助状態を維持してきました。
それがさすがに厳しくなり、一応免許取っておくかと鮫洲にあった教習所に通いだしたら、運転教習で「あなたの運転は枯れすぎている」と判子をもらえなかったりした。二十年も運転しているから、妙に手馴れてたりする。その様子から事情を察した教官の指導だった。上手すぎてもいけないらしい。
教官はたぶん元警察官でしょう。

以来、殆ど違反はしていない父ですが、今上陛下と同じように高齢者講習に時々通っています。地元の教習所で講習をやっているのですが、最新で受けたのが二年前の三月十一日でした。そう、地震のあった日です。
あの日は午後一時からの講習開始で、車で送っていきました。そして二時四十六分に例の地震があり、大騒ぎとなった。

教習所と拙宅は四キロ程度の距離ですが、なかなか帰ってこれない。あちこちで火事があったり、救急車と消防車が出動し、鉄道も道路も大混乱でした。

六時前にぐったりとして帰宅。教習所が特別に出した送迎車で戻る。高齢者講習は本人にとって忘れられない思い出になっているようです。

プチプチ

2013年01月11日
とても冷え込んでいて、サッシの脇に机があるのだけど夕方になると寒くて座れません。
サッシは東側に向いており、朝から午前中は日が当たってそこそこ暖かいのですが、夕方からぐっと冷え込んできます。冷気が足元から立ち上ってくるので夜の作業が捗りません。
二枚重ねのカーテンをしているのですが、サッシを通して外の冷気がしばしば襲ってきます。
寝る際は、夏場に使っていたウレタンのフロアマットを立てかけて冷気を塞いでいます。

あるときホームセンターに行ったら、外気を遮断するシートが四畳半分で1000円の安さで売っているではないですか。しかし、よく見たらアレです。

プチプチっていうんですかね、あのビニールで円筒形の気泡のあるシート。壊れ物とかをくるむやつです。これがそのまま外気遮断シートとして売っているのです。

なんだ、これならうちにもあるぞ。というわけで、大量にとっておいたプチプチをサッシ窓の大きさに裁断して、そのまま窓に貼り付けました。

セロテープでいけるかと思っていたら、何もしないで冷たい窓に貼りつきました。
合せて四枚の窓に、プチプチを貼り付けています。気のせいか、冷気が弱まったようです。
問題は朝方。結露がどんな感じになるんだろう。水がどのように溜まるのかをこれから確かめてみます。

順調にいくようなら、また報告します。

このプチプチ、正式には気泡緩衝シートというらしい。

密使

2013年01月11日
この男、とぼけてますね。知らないわけがないと思う。だって頼んだほうだから。
<引用開始>
鳩山氏訪中計画「今初めて聞いた」菅長官不快感

政界を引退した民主党の鳩山元首相の訪中計画が10日明らかになり、政府から冷ややかな反応が上がった。

鳩山氏の訪中は中国側の招待。15日から18日まで北京などに滞在、中国政府要人らと会談する方向だ。

菅官房長官は10日の記者会見で、鳩山氏の訪中について、「今初めて聞いた。それだけだ」と不快感をにじませた。沖縄県の尖閣諸島をめぐり日中関係が悪化する中、政府内からは「軽率な言動があれば、日中関係に悪影響を及ぼす」(外務省筋)と懸念する声が上がっている。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130111-OYT1T00494.htm?from=ylist
<引用終了>
いかにも自分たちが気づかぬうちに行われて心外だ、といわんばかりなのが逆に変です。
私は、逆に安倍政権が頼んだのだと思ってます。今、要人が訪中することはアメリカとか国内保守の手前、格好がつかない。国会議員でもなんでもない野党系の人に行って貰い、落としどころを探るというところでしょう。

額賀が訪韓、岸田が訪米でそれぞれ地ならし。ロシアには森喜朗で三島返還論をぶち上げさせる。そして肝心の中国には自民党員を行かせるのは憚られるからと鳩山由紀夫に打診したのでしょう。彼の性分からして嬉々として応諾したんじゃないかな。

安倍政権など、ちっともいいと思いませんが、外交関係では比較的穏当な付き合いをするだろうと観測してます。
前回の第一次政権でも、小泉が靖国訪問で悪化させた韓国・中国関係を即座に訪問して火消ししていました。中国側には、安倍晋太郎の息子だという比較的によい心象があるようです。父親は国交正常化に寄与してました。田中真紀子とおんなじで得をしている。「飲水思源」がまだ生きてます。

でも、こういうひいきの引き倒しみたいな翼賛報道はなんとかしないといけない。
毎日テレビや新聞を見るのが嫌になる。五輪なんか来るわけない。

回顧しない

2013年01月10日
この問題を考える際、間違っても、自分たちの経験だけに頼ってはいけないと思いました。
<引用開始>
大阪・高2自殺:「30~40回たたかれた」 前日、親に明かす

大阪市立桜宮高校(同市都島区)のバスケットボール部主将の男子生徒(17)が昨年12月に自殺した問題で、生徒の両親が9日、毎日新聞などの取材に初めて応じた。生徒は自殺する前日の22日、顧問の男性教諭(47)から30~40回、平手で顔をたたかれたと話し、主将を辞めたがっているようだったという。父親(43)は「行き過ぎた指導だ。息子が命を絶ってまで残した心の叫びを分かってほしい。(顧問の)相応の処分を望む」と憤った。
http://mainichi.jp/feature/news/20130110ddm041040111000c.html
<引用終了>
30~40回は明らかに異常。虐待であり、体罰ではありません。理性を失って暴行に及んだというのが正確なところなんでしょう。で、こういう人って自分の子供にはそういうことは案外やらないんですよね。

自分のことをふと思い出してみる。教師からその種の暴行を受けたことってあっただろうか?
小学校では、指示棒みたいなので腿を叩かれたことがある。握りこぶしを脳天に食らったこともある。でも、頬を叩かれたことはたぶんない。蹴られたこともなかったと思う。

年齢的に軍隊経験のある教師が多かったから、暴力に関しては鷹揚に考えていた節が強かったと思う。そういうものをすごく嫌った先生もいたが、そういう人は出世しないんですよね。校長や教頭になるのは、指示棒使いばかりだった。

中学校では暴力が増えた。竹刀とか木刀みたいなのを持って教室に来る教師が何人もいた。今から思えば憐れだが、教室で専制君主気取りだった。それで叩かれたことがあるかもしれない。体育教師に目をつぶれといわれて、こめかみを小突かれたことが一度だけある。廊下を走って正座させられたことが三度くらい。校内で被ってはいけない学帽を被って、耳たぶをつねられたことが三回くらい。こめかみを小突いた体育教師と同じ人物。小林勝先生といったか。もう定年だろうから名前を晒してもいいだろう。日体大を出たてで赴任してきたばかりだったか。血気盛んだったのだろう。

怒られたことは何度もあるけれど、手をあげられたことはあまりない。
いい子ということでもないが、生徒会を二年もやらされたことが影響しているのは間違いなかろう。真っ先に生贄ターゲットからは外されるから。
それが、生徒からは逆にヤッカミの対象とされて、あらぬ因縁をつけられる素にもなった。内申書で得をすると思われたから。痛し痒しのトレードオフだな。

殴られてよかったとか、今では感謝している、とかは浮かびません。四十年近く経ってもそう考えないということはやはり嫌な経験だからでしょう。
誰だって痛い思いは嫌だもの。だけど、思い出はだんだん細部がぼやけて、角がとれたりしてくる。事実はけっしてそうでないのに、いい思い出だったと錯覚してしまいそうになる。

「俺たちの頃は・・」「昔の先生は・・」「牧歌的だった」「信頼があった」などと自らの乏しい経験だけを当てはめることは絶対にすまいと思いました。

しかし、橋下徹の狡猾ぶりには呆れる。「明らかな犯罪だ」「外部から監査を100人単位で入れる」「公益者通報制度を見直したい」等など。
市立高校で起きたことで最終責任を負う立場なのに、ぼかしてまた指弾する側に位置取りしてやがる。市長を長く続けるつもりはないんでしょうね。
俺の暴力は正当な権威行使だが他の奴が勝手にやるのは許さん、と本気で考えてそうです。

五輪招致

2013年01月09日
いつの間にか、東京五輪招致が市民権を得ているような報道加熱にうんざりしてます。
以下は東京五輪招致委員会なるもののサイトから。
<引用開始>
東京のためだけではなく、私たちのニッポンのために。
ニッポンの復活のためのオリンピック・パラリンピックを、東京に。

オリンピック・パラリンピックは夢をくれる。
そして力をくれる。
経済に力をくれる。
仕事をつくる。
それが未来をつくる。
そして世界の意識をニッポンにつれてきてくれる。
今、それがニッポンには必要だ。

2020年までにあらゆるジャンルのニッポンを復活させるために。
日本人みんながひとつの夢をもつ。
そのことをためらう理由はどこにもありません。
ニッポン心の復活をスポーツの力で。

私たちはいつから目的をもつことがヘタになったんだろう。
私たちはいつから勝たなくてもいいと斜に構えて挑戦することから逃げるようになったんだろう。
私たちはいつから経済大国という言葉に甘えて情熱を特別なものにしてしまったんだろう。
たくさんの困難にあった今、復興と戦う今、私たちは未来とも戦わなければならない。

そのことを忘れないでください。
現在を理由に未来を閉じないようにしてください。

未来が何を失いつつあるかを私たちはごまかしながら生きていないか。

このままだとこの国は世界から忘れられてしまうかもしれない。
今何かをしなければ、この国の未来や子供たちの自信を奪うことになるかもしれない。
誇るべきものを誇るために。
勝つべきものを勝ちとろう。
未来のために。
東京にオリンピックを呼ぶのではない。
ニッポンに呼ぶのだ。
オリンピックは夢をくれる。
そして力をくれる。
経済に力をくれる。
仕事をつくる。
それが未来をつくる今になる。
そして世界の意識をニッポンにつれてきてくれる。
今、それが日本には必要だ。
復活を世界にアピールするために。

2020年までにニッポンを復活させるために。

もう一度言います。
これは東京のオリンピック・パラリンピックではありません。
これはニッポン復活のオリンピック・パラリンピックなのです。

私たちは具体的に東日本に経済効果が及ぶようなオリンピック・パラリンピックにしたいと切望しています。
招致アクションそのものがきちんと日本全体を活性化させるものにしたいと願っています。
そのためにたくさんのアイデアを広く皆様にもお願いしたいと考えています。
世界の競争で勝てる立候補都市、東京で日本全体に価値のあるオリンピック・パラリンピックをつくるのです。

今回の招致レースは勝てる可能性が高いと言われています。
ニッポンは今限りなくリアルなところにいます。
2013年9月に開催都市が決まります。
この一年が勝負になります。

私たちの心に火がともり、それが日本を熱くひとつにする炎になるように。
ひとりひとりの正しい気持ちがニッポンの力になるために。

私たちの心に火を。
私たちの夢に火を。
その火をニッポンに。
その炎を世界に。
http://tokyo2020.jp/jp/message/
<引用終了>
うるせーよ。
はじめにこれらを読んだとき、てっきり反対派のプロパガンダだと思いました。こんなに空疎な言葉とイシューで、人々をまとめ上げられるわけがない。手の込んだことやるな、と思ってたら大真面目で推進派が作ってたんですね。貧弱な感性にため息が漏れます。
こうしたもっともらしい美辞麗句にこそ気をつけなければいけない。

これを書いたり考えている人からすれば、私などさぞかし斜に構えたやる気のない後ろ向きの、これからの日本には不要な人材ということになるのだろう。上等だよ。

だが、何度でもいう。五輪は要らない。世界中から人々をお迎えする態勢にない。16年招致活動の折も私は反対した。今もそれは変わらない。
何よりも原発事故がこの間に起きている。これが収束してはいない。
万が一、五輪開催決定となっても参加ボイコットする国や選手が出てもおかしくはない。
そういう人たちを非難したり、嘲ることができるのか。できないだろう。

性懲りもない今回の招致活動で最も憤りを覚えるのは、パラリンピックをこういうときだけ利用しようとする魂胆です。
普段、見向きもしないのにここぞとばかりパラリンピアンを動員する。労わりを偽装する。
古い話で恐縮ですが、八代英太が自民党に鞍替えして初めて当選した際に、彼の車椅子を押しながら傲然と議場に入ってきた浜田幸一を思い出すのです。

JOC管轄のオリンピアンはメダルを獲得すれば百万単位の報奨金が出ますが、パラリンピアンにはとても出ない。その十分の一も出ればいいほうで、支援不足や財源不足と常に戦っている。そうした基盤の整備や、バリアフリー拡大などの社会的合意を推進するならまだしも、それらを自己責任で片付ける軽薄さを目の当たりにしたら、とても推進に与しようとは思いません。

実態は電通とメディアが騒いでいるだけでしょうが、一連の狂騒を見ないままでいるのもそれはそれで大変ですね。忍耐のときが続きます。

謎の添え書き

2013年01月08日
今年も年賀状がやってきました。年賀状のやり取りを続けているのが80名弱というところ。
多いのか少ないのかわかりませんが、最も多い時期で公私に渡ると300枚出していたから、世間は確実に狭くなっているのでしょう。より、深くなったという見方もありますが。

その深くなったことを示す事実が、今年いただいた年賀状のなかにありました。
「おめでとうございます」「謹賀新年」など決まり文句は殆ど印刷されてますが、そのなかに添え書きを直筆で入れてあるものも多いです。
ここで殆どの人は近況を書いてくれるのですがそうでない人もいました。

「それほどでもないです」。とだけ添え書きしてきたやつがいたのでした。

何よ、これ?なにが「それほどでもない」のか?なにかの謙遜?韜晦?ゲーム?
私は、そもそもは自分が仕掛けたゲームに悩まされることとなりました。

その賀状を出してきた相手は元の会社の後輩。今はその頃とは全く畑違いの仕事をしていて、ナレーションとか結婚式の司会みたいなこともやっているようです。劇団に所属していることもあり、まれに端役でテレビドラマに出たりすることもあったので、ある年に「何をしているか?」「ドラマに出たか?」といった年賀状に添え書きをして出したのです。

で、その返答が返ってきたのが翌年の年賀状。
「ナレーションや声優など声の仕事をしています」「たまにテレビに出ることもあります」。

それからまた、テレビやラジオで彼と思しき人物の声や顔を見かけることがあり、「あのドラマのこのシーンに出てたの?」。「もしかしてあの日のラジオに出てたんじゃないの?」と翌新年の年賀状に添え書きして出しました。それがまた、翌新年の年賀状に添え書きとして記されている。そんな状態を延々と続けてきました。

つまり、年賀状で近況報告と何かの質問を書き、相手方がその回答を明くる年の年賀状に書いてくるという状態がここ何年も続いているのです。

その行き着いた先が「それほどでもないです」という謎の文言にまで行き着いたわけです。

文脈からすると、私が何かを彼に訊ねている。その当量らしきものについて彼が主観的に答えている、素直に読めばそうとれます。
しかし、何を聞いたかはわからない。一年前なのでもう忘れてしまっています。まずい。

思い出さないといけない。あるいは、最初から分かっているふりをしなければならない。
来年の彼宛年賀状に何を書こう?これから一年弱、考えていく課題が新年早々できました。

いや、真面目に考えないでいいのかもしれない。なんたって「それほどでもない」ことだし。

ならぬものはならぬ

2013年01月07日
「八重の桜」始まりましたね。第一回を見ました。初回は物語の説明も入るのでどうしても総花的に描かれてしまいがちですが、なかなか面白そうです。

出演者がいい感じです。主演の綾瀬はるかは凛呼とした佇まいで好感が持てます。松重豊、西島秀俊、風吹ジュンといった周囲もよい。
また、西田敏行、芦名星といった福島出身の俳優が出ていて彼らがどんな気持ちでいるのかも聞いてみたいところです。

「竜馬伝」で吉田松陰だった生瀬勝久が今回は勝海舟に。その松蔭には小栗旬が扮する。佐久間象山は奥田瑛二だけど、天才特有の依怙地な感じが適役と思う。

初回放送で私のもっとも印象に残ったのは松平容保を演じる綾野剛です。人知れず抱える懊悩と哀切を、この先の物語で十分に予感させますね。
一年前のNHK長編ドラマ「開拓者たち」で演じた憲兵役もよかったです。

2013年に会津を舞台にしたドラマをやるとはなんとも象徴的な感じがします。長州に列なる人物が首領となった日本で、会津はどうしても『まつろわぬ者』としての役割を任されるのではないかって。きわめて政治的なメッセージともとれる。その会津の視点からドラマを描くというのでしばらく注目してみてみたいです。

でも、松平春嶽とか一橋慶喜とか真っ先に逃げ出して、徳川家の責任を全て会津に被せるのを見るのは辛そう。その会津でも格差が出る。位が下の人ほど壮絶な最後を遂げる。容保も西郷頼母も、賊軍の汚名を着ながらも明治時代まで生き延びるからなあ。

昨日はEテレでもうひとつ楽しみにしていた番組がありました。「日本人は何を考えてきたか」で、大本教の出口なお・王仁三郎が採り上げられた。
http://www.nhk.or.jp/nihonjin/schedule/0106.html

十時から一時間半で張り切ってみていたのだが、横になっているうちに不覚にも寝落ちしてしまった。後半の30分程度を見られていません。どこかのタイミングで再放送を待つしかないか。いい番組に限って、再放送は深夜帯になるから覚悟しよう。

反面教師のロードムービー

2013年01月06日
テレビ各局は、広告収入減少で経営が大変ですが東京ローカル局はコンテンツに工夫を凝らせて健闘しています。具体的にはテレビ東京と東京MXの二つ。

少ない予算で面白い企画、というところに徹している。その目玉が「大食い」だったり「いい旅夢気分」ですが、この番組もその代表ですね。途中から見たけど、くだらねーと思いつつ最後までまんまと引き込まれてしまいました。
<引用開始>
ローカル路線バス乗り継ぎ人情ふれあい旅 東京~新潟
おなじみ太川陽介&蛭子能収のコンビにマドンナ・田中律子を迎え、東京・西新宿から新潟市の萬代橋まで、路線バスを乗り継いで3泊4日で辿り着けるか黥複雑な首都圏をどう進むのか?中山道を進むか?新潟に入るためにはどこのルートから入ればいいのか?またまた歩かなければならないのか…
バスが無い!暴風&豪雪…超絶トラブルの連続!果たしてゴールできるのか…そこに待ち受けていた衝撃のラストとは…?
http://www.tv-tokyo.co.jp/sat/backnumber/20130105/
<引用終了>
高速バスや電車、車を使ってはいけない。ヒッチハイクも駄目。道中でPCやスマホを使ってはいけない。それで、限られた時間で目的地までひたすら路線バスを乗り継いでいくというだけ、の番組です。でも結構人気あるんですね。
今回で第十三回目です。今回は新宿から新潟の万代橋まで四日で到着しようというもの。
この寒い時期に、バスを待っているだけでも大変だろうなと思いますが、見出してすぐに、根本的な疑問がひとつ脳裏に浮かんできました。

群馬から新潟に抜ける路線バスってあるのか?

関越や新幹線を除くと、下道の場合は三国峠を越えると思いますが路線バスあるんだろうか?需要があるとはとても思えない。

と懸念していたとおり、三日目の夕方に三国峠の手前でバスがないことに気づく一行。そこから歩いて山越えをしようとします。しかし、歩道が殆どない。とうとう県境を越えるトンネルの前まできたが歩道は完全になくなっている。中を歩くのは危ない。どうするか?

ここで今回のゲストの田中律子が、近くの貝掛温泉の知り合いに電話して迎えにきてもらうという奇策を実行。何それ?と思ったけど最初からのストーリーでしょうね。

結局、知り合い夫婦がやっている山間の温泉宿で一泊し、翌日は朝早くから強風と雷と霰のなかを夜ぎりぎりになって、万代橋までなんとか到着したのでした。

この番組の肝は一体どこにあるのか?この命題、見出して途中でなんとなく気づき、終盤で確信にと変わりました。

これはつまり反面教師を見る番組なのだと。トリックスターを如何に宥め、叱り飛ばし、激励しながら目的地までともに赴くのかという教育的ロードムービーだと気づきました。

その反面教師、トリックスターとは蛭子能収。ほんとうに適当でいい加減な人物です。
すぐ、疲れた休もうよと弱音。食べ物は食い散らかし、好き嫌いが激しい偏食家。最後の行き先を訊ねないで、感動を大きくしようと提案しながら三分後には運転手に「こっから先のバスで新潟行きますかね?」と尋ねる朝令暮改ぶりを発揮。以前の番組では途中でパチンコ屋に入り浸って失敗したりもあったそう。

いつもニコニコしていて人が良さそうに見えるけど、発言を注意深く吟味すると、まず自分が大事ということがよくわかります。テレビの向こうから楽しむにはいいが、身近にいたらきっと嫌になるでしょうね。

番組の終わり近くで「29年間の芸能活動でこれほどつらいと思ったロケはなかった」と田中律子が泣き言いってましたが、その多くはこの同行者由来だろうな。わかるぞ。

これを叱咤激励しつつなんとか善導しようと奮闘するのが太川陽介のロール。マネージャーとして特定の小集団を如何に目標にアチーブさせるかが、もうひとつの番組の肝でしょうか。限られた条件で、かつ問題のある人材の活用術。真面目な話、リーダーシップのいい教材にもなると思うんですよね。

それにしてもテレビ東京から学びを得るとは。いい正月です。

収穫

2013年01月05日
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庭で育てていたみかんを収穫しました。昨日の大風で鉢が倒れてしまったのですが、枝に生っている実がそれだけ重くなっている証拠だと思います。
皮だけはだいぶ日焼けしてしまっていますが。

今年は五つの実が採れました。去年はひとつだけ。右上の実はかなり大きく、他の四つは小ぶりですが、香りもいいので食べられるでしょう。
では何故五つに増えたのか?春から初夏にかけて毎日のように枝を観察していたからです。
若葉の裏に毛虫がいて、柔らかいところを根こそぎ食べてしまうのを一昨年に発見。毛虫はどうやらアゲハチョウの幼虫だと判明。アゲハが近くの公園から飛んできて卵を産みつけていくようです。葉の裏側にあるので隅々までチェック。それ以外にもどこから来るのか、アブラムシも湧くことがあり見つけ次第駆除を繰り返したりしてました。そのことが幸いしたようです。やはり丹精しないと駄目なのですね。

それから、ハトが若葉や実を啄ばみにくることもあるのでそれらもできるだけ監視するようにしてました。今は、眼が合うだけで近寄ってきません。こちらが彼らを歓迎しないことを悟っている。ハトも学ぶのですね。
隣の家に営巣してましたが、その雛も育って飛んでいってしまいました。
おまえら、今年も来るなよ。

島へ免許を取りに行く

2013年01月04日
星野博美著「島へ免許を取りに行く」(集英社インターナショナル刊)を読了しました。
<引用開始>
日常に小さな風穴を開けたくなった。

愛猫をなくし、人間関係はズタズタ。
何かまったく新しいことに挑んで、
余計なことをくよくよ考える暇もないほど疲れたい。
手が届かなそうで届きそうな、具体的な目標が欲しい・・・・・・。

車の免許でも取ろうかな。
40代女子、向かったのは、
牧場みたいな自動車学校だった──。

運転は、人生に似ている!
長崎県・五島に合宿免許を取りに行った著者の、出逢いと発見。
http://www.shueisha-int.co.jp/archives/2395
<引用終了>
新年最初に読んだ本がこれです。この著者の本は初めてでした。
私自身も合宿免許で取得したので当時のことを思い出しながら読み進みました。
著者が免許をとろうと決意する動機や、学校に入ってからの戸惑いや煩悶、おかしな自信がみるみる崩れ去る瞬間などなど。自分にも思い当たることが多すぎて、ときには爆笑し、ときに深く首肯しながらあっという間に読み終わりました。

自らの経験にてらせば、条件が揃えば合宿免許というやり方は大いに良いと思います。指導員は基本的に親切ですし、路上教習でも車は少ないので比較的運転がしやすい。短期で通うことで技能上達もめざましい。都会の教習所で、すれた指導員の気まぐれにつき合わされるよりははるかに貴重な経験ができたと思ってます。かって近所の教習所に通った愚妹など、路上に出るたびに指導員にナンパされた、と愚痴ってました。「横顔が綺麗だ」「今度の月曜日ひま?」など等やられたとさも迷惑そうに報告してきた。でも、もしかして自慢してない?

二月の東北山形での合宿教習。二メートル近い雪が積もる中で路上教習に出たのは自信がつきます。ブレーキをものともせず、アイスバーン上を無情に滑走するタイヤ。停止線もなにも全く確認できない交差点など等、まさに手探りでした。思い出すと今でも足がすくみます。

著者の場合、長崎県五島の教習所に五月に入校するのですが、仮免までに時間がかかり結局四週間も滞在しています。ああ、わかるぞ。深い隘路にはまり込むあの感覚ね。頭と体が同期しないで補助ブレーキを容赦なく踏み込まれてしまうこと。同期が次々卒業検定をとおっていくあの、切ない置いてけぼり感覚もわかる。

自然に恵まれ、食べ物にけっして不自由しない平和でのんびりした五島。だが、行きずりの合宿生では殆ど気づかない厳しい生活が島民にはある。
著者は、仮免前でまごまごしているうちにスタッフや島民と徐々に打ち解けてきて、それらを実感することになります。都会とまた異なった形で、生きづらさがあることを知るのです。

なんとか卒検に受かり、東京に戻って筆記試験を受けて一発合格。その先も物語りは続き、父親を助手席に乗せて免許取得後にも自主教習を開始します。
この人、戸越銀座に住んでいるので、私が育ったところと近い。自主教習では馴染みある場所や懐かしい地名がどんどん出てきます。道に迷って世田谷の袋小路にはまってしまうところなど、私とまったく同じです。

運転免許の取得行為は、人生の転機であることがよく活写されていました。

著者は「転がる香港に苔は生えない」で2001年に大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
これは読まないといけない。香港ものは、山口文憲などしか読んでないから。

ご一読をお勧めします。
冒頭の立ち読みもできます。→http://www.shueisha-int.co.jp/pdfdata/0202/shima_menkyo.pdf

スクールカラー

2013年01月03日
正月もはや三日目。もうそろそろ通常モードに切り替わっていきます。
<引用開始>
【箱根駅伝】日体大 30年ぶり総合優勝!予選会から史上2校目快挙
第89回東京箱根間往復大学駅伝競走は3日、神奈川県箱根町・芦ノ湖から東京・大手町までの復路5区間109・9キロで行われ、往路1位の日体大が復路で1度でもトップを譲らず、総合タイム11時間13分26秒で1983年以来30年ぶり10回目の総合優勝を果たした。

日体大は6区・鈴木悠介(3年)が2位・早大に2分35秒差で復路をスタートすると、高田翔二(4年)、高柳祐也(4年)、矢野圭吾(3年)が区間2位の走りで徐々に差を広げ、3分48秒差で最終10区へ。アンカーの谷永雄一(4年)も安定した走りを見せ、歓喜のゴールを駆け抜けた。日体大は昨年19位で、予選会からの総合優勝は97年の神奈川大以来、史上2校目となった。
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2013/01/03/kiji/K20130103004902110.html
<引用終了>
箱根駅伝復路を見ると正月も終わるという感じが伝わってきます。それにしても、駅伝とかマラソンって皆さん好きですね。なかでも、チーム競技である駅伝はすごく好まれています。
できれば苦しそうに顔を歪めたり、フラフラしている様が好まれるようです。お腹を押さえていたりするとさらに良し。
それと涼しい顔で、走りきるより、襷を渡した瞬間に倒れこんだほうがいいようですね。
人が苦しむ姿勢が好きなのかな?努力・精進・忍耐が好きかな?いや、違いますよね。報道が扇情的な演出だからなんでしょうね。高校サッカーとかトヨタカップと同じ。

「倒れそうだ!」「苦しい顔つきをしています」「第三走者に異変です!」日テレのアナは実に楽しそうに絶叫調でリポートしてくれます。
できれば淡々と説明して欲しいと思う私は、少数派なのでしょうかね。

第一京浜の傍に住んでいたので、箱根駅伝は身近な存在でした。引っ越すまで15年ほど付き合ったことになります。一区&十区だったので直接ランナーを見てました。実際に見ると凄く早い。ビュン、と去っていく感じです。

それでも、テレビ中継で走る選手を直接見られるのはいいですね。
なかでも、選手のユニフォームのカラーの違いを殊更に言い募ってくれるのはよい。
同じような紫色でも、鉄紺=東洋、茄子紺=駒沢、紫紺=明治と違いが判るのはいい。
でも、帝京のユニフォームをファイヤー・レッド、中央学院の黄色をフラッシュ・イエローと呼ぶのはどうでしょうか。それは言い過ぎな気がします。

水資源

2013年01月02日
新年早々に朝日新聞の筆がすべっている。与太記事と考えて差し支えないか。
<引用開始>
水資源の外資買収広がる警戒 13道県条例制定や検討
外国資本の森林買収に危機感が高まる中、水資源保護を目的に土地買収の監視を強める条例を4道県が制定し、9県が検討していることが分かった。ただ、実際に水資源目的の買収を確認した自治体は一つもない。

日本の企業や不動産が中国資本に次々買収され、国内で中国の経済力への不安が強まる中、森林の地下水も奪われて枯渇するのではないかという危機感が政界やメディアで広がったのは約3年前のことだ。「中国、日本の水源地物色?」「北海道の森林が香港に買われた」などの報道が相次ぎ、2010年には林野庁が外資による森林買収を約30件確認したと発表した。

北海道が今年3月に全国で初めて条例を成立させ、埼玉、群馬、茨城3県が続いた。いずれも水源地域の土地売買の事前届け出を国内外問わず義務づけ、違反して是正勧告に従わなければ企業や個人名を公表する内容。上田清司・埼玉県知事は「外資による取得に制限がかかる」としている。

今後、条例制定を検討しているのは山形、山梨、長野、富山、石川、福井、岐阜、徳島、高知の9県。富山、石川の担当課は8月の取材では検討していないとしたが、その後、それぞれの知事が検討を表明した。

朝日新聞が47都道府県に取材したところ、8道県で1234ヘクタールの森林が外資に買われ、8割以上が北海道だった。中国資本の買収は408ヘクタールで、そのほとんどは香港資本。しかし水資源目的の買収は一件も確認されておらず、大半は資産保有や転売が目的だった。

条例を制定・検討している13道県のうち9県は外資の森林買収自体を県内で一件も確認していない。「国土」や「領土」を守る政治的姿勢が実態より先行している側面もある。
http://digital.asahi.com/articles/TKY201212240602.html?ref=comkiji_txt_end_kjid_TKY201212240602
<引用終了>
2パラグラフ目にある「中国の経済力への不安」ってどういうことだろう?
中国の経済力に助けてもらっているという記事は今まで沢山読みましたが不安があるのか。

外資による不動産取得はけしからんが、国内の業者に売るのは構わないのだろうか?国内業者は外資に再転売せず、愛国的に扱ってくれるのか?高く買ってくれるならほんとはどこでもいいんでないのか?資本主義で自由貿易を鼓吹してきて、いきなり排外主義を標榜されてもなあ。

記事の最後に「国土」や「領土」を守る政治的姿勢が実態より先行している、と結んでいる。でもそれを煽っているのがこういう政府広報的なパブ記事でないのかな。まるで、火のないところに煙を立たせるような。

水資源を買い占められるっていうけど、その事実は発見されてはおらず、可能性があると言ってるに過ぎない。そりゃあ、綺麗な水に対するニーズは高いと思います。火山由来で、綺麗にろ過された豊富な水は資源面から魅力ではありましょう。
でも、原子炉事故が収束してない国の水が高い値段で売れるだろうか。仮に本当に綺麗な水でも、風評を覆して本来の価値を正しく認められるとは限らないでしょう。

やっぱり恣意的な誘導記事と思うのですよね。朝日も変わった。

五本指の靴下

2013年01月01日
四海波静かに、新年が明けました。
車の排気ガスや工場の煙が出ないので、北は筑波山、南に富士山、東に房総半島、西に丹沢と秩父山系がよく見えています。一年で今だけが見られます。
筑波山が綺麗に見えるときは珍しく、それだけ空気が澄んでいるのでしょう。

さて、先が五本指の靴下を持っているのですが、これまで履くのが面倒で放置していました。
履くときに一本一本の指にフィットさせるのが面倒で、足が遠のいていたのですが、昨日から先端を余らせた感じで履いていたら予想外なことが起こったのです。「おそ松くん」に出てくるイヤミの靴下の感じですね。

両足とも小指を除く、四本がそれぞれ自然に履かれていたのでした。動き回っているうちにそれぞれ自分の行くべき道を見出して、自然と進んでいくってことです。

小指については小さく、真っ直ぐでなく屈折しているので素直に入ることはありません。
しかし、あと少しのところでコンプリートという状態までは来ています。
そこだけは、手を使って調節しました。これで完全に履けました。
小指がしっかり入っていると、靴下自体も脱げにくくなります。

なんとなく人材育成ということを思い出しました。未熟で屈折した小指には少しの手助けは要る、しかし他のそれぞれの指はそれとなく方向性を指し示すだけで自然と自らの意思で、進むべき道に分け入ってくれるのではないかって。
非常に意味深長な現象に見えたのですよね。

人材育成は、サステナブルであってもコンパチブルであってはいけません。取替えが利かないが、価値はもっと出してくれるはず。その可能性を開くのが人材育成の原初的な役割なのだなと実感しました。

今年もこんなことを書いていきます。よろしくお願いします。

飲水思源

2012年12月31日
佐高信著「飲水思源~メディアの仕掛け人、徳間康快」(金曜日刊)を読了しました。
よりによって大晦日に、こんな痛快な本を一気に読み終えるとは思いませんでした。
<引用開始>
ヤクザと坊主で儲け、宮崎アニメを生み出す濁々併せ呑む夢の大プロデューサー。

第1章 読売新聞への愛憎(「オレはだまされた」;後輩・渡邉恒雄と氏家齊一郎 ほか)
第2章 先輩にかわいがられる(松本重治という先達;真善美社専務取締役 ほか)
第3章 頼まれ人生(ストリート・ジャーナリズム;徳間好みの梶山季之 ほか)
第4章 濁々併せ呑む(梟雄、小宮山英蔵の恩;反骨の傑物、松前重義との縁 ほか)
第5章 見果てぬ夢(ダイアナ妃に出演交渉;映画化しようとした『沈まぬ太陽』 ほか)

徳間書店創業者で、宮崎アニメを世に送り出し、芸能、音楽、出版、新聞……それぞれのエンターテインメントを一流に育て上げた徳間康快の絶対値の大きさを人物評伝の名手佐高信が描く。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4906605869.html
<引用終了>
「飲水思源」とは、中国の格言で「井戸の水を飲むときは、まず掘った人のことを思い出せ」というものです。

私は長年、徳間康快という人物を誤解していたようです。出版・メディア界の黒幕とかフィクサーといった印象が色濃くありました。

事実として、彼の交友交際関係は非常にレンジが広い。埴谷雄高、中村真一郎、渡辺一夫といった文学者から、山口組三代目の田岡一雄、平和相互銀行の小宮山英蔵、鐘紡社長の伊藤淳二、朝日新聞から国会議員となった緒方竹虎、東海大創立者の松前重義など等。表も裏も右も左もなく幅広いものでした。

もともとは読売新聞記者でしたが、戦後のいわゆる読売争議の折、レッドパージに引っかかって退社を余儀なくされる。そこから、潰れかけた出版社に入ってそこを立て直していくというところから物語は始まっていきます。
アサヒ芸能の部数を伸ばし、大映の再建を手がけ、無名に近かった宮崎駿を見出します。

このレッドパージというのも噴飯もので、名前のよく似た人と間違えて彼を追い出したことが後世になって判明します。読売時代の後輩が、渡邉恒雄と氏家斎一郎という東大共産党細胞コンビ。この二人は手ひどい裏切りを徳間に働きます。スタジオジブリを軌道に乗せて、金のなる木に仕立てた徳間の死後に、日テレはジブリに接近していきます。
徳間の死去の際、氏家は弔辞において『徳間グループと日本テレビグループの関係は、徳さんの旅立ちで、かえって強固になり、今後の共同事業を次々に大成功させるよすがになると確信しています』などと述べています。

著者の佐高はこれを「誰もが成功するかどうか判らなかった時点で『もののけ姫』への莫大な出資を決定した徳さんがいる間は、金の卵を産む鶏となったジブリを自分のグループへ吸い寄せることはできなかったのである」(p19)と喝破しています。

徳間も氏家も既にこの世にはいません。しかし渡邉はしぶとく生き残っている。善人は早死にする、などと言いたくもないがなんとも印象的な一節でした。結論として、渡邉恒雄の下品さをまた確認できました。

徳間康快のエピソードには驚くことばかりが書いてあります。
『風流夢譚』事件で、襲撃から逃げる深沢七郎を徳間がひそかに匿っていたらしいこと。
新日鉄や三井農林の横暴と戦った釜石市長であった鈴木東民に傾倒していたこと。
埴谷雄高の『死霊』を出した真善美社の経営を任されていたこと。他にも野間宏「暗い絵」、中村真一郎「死の影の下に」、花田清輝の「復興期の精神」、安部公房の「終わりし道の標に」など等が同社より出ています。

私のもともとの守備範囲であった分野の其処彼処に彼の名前を見つけて興奮しました。売れなくてきっと苦労したんでしょうね。出版社の経営者はギャンブルが好きですが、文学系だとさらに「夢見がち」という要素も加わってきます。
そろばんより、ロマンってわけですな。徳間は凡百の経営者とはかなり異なり、ロマンとそろばんの両方の才覚を持ち合わせていたようですが。

佐高の文章の特徴なんでしょうが、予備知識がまるでないと初めての人は混乱してしまいます。文章がすぐに主題から脇に飛んでいって、その場の主人公の話がしばらく続いたり、時系列が過去から現在、また過去となったりするからです。

サイドストーリーについてある程度知識があると、話がとんでもない方向に広がっても読んでてすごく楽しいのです。何故なら、佐高自身が楽しそうに書いていると判るからです。

佐高信は、好きな人のことは徹底的に身びいきして書きます。師匠の久野収とか、作家ですと城山三郎、清水一行、梶山季之、高杉良や竹中労など。
財界や官界では、中山素平・佐橋滋・石坂泰三等。この人たちのエピソードを書くとき、きっと楽しいのだろうと文章読んでて判ります。
逆に、渡邉恒雄や石原慎太郎などは徹底的に嫌いなんでしょう。

清濁併せ呑むのでなく、俺は濁々併せ呑むんだと自ら放言した徳間康快。毀誉褒貶はありましょうが、相当魅力的な人物であったことは間違いない。

豪胆なようで、含羞も感じます。アサヒ芸能のような一見俗悪な趣味だけに絞って、人々の劣情を刺激して部数を伸ばし、利益を創出し続けたことに何がしかの呵責を覚えていたこと。
自らの母校である逗子開成高校を建て直し、若い人間との交流を積極的に行い、会社経営にもその思想を進んで取り入れようとしたこと。何度も騙されて無一文になりながらも、どこかで人間本来の善意を信じていたところ。
どこをとっても魅力的です。生きているうちに遭ってみたかった。

ご一読をお勧めします。

慢心は禁物

2012年12月30日
う~ん。気を引き締めようと思いました。自分だけは大丈夫とおかしな自信を持ってました。
<引用開始>
母親がオレオレ詐欺の被害者になりました。

こんにちは。いろはの竹内です。

さて、先日12月25日なんですが、うちの母が、「オレオレ詐欺」の被害にあいました。

被害にあった本人の許可ももらったので、被害状況を完全公開させていただきますが、「200万円」きっちり持っていかれました。

本当は、こんなお恥ずかしい親族の話は、そのまま闇に葬り去りたいところがあるんですが、詐欺の全貌を聞いたところ、「これは、できるだけ多くの人が知るべき情報じゃないか」と、判断したこともあり、思い切ってブログに書かせて頂くことにしました。

http://kenrei1.blog50.fc2.com/blog-entry-32.html
<引用終了>
上のブログ、少し長いですが、それでも五分くらいで読めると思います。
是非、読んでみてください。私にはすごく役に立ちました。

直に被害にあったわけでもないので、軽く考えてましたが決して引っかかる人がボンヤリしているわけでも、気が動転してしまうわけでもないんですね。
悪魔の知恵を持った詐欺師を相手にしていると覚悟しないといけません。
いろいろな電話勧誘や訪問販売と相対してきたけど、その手口は日々進化していますね。
特に年末には、常ならぬことが起こりがちですからお互いに気をつけましょう。

自賠責

2012年12月29日
強制加入なのに、おかしくないか。
<引用開始>
自賠責、十数%値上げへ 支払い増受け13年4月から

金融庁は、自動車やバイクに乗るすべての人に加入が義務づけられている自動車損害賠償責任(自賠責)保険の保険料を、来年4月から十数%値上げする方針を固めた。交通事故でけがをした人に支払う保険金が想定より増えているためだ。値上げは2年ぶり。

来年1月に値上げ幅などを正式に決める。仮に保険料が15%上がった場合、自家用乗用車の2年契約の保険料2万4950円(沖縄県と離島除く)は3700円程度上がる。

自賠責は2002年度以降、事故が減って黒字が続いたため、08年度に保険料は3割近く下げられた。だが、むち打ちなど後遺症が残った人への保険金の支払いが想定よりも増え、10年度に累計で赤字に転落。11年度に保険料を平均11.7%値上げしたが、追いつかず、12年度末には赤字額が5033億円に膨らむ見通しとなったため、値上げに踏み切る。
http://www.asahi.com/business/update/1229/TKY201212280899.html
<引用終了>
むち打ち後遺症の支払いが増えたといいますが、根拠を示してくれるんでしょうか。
強制加入である以上、値上げする場合はそれを出さないといけない。収支内容を詳らかにしないと、納得はなかなかできませんよ。値上げしたのに追いつかないってのも意味がわからない。では、一体どんな努力をしたんですか。金融庁は交通事故撲滅になんか支援したのかね。足りなくなったから値上げって、そんな思考停止はどこかで断ち切らないといけない。

対面通行

2012年12月28日
笹子トンネル、年末ラッシュに合わせて無理やり開通させるのですね。
<引用開始>
国土交通省は25日、通行止めとなっている中央道笹子トンネルについて、29日から下り線を用いた対面通行で開通できる見通しが立ったと発表した。
開通時刻は未定。

対面通行区間は、勝沼インターチェンジから大月ジャンクションまでの間約19kmのうち、笹子トンネル下り線内を含む約8km。対面通行区間の規制速度は、山梨県警と協議し、笹子トンネル内が時速40km、その他の区間は同50kmと定めた。

また、センターラインと認識できるよう、車線を黄色の実線にし、赤いポストコーンを配置するなど安全対策を講じる。

また、開通に併せて、上り線一宮御坂インター~勝沼インター間の通行止めを解除する。

中日本高速道路では、通行止めの影響が広範囲に及んでいることから、今月9日から下り線天井板の撤去工事に着手し、年内の開通をめざしていた。

上下1車線ずつ計2車線での開通となるため、年末の帰省ラッシュと相まって渋滞の発生が予想される。上り線の復旧見通しは、現段階で立っていない。
http://response.jp/article/2012/12/25/187710.html
<引用終了>
対面通行、ことにトンネル内のそれは個人的にすごく苦手です。
車が右に右に寄っていくような錯覚があるんですよね。突っ込んでしまいそうな感じ。
特に、反対車線との間でセンターラインしかないとか、モノに当たると曲がるグニャグニャした黄色いポールみたいなのが真ん中にあるだけとか、だと凄く不安になってしまいます。
ああ、易々と突っ込んで対面のトラックにぶつかってしまうんじゃないかとかそんなおかしな想像ばかりしてしまいます。
まあ、端的に運転が下手なだけかもしれませんが。

笹子の場合、トンネル部分が40キロでその他が50キロですと。たいしたことないように見えて、実際には結構速く感じると思います。

同時に元旦から、迂回路である大月-富士吉田線を無料化するとそうですが、こっちに殺到するかしら?普段はそんなに交通量が多いとこではないですよね。
その昔、富士急行の本社に仕事で出かけたことがあります。富士急ハイランドの隣に本社事務所があるんですね。
遠いので行き方を訊ねると「新宿西口から当社の高速バスに乗っていただいて終点の富士急ハイランドで降りてください」と案内されました。
二時間近くバスに乗りましたが、大月から分岐後は後続車も対面車両もまるでありません。
隣は遊園地で、背後には河口湖に臨む本社。一仕事終えてそこから甲府に出かける予定にしていたら「甲府行きの当社のバスを使われると便利ですよ」と軽く営業されてしまいました。
富士吉田から甲府へ出るのには、御坂峠を越えます。山深くて景色がなかなかいい。
となると、富士吉田から甲府、信州方面への迂回路も御坂峠を越えていくのでしょう。
御坂トンネルも対面通行ではなかったかな?急に交通量が増えたらちょっと心配です。
あちら方面に出かける方は十分にご注意ください。

復興増税

2012年12月27日
着々と増税シフトが始まってきております。
<引用開始>
復興増税、来月1日スタート=予算使途は被災地限定
 東日本大震災からの復興に充てる財源確保のため、「復興増税」が所得税や住民税、法人税に上乗せされる形で2013年1月1日に始まる。14年4月には消費増税が控えている上、社会保険料や電気料金の値上げなども見込まれ、家計の負担は今後増えるばかりだ。
 復興増税のうち、所得税では13年1月1日から25年間、税額に2.1%が上乗せされる。夫婦と子2人の世帯の場合、年収500万円で年1600円の負担増となる。
 住民税は14年6月から10年間、年1000円引き上げられる。また、法人税でも12年4月1日以降に始まる事業年度から3年間、減税をいったん実施した上で、税額の10%を追加徴収する。
 政府はこれらの増税で10.5兆円を捻出。さらに保有する日本たばこ産業(JT)や東京地下鉄(東京メトロ)の株式売却、歳出削減などで19兆円に上る復興費用を賄う計画だ。
 ただ、復興費用をめぐっては、反捕鯨団体の妨害対策費など被災地と関連の薄い事業にも使われ、復興予算の流用だとして問題になったばかり。政府もこうした批判を受け、13年度から予算の使途を被災地の事業に限定する方針に改めた。
http://www.jiji.com/jc/zc?key=%c9%fc%b6%bd%c1%fd%c0%c7&k=201212/2012122700616
<引用終了>
つい先日、仕事をもらっているところから手紙がきて「来年から復興特別所得税が始まり、従来の所得税に加えて2.1%の特別税が課せられます。お支払いはその額を差し引いた金額となります」などといったことが書かれていました。仮に1000円の所得があったとすると、100円の所得税と21円の特別税がが差し引かれるというわけです。

ああ、それは痛いな。これは税金の性格からすると還付金にはならないんじゃないか?そう思って調べてみたら、確定申告ですんなり取り戻せるお金のようです。
一安心しましたが、なんだかなあ。問題あるような気もする。

いや、それよりも申告で、まるまる還付金が戻ってくる財政状態が問題でした。
いってこい、だもの。

顧客満足とクレーマー

2012年12月26日
依然としてmixiの挙動が変です。「日記を書く」を押すと直近の日記編集画面になります。
年末進行なのか?デバッグが追いついてないとかそんなことだろうかな。

さて、またやってしまいました。クレームを一発いれてしまった。

ビックカメラが、無料の大型カレンダーを各店舗で配布しているのをご存知ですよね。
先週、有楽町に行く用事がありましてそれもついでに確保しようと思ったのです。
有楽町店だと、正面入り口の前で配布している。昔は「ご自由におとり下さい」となっていたのだが、大量に持っていく不心得者が続出したらしく、一人一部と制限がつき、店員が一人ひとりに手渡す仕様に変わったのです。

20日の午後に店に行ってみるとどこにもない。いくつかある入り口を回ってみたけれど、どこにもない。もしかして・・・既に配布しきったのか?

出遅れたことをかみ締めながら悄然として帰宅。しかし、ここ数年非常に役に立っているので、諦めきれない。

ビックカメラのHPから、お問い合わせで「些細なことですが、無料配布のカレンダーありませんか?あると非常に助かるのです。有楽町店には見当たらないが、近い店舗で在庫ありませんか?池袋・新宿・渋谷・船橋店くらいは行けます。在庫状況を教えてください」と書いて出しました。

それが今日まで待って返事がない。「ありません」ならそれでいいのに何故答えない?
段々腹が立ってきたので、「お問い合わせありがとうございました」とある自動返信メールに「些細なことだと答えられないのですか?残念至極です。CS(顧客満足)を考えた場合、些細なことが大事にもなることはお分かりですよね」としたためて送りました。この種のことを書くといつも気疲れします。自分がひどいクレーマーになったような気分にさせられるから。

それから買い物に出て、今しがたメールを確認すると副店長という方からメールが来ている。「この度は、お返事遅れてしまい申し訳ありません。カレンダーは今月中旬に全店配布終了してしまいました」とありました。

「しかしながら、ご迷惑をおかけしたのでお客様用に確保したものがあります。よろしければ送付先ご住所をお教えいただけませんか?」とあります。

ああ、言ってみるものですね。顧客満足を言うと、反応が早いようです。
お客によってお店を鍛え、お客も身の程をわきまえる機会にもなる。
気ぜわしく憂鬱な年の瀬にちょっと心温まる感じがしました。

やりがいの搾取

2012年12月25日
相変わらずmixiの挙動が変です。「日記を書く」を押すと直近の日記編集画面になります。

さて「やりがいの搾取」なる言葉があるそうです。ちょっと感じるものがあったので、言葉の意味を確かめてみたら大体想像したとおりでした。
つまり、働く際に「やりがい」を最も大事にしたいと。社会的に意味のある、誰かの助けになるようなものをやりたい。その為なら薄給も厭わずに努力するという若者がいるというわけです。それ自体は、崇高だし勿論、何も異論はありません。
ただし、そのやりがいを悪用して薄給で若者をずっとこき使うことを狙っている会社や経営者がいるんではないかって問題提起なんですね。それを称して「やりがいの搾取」と呼ぶ、と。

例えば介護の仕事。
労働がきついといわれている割に待遇・報酬の面であまり報われないとよく耳にします。
介護報酬をもとにしているからとか、いろんなエクスキューズをつけていますが、問題はそればかり言い募る経営者の側の意識にあると考えてしまいます。

「社会的に意義のある仕事だ」「それをうちの会社で経験させてやっている」「『だから』薄給でも文句はいうな」「金を稼ごうというのは卑しい発想だ」このあたりまで、考えていやしませんかって。

それは、違うだろう。意義のある仕事だからこそそれに見合う正当な報酬を保障しよう、出すことを検討しようというのが経営者本来の役割だろう。

印刷物を発注する仕事が多かったのですが、出入りの印刷会社のひとつに障害者雇用を売り物にしているところがありました。
「彼らに働く場を与えてあげてください」「社会的に意義があります」。新規参入する際に散々アピールされました。

そこまで言うならば、と見積もりに参加させてみると高い金額の提示になってしまう。
「障害者のためなんです」「施設維持にそれだけ必要なんです」。切々と訴えられた。
一度くらいはお付き合いしてみるか、とためしに頼んでみたところ出来栄えがあまり感心しないものでした。
それなりの金額をチャージしながら、この程度ですか?と文句を言ったら「障害者がやっていることですから」「彼らも頑張っているんです」「助けると思って今後も頼みます」と速射砲のごとく反論が返ってきました。

それでも限度というものがある。教材を専門に作る仕事なので、初歩的な誤字とかがあるとこちらの社会的信用にも大きく関わってきます。
校正能力に期待できないとなると今後はあまり使うわけには行かない、と断りました。

それでもなんのかんのと文句は言ってましたが、ある日を境にぱったりと来なくなりました。どうしたのだろう?と訝っていると新聞の三面にその会社の記事が載っていました。
「障害者雇用で補助金を悪用か?」という内容で、ついこないだまで足しげく訪問していたその会社名が書かれていました。

それによれば、障害者雇用で申請できる各自治体の補助金を何重にも不正取得していただの、障害者を法定賃金以下で働かせていただのと本当に残念な情報が載っていました。

「社会的に意義がある仕事なんです」「彼らを助けると思ってお願いします」。
営業部長は切々とこちらに訴えていたあれは嘘だったの・・・・?

勿論、こんな会社ばかりではない。真面目な会社もきっと多いでしょう。けれど…。

「やりがいの搾取」という言葉を聞いて、この会社のことを真っ先に思い出しました。

善意や思いやり。そういうことから疑わなければいけないなんて、世知辛い世の中です。

シャンメリーの謎

2012年12月24日
今日はクリスマスイブ。いつものスーパーに出かけると、ケーキだのチキンだのと定番の棚わりになっておりました。ケーキはかなり強気の価格設定になっている。頭が高い商売をしているようにも思われました。

そうしたなかで、ふと気になったのが「シャンメリー」という飲み物。見た目はシャンパン酒に似ていますが、炭酸飲料で甘いらしい。
昔からあるのだけれど、今まで一度も飲んだことがないのです。

シャンパンのシャンとメリークリスマスのメリーを合体させた造語だそうな。
驚くことに、特定の会社が製造販売しているのではなく、全国清涼飲料協同組合連合会が、各地域の飲料会社に作らせていることが判明。
http://www.e-drink.jp/index.htm

この飲み物、戦後まもない頃から始まっているようですね。フランスから「シャンパン」の名称を使うなという要請があって現在の名前に落ち着いたともいわれてます。

クリスマスの時期が一番忙しい。特に今日なんでしょうね。一年の稼ぎの大半を12月でたたき出すのかもしれません。他の日は遊んでいるわけでもないのでしょうが、残るイベントはひな祭りくらいなのかねえ。そういう態勢と売り上げ構成と財務体質が出来上がっているのかもしれません。

そう思うのは、似たような会社を知っているから。チョコレートを作っている会社でメリーチョコレートというとこがあります。ロゴが女の子の横顔シルエットの会社ですね。
二月のバレンタインデーのときが最も売り上げが伸びる時期なのは間違いないのだが、一般的にメジャーという感じでもありませんよね。

ところがこの会社、知る人ぞ知る優良企業。売り上げ堅調で財務体質も非常に強い会社なのだそうです。成功の要因はいくつかありますが、高級路線を志向しているところが大きい。スーパーやコンビニで売る明治、森永、グリコなどの競合との戦いを徹底的に避け、贈答用の高級チョコなどに商品を絞り込んだ結果、棲み分けがきちんと出来たらしいのです。
近年ではオンラインショップにも進出して、少なくない売り上げを創出しています。

シャンメリーを製造する各社もそういう棲み分けが出来ているのかもしれない。・・・・そんなことはないか。

メリーチョコは、取引先のひとつでしたが以前に窓口担当で綺麗な女性がいて話題になりました。モデル並みの外見で、打ち合わせに全く身が入らないこともしばしば。学生時代にモデルのバイトもしてたと聞いてさもありなんと。そんなわけで、ろくに用事もないのにいろいろ理由をつけて訪問したりしました。
ところが、ある日、彼女から退職すると聞きびっくり。しかも結婚するからという。
その相手というのが自分の競合先の営業マンだというから驚きました。一度見かけたことがあるが、これが全然たいしたことない奴。しかし、足しげく通って彼女の心を捕らえたらしい。
商品そっちのけで、自らの売り込みしてたんだな。

仕事は獲れたのけど、なんだろう?この敗北感・・・。

内臓無線LAN

2012年12月23日
mixiの動作がちょっとおかしい。個人の「日記」サイトから「日記を書く」をクリックすると、直前の日記の編集画面に行ってしまいます。何度やっても、ここに誘導されてしまいます。

それで、トップ画面から「日記を書く」をクリックしてもやはり直前の日記の編集画面に行く。それを保存するとおんなじ内容が今日の日付で保存されるということになっている。早々に直しておかないとまずいんじゃないか。

内臓無線LANの受信が弱いので、リフレクターをつけたりいろいろやってみましたがどうにも改善されない。相変わらず「弱い」という表示でときどきブラウザがDNSエラーを起こしてしまいます。ブラウザもメールもつながらなくなることが時々起こる。

たまりかねて、直前まで使っていたカード型子機を入れてつなぎ直してみました。すると電波が華麗に復活。「強い」と出てきます。勿論、落ちません。
とりあえず、内臓の設定を休止させて、外付け子機に設定を変更して事なきをえました。これでほんとに一段落です。

でも、内臓無線LANの意味がないじゃないか。もうちょっと研究します。

古巣に助けられる

2012年12月22日
毎月一回、近くの図書館でリサイクル図書の開放があります。所蔵している書籍とか雑誌を、一人三冊まで無料でくれる催しなんです。
朝十時から夕方四時まで開催するのですが、いつも人気で一番に行かないと目ぼしい書籍が無くなってしまう。

来場者の殆どはファッション雑誌とか週刊誌を持っていくのですが、専門書なども出ることがあり、これがなかなか重宝できるのです。
今回はアル・ゴアの『不都合な真実』を入手できた。これ、まともに読んだことがないから年末にじっくり取り組もうと思います。
そして、写真雑誌の「DAYSJAPAN」。広河隆一編集の良心的なこの雑誌、なかなか普段目にすることがないので、十冊ほどあったのを全て確保しました。三冊までだけど、う~ん。ここは大目に見てもらうことにしよう。

さらにもうひとつ、雑誌でちょっとした拾い物を確保。月刊誌「アスキードットピーシー」というのがあります。週刊アスキーより、少しマニアックなやつ。部門は違うが古巣の会社でもありました。雑誌部門は変わった人が本当に多かった。通勤退勤でいつもすれ違う。こっちが出勤時に向こうが退勤で、こっちが退勤する頃に向こうが出勤するという逆転生活。近くのコンビニ「ポプラ」は、アスキーとエニックスの夜食供給によって経営が成り立っています。

通称「ドッピー」。PCのショートカットキーの特集が別冊付録でついた号を入手しました。
パソコンの操作速度の大半は、私が思うに「マウスを如何に使わないで済ます」かにかかっています。ショートカットを覚えておけば基本的に手が離れないので、早く作業できます。こういう裏技は結構役に立つのですね。

で、目から鱗だったのが「内臓HDDを取り出す」という特集がたまたま載っていたこと。つい最近、二台もオシャカにした私はもう処分するしかないからどうしようかと悩んでたのです。内臓HDDを再活用することができるのをすっかり忘れていました。
これには、起動しないパソコンからデータを救出する、外付けHDDとして再活用する、という二つの意味があります。

マザーボードとか電源とかのハードウェアが壊れてなければ大概はHDDは無事です。デスクトップでもノートでも、筐体からHDDを取り出して専用ケースに入れ直し、外付けHDDとして使うって手をすっかり忘れてました。
その手順も写真入りで詳しく解説されている。古巣に助けられました。感謝。

アルミ缶に助けられる

2012年12月21日
先週土曜日にようやく新しいPCが到着して、二三日かけて設定をして使っています。ようやく人心地ついたところですが、以前に比べて無線LANの反応がよくない。
今使っているアクセスポイントが「a・b・g」の周波帯用だからかもしれません。2008年から使っているのだけれど、現在は「b・g・n」が主流です。これが関係しているかもしれません。
電波をもうちょっと感度あげられないかと調べたら、案外単純な原理で解決できるようです。

アルミ缶でWI-FI電波を強力にする方法:
http://youtu.be/7xygmNzNbkQ

これによれば、アクセスポイントから突き出たアンテナの周りにアルミ缶で擬似パラボラをつければいいってことになるみたいです。

でも、アルミ缶を切り開いてつけるってのは何だか貧乏くさい感じもします。
待てよ?アルミ缶でいいなら、アルミホイルでもいける筈だよな?そう思って調べてみたら、沢山の人がアルミホイルで手製のリフレクターを作っていることがわかりました。アルミのお皿でももちろん大丈夫。少しだけお椀型に丸みをつけさせれば立派にアンテナとして受信感度を上げてくれるようです。

早速やってみることにします。

助け合う

2012年12月20日
久しぶりに電車に乗り、荒川と隅田川を越えて都心に出かけてきました。
カウントしてみたらなんと八ヶ月ぶりの電車です。それまで延々と徒歩・スクーター・車で、区内から殆ど出ていません。たまに電車に乗ると新鮮。でも、乗客の皆さんは心なしか、ドンヨリとして見えました。ああ、きっと茶番選挙のせいだろうな、ご同輩。

行きは京葉線、帰りは東西線を使いました。東西線の駅から拙宅までは2.3キロ程度あり、路線バスがありますが、無料で近くまで帰れる方法があるのです。

近所のヨーカドーが駅前から店舗まで都営バス路線を貸切で運行しています。日中は30分に一本の割合で運行していて、誰でも乗れるので人気があるのです。

私もこれに乗りました。車両は普通の都バス車両なのですぐ満杯になります。
そんな中、乳母車を押したお母さんと赤ちゃんが乗ってきました。女の子で十ヶ月くらいだろうか。乗るなり、ずっと泣き通しです。
幸か不幸か、すぐ後ろの席に私は座っていたのでまともに泣き声のアピールをいただくことになりました。忍従の時間がやってきたのです。

なに、バスに乗っている時間はほんの六分程度。出発したら目指す店まで途中で留まることもありません。それまでは我慢しようと思っていましたが、何をしても泣き止まない。乳母車を揺すったり、抱っこしようとしても泣き止みません。
すると、前方の優先席に乗っていたお婆さんが『どうしたの?どこか痛いの?お腹がすいたの?』と飴玉を持ってやってきました。

子供を泣き止ませるのに有効な手段です。口の中にものが入ればそれに気をとられて泣かなくなる。実は幼少時の自分もその手段によく引っかかっていたと母親に聞かされました。

ところが、今日の子は頑固で飴に手を出してきません。そんな子供だましで私は黙らないわよ、とばかりにますますむずかる有様。

お母さんに感謝されながら、残念そうにお婆さんは席に戻りました。とりあえず引き続きで乳母車を揺らしたり、体をさすったりして懐柔を試みるお母さん。あと、もう少しでお店に着きますよ。

すると通路を挟んで私の向かいに座っていた女性がすっくと立ち上がり、彼女のもとに向かいました。「お母さん、私は看護師です。大丈夫ですか?」。
「どこか痛いとか、そういうことではないですか?」とお母さんにいくつか尋ねていました。・・・いえ、痛いとは違うと思います。抱っこしようとしてもはねつけられて、どうしたものかと・・ほんとにありがとうございます。・・等と話しているうちに、ようやく店舗に到着。

戸口すぐのところにいたお母さんは真っ先に下車して、子供の機嫌を確認しました。子供はだいぶ大人しくなりました。混んだバスという環境が神経を高ぶらせたのかもしれません。

支えあい助け合う。些細なことですが、なんだかとても温かい気分になりました。

入れ墨

2012年12月19日
一体、どういう状況でこれが起きたのかが大変に興味あるところです。
<引用開始>
安全ピンで同級男子の脚に入れ墨…中2女子逮捕

同級生の男子生徒(14)の脚に安全ピンで入れ墨を入れたとして、京都府警右京署は18日、京都市右京区の市立中学2年の女子生徒(14)を傷害容疑で逮捕した。

調べに対し、「キレたら人を針で刺すことがあるが、入れ墨のことは知らない」と否認している。

発表では、女子生徒は11月28日午後3時45分頃、男子生徒宅で、左脚付け根に安全ピンを数十回突き刺して傷口に墨汁を擦り込み、正方形の入れ墨(約1センチ四方)を入れた疑い。

同署によると、女子生徒は今年10月頃から男子生徒宅に出入りし、包丁を畳に突き刺して「ヤクザがバックにいる」と脅し、CDやフィギュア(人形)を持ち出していた。同署は、男子生徒の母親が学校に相談したことから、女子生徒がその仕返しとして入れ墨を入れたとみている。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121218-OYT1T01036.htm
<引用終了>
「キレたら人を針で刺すことがあるが、入れ墨のことは知らない」という供述に爆笑してしまった。おっかないことをやるけど、まだまだ子供なんですねえ。

キレたら、得物はなんでもいいから相手に殴りかかるってのが普通だろう。手近な棒とかバットとか椅子とか。それを針にこだわる理由は一体どこに?
針がなければ怒りはしまっておけるものなのかね。

それはともかく、男子生徒の家で犯行に及んだといいます。それも左足付け根に安全ピンを何度も刺したという。つまりズボンは穿いていなかったわけだ。何をしていたんだろう?大きなお世話、余計な心配をしてしまいます。

しかし、不思議だ。小学生ならともかく、中学生で同学年だったら男女の体力差がかなりある。その男子生徒はやられっぱなしってことだったのか?究極の肉食女子VS草食男子の勝負だったのかな。

それでもまだ、墨汁でよかったですね。黒色の入れ墨はきれいに除去できるそうです。これが赤とか青だとかなり大変なことになるそう。皮下組織から丸ごと剥がしたりと大事になる。

タトゥーとか呼ばれていい気になって、そのとき好きな相手の名前を彫ったりすると、あとで別れた後に大変らしいですね。きれいに除去できないことも少なくない。せいぜいシールに留めておけばいいのに。

海鳥の眠るホテル

2012年12月18日
乾緑郎の「海鳥の眠るホテル」(宝島社刊)を読了しました。
<引用開始>
カメラマン志望の千佳、認知症を患った妻の介護に専念する靖史。
廃墟に棲む記憶を失くした男、白骨化死体……。
寂寥とした筆致が沁みわたる、ホラー・サスペンス

恋人との関係に終止符を打ち、美術モデルのアルバイト先で出会った新垣と新たな関係を築こうとする千佳。認知症を患った妻の介護に専念すべく、デザイナーの職から身を引いた靖史。人里離れた廃墟と化したホテルに棲む、記憶を失った男。3人の記憶と現実が交差してひとつのファインダーに収まったとき、世界は、見事な反転を見せる!
http://tkj.jp/book/?cd=02018601
<引用終了>
三人の登場人物が出てきて、それぞれ全く別の物語が描かれていきます。しかし、これらが次第にひとつの物語としてまとまっていきます。入れ替わり立ち代わりで、三つの物語が登場してきますが、時間軸が段々曖昧になり、これは一体いつのときの話なのだろう?主人公はひょっとして?といろいろ思わせる語り口です。
サスペンスの体裁はとっていますが、読み進むにつれて、哀切な物語との印象を強く受けました。

個人的にツボだったのは、かっての東急目蒲線が登場してくるところ。今は目黒線と多摩川線という味も素っ気もない名称になりましたがかっては「多摩川園前」って駅があったのですよね。これも今は「多摩川」駅。つまらない。
多摩川園とは名前のとおり、駅の前に小さな遊園地があったのです。小さい頃に近所だったのでよく覚えています。小さな観覧車やこじんまりしたお化け屋敷があった。秋には菊人形祭りなんてやっていましたっけ。現在はテニスコートになっています。非常に懐かしい。二子玉川にはもうちょっと大きな遊園地がありましたね。昔はあそこも「二子玉川園前」という駅名でした。
豆知識。大田区で多摩川、世田谷区で玉川と呼び名が変わります。町名もそうなります。
この場所が一種の触媒となり、過去と現在、そして三人の登場人物を結び付けていきます。

同じ作家の『完全なる首長竜の一日』が好きならば、興味をもって読んでいただけます。
ご一読をお勧めします。

不肖の弟子

2012年12月17日
選挙は大差がつきましたね。
<引用開始>
最多得票の猪瀬氏、国と対決姿勢 新都知事へ始動

 16日投開票の東京都知事選で初当選した前都副知事の猪瀬直樹氏(66)は433万8936票を獲得し、都知事選史上最多の得票数となった。投票率は62.60%で前回の57.80%を上回った。一夜明けた17日、猪瀬氏は新知事就任に向けて動き始めた。

 「民意というものは一番尊重すべきもの。これから都議会と話し合いをする時も、民意を僕が代弁しているんだということを尊重していただきたい」

 猪瀬氏は17日午前、民放テレビ番組のスタジオ入りの前、集まった報道陣に大量得票の意義を強調した。
http://www.asahi.com/politics/update/1217/TKY201212170355.html
<引用終了>
行列ができていて夕方まで、切れ目なく校庭まで並んでいたから相当高い投票率になるかと期待してたのに、全く違った。
東京の場合は知事選もあったので若干押し上げたのだろうがそれにしても低い。
その低い投票率で、オセロかドミノのように大勢が決するというのは非常に怖い感じです。小選挙区・比例代表制は併用すべきではないと直感しました。

そして、知事選では空前の票数を集めた猪瀬直樹が当選。私は昔からこの人の、斜に構えて絡みつくような態度が駄目です。「ミカドの肖像」も私にはどこがいいのかわからなかった。

驚いたことに彼は、政治学者の橋川文三に師事しているんですね。現在の彼のスタンスからすると非常に意外な感じを受けます。
明治の政経大学院に通い、橋川ゼミに入っていたそうです。

橋川文三は、政治経済学部でも講義を持っていました。私が通学している頃にも講義を持っていて、教室を覗いたら学生が三人しかいない。橋川文三の話を一度聞いてみたいと思ってたので、次の講義に出席することにしました。
当日、教室にきた彼に「文学部の者だが先生の講義を聞きたいから出席させてください」と頼みました。黙って聞いていてもいいんでしょうが、何となく断っていたほうがいいと思った。

そうしたらすごく喜んで「歓迎します」という。そこでしばらく彼の「日本政治思想史」という講義を聴きに通うことになりました。偽学生ですね。
一般的に大学の先生は聴講生を喜んで迎えてくれるようです。ゼミとなると難しいですが講義スタイルならほぼ大丈夫。話を聞きたい、という人間を喜ばない人はいないです。

彼の著作に「日本浪漫派批判序説」という名高い論考があります。
日本浪漫派とは、戦前から戦中、戦後にかけて活躍した文学者の集まりを指します。神保光太郎、中谷孝雄、亀井勝一郎、保田與重郎といった面々。
なかでもとくに保田與重郎という人物が中心と考えてよいでしょう。
一種のイデオローグとして戦前から君臨していた保田與重郎。
http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%B5%AA%E6%9B%BC%E6%B4%BE%E6%89%B9%E5%88%A4%E5%BA%8F%E8%AA%AC-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E8%8A%B8%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%A9%8B%E5%B7%9D-%E6%96%87%E4%B8%89/dp/4061976192
私はちょうど、戦争協力とか当時の戦意高揚の一助を担った文学者たちのことを考えていました。その際に「日本浪漫派批判序説」を読みました。少し難しい言い回しなのでなかなか理解できなかった。でも、それを著した人がすぐ近くにいると分かり、話を聞いてみたいと思ったのです。

講義が終わったあとに、いろいろ思うところを質問したりしました。迷惑だったかもしれないが、時間をとって答えてくれました。縁もゆかりもない偽学生のために。非常にいい思い出として記憶されます。

その先生の弟子があの人なのか、と。ある会合で質問をしてきた女子高生を言い負かして泣かせてしまうような人物。
人格って、なかなか陶冶されないものなんだな、と思いました。

行列

2012年12月16日
投票に行ってきました。衆議院と都知事選挙と最高裁判事審査の三つです。
そしたら、並んでやがった。私が行ったのは十時前に近くの小学校なのですが、投票所の教室に入るまでの間、玄関の下駄箱のところまで並ばされて待ちましたよ。待っていたのは五分くらいだったと思いますがこんなこと初めて。

さぞ投票率が高いのかと思ったら、投票用紙を三回配る手間がかかっているかららしい。実際の投票率は前回よりも低いようですね。残念ながら。
これでは組織票が強くなってしまうぞ。嫌だなあ。こんなに憂鬱な投票もありません。投票する人の平均年齢って60歳なんだそうですね。今日は暖かいんだから、まだ行ってない人は運動をかねていきましょう。

最高裁の判事審査は全員に×しときました。信認する理由もありませんしね。
緊張感を持たせたほうがよいです。“あがり”の仕事にしてはいけません。

開票速報なんて見ないで不貞寝してしまおうっと。

回廊封鎖

2012年12月15日
佐々木譲の最新作「回廊封鎖」(集英社刊)を読了しました。
<引用開始>
巨大ビルの中で、悲劇の幕があがる!
3つの殺人事件には共通点があった。被害者はみな大手消費者金融の元社員であること、処刑のような殺害方法…。久保田刑事は捜査する中で、意外な犯人像に迫る。事件の連鎖は止められるのか!?
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-771467-8
<引用終了>
回廊という題名から、中近東とかシルクロードとかが舞台かと思ってましたが全く違う。
いわゆるサラ金(消費者金融会社)の激しい取立て・貸し剥がしによって人生を大きく狂わせた者たちの壮大な復讐譚でした。

その舞台が六本木の超インテリジェントビル。オフィスとホテル、高層マンションやシネコンなど複合施設のある場所っていうんですから、つまり六本木ヒルズですよね。

少し前まで大問題となってたサラ金のいわゆるグレーゾーン金利。利息法と出資法の狭間をついたサヤ抜きで消費者金融は空前の繁栄を迎えます。
その陰で数多くの人の生活が暗転してしまうことと引き換えに。

本作は、一応は刑事が主人公ですが読んでいて犯人側にも肩入れしてしまいます。

ヒルズで、犯人側が付け狙うのは大手消費者金融会社「紅鶴」の創業者の息子。彼は香港在住ですが、父親から2000億円の関連企業の株贈与を受けます。これが資産隠しではないかと国税当局から追徴金1300億円を請求されるのですが、裁判で争い全面勝訴。ほぼ、無傷で父親からの遺産を合法的に国から支払いを受けるという立場です。

父親からの資産とはすなわち、顧客から取り立てた借金ということ。犯人グループは激しい憎悪とともに、この息子を処刑しようと作戦を練っていきます。

ここまで書いてきてお気づきかもしれませんが、これって実際にあった話ですよね。
紅鶴=武富士じゃないですか。武井保雄の息子が香港で企業経営をしていて、父親から株贈与を受けてそれが国税局ともめて裁判沙汰になって全面勝訴したって最近ありましたね。

「ベルリン飛行指令」に始まる三部作、「夜にその名を呼べば」「廃墟に乞う」などで、苦境に喘ぎながら復活の道を探る主人公を佐々木譲はよく登場させます。

そして、その視線はいつも優しい。今回の犯人グループに対する視線にも似た性質のものを感じさせます。

純粋なミステリーとは言い難いが、300Pほどの内容をあっという間に読めてしまいました。
ご一読をお勧めします。

十回目の起動でようやくPCが動いてくれた。今のうちにアップ。

つなわたり2

2012年12月14日
今使っているPCがおかしな動きを止めません。というか益々酷くなってきている。
日時設定がなぜか、2004年になっていて殆どのサイトをそのまま見られません。「証明されてない・・・安全でないサイトの可能性があります」とヤフーでもmixiでもポップアップ表示されてました。明らかに狂いだしている。よくなることってないんですよね。

先ほど宅配の追跡サービスで新しい機器が、ようやく出発したことを確認できました。順調に行けば明日の朝には届くでしょう。それまでの間、頼むからもってくれよ。

つなわたり

2012年12月14日
まずい。PCの新しいのがまだ届かないのに、今使っている機器が
段々、調子が悪くなってきています。
今日は起動すらしなくなってきました。たまに機嫌のよい一瞬が訪れるのでそのときにこうして日記が書けるくらいです。
ブラウザを開いて一定時間が経つと、カーソル矢印が不気味に赤く点滅して、画面が固まるという不可思議な現象が続いています。
OSから入れ直しているのに、ブルー画面が出るということはマザーボードかHDDのどちらかが壊れたのだろう。早く新しいのがきてくれないと困るな。

幸せの条件

2012年12月13日
誉田哲也の「幸せの条件」(中央公論新社刊)を読了しました。
<引用開始>
新燃料・バイオエタノール用にコメを作れる農家を探してこい!
突然の社長命令を受け、片山製作所・伝票整理担当の梢恵は、縁もゆかりもない長野の農村へ。
ところが行く先々で「コメは食うために作るもんだ。燃やすために作れるか」と門前払い。
さらには農業法人「あぐもぐ」の社長・安岡に、「まずは体で一から農業を知れ」と一喝され、これまで興味も知識も皆無だった農業に取り組むことに。
そこで初めて農家が抱える現実を思い知る が......。
彼氏にも、会社にも見放された24歳女子。
果たして、日本の未来を救う、新しいエネルギーは獲得出来るのか? 
http://www.chuko.co.jp/special/shiawase/story.html
<引用終了>
最新作「ブルーマーダー」に代表されるように警察小説やミステリーが多い誉田哲也作品としてはきわめて異例な内容です。そのテーマはなんと農業。
しかも、米からエタノール燃料を抽出しようという話なのです。減反とか食料自給率、高齢化、後継者不足。農業を取り巻く言葉は暗いイメージが多いのですが、その実態はどうであったのかが我々都会に住んでいる者にはなかなか理解されてきませんでした。
しかし、本作では24歳のヒロイン瀬野梢恵を通じて、非常に分かりやすく説明がされています。新聞や専門書を読むよりも、現代農業の課題を大ぐくりで捉まえることができたと感じました。

ヒロインは実際の農作業に携わるなかで、自分のやりたい道を運良く見出していきます。
『大切なのは誰かに必要とされることなんかじゃないんだ。本当の意味で、自分に必要なのは何か。それを自分自身で見極めることこそが、本当は大事なんだ・・・』(本文366P)
梢恵の勤務先の社長がしみじみと語る印象的なせりふです。
そして、長野に行く機会を与えたことを恩に感じろといい「謹んでクビになりやがれ(本文367P)と彼女を新しい世界へと送り出していくのです。このあたりの流れがとてもいいです。

食料自給率のからくりもよく理解できました。40%なんて数字に騙されてはいけませんね。
ご一読をお勧めします。

ブラックアウト

2012年12月13日
さて、困りました。
パソコンが全く起動しません。スイッチを押しても真っ暗なまま。マザーボードがいかれたかもしれない。今は携帯から投稿。大事な連絡あるからどうにかしないといけません。

どうやったらできる?

2012年12月12日
変死事件の容疑者が、自分も変死するなんて思いもよりませんでした。
<引用開始>
尼崎連続変死:角田美代子容疑者が自殺 留置場で
兵庫県尼崎市の連続変死事件で、殺人容疑などで逮捕され勾留中の角田(すみだ)美代子容疑者(64)が12日朝、兵庫県警本部(神戸市中央区)の留置場で死亡しているのが確認された。捜査関係者への取材で分かった。自殺とみられる。

兵庫・香川両県警合同捜査本部によると、美代子容疑者は尼崎市の大江和子さん(当時66歳)がドラム缶詰めの遺体で見つかった事件で、傷害致死や死体遺棄などの罪で起訴されたほか、ドラム缶詰めにされて岡山県の海に遺棄された橋本次郎さん(同53歳)の死体遺棄罪でも起訴、橋本さんに対する殺人と逮捕監禁の両容疑で再逮捕されていた。

一連の事件では、計6人の遺体が見つかっており、捜査本部は美代子容疑者が主導したとみて調べを進めていた。
http://mainichi.jp/select/news/20121212k0000e040114000c.html
<引用終了>
どうやったら自殺ができるのか?ずっと考えています。
留置場で、ほかに二人の同房者が居たという。留置場は明かりはつけたままなんですよね。
着ていた服を首に巻きつけて、寝たままの状態で死んでいたといいます。
となると、頸部狭窄による窒息死となるのだろうが、縊死ではない。縊死できるようなドアノブや鴨居の類だってないでしょう。
自分で首を絞めても、窒息する前に気絶してしまうから死ねないっていうんですよね。

そうすると、こんな感じだろうか。
息を詰めて、首に服を巻きつけてきつく締め上げる。かた結びしてそのまま横たわってひたすら耐える。いや、できないだろう。暴れてしまって同房者に気づかれる。
まさか「心頭滅却すれば火もまた涼し」と快川国師のごとく従容として死を向かえた。なんてそんなタマではあるまい。

首を絞めた際に、心筋梗塞が同時にあったとか他に原因があるのだろうと思う。検死結果が知りたい。

それにしても、首を絞めたその瞬間、どんな感じだったんだろう。
“日輪は瞼の裏に赫奕(かくやく)と昇った”のか。

いずれにしても県警は大失態ですね。

百度との戦い

2012年12月11日
機動がおかしくなり、突然ブルー画面になったり固まったりしてOSから入れ直しているPC。
OSの更新ファイル130あまりを延々とDLしてようやく落ち着いてきました。
しかし、新たな敵が今また私を襲ってきました。

百度=バイドゥ。中国の大手検索サイトでこちらでいうyahooみたいなもの。
ここのサービスのひとつに「hao123!」というのがあるのですが引っかかってしまいました。ここは悪質極まりない。

OSを入れ直し、ブラウザを入れ直したりしてやっとの思いで設定しました。ブラウザは二種類。Lunascapeとクロームを用途に応じて使っています。
トップページはyahooなどにしているのですが、立ち上げたら「hao123」というページが何度も立ち上がってくるではないですか。

調べてみたらどうも、レジストリを最適化するフリーソフトを入れた際に間違って一緒にDLをしてしまったらしい。
早速「プログラムの追加と削除」にて発見して削除。再起動。もう大丈夫だろうと思って再びブラウザを立ち上げてみます。Lunascapeは正常に起動。
しかしクロームはまたまた「hao123」がトップページにきます。クロームの設定を見てもトップページはそうなってはいません。
いろいろ調べてみたら、レジストリを書き換えたり巧妙に介入してくるようです。

レジストリを確認してみると幸いそこまでにはなっていない。ではどうして?
散々調べたら、クロームの詳細設定で特定のページ表示を見つけ、ここでこいつが潜んでいたことを今ようやく見つけました。二日がかりで退治しましたよ。

このページ。勿論ウィルスなんかではありませんが、マルウェアのような嫌な感じです。

マイクロソフト・アップルにグーグル。PCをやる上でアメリカ企業との付き合いは避けられませんが今度は中国まで来たのかよと思った。

米中の覇権争いが電脳世界にまで達したかと嘆息。日本はハブられてはいかんぞ。今こそ、トロンとATOKを前面に押し出そうよ。

中年御三家

2012年12月10日
御三家の一角がとうとう崩れたんですね。後の二人も心配。特に野坂昭如。どうしてる?
<引用開始>
訃報:小沢昭一さん死去83歳…映画、ラジオ、幅広く活動

ラジオ番組での軽妙な話芸や一人芝居、芸能史研究でも知られた俳優の小沢昭一(おざわ・しょういち)さんが10日午前1時10分、東京都内の自宅で死去した。83歳。葬儀の日程などは未定。

東京生まれ。早稲田大在学中に俳優座養成所に入所、のちに俳優小劇場の中心的存在となった。「幕末太陽伝」「豚と軍艦」など数多くの映画に出演、1966年の「『エロ事師たち』より 人類学入門」(今村昌平監督)では、ブルーフィルムの製作者を好演。毎日映画コンクール男優主演賞を受賞した。こすっからく意地悪だが、根は善良な人間くさい庶民という役どころを、哀感とユーモアたっぷりに演じた。

「見せ物の原点に返る」と、75年に劇団「芸能座」を旗揚げ。82年には井上ひさしらと「しゃぼん玉座」を作り、「国語事件殺人辞典」や「吾輩は漱石である」などの井上作品を上演。一人芝居「唐来参和(とうらいさんな)」は83年から00年まで全国各地で660回演じた。
http://mainichi.jp/select/news/20121210k0000e040104000c.html
<引用終了>
高校生一年生の頃、この三人(永六輔・野坂昭如・小沢昭一)による中年御三家のコンサートに何故か行きました。場所は武道館。鮮烈に覚えているのは二つのことから。

一つ目:
その一ヶ月くらい前、同じ武道館にエリック・クラプトンの初来日コンサートを見に行ったからです。アルバム「461オーシャンブールバード」を出したばかり。「アイ・ショット・シェリフ」「マザーレス・チルドレン」「レット・イット・グロウ」と名曲がずらりですね。

で、コーラスにイボンヌ・エリマンがいました。ロックオペラ映画「ジーザス・クライスト・スーパースター」でマグダラのマリアを演じたばかりの人。
その他にもベースがクラウス・ブーアマンでドラムがカール・ラドルだった。その直前のバングラデシュ救済コンサートつながりですね。
前座がギターをぶん回す「ハリマオ」というバンド。私が見に行った日はそのすぐ後にデビューした桑田圭祐と埼玉の高校生だった根本要(スターダストレビュー)がいたようです。

二つ目:
入った人はご存知ですが、武道館の天井に大きな日章旗が吊り下げられているのですね。
コンサート中盤でそれを指差した小沢昭一。次にこんなことを言いました。
「皆さん!この旗のために、大勢の同世代が戦争で命を落としたんです!」
ああ、この人。おちゃらけているようで真剣なんだ。反戦平和の人なんだ。
そういうぶれない軸を持っていることがわかり、一発でこの人が好きになりました。

東宝の小林桂樹の映画「社長シリーズ」で、謎の中国人を演じてましたね。「おうそうかい」という人を喰った名前でした。ああいう得体のしれない胡散臭い役をやらせると後々まで印象に残りました。
ラジオの真面目なパーソナリティとの差に戸惑ってしまいますね。
今の時代にこそ生きていて欲しかった。合掌

グレートリセット

2012年12月09日
PCが二台とも不調になってしまいました。
一台はウィンドウズのコンフィグがいかれて、セットアップCDをリクエストしてきてます。
もう一台はOSを入れ替えるところから始まっているので、朝から無線LANの設定と、サービスパックの入れ直し、メーラーから何からやり直してます。
しかも時々画面が凍りついてしまい、不安定この上ありません。これでまた止まってしまったらアウトだなあ。
「新しいのを買え」フラグがひっきりなしに立っています。

・・・そして数時間が経過しました。
結局、一台はリカバリーCDもエラーで読み込まず完全に亡くなってしまった。
もう一台も急に終了したり再起動がかかったりと不安定なままです。
こわごわと機嫌のいいときにこうして入力しております。ビクビクします。
仕方ないので、新たに一台を購入しました。

フェイルセーフ

2012年12月08日
使っていたPCのうち一台が突然画面が真っ暗になってしまいました。うんともすんともいいません。強制終了も受け付けない。
仕方ないので、バッテリー外して付け直してスイッチを入れます。
いろいろ調べてみると、新しく入れたソフトウェアとの相性がよくないらしく、本格的に直すにはWindowsを入れ直すしかないらしい。面倒だなあ。

しかも上書きができないのでアプリなど全て入れ直さなければなりません。
フェイルセーフとして万が一を考えて二台で同じ環境設定をしています。アプリもお気に入りも全て同じで、メールも同期させています。ファイルも全て外でバックアップ。当たり前ではありますが。

それで、もう一台のほうでこの日記を書いているけれどこれもどこかのクラスタが不良とかでいつ吹っ飛んでもおかしくありません。ときどきいやーな駆動音が聞こえてくる。聞かなかったことにしておきましょう。

新しいのを買い足してそちらで同じ環境を作っていったほうが精神的にも楽だろうと思います。近くの量販店を見に行ったら思ったよりずっと安いので驚く。
新品でハイスペックでも10万もしません。大体6~7万のレンジに収まる。
優良中古品としてソフマップで買ったノートが17万もしたのが嘘みたい。
価格は下がったけれど確かにこれでは経営が立ち行かないよなあと実感しました。
でも、数年で壊れるんだと割り切って中古品の確かなものを買うことにしよう。すまん。

奨学金制度

2012年12月07日
とにかく教育にお金がかかりすぎます。
OECDの調査では家計に占める教育費の割合が先進国でも高く、逆に公的な支援が低い。
http://resemom.jp/article/2012/09/13/9820.html
<引用開始>
奨学金制度のブラックリスト 厳しい取り立ても

学生生活を支えるはずの奨学金に苦しんでいる人たちが増えている。大学卒業後も正規雇用に簡単に就けない中、厳しい回収が始まる。

この不況下、卒業しても奨学金を簡単に返済できない人もいる。大卒でも非正規雇用が珍しくないという状況。11年度だと、滞納者は約33万人、滞納額は876億円。数字の上では、滞納者は全体の11%弱に過ぎないが、無理して返済している人も少なからずいるだろう。

もちろん、救済策は用意されている。例えば、最長5年までの返還猶予。昨年からは、返還年数を最大で30年まで延ばし、回当たりの返済額を減らす「減額返還制度」も始まった。12度以降の利用者には、1種に限り、年収によって返還を猶予される「所得連動返還」制度も新設された。障害などによる就労不能者には返還免除も用意されている。

問題なのは、それが機能しているとは言い難いことだ。奨学金ホットラインを設けた首都圏なかまユニオン相談員の伴幸生(ばん さちお)さんは説明する。

「例えば、返還猶予制度は当初、機構のホームページにも載っていなかった。細かい字がぎっしりの内規の文書に載っていたのを07年に私たちが見つけて仲間とともに機構に訴え、やっとネットで周知されるようになったのです」

猶予にも問題はある。5年を超えての適用がされないことだ。それを補うために、機構は昨年、減額返還制度を設立したが、延滞金のある人は利用できないのである。

もう一つの問題点は、厳しい回収制度にある。

「特に、10年度から始まったブラックリスト登録はひどい」

こう訴えるのは、支援機構労働組合の岡村稔・書記次長だ。

「まず3カ月連続の滞納で、返還者は民間金融機関などが多重債務者対策などに用いる個人信用情報機関に登録されます。これでクレジットカードが持ちにくくなる。滞納3カ月から8カ月目までは回収業務が民間サービサーに委託され、滞納が9カ月続くと、機構が一括払いを求める『支払督促』を送付し、それでも応じない場合は給与の差し押さえや提訴が実施されます」
http://dot.asahi.com/aera/2012120600026.html
<引用終了>
奨学金制度、私の学生時代にも利用している同級生は少なからずいました。日本育英会の貸与型のやつ。卒業後は大半が教職に就いたのでそれなりに安定していたが、毎月五万円ずつ返すという人が多かった。
勤め始めて毎月五万円は大変。普通に生活しながらとなるとかなりな倹約が求められます。

そのため、申請を思いとどまる人も少なくありませんでした。借りるくらいなら、バイトで賄おうと頑張ったやつもいた。吉野家できついシフトを入れて四年間頑張った男もいた。卒業時には、残って店長にならないかと誘われたほど。二代続けてアルバイト出身者が社長に就く吉野家だけに、誘いにのっていたら新しい人生が開けてたかもしれない。でも、彼は埼玉県で中学教師になった。初志貫徹。

大学から給付される返済不要の奨学金を受けていた男もいた。入学試験の点数が高く、給付型奨学金の選考にパスしての苦学生だった。極めて優秀な人物だったが残念ながら中退してしまった。学科で一人だけ選ばれたのに。

頑張っている人が報われる社会やシステムを、などときまって言う人がいる。
でも本当に報われるべき人はけっして見出されない。見えないふりをしている。肝心なところで本人の自助努力だけを求めるのは根本的に違うと思いました。

教育費と住居費が日本は極めて高額ですよね。この支出に何らかの公的補助があれば随分違うと思います。生活保護制度を不正利用をたてに一方的に罵る人が少なくありませんが、ここが解決されるだけで大分違ってくるのではないかと思う。自立も早まると思うのです。

信用情報機関にブラックリストで登録されるというけど、これはCICのことですよね。早稲田にあります。私も行ったことがあります。本人開示といって、自分の利用しているクレジットカードで、利用履歴があるかどうかを確認するシステムがあるのです。転職時に、興信所が私を調査して「借入があるようだ」と事実でない情報を応募先会社に与え、不利益を被ったことがあるからです。興信所って実にいい加減に仕事するのだとわかりました。

それにしてもこの異常な取立て。もしかして経済徴兵制を狙っているのだろうかと勘ぐってしまう。高い学費を奨学金やローンで賄いながら、返済に滞ったら、兵役に一時期就くことを勧めるというもの。アメリカでの実例ですね。今度の選挙で自民党が大勝だなどと喧伝されると、なんとなく嫌な想像をしてしまいがちです。

中村屋

2012年12月06日
彼を失ったことは非常に残念です。それにしても、テレビ局はあざといというか・・・。
快癒していれば「奇蹟の生還」でやっぱり特番組んでいるんでしょうね。
<引用開始>
フジテレビ 7日に勘三郎さん緊急追悼特番 187日間闘病生活に密着
フジテレビは7日午後9時から緊急追悼特番「さようなら勘三郎さん 独占密着…最後の日々」を放送する。
食道がん手術の3日前に受けた人生最後のインタビューなど、187日の闘病生活に密着した内容。
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2012/12/06/kiji/K20121206004716290.html
<引用終了>
歌舞伎は衰退していってしまうかもしれない。冗談でなく、そんなふうに思います。
最も精力的に動ける50代で、主役を張っていける役者が他にいません。せいぜい同い年の坂東三津五郎か。彼にしても、近藤サトの元亭主っていうぼんやりとした印象だものな。

菊五郎に団十郎、仁左衛門、幸四郎、吉右衛門、玉三郎。人気役者は60代以上ばかり。
そんななか若手の頭目であった勘三郎の損失は大きすぎる。
40代で福助に橋之助。30代の海老蔵と猿之助。それぞれまだ荷が重いように思う。

芝居は勿論、六代目菊五郎の血筋ゆえか踊り手としても確かでした。先代と踊った連獅子を生で見られてよかった。

彼の魅力は沢山ありましたが古典を尊重しつつ新しい空気にも果敢に挑戦し取り入れる姿勢は特に評価できます。
例えば助六で、お囃子にAKBの曲を使うなんてことをサラリとやってのける。流行りものを伝統芸に入れるのはテクニックがいるのですが、それをさほどの違和感なくやり遂げる確かなプロデュース力を間近に見せ付けられました。

昨日からテレビ番組で喧しいほど彼の追悼コーナーをやっていますが、申し訳ないが見ていられない。アナウンサーでもコメンテーターでも、ただ大きな損失だ、新しい価値を発信した、NY講演だと上辺だけの情報しか口にしない。なんとも薄っぺらい論評で苛々してきます。

おそらく歌舞伎をろくに見たことがないんでしょう。勘三郎がやってきたことは、そういう人たちにこそ見てもらいたいというものだった筈。見れずにすまなかったというわけにもいかないから、ただ上辺の印象を取り繕う発言しかできないんでしょうね。

かえすがえすも残念。先代くらい生きていて欲しかった。

高倉健インタヴューズ

2012年12月05日
野地秩嘉著「高倉健インタヴューズ」(プレジデント社刊)を読了しました。
<引用開始>
ほとんど取材を受けない高倉健が認めた
貴重なインタヴュー集

初めて語った「何度も見た映画のこと」
一言一句、僕のセリフへの想い
日本人の心を射止めた「名言」分析
「あなたへ」最後の映画俳優の演技   
1995年から2012年……。
日本最後の映画俳優を追い続けた著者の18年の集大成が一冊に。
健さんの仕事観、人生観、好きな映画まで
すべてがわかるインタヴュー集。
http://str.president.co.jp/str/book/detail/BK002017/
<引用終了>
プレジデント社の単行本って初めて読みました。
200P満たない内容で、さして期待もしないで読み出したが、これは深い。
保存用にもう一冊買い増ししようかと思います。

印象的な言葉が並びます。
考えてみれば、18年にわたって続けたインタビューをまとめたものだから、ある種の秩序と佇まいがあるのは当然でした。
これまで、周囲にさりげない気遣いのできる人というのが彼に対する印象でしたが、読んでみてますますその思いを強くしました。

東映やくざ映画のこと、八甲田山や居酒屋兆治などの撮影エピソード。名優大滝秀治への畏敬、映画監督チャン・イーモウの印象などなど読みどころが沢山あります。
個人的には、本書最後にある以下のエピソードがとても好き。

「結婚(59年)したてのころ、生まれて初めて買った新車、ベンツの230SLが届いたとき、ぼく待っていられずに保税倉庫まで行って見せてもらいました。まだサビ止めのグリスがついた状態だった。これがドイツからおれのために送られてきたのかと思ったら、思わず足が震えましたね。やっと自宅に届いた夜、当時住んでいた世田谷の等々力の街角であいつと待ち合わせして、夜中の一時ごろでしたか、乗せて走ったんです。そしたら、途中でおろしてくれって言うんです。あなたが走ってるところが見たいから、って。で、ぼくがやつの目の前を行ったり来たり走るんです。そしたらあいつ拍手してくれるんですよ。かっこいいよ!って。可愛いなあと思いました。この女のためなら、なんでもできるなあと」(本文184~185Pより)

この女とは勿論、江利チエミです。江利チエミもそうだが、そのリクエストに応じて車を何度も走らせる彼も非常に可愛らしいと思いました。
後年、離婚してしまうがお互いを思いやるからこその決断であったこともよくわかります。

ご一読をお勧めします。

毒婦

2012年12月04日
主文後回しなら死刑でしょう。判決理由って何十分も延々と読むんですよね。
<引用開始>
上田被告に判決、主文後回し=求刑死刑、全事件で有罪認定-鳥取男性連続不審死

鳥取県の男性連続不審死事件で、2件の強盗殺人や詐欺罪などに問われた元スナック従業員上田美由紀被告(38)の判決公判が4日、鳥取地裁で開かれた。野口卓志裁判長は主文に先立ち理由の朗読をし、強盗殺人罪など全ての事件で有罪と認定。検察側は死刑を求刑しており、厳しい刑が予想される。主文は午後に言い渡される。弁護側は強盗殺人罪について無罪を主張している。
 被告と事件を直接結び付ける証拠はなく、検察側は間接証拠を積み重ねて立証した。裁判員の在任期間は過去2番目とみられる75日間だった。
 上田被告は9月の初公判で「やっていない」と否認。被告人質問は全て黙秘した。
野口裁判長は判決で、上田被告が債務の支払いを免れるため、被害者2人に睡眠薬を飲ませて意識もうろう状態に陥らせた上で、それぞれ海や川で溺れさせて殺害したと認定した。(2012/12/04-12:59)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2012120400599
<引用終了>
東の木嶋佳苗に西の上田美由紀。いわゆる毒婦ってやつ。ほぼ同時期に起きてます。

午後の判決がもし死刑ならば、ちょっと波紋が広がるかもしれません。
直接の物証なしで、状況から見て死刑相当と推認される判決はたしかあの事件以来です。
林真須美の和歌山毒カレー事件ですね。あれも直接の証拠がないが死刑確定しました。

このやり方が続くならば、今捜査が進められている尼ケ崎の角田美代子を巡る一連の事件もその道筋ができるのではないかと思います。

なんとも気の滅入る事件ですが、可哀相なのは彼女らの子供たちです。
林真須美が二人、上田美由紀はたしか四人の子沢山だった筈。今後の人生がどうなるか。私たちの社会の寛容さがまた試されます。

流行語大賞

2012年12月03日
とりあえずよかった。「維新」なんかが大賞に選ばれないで安堵してます。
<引用開始>
【2012新語・流行語】年間大賞はスギちゃんの「ワイルドだろぉ」
その年に話題となった言葉を決定する年末恒例の『2012 ユーキャン新語・流行語大賞』(現代用語の基礎知識選)が3日発表され、今年大ブレイクしたピン芸人スギちゃんの持ちネタ「ワイルドだろぉ」が年間大賞に選ばれた。芸人による大賞受賞は2008年のエド・はるみ「グ~!」以来4年ぶり。また今夏に開催されたロンドン五輪での競泳・松田丈志選手による「手ぶらで帰らせるわけにはいかない」や、京都大学・山中伸弥教授がノーベル賞を受賞したことで一気に広まった「iPS細胞」などがトップテン入りを果たした。

同選考委員会では、大賞について「ユニークそのものの扮装と、さらに飛び出してくるコトバというのが『ワイルドだろぉ』というもので、まさに正体不明のイメージによって人気を集めている」と分析。また、「『ワイルド系』であっても『活き』のいい新しいタイプの人たちの手によって日本を掃除してほしい」という希望を込めたという。

トップテンには野田佳彦首相が衆院解散に関しての「近いうちに…」や、「維新」など政治の揺らぎを表した言葉のほか、東京スカイツリー開業にあわせ注目された大規模な商業施設「東京ソラマチ」などが選出されている。

同賞は1年の間に軽妙に世相を表現している言葉や、広く大衆の目や口、耳を賑わせた言葉の中から選出。11月8日に大賞候補50語が発表されていた。

トップテンに選ばれたのは下記のとおり
「受賞語」受賞者
「iPS細胞」山中伸弥氏(京都大学iPS細胞研究所所長)
「維新」橋下徹(日本維新の会 代表代行)
「LCC」Peach Aviation社/エアアジア・ジャパン社/ジェットスター・ジャパン社
「終活」週刊朝日編集部/故 金子哲雄氏(流通ジャーナリスト)
「第3極」第3極関係者
「近いうちに…」野田佳彦首相
「手ぶらで帰らせるわけにはいかない」松田丈志選手(ロンドン五輪競泳日本代表)
「東京ソラマチ」東武タウンソラマチ社
「爆弾低気圧」ウェザーニューズ社
「ワイルドだろぉ」スギちゃん(芸人)【年間大賞】
(50音順)
http://life.oricon.co.jp/2019302/full/?id=TOP1
<引用終了>
大賞の言葉。古いけど内藤陳の「ハードボイルドだど!」と同じカテゴリーに入ると思う。
スギちゃんってまだ30代だったのね・・・。来年が不惑という。

維新が選ばれなくてよかった。今日もさらに幻滅させられることがわかった。
大阪市職員の政治活動を禁止する条例が七月に成立していますが、あれは市長にも適用されるんですね。

「政治的中立性を確保するための組織的活動の制限に関する条例」

第一条に次のようにあります。

“・・・・本市が行政運営において組織的に政治的活動を行っているとの疑いを市民に与えることがないようにするため、市長その他の職員の責務を明らかにするとともに、政治的行為であると疑われるおそれのある行為を市長その他の職員が職務として行うことを制限する・・・”

第2条 次に掲げる者は、前条の目的を達成するため、公職選挙法(昭和25年法律第100号)第3条に規定する公職の選挙において特定の人を支持し、又はこれに反対するために職務上の組織若しくは権限又は影響力を用いているのではないかとの市民の疑惑や不信を招くような行為を、職務として行ってはならない。
(1) 市長

http://www.city.osaka.lg.jp/seisakukikakushitsu/cmsfiles/contents/0000184/184823/jyorei.pdf

どう釈明するつもりなんだろう。
どうせまた、いろいろ愚にもつかないエクスキューズをあげつらうかキレるんだろうな。

「理屈と膏薬どこでもはっつく」ってやつだ。彼の場合、公約でなく膏薬が正しい。

トンネル火災

2012年12月02日
どうして火災になるのだろうか?トンネル内にスプリンクラーなどの設備はないのですか。
<引用開始>
<中央道トンネル崩落>車に複数の焼死体か
2日午前8時ごろ、山梨県大月市笹子町の中央自動車道・笹子トンネル(全長4455メートル)の中で、コンクリート製の天井板が50~60メートルにわたり崩落する事故があった。県警によると、2台が下敷きになったほか、別の車1台で火災も発生。県警によると、現場に取り残されたレンタカーから複数の焼死体らしきものを確認した。自力で脱出した女性が乗っていたレンタカーには、5人が同乗していたといい、他の2台の運転手を合わせ、少なくとも7人がトンネル内に取り残された可能性があり、県警や消防が救出作業を急いでいる。
http://mainichi.jp/select/news/20121202k0000e040143000c.html
<引用終了>
笹子峠はたまに通ることがあります。あのへん、上りも下りもわりとスピード出していますね。上り線ですと、先が車線減少しているので時間を稼ごうという意識が働くように思います。しかし、焼死体がでたとは穏やかではない。つまり崩落からの二次的災害に巻き込まれたということ。トンネル火災では逃げ場がない。お気の毒です。

これで道路補修特別予算とかいって縦割りの予算分捕り合戦が始まるかもしれない。

序盤戦

2012年12月01日
総選挙。12月16日が迫ってくるのがとても憂鬱でした。極右ばかりが台頭している選挙結果なんか見たくもない。思想信条からして受け容れられません。
でも、そうこうしているうちに極右で、自壊現象が出てきている。発言すればするほどボロが出てきている。ちょっといい感じです。

あとは、報道に絶対に騙されないこと。画像は枝野幸男の浦和駅前での演説の様子です。
一枚の写真は百万言に勝りますね。ものものしく警護されたはるかに奥から、訴える様は、有権者を遠ざけているのか?それとも有権者が敬遠しているのか?どちらの意味にとっても選挙戦は苦しいものを予感させられます。

枝野幸男、俳優の河原崎健三に似ていると思ったけど、さすがにこれは俳優に失礼。品格が違います。

野田佳彦は、比例代表南関東地区で重複立候補だそうです。不退転の決意でだの、どうこう言ってたと思うが安っぽくていい感じです。法案とおらなければ議員辞職するつもりでいたとも言ってましたね。橋下といい「巧言令色鮮なし仁」の典型だな。ひたすらしゃべり続けるのは、黙ると死んでしまうからとかか?

なまくら

2012年11月30日
なまくらな刃物が一番危ない、ということを身をもって知りました。
昨晩、洋ナシの皮をピーラーで剥いている際に親指の先をザックリと剥いてしまった。
爪の先がごっそりと剥がれ、その下の皮膚を掠っています。でも爪だったのでまだよかった。殆ど痛みらしい痛みがありません。これが指の腹だったらもっと大事になっていたでしょう。
ただ、爪先が剥がされたという視覚からの情報で恐怖感が増し、しばらく体が震えました。

刃物類は、なまくらが危険ですので、用心して包丁類はよく研ぐようにしてました。魚をさばく出刃などは特に気をつけて砥石をかけていたのですが、ピーラーまでは頭が回らなかった。研ぐのが難しいから買い換えないといけないかな。

しばらく爪切りは要らない、と思い切りポジティブに考えることにします。

大同小異の意味

2012年11月29日
「小異を捨てて大同につこう」という言葉で、自称第三極では様々な連携が試みられてます。
ぼんやりとその言葉を聞いていて何となく違和感が胸の中に残りました。
あれ?そうだったっけ?小異は捨ててしまって、いいんだっけな?

「細かいことはぐずぐず考えずに大きく連合しよう」が大同小異の意味合いと捉えられていますが実は大きく違うのでした。

この言葉を最初に言い出したのは毛沢東。第一次国共合作のときに造った言葉で中国語では「求大同、存小異」となります。小異は捨てずに残しておこうという意味だったんですね。いわゆる“棚上げ”というやつです。
その後の周恩来や鄧小平の関わった平和友好条約も尖閣も、この認識から始まっている。

小異は捨てて大同しよう、というのは日本人の潔さみたいなものがある一方で、細かいことをガタガタぬかすな!という乱暴な含意も潜んでいると思います。だまって俺に従え!という鉄拳制裁のような姿勢も仄見える。

それよりは「小異は残しながら大同しよう」はその先での議論が想定されています。これを前向きに捉えるか面倒だと考えるのか。未来を思考するうえでは残すほうがよろしくはないかとちょっと思います。

それにしても、あれだけ中国を嫌っている石原慎太郎。彼が好んで口にする大同小異が毛沢東の造語だったとは、痛烈な皮肉でもありますよね。
http://www.nitchu-yuko.net/zoumimi/zounomimi.files/zoumimibun2204.html

堕落論

2012年11月28日
哲学者の佐々木中が、産経新聞に抗議しています。
エッセイの寄稿を求められて「共産党宣言」のような内容を書いてもよいかと確認したうえで、以下の文章を産経記者に送ったそうです。ところが原稿は掲載を拒否されました。
佐々木中については以前の日記で彼の著書「切り取れ、あの祈る手を」の感想を書きました。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1698106612&owner_id=297101
<引用開始>
坂口安吾『堕落論』を紹介する(仮題)

 昨年夏に刊行された石原慎太郎氏の著作『新・堕落論——我欲と天罰』(新潮新書)は瞠目すべき著作である。氏は、現在の日本を「豪華客船タイタニック号」「贅沢に慣れきった」「華やいだ悲劇」だと診断し、国民全員の「我欲」、すなわち「金銭欲、物欲、性欲」こそが堕落の原因と断じ、「ここまで堕ちた民族が大きな罰を受けない訳はない」として、東日本大震災こそ天罰だと力説、堕落と対米従属から脱する為に自前の核武装が必要であって、原発廃棄などは「ヒステリック」な「愚か」さだと言う。氏の国民への罵声は止むことがない。曰く「愚劣な官僚」、「韓国が行っているように軍役に赴かせる」ことが必要な位の「若い世代の弱劣化」、「大人たちの物欲、金銭欲、性欲にまかせる心の荒廃」、「経済至上主義」、「政治家を含めて日本人は幼稚」「『こらえ性』の欠如」。しかし奸賊を「誅する壮士はどこにもいはしない」。続いてネットとゲームとケータイに溺れる若者たちを変態性欲と結びつけ、真の恋愛と性を知らぬと糾弾する。終戦当時十四歳であった筈の氏が、自らを戦争体験者であるかのように語りつつ。——全く、感動的な、素晴らしい明察と言うべきではなかろうか。ご自身のような政治家が命脈を保っていられる理由を語り尽くして余すところがない。その幼稚な国民こそが、まさに氏を支持し、黙認しているのだろうから。
 安吾の「堕落論」から「続堕落論」を経て「もう軍備はいらない」に至る徹底した世界史的思考には、石原ごときの文言がつけいる隙は無い。「堕落せよ」「嘘をつけ!嘘をつけ!嘘をつけ!」と叫びつつ、しかし強烈な緻密さで息を呑ませる安吾の堕落論、「人に無理強いされた憲法だと云うが、拙者は戦争はいたしません、というのはこの一条に限って全く世界一の憲法さ」と言い放つ安吾こそが、今読まれねばならない。
http://www.atarusasaki.net/blog/
<引用終了>
石原慎太郎の新著を紹介しつつ、彼とその作品を礼賛するふりをして強烈な皮肉をぶちかましてくれています。こういう硬質な反論を待っていました。

しかし、新堕落論なんてタイトルで本書いてたのは知らなかった。安吾に乗っかるとはなんて厚かましいのか。ますます、あの男が好きになる。それはもう、虫唾が走るくらいに。

閣下を護らなければならない。産経の政治的スタンスならば掲載拒否は至極当然の帰結なんでしょうな。でも、上の文章なら皮肉が読み取れずにそのまま掲載してしまう記者もいそうです。リテラシーは下がっていますし。

(念のため補足。慎太郎は終戦当時14歳だった、と上の文にはありますがこれは1932年九月生まれだから13歳が正しいです)

そして、強烈な緻密さで息もつかせぬ坂口安吾の作品はこちらで読めます。
今、読んでも古さはさして感じられない。
坂口安吾-堕落論
http://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42620_21407.html
続堕落論
http://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42619_21409.html
もう軍備はいらない
http://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/45748_24336.html

堕落論を「最も感動した本」と言ってた同級生がいました。ところがこれをなんと「ついらくろん」と読んでました。文学部で、それは万死に値するよ!そんな彼も、今は講師だったりするわけだが。

カルト宗教

2012年11月27日
藤倉善郎の「『カルト宗教』取材したらこうだった」(宝島新書)を読了しました。
<引用開始>
カルトとの交流(笑)&暗闘記
「ライフスペース」によるミイラ事件、「ホームオブハート」での児童虐待事件、「神世界」グループによる霊感商法事件――オウム事件以降もカルト宗教によるトラブルは、数多く起きている。ライフスペースの記事を書き、「グル」からクレームを受けた著者は、それ以来14年間にわたりカルト問題を取材し続けてきた。セックス教団の5泊6日の合宿に参加、宗教団体が主催する偽装就職セミナーへ潜入取材、教祖様の実家探訪……。まったく関係ない人間から見れば、奇妙奇天烈としか言いようがない彼らの実態とは何なのか。体当たりで取材を挑み続けた著者が綴る、カルト集団との交流(笑)&暗闘記。

第1章 香ばしきカルトとの出会い
 GURUからのメール
 ライフスペースからの小包
 ミイラ事件
 2つの教訓
 カルトはどこにでもいる
 …ほか

第2章 取材したらこうだった
 セックス教団潜入
 キチガイの学校へようこそ!
 オールウェイズ・コンドーム!
 教祖が卑猥な言葉を連発
 モテない男は宗教でもモテない
 …ほか

第3章 カルト宗教との裏バトル
 サイババをパクった健康セミナー
 全国での同時多発訴訟を予告
 教祖との直接対決へ
 耳と指
 訴えられても勝てればOK
 …ほか

第4章 カルトと報道
 マスコミのカルト問題報道
 朝日新聞のファインプレー
 最高裁で有罪にされた会社員
 おバカな新聞記者たち
 記者クラブ制度とカルト問題
 …ほか

http://tkj.jp/book/?cd=01972201
<引用終了>
新書版で280P程度なので、あっという間に読みきりました。
一般社会と隔絶された人々の奇矯な言動を最初は愉しんでゲラゲラ笑いながら読んでいましたが、途中からいろいろ思い出してしまいました。だんだん笑えなくなってしまいました。

やっぱり迷惑なことが多いんですよね。最初に勤めた零細企業では社員50人程度のうち、大手宗教団体の会員が10名程度いました。一般社会と比較すると大変な濃度です。
これには理由があって、最初に入ってきた人間が仲間を呼ぶからです。社員を採用したい、となると“こんなひとがいます”と売り込むわけですね。
きまって“人物は保証します”ともいう。この言葉を採用担当は、能力のことだろうと単純に思うのですが、実は信仰の度合いを指しているのだな。

仕事していくうえでは困ったこともありませんでしたが、身内だけがわかる内輪話をして自分たちだけ盛り上がるようなことは何度かありました。これは、あんまり気分のいいものではありませんね。

普段のときは困らないが、いざ選挙となるとモードが思い切り切り替わる。こちらを見る目も東京○○区の有権者だ、となるわけです。休日に何度も電話をよこして投票依頼してきましたっけ。ひたすら生返事で応答しました。

そんな彼の部下として、ある日新人が入ってきましたがこの男が、幸福の科学の会員だったので、さあ大変。営業MTGでは、数字そっちのけで生き方がどうだこうだと説法合戦となりました。傍らで見ている分には面白いですが、彼らは実に真剣。そのギャップもまた面白くて笑っていると、なにがおかしいんですか!と血走った目で訴えられて閉口したこともありました。
結局、幸福の科学の男は三ヶ月で退社していきましたけど、主宰者の著書を社員分置き土産として、プレゼントしていきました。大変な出費だろうに。
今、どうしているんだろう?幸福実現党の手伝いとかやっているんだろうかな。

本書では、ミイラ事件のライフスペース、セックス教団として名高いラエリアン・ムーブメント、幸福の科学に、統一教会などが挙げられています。
関わると、如何に自分と周囲が不幸になっていくかがあらためてよく理解できました。
ご一読をお勧めします。

そして後日談。法戦に勝った、追い出した側の大手宗教の彼とはその後に職場も離れて年賀状のやり取りだけでした。が、なんとその後に二度も同じ会社に勤めるというまったく有難くない奇蹟を経験することとなります。

今はようやく離れることができました。ところが最近、登録のみして放置しているフェースブックに友達申請してきやがった。速攻で保留&ブロック。
ようやく一安心も、三度あることは四度あるのか?嫌な予感がします。

営巣(続)

2012年11月26日
鳩が、ねぐらを作っていた!我が家の隣のベランダにです。
六月に、我が家のベランダの死角に巣を作っていたのを気付いて撤去しました。大きなひな鳥もいましたが結局は死なせてしまった。ちょっと心が痛みましたが、これも致し方ないところ。病原菌を撒いたりすることもありますし。
六月の日記:
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1853312189&owner_id=297101

隣家は父子の二人暮らし。お母さんがいたのですが、十年くらい前に突然出て行った。布団など大きな荷物とともに出て行って戻りません。
生活は一変したと思う。洗濯物をベランダに干す、ということが無くなった。
どうしているかというと、部屋干しとクリーニング出しになった模様。
お父さんはタクシーの仕事をしてて、夜がメインの勤務。息子さんは30代後半ですが、何をしているか不明。昼間からトランス系の音楽をかけていることはわかりますが、一年に数回目撃できるくらい。行き会っても目を伏せて早足で通り過ぎてしまう内気な方。お父さんは普通に挨拶などしますが息子さんとは全く話をしたことがありません。

夏も冬もエアコンを効かせており、洗濯もそんな状態だから窓を開けるという習慣がないんですね。その状態を鳩は悟ったわけです。我が家では手痛い逆襲にあいましたが、ここなら巣作りが出来ると判断したんでしょう。
ベランダ越しに隣のベランダを覗くと、風呂の簀だとか昔飼っていた犬小屋の残骸やポリバケツやらが転がっています。むさ苦しくて侘しい男の住まいって感じ。

で、ポリバケツが横倒しに転がっていて、その中に二羽の雛鳥がいることがわかりました。しかもバケツの底が北側を向いているから風除けに最適なロケーションです。生存本能とはいえ、うまいとこに目をつけたものです。
雛は相当大きくなっていますが、まだ飛ぶまでにはなっていない。しばらく見ていると親鳥がやってきて何かを口移ししてました。餌を運んでいるんですね。

こちらを認めると、すぐに飛んでいってしまいます。我が家は強敵であるとわかっているのでしょうね。いつも追い立てていたから仕方ない。

さて、鳩の巣と化した隣家のベランダ。この状態を住人二人は知らないでしょう。教えてあげたほうがいいのかどうか悩みます。指摘しても、それがどうした?と言われたら終わり。うちをいつも覗いているのか?と変な勘ぐりをされたくもないし。余計な口出しはしないでおこうかなあ。ちょっと迷うところです。

ああ、そうか。女房には愛想尽かしされたけど、鳩は寄ってきてくれたってことで自信が取り戻せればそれはそれでいいかもね。

毒殺

2012年11月25日
毒殺疑惑がありますが、だとしたら誰がどんな理由で実行したのだろうか?
<引用開始>
アラファト氏遺体、27日に掘り起こし 毒殺疑惑解明へ

パレスチナ自治政府の故アラファト議長の遺品などから毒性の強い放射性物質が検出されて再燃した「毒殺疑惑」を解明するため、パレスチナの死因調査委員会は24日、今月27日にアラファト氏の遺体を掘り起こして検体を採取すると発表した。

アラファト氏はイスラエル軍の軟禁下にあった2004年10月、突然体調を崩してパリ郊外のペルシー病院に入院。11月11日に死亡した。死因には不審な点が多く、パレスチナ人の間ではかねて「毒殺説」がささやかれてきた。イスラエルの関与を疑う声も多い。
http://digital.asahi.com/articles/TKY201211240450.html?ref=comkiji_txt_end_kjid_TKY201211240450
<引用終了>
もともと急進的な指導者だった彼は、次第に穏健な指導方針になっていた。後にノーベル平和賞を、ラビンとともに受賞したときは本当に驚きました。
イスラエルからすれば、アラファトは比較的に交渉のやりやすい相手だと思うのですがね。
それともラビンが暗殺されたことで狂ったのだろうか。日本の報道では、ハマスが過激派という論調を強めに出しますが、イスラエルにこそ穏健派がいません。

国の成り立ち上、やむを得ないのだが誰が首相になっても対パレスチナ強硬派となる。強硬派のなかでの立ち位置が微妙に違うくらいで、たとえてみれば維新の会と太陽党程度の隔たりしかありません。

遺体を掘り返すということですが、これは宗教的に大丈夫なんでしょうか。墓をあばくわけでしょう。真実追求のためとはいえ、イスラム的に許容できるのでしょうか?

仮に遺体から新たな証拠があがったとして次はどうなるのか。もしイスラエルの関与が強まったなら、パレスチナだけでなく、イランもシリアもエジプトにも大きな影響があります。アメリカの影響力がさらに低下していくだろうと直感します。
個人的には、オスロ合意の状態にまで戻すべきだろうと考えます。

コンパチビリティ

2012年11月24日
ちっぽけでも確かな幸せが私を包んでおります。
大したことではないが、音波電動歯ブラシの内臓電池交換に成功したのです。
私はパナソニックのドルツを使っているのですが、これが調子悪くなった。使っていても一分くらいで振動の勢いが無くなり、停止してしまいます。

前までは「寿命だな」と軽く考えて、すぐ買い換えたりしていたのです。しかしこれが大間違いであることに気付きました。単に内臓電池の消耗であり、修理に出せば電池を交換して復活できることに気がついたのがちょっと前です。

そして、その作業も自前でできることが判明しました。あとは内臓電池ですが、これだけを売ってくれる業者があることも判明しました。そこまでわかったなら選択肢はひとつしかない。その部品を入手して、自分で交換してしまえ。頼んでいた部品が昨日届き、ついに作業することができたのです。

車のリモコンキーの電池交換も出来たので、歯ブラシも簡単だろうと思ってましたが、電池が独特の形をしているのですね。通常の乾電池は、プラス極に突起があり、マイナス極は平板です。歯ブラシの内臓電池は両極とも突起がある。通常の充電式電池では対応できない、ということにしているのかなとそのときは思いました。しかし、これは正しくないことが後ほど判明します。

というわけで作業開始。歯ブラシ底部のネジを、0番のプラスドライバーで外します。長年使って、固着している底部をマイナスドライバーでこじりながら、外す。ここからが問題。電池が収まっている本体部分を抜き出すのですが、内側から外殻に締まっている二箇所のツメを外していかなければなりません。一箇所を外しても、もう一方に取り掛かっている間に元に戻ってしまう。何回かやり直して何とか成功。コツがいるんですね。

そして基板と裸電線に囲まれた本体を取り出すことに成功!基板になるべく触れないように、慎重に電池を取り出します。
新しい電池を、+-極を確認してゆっくり装着。本体を外殻に慎重に戻して底部を取り付け、ネジを締めて終わり。さて、動くかしら?

スイッチを押すとウィーン!と元気に震えます。おお、復活だ。勝利だ。無敵だ。
ある種の自己効力感とか、万能感が私を包み込みます。これだよ、この感じが欲しかった。

単純に歯ブラシを買い換えてもよかったけど、そうはしなかった。何故か?
替えブラシを多めに購入済みだったので、そのコストを無駄にしたくなかったのです。
新しい電動歯ブラシと替えブラシ。これに互換性が全く無いのが悪い。
ならば、今使っているものをなんとか生かせないか、と考えたのが始まりでした。
そして、内臓電池交換を知り、部品を売る業者を知り、作業方法も調べました。替えブラシのコストをサンクコストにしないため奮闘したわけです。

しかも新しい内臓電池購入も、楽天スーパーポイントを活用できたので実質は33円しか払っていません。電池代+送料で633円のうち、ポイントが600円もありました。

新しい電動歯ブラシを買えば、一万円。電池交換依頼すれば3500~5000円です。33円の出費で済んでよかった。

それにしてもだ。「持続可能な成長が~」とかの言説が如何に嘘くさいものか。持続可能って聞くたびに、なんの精力剤だよ?と思ってます。
替えブラシの規格を変えるようなセコイ真似をしても、利益を得たいか?

まだあります。内臓電池は専用のものしか使えないと思っていたら、サンヨーのエネループも使えるとわかったのです。ニッケル電池で電圧が1.2Vなら大丈夫。両極の突起なくとも問題なく装着できる。何それ?

メーカーに言いたい。コンパチビリティを発揮して、買い物を無駄にしないように配慮することこそ、真のサステナビリティじゃないの?直しながら、長持ちさせる製品戦略をとれよ!と思いましたですよ。

虐め問題

2012年11月23日
一昨日のNHKで「探検バクモンSP『いじめ × 爆笑問題』」を夜にやっていて見てました。
<引用開始>
「探検バクモン」73分拡大スペシャルのテーマは「いじめ」。爆笑問題とタレント・小島慶子が、不登校の子どもたちが通う「いじめのない?!学校」を探検し、いじめをなくすための秘策に迫る。『修学旅行の行き先から、時間割まで子どもたちが主体的に決める』『授業に出るのがつらければ、出なくてもよい』『通知表には子ども自身の評価を載せる』など、超自由な校風に隠されたヒミツとは?さらに、いじめられた過去を持つ子どもたちと爆笑問題が真正面から向きあいガチンコトーク!子供たちがつらい過去について重い口を開く。そして、スタジオには超多様な論客たちが大集合!海外のいじめ対策や日本の学校の歴史を徹底研究し、「いじめへの処方箋」に迫る。大津いじめ問題の真相究明にたずさわる教育評論家・尾木ママが、ツイッターで話題の人気子役・はるかぜちゃんを一喝?!いじめられた過去を持つミュージシャン・ROLLYと直木賞作家の志茂田景樹がバトル!?そしてバクモン太田の考える「究極のいじめ克服法」とは?!今悩んでいる子どもたちへ、前向きなメッセージを届ける!
http://www.nhk.or.jp/bakumon/prevtime/20121121.html
<引用終了>
総体としていい番組であったと思います。おちゃらかすこともなく、出演者は真面目に向き合い、討論にも参加していたように見えました。

ただ、虐め問題にはことさらに冷静に向き合うことが必要に思います。私の時代はどうだったかというと、やはりありました。集団リンチといって、休み時間の短い合間に、独りでいる生徒に十数人で面白がって殴りかかるという真似をしている連中がいたりした。私自身はやられたことがないけれど、友達でやられたのもいて、今でもそれを恨んでいたりします。40年経とうがやられた側は決して忘れない。
それから、私の十数年後の世代で「中野富士見中学」の鹿川君の一件がありました。また数十年経って今度の大津。

子供の虐めについては、よく「自分たちの頃もあったけど、もっとおおらかで牧歌的であった」などと、現代の虐めの陰惨が増しているように意見する人がいます。そういう人は、おそらく虐められたことがない。むしろ虐める側にいたのだろうと思います。陰惨さも歪みも昔からそんなに変わらないのではないか。

例えば次のニュースで、そのことが裏付けられると思います。
<引用開始>
ホームレス襲撃:5少年を再逮捕 殺人容疑など 大阪府警

JR大阪駅周辺で暮らしていた路上生活者5人が襲われ死傷した事件で、大阪府警捜査1課は22日、富松国春さん(67)を暴行して死亡させたなどとして、大阪市の無職少年や府立高校1年の男子生徒(17)ら16~17歳の計5人=別の強盗致傷容疑で逮捕=を殺人容疑などで再逮捕した。少年らは「ストレス解消のため、面白半分でやった」と供述しているが、殺意は否認している。携帯電話のカメラで暴行の様子を撮影していたという。

府警によると、5人は中学の同級生。無職少年は「襲った理由はなく、ノリでやった。思い切り蹴ったりしたら死んでしまったという感じ」などと供述。鉄筋工の少年は「サッカーボールをシュートするみたいに蹴った」などと話している。暴行は2日とも1分間ほどだった。府警が押収したアルバイト少年の携帯電話には、襲われる富松さんが「助けて」と何度も叫ぶ映像が残されていたという。

現場周辺では約1キロ四方の狭い地域で路上生活者5人が襲われ、70代と80代の男性2人が脳挫傷で入院するなどした。少年らは先月11~14日、現場周辺の路上生活者を毎日襲ったと認めており、府警は少年らが一連の事件に関与したとみて捜査を進める。
http://mainichi.jp/select/news/20121123k0000m040096000c.html
<引用終了>
「ノリでやる」。学校の虐めとも通底していると思いました。いや、学校よりはるかに悪質な虐待暴行ですね。二日連続で同じ人を暴行しているのだから。その様を撮影までしていたという非道に言葉も出ない。
庶民感情では、犯人に長期刑を課してもらいたい。しかし、未成年だし五年くらいなのか。
刑事事件としてはそんなものだが、理不尽なことに今回は民事には問われない可能性が高いんですね。被害者が死亡しているし、身寄りがはっきりしなければ、その人たちがいたとしても動かなければ損害賠償が出来ない。

これでは、亡くなった人は浮かばれまい。

今回停戦合意したイスラエルとガザ地区のハマス。ガザ地区のイスラエルスパイを、銃殺した上に自動車でその死体を引きずり回す映像が出ましたね。
その有様に国際社会から非難も出ていますが、狭い地域にすき放題ミサイルを落とすイスラエルと今回のホームレス暴行死を考えあわせると、そういう報復の正当性もあるかな、とちょっと思いました。

コミッショナー

2012年11月22日
プロ野球コミッショナー。権限は大きくないが、発言力はそれなりに重い筈です。なにこれ?
<引用開始>
加藤コミッショナーの正体見たり

どうかしている。

20日に都内ホテルで行われた巨人の日本一祝賀会。そこへ、のこのことやってきた加藤コミッショナー(71)が渡辺球団会長、白石オーナー、原監督に続いて壇上にまで上がり、こんな挨拶をしたからぶったまげた。

「今年は日米でジャイアンツの年でした。ワールドシリーズではサンフランシスコ・ジャイアンツが4戦全勝。読売ジャイアンツは4勝2敗。もし読売ジャイアンツが4勝0敗なら、私がいるNPBは赤字になる。2試合(多く)やれば、数億円儲かるだろうといわれている。いろんな配慮をいただいたという説がないことはないのであります。御礼申し上げます」

「阿部選手は捕手で首位打者、100打点以上。もし、最高殊勲選手に選ばれなかったら、地球が三角になるんじゃないかと思います」

巨人サマサマという態度を隠しもせず、21日に発表される今季のMVPにもフライング気味に言及。そして、渡辺会長をこう持ち上げるにいたっては、さすがに報道陣からも失笑が漏れるほどだった。

「読売ジャイアンツには世にもまれなる発信力と影響力を持つ球団会長がおられます。サンフランシスコ・ジャイアンツにはおられません。米国の30球団にもいない。それも読売ジャイアンツの強みではないかと。今回の読売ジャイアンツの見事な完全優勝を日本には嫌がる人もいるけれど、より多くの野球ファンは喜んだのではないか。日本野球全体の活力につながる完全優勝だったと思います」

コミッショナーが一球団の祝賀会に出席すること自体に違和感を抱くファンも多いだろうが、そこで歯の浮くような賛辞を並べ立てる。これで、公平性が保たれるのか。昨年の開幕延期騒動を例に取るまでもなく、加藤コミッショナーはなにかと「巨人寄り」だというイメージを持たれている。他球団やファンはどう思うか。
正体、見たり。
http://gendai.net/articles/view/sports/139744
<引用終了>
この人、元外交官ですよね。コミッショナーと聞くと、金子鋭とか下田武三を思い出します。下田武三以来の外交官出身者ですが、何の指導力も発揮できていません。交渉力とかネゴとか、そうしたスキルが磨かれていなければ嘘ですが、この人はただただ現場で立ち会いたいってだけなんだな。見てるだけ。でも、その場にいることは個人的に重要。あとで自慢できるから。

この人、情けないなと思ったのはまず、去年の震災直後です。確か3月25日開幕が決まっていたのだけれど、選手会が反対して4月半ばに開幕したいと要望を出した。楽天の本拠地である仙台はまだ被害の爪あとが大きくて、しばらく宮城で試合できないくらいでした。そうした物理的な理由もあるが、もっと大きな理由は「こんなときにやっていいのか」という心情的なものだったと思う。それを「たかが選手風情が、生意気言うな」とやりこめたのが渡邊恒雄。世間は大半が選手を応援した。その時に何も言えなかったのがこのコミッショナーです。調整も何もまるで出来ませんでした。外務省先輩の下田武三が泉下できっと泣いているよ。

そして最近では、WBCにおけるプロ野球選手会での不参加問題。アメリカの要求はビジネスの感覚からしても極めて傲慢なものだと思ったけど、それに反対も異議も唱えることなく「とにかく出て欲しい」「震災後の日本人の励みになる」という情緒的で曖昧な態度に徹してましたね。御身大事なのはそれでも我慢しよう。寄らば大樹の陰もさておこう。

しかし許せないのは上の日本シリーズに関する発言です。四勝できる実力があるのに、プロ野球機構の収支を考慮してわざと負けてくれたという様な発言、いくらお目出度い祝勝会とはいえ、立場からすると大問題ではないですか。

黒い霧とか八百長とかドラフト破りとか、綱紀粛正を誓ったのではないのか。前任の検事出身だった根来泰周と違って、立会い専門の外交官だからいいのか?情けない、の一言。

南極風

2012年11月21日
笹本稜平の「南極風」(祥伝社)を読了しました。
<引用開始>
愛と希望の感動作!
“光の山”が人生を奇跡に変えた!
決死の生還を果たした男を待っていた
思いもかけぬ殺人容疑──
NZ(ニュージーランド)随一の名峰アスパイアリングに
鎮魂と再生への祈りが谺(こだま)する

あのとき人生が暗転した。
魂の煉獄(れんごく)を生きる森尾(もりお)を救ったものは?
「君がそんな生き方を貫(つらぬ)いてくれたお陰で、私は過ちを犯さずに済んだ。私よりずっと若い君にとって当たり前だったことを、私はまるで理解していなかった。私は君に救われたんだよ」
「山が教えてくれたんだと思います。アスパイアリングという山が──」
森尾の胸の奥を涼やかな風が吹き渡った。心のスクリーンに広がるのは、宇宙の色で染め上げたような深い青空の下、氷河と岩肌の目映(まばゆ)いコントラストを見せて連なる美しいサザンアルプスの山並み。そしてその中央で鋭く天を指すあの秀麗な三角錐(さんかくすい)だった。(本文より)
http://www.s-book.net/plsql/slib_detail?isbn=9784396633981
<引用終了>
アスパイアリングは、ニュージーランド南島にある3000Mを越す南半球のマッターホルンといわれる美しい山です。写真で見ても峻厳で壮麗ですね。
ちなみにニュージーランドの最高峰はマウント・クックで3754M。ほぼ富士山と同じです。

南島にはサザンアルプス山脈ってあるんですが、日本の南アルプス山地と同じですね。環太平洋火山帯だから似たような山容になるんでしょうかね。
そういえばロトルアなど有名な温泉もありました。昨年の一月にはクライストチャーチで大地震、三月には東日本大震災と重なりました。

主人公森尾正樹は、ニュージーランドで登山旅行会社を共同経営しているクライマー。アスパイアリングを中心としたNZ各地の登山をガイドとしてサポートしています。
今回も、日本から来た五人の登山客を引率してアスパイアリングに登る。ところが、不幸な事故が幾重にも起きて五人もの人間が事故死してしまいます。自分の判断が果たしてあれでよかったのだろうか?そう思い込んで失意の日々を過ごす森尾。ところが一年経って、この事故が森尾の企てた保険金殺人事件として、彼は逮捕されてしまいます。誰が森尾を訴えたのかが不明なまま、その後二年近くも拘置所に留めおかれることになってしまいます。

純粋なミステリーという範疇の物語ではありません。笹本作品としては名作である「還るべき場所」「未踏峰」といった山岳小説の一群に組み入れられるものでしょう。
しかし、今回は人間の尊厳らしきものがよく描かれているのではないかと思います。利己心と無縁の崇高な行動、人として最高の矜持が登山を通じて描かれていると思いました。
そうした物語の終盤で、意外な人物が森尾の前に現れることになります。

物語はアスパイアリングへの登頂アタックと下山行動、時間軸の違う日本での逮捕・拘禁・裁判が順繰りに出てきます。控訴審などの仕組みもよく理解できました。後半は爽やかな筆致で締めくくられます。

ご一読をお勧めします。

泣く子

2012年11月20日
漫画家のさかもと未明の書いた意見が物議を呼んでいるようです。
<引用開始>
再生JALの心意気/さかもと未明(漫画家)
◆飛行機の搭乗マナーは守られてる?◆

 「あなたとこれ以上、話しても埒が明きません。かたちだけ、『申し訳ございません、努力してまいります』とか頭を下げても、どうせ何もしないでしょ? 私は、頭を下げさせて溜飲を下げて終わり、なんてことでは納得しません。クレームをつける以上は、自分の名前を出して責任をもちます。だから結果を出してほしい」

 私は夏の羽田空港で、JALの空港スタッフ相手にひと騒ぎ起こしていた。主人と出かけた愛媛県松山からの帰りの飛行機、JAL1466便のなかで、赤ちゃんが泣き叫び通しだったのにブチ切れてしまったのだ。だって、客室乗務員さんが母親と一緒にあやしても泣きやむ気配はないし、逃げ込む場所もないんだもん。

 その赤ちゃんは、たぶん1歳くらい。どうしてそんな体力が、と思うくらいに離陸から泣き叫び通しだった。

 「引きつけでも起こしたらどうするの?」と心配になるレベルだし、お母さんもどうにもできなくてホトホト困っているのがわかる。ほかのお客さんも「言い聞かせてなんとかなる年齢ではないし、仕方ない」と思っているみたい。でも、私は耐えられなかった。

 「もうやだ、降りる、飛び降りる!」

 私は、着陸準備中の機内を、出口に向かって走り始めた。その途中で、子供とお母さんにはっきりいった。

 「お母さん、初めての飛行機なら仕方がないけれど、あなたのお子さんは、もう少し大きくなるまで、飛行機に乗せてはいけません。赤ちゃんだから何でも許されるというわけではないと思います!」・・・・・・(続く)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121119-00000002-voice-pol
<引用終了>
引用記事は長いので割愛しました。そりゃ、気持ちはわかります。
新幹線で広島に行くとき、隣の席に乳児とお母さんが座ってたのですが、子供がもう泣くわ泣くわ。東京から広島まで五時間。殆どが泣いていました。でも泣くのもかなり体力を使うんですね。岡山を過ぎた頃は、子供もぐったりしていましたっけ。
とにかく隣の若いお母さんが気の毒だった。隣で泣かれた私をはじめとして、周囲の乗客にずっと謝っていました。でも、どうして泣いているのかわからないのですよ。泣きつかれて眠る、という展開を期待したのですがそれもダメ。お腹がすいているのでも眠いのでもない。どこか痛かったのかなあ。

仕方ないので、そのとき持っていたウォークマンを終点までずっと聞き続けることにしました。それでも、子供の泣き顔が目の前にあるのでずっと目を瞑って耐えました。当時はカセットテープだったなあ。46分テープをエンドレスで聴き続けましたっけ。(遠い目)

しかし、ここまで文句を言うとは。なんとも面倒くさい女だなと思いました。
「子供叱るな 来た道だ」ですよ。

私たちを侮辱するな

2012年11月19日
昨日の東京新聞の社説に目が奪われました。ちょっと長いですがそのまま紹介します。
<引用開始>
週のはじめに考える 私たちを侮辱するな 2012年11月18日

見出しの「侮辱」とは極めて強い言葉です。ひどい扱いを受けた者の発する言葉です。政治にせよ、原発にせよ、私たち国民は、侮辱されてはいないか。

手元に一通の手紙があります。学校で国語を担当されていた元先生からです。この夏、東京であった脱原発の市民集会に出かけた時のことが記されていました。

こんな内容です。

…何人もの演説の中、一番心に響いたのは作家の大江健三郎さんが述べた「私たちは侮辱の中に生きている」という言葉でした。

◆大江さんのスピーチ
その言葉は、大江さんも紹介していたそうですが、福井生まれの昭和の作家、中野重治の短編小説にある文句です。中野はプロレタリア文学で知られ、大戦前の思想統制では自身も激しい国家弾圧に遭っています。

その短編小説は、昭和三(一九二八)年、全日本無産者芸術連盟(略称ナップ)の機関誌に掲載された「春さきの風」。検挙された同志家族をモデルにしています。

思想をとがめられた検束で父とともに母と赤ん坊も警察署に連行される。その赤ちゃんの具合が悪くなる。ろくな手当ても受けられずに亡くなってしまう。母親はもちろん医師を頼みましたが、無視された。理由のない平手打ちを受けるばかり。

小説はそれらの動きを、きびきびとした文体で描き、最後は母親が留置場の夫に手紙を書く場面で締めくくられます。

母親は砂を巻く春風の音の中、死んだ赤ん坊はケシ粒のように小さいと思う。そしてこう書く。
「わたしらは侮辱のなかに生きています。」(「中野重治全集第一巻」筑摩書房より)

中野重治が実体験として記した侮辱という言葉、また大江さんが原発に反対する集会で引いた侮辱という言葉、その意味は、もうお分かりでしょう。

◆デモクラシーの軽視
権力が民衆を、国家が国民を、ほとんど人間扱いしていないのではないかという表現にちがいありません。

つまり倫理違反なのです。

先日、東京電力は、原発事故時のテレビ会議記録を新たに公開した。二回目の公開です。

その中に自家用車のバッテリーを集めるというやりとりがありました。原子炉の圧力が上昇し、蒸気逃がし弁を動かすためバッテリーをつないで電源を確保しようというのです。しかも足りなくて買うお金にも困る。

備えも何もなかったわけですから、社員らの苦労も分かります。しかし、これを知った福島の被災者らはどう思ったでしょう。

東電も国も、その程度の取り組みと真剣さしかなかったのか。住民の守り方とはそのぐらいのものだったのか。言い換えれば、それは侮辱に等しいでしょう。

侮辱は継続しています。しかもデモクラシー、民主主義の軽視という形で。

原発で言えば、大飯の再稼働はろくな検証もなく、電気が足りなくなりそうだという理由だけで決まりました。国民の安全がかかわる問題なのに、これほど非民主的な決定は前例がないでしょう。

沖縄へのオスプレイ配備も、米兵事件に対するその場しのぎの対応も侮辱にほかなりません。国家が人間を軽視しているのです。

原発から離れれば、一票の格差を放置してきた国会とは、デモクラシーの不在も同然です。立法府だけではなく、最高裁が「違憲状態」と判示しつつ、違憲であると踏み込めなかったことは、憲法の番人としての責務を果たしえたか。疑問は残ります。

今の政治には、ほとほとあきれたと多くの人が口にします。それはおそらくはデモクラシーの軽視に起因していることで、国民は自分の権利の蹂躙(じゅうりん)を痛々しく感じているのです。政治に侮辱されていると言ってもいいでしょう。

その状況を変えるには、何より変えようという意思を各人がもつことです。デモや集会はその表れの一つであり、選挙こそはその重要な手段です。

◆戦うべき相手はだれ
冒頭の国語の先生の手紙は今、自分の抱える恐ろしさをこんなふうに表していました。

…(中野重治の)戦前と違って現代は戦うべき相手の姿が明確に浮かび上がらない分、かえって恐ろしさを感じます…。

戦うべき相手は広範で、しかも悪賢く、しっぽすらつかませないかもしれません。政財官などにまたがる、もやもやとした霧のようなものかもしれない。

しかし、こう思ってその相手を見つけようではありませんか。
一体だれが私を侮辱しているのか、と。
私たち自身の中にそれは忍び込んでいないか、と。
投票の前に見つけようではありませんか。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012111802000111.html
<引用終了>
かっての朝日が書くような格調高い記事です。読売や日経なら絶対に書けないだろう。
そう、侮辱なんですよ。解散総選挙が決まってから今日まで繰り返し、テレビで私たちは何を見せられているか。選挙の票読みと、野合まがいの連携と、第三極を僭称する極右の言動ばかりです。

特に維新と太陽のどうのこうのは食傷させられる。お互いを気持ち悪いくらいに褒め称えるのを見るのも、罰ゲームのようです。
それに、イタリアの「オリーブの木」をこの「第三極」連中になぞらえないで欲しい。
あれはユーロコミュニズムの発展形で、保守とリベラルの間に割り込むもの。フランスのルベン、ロシアのジリノフスキー、オーストラリアのハイダーといった連中と変わらない維新や太陽にそんな僭称をして欲しくありません。

それにしても、大江健三郎の引用からとはいえ、まさか中野重治が新聞社説に出てくるとは思いもよりませんでした。
中野重治、長編は勿論ですが、中短編にも「歌のわかれ」など名作が多い。

詩人の荒川洋治が、新年を迎える際に必ずやることがあると言ってます。それは中野重治の「萩のもんかきや」という短編を読むことだという。
毎年毎年、読むたびに全く違った感想を抱くからだといいます。
私もやってみました。なるほど。何ということはない短編なのだけどなるほど味わい深い。いつも違う印象を持ちます。さすがに荒川洋治です。
http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=196187X

中野重治が遺した次の言葉が、大好きです。

「娘たちよ、また青年よ、また五十すぎた私自身よ。事がうまく運ばぬからといって決して腰をひくな。どこまでも自尊心を謙遜に保って、筧の水のようにしたたりを溜めてゆけということである。」

「筧の水のようにしたたりを溜めてゆけ」。

この言葉に、いつも励まされます。負けていられないと思う。

汚名を雪いでも

2012年11月18日
もしかしたら取り返しのつかないことをやってしまったかもしれない。死刑執行が早すぎる。
<引用開始>
飯塚事件で「第三者のDNA」 再審請求審で弁護側
 福岡県飯塚市で1992年、7歳の女児2人が誘拐、殺害された「飯塚事件」の再審請求審で、死刑が確定、執行された久間三千年元死刑囚=執行当時(70)=側の弁護団は25日、捜査段階の鑑定で使われ、真犯人とみられる人物のDNA型が写ったネガを専門家が分析した結果「第三者のDNA型が見つかった」と明らかにした。

 福岡市で記者会見した弁護団は「無罪を言い渡すべき決定的な新証拠」と述べた。ただ犯人を特定できる当時の試料は残されておらず、再鑑定は不可能な上、ネガの分析結果にどの程度の証明力があるかも不透明。再審開始の可否を決める福岡地裁の判断が注目される。
http://www.47news.jp/CN/201210/CN2012102501001778.html
<引用終了>
「疑わしきは被告人の利益に」。いわゆる白鳥決定に基づけば、速やかに再審開始して欲しいところです。しかし、被告人は既に死刑執行されている。
せめて、汚名は雪いで名誉回復していただきたいです。

時期的にちょうどあの、足利事件と同じですね。菅家利和さんが不当に扱われたあの事件。粗雑なDNA鑑定が問題となり、その結果が覆されましたがこの飯塚事件でも同じ鑑定方式がとられていたそうです。久間死刑囚は菅家さんと異なり、一貫して無罪を主張。気持ちが折れることがありませんでした。しかし判決から僅か二年で死刑執行という異常さです。

真実は本人のみぞ知る、としたらどのような気持ちで刑場に向かったか。無念いかばかりか。それを考えると胸が締め付けられる思いがします。
同時に、装置としての国家権力が如何に冷酷であるかも思い知らされます。
頑迷なまでに、無謬性を押し付けるこの連中。許してはならない。

市場を見誤る

2012年11月17日
最近よく見かけるもので気になって気になって仕方ない、バナー広告があります。
mixiでもよく出てくるのでご存知と思いますが、イエイなる会社の不動産査定の広告です。
「えっ・・・俺のマンションこんなに高く売れるの?」というキャッチのやつです。
http://sell.yeay.jp/lp2/fudousan01.html?gclid=CIO98Mq71bMCFQE5pgodk0sAlw

真っ当な商売をやっているところなんでしょうが、使っているモデルの風体と不動産があまりにもミスマッチという印象を受けるのです。

35歳Sさん、として登場してくるこの男性。失礼ながらあんまり頭がよさそうには見えない。ホームレス中学生を出した芸人さんにちょっと似てると思う。
気になるのは、口元を手で蓋うという仕草の画像です。男でそんなやつ、見たことないぞ。

テレビではこの間、見ました。報道ステーションSUNDAYという番組に出てくる局アナの冨川悠太。彼がその仕草をしてました。相方の長野智子に、つい口を滑らせた言動をたしなめられた際に両手で口を蓋ったのです。

きれいな顔立ちをしている今時の男性ですが、女性のような仕草でした。というか今の女性でもやりませんよ。古館の番組にも出てきますが、なよなよっとした仕草で、申し訳ないがたまにおぞ気を感じることがあります。

話を戻します。手で口元を隠すのは「まずい」「失敗した」という表現なんでしょうけど、渋面をつくるくらいでとどめておけばよいのにな。

これには先例モデルがあります。「うわ・・・私の年収、低すぎ」で女性が口元を蓋うやつです。同じ広告代理店が作ったのでしょうね。

でも、現実にそんな人いるのだろうか?35歳の勤め人で売れるマンションを保有しているような人。明らかに住まいとは違う物件という感じですよ。

実際に保有している人は50代以上で、セカンドハウスを手離すとか住み替えを検討しているようなシニア層じゃないのかな。ロマンスグレーをモデルにしたほうがよくないか?市場を見誤ってないか?

ああ、そうか!これ、よくある「投資マンション」かもしれないな。
口車に乗せられてつい購入契約してしまった人なのか。それでローンが払えなくなって手離したいけどどうやってやったらいいかわからないで悩んでる、そんな人を想定しているのか?人がよくて、多少世間ズレしているという。だったら、間の抜けたような顔をしているモデルを使っても合理的ではあるな。
とまあ、いろいろと想像を広げさせてくれる広告ではあります。

ロックアウト

2012年11月16日
「明日から出社に及ばず」と締め出されてしまう解雇が生まれてきています。しかもIBMで。
<引用開始>
(中略)・・・・こうしたロックアウト型のなかでも極め付きは、能力不足を理由とした普通解雇と組み合わせた、「ロックアウト型普通解雇」だ。ここでも“主役”は日本IBMだ。
日本IBMの社内システム関連部門で働いていた松木東彦氏(40)のキャリアは、突然断ち切られた。今年9月18日の夕方5時ジャスト。上司にミーティングだと会議室に呼ばれると、面識のない人事担当者が入室し、名乗る間もなく、一方的に書面を読み上げられた。「早口でよく聞き取れなかった」(松木氏)が、それは解雇予告通知だった。

9月26日付けでの解雇だが、明日以降は出社禁止。この日も午後5時36分までに退社するよう命じられた。書面を渡された後、人事担当者の監視の中、短時間で私物もろくに整理できないまま、追い立てられるように退社した。・・・
http://toyokeizai.net/articles/-/11748?page=5
<引用終了>
最初にこの記事を見たときは信じられませんでした。
IBMは、ドライといわれる外資企業のなかでも、従業員の会社に対するロイヤリティ(忠誠心)が非常に高い会社として有名です。その意味ではきわめて日本企業に近い風土であると言われてきました。

「ユーアーファイヤ!」と簡単に解雇する企業は、外資系金融などに多くありますが、IBMは親子二代で社員として在籍したりすることもよくあった会社なのです。それだけ、待遇とか居心地がよい(よかった)ということなのでしょう。到底信じられない。

そのとき、ふと思い出しました。かって勤めていた会社のOBOG会が夏にあり、私は行けなかったのですが後から聞いた話です。

私たちの居た会社からIBMに転職した元同僚が参加したのですが、直前に転職をしていたというのです。しかも、齢53歳での転職ですよ。四社目です。

早稲田大学卒業で、語学に堪能で優秀な人ですが、性格的には長く勤め上げるタイプです。
はじめにその話を聞いたときは、よく転職できたなあとボンヤリ考えていましたが、時期的に考えて、今回のリストラの対象とされた可能性が高いことに気がつきました。多分、いや絶対にそうなったんでしょう。

つらい目に遭うか、遭わないかのタイミングで首尾よく転職できたのです。
ちなみに今度の転職先はなんと、Microsoft。その事実だけでも優秀であることがわかる。

企業はひとなり、ではないのかね。寂しいし、何より大きな機会損失をしたと思う。たたき出した会社は、その人の知見や経験を二度と使えないのだから。

LCCの付加価値

2012年11月15日
付加価値で競合と差別化。運賃が安いだけでなく、もれなく暴力までついてきますとかか。
<引用開始>
スカイマーク社長、元機長への暴行も認定

スカイマークの機長だったオーストラリア人男性が安全上の理由で運航を拒否したところ、違法に解雇されたなどとして、同社側に未払い賃金など計約3000万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁(白石哲裁判長)は14日、同社側に計約1900万円の賠償を命じる判決を言い渡した。

判決によると、元機長は2010年2月、羽田発福岡行き運航便の離陸前、喉を痛めて声が出ない客室乗務員の交代を同社に求めたが断られたため、「緊急時の安全確保に支障が出る」と運航を拒否。同社は機長を代えて運航した上で、元機長の出向契約を解除し、出向元に元機長を解雇させた。

白石裁判長は「機長の判断は最大限尊重されるべきで、契約解除や解雇に理由はない」と指摘。機長交代の際、同社の西久保慎一社長が元機長に暴行を加えたことも認定し、10万円の慰謝料も命じた。

スカイマークは「控訴を含めて対応を検討する」としている。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121114-OYT1T01194.htm
<引用終了>
スカイマークって、たびたび運輸局から指導をくらっていますよね。整備不良とか安全運航に支障出るような話が目立ちます。特に人のアサインで。
西久保慎一さんも、とかくのよくない噂ばかりを耳にします。

最近では、サービスコンセプトなる文章を座席ポケットに常備させて、ひと悶着がありました。お客様に敬語は使わない、とかクレームがあるなら運輸局に直接言ってくださいとかわざわざ書いて出した。
http://matome.naver.jp/odai/2133836272381540201

今度は、機長に暴行ですか。言うこと聞かなければ実力行使、ときたか。機長に暴力ふるうなら、乗客にもじきに向かいますよね。機長と違って安全運航には支障が出ないからって。そういうことを真面目に考えてやりそうで怖い。
いくら安くてもこういう会社の飛行機は乗りたくないな。緊張の時間を過ごすことになる。
例えば、佐野実とかのラーメン屋に食べにいくような感じに似てますかねえ。

代引宅配便の罠

2012年11月14日
電話が鳴りました。「もしもし、poloさんの御宅ですか?こちら宅配便ですが、poloさん宛てに代引きの荷物を預かっております。よろしければ今からお伺いしたいのですが・・・」と告げてきました。

「代引きですか、それはいくらですか?」と聞くととんでもない答えが次の瞬間にきました。
「十五万円になります」。
じゅうごまんえん?ほんとか?問い直すと「そうです」と念押ししてくる。

「モノは何ですか?」と聞くと何か重たいものだがよくわからないという。
「荷送り人は誰ですか?」と問うと「・・・・ちょっとインクが滲んでいてよくわかりません」などという。さあ、怪しさ満載です。

「わかりました。お金を用意しなければいけないので一時間後に電話ください。ついでにオタクの電話番号も教えておいてください」と、一旦電話を切りました。
念のために警察に電話。かくかくしかじかと話すと「それは詐欺だと思います。電話番号を教えてください。近くを巡回させてください」という。
構いませんよ、と応えて電話を切りました。

念のために管理棟にも電話をして、経緯を伝えると「最近、代引詐欺というのがあるようです。多分それですよ」とのこと。しばらくして警察官が来て打ち合わせ。

あとは、お金が用意できたと告げて犯人逮捕の瞬間を目撃するだけです。
ところが待てど暮らせど電話がかかってこない。どうも、危ないと感じて逃げたようです。警察官とそれを確認して、向こうから示された電話番号にかけてみましたが、案の定、プープーと不通でした。

日々これアイデア。詐欺も、いろんな手を考えるのですね。
引ったくりで5000万円もの被害を出した男が逮捕されましたが、どんな場所でどんな人間を狙うかを綿密にマーケティングした挙句に、月間200万円の獲得を自らに課していたなんて話でした。もう、努力のかけ方を根本的に間違えてる!真っ当な仕事でそういう能力を発揮してもらいたかったなあ。

野田線の思い出

2012年11月13日
この電車、殆ど乗る機会がないのですが衝撃的な体験をしたことがあります。
<引用開始>
東武野田線新車投入に沿線住民感涙
東武鉄道が6日、東武野田線に新車両を投入することを発表。鉄道ファンや沿線住民から「あの野田線に!」と喜びと驚きの声が上がっている。

東武野田線は、大宮から柏を経て船橋までを結ぶ全長62.7kmの都心近郊路線。首都圏を環状に結ぶ国道16号線とほぼ並行して走る同線は、その比較的長距離路線であるにもかかわらず急行電車がないことや、単線区間があること、30年以上に前に製造された車両が全線で使用されていることなど、ユニークな特徴が魅力。その“ローカル感”が鉄道ファンや沿線住民から愛されてきた。
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/jikenbo_detail/?id=20121112-00026767-r25
<引用終了>
たしか高校生のときに野田に行く用事があり、柏から乗ったのです。そのときに隣の車輌で、制服着てた高校生が床に座り込んで「花札」やり始めたんですよね!
しかも床は、ひと昔前の木の床。ワックスが浸み込んで黒ずんだ木造校舎のあの床です。さりげなくスポーツ新聞敷いてその上に車座となって、花札を始めたのです。あんまり乗客も乗っていなかったのですがあれには驚いた。

あまり見ていると、因縁つけられるかもしれないので目的の駅に着くまでひたすら下を向いていました。後にも先にもあんな風景見たのは野田線だけ。

それから社会人となり、たまに乗る機会が出来ました。江戸川台に会社の研修所があったので、柏から、大宮から、船橋からと乗りましたね。

記憶に残る野田線の風景はきまって夕刻、しかも冬です。関東平野のだだっ広いなかをノロノロ動く電車でした。岩槻を越えて千葉県に入るあたり、川間とかあのあたりは本当に何もなかった。そういうところも仕事でいきました。川間に大きなホテルがあり、アイフルの社員研修に立ち会ったりしました。どうしてあんな場所で研修やったんだろう?あんなに寂しい場所なら、リフレッシュできず、参加者がうつ病にでもなるんじゃないかって心配しました。

武蔵野線とか、山手線とか、環状に走る電車は土地土地でいろんな性格を見せます。たとえば日暮里と目黒では見える風景もまるで違うし、武蔵野線も駅ごとにはっきりと個性が出ます。でも、野田線はあんまり変化がない。「藤の牛島」とか変わった駅名はあるんですが、藤の花が見られるわけでもなくて、ひたすらに平地だけが続くのですね。そういうのも東武らしいといえばらしい。

今回、新型車輌が投入されるとして湧き立っていますが、たったの二編成ですか!
奥ゆかしい東武らしい佇まいでもあります。

ショージとタカオ

2012年11月12日13:01
井出洋子著「ショージとタカオ」を読了しました。井出洋子は映画監督です。
<引用開始>
合言葉は「めげない、あきらめない、立ち止まらない」。1967年に起きた強盗殺人事件で逮捕、嘘の自白を強要されて無期懲役となった布川事件の元被告、ショージとタカオ。29年を塀の中で過ごし、50歳にして仮釈放でシャバに出た2人が家や仕事を探し、伴侶を見つけ、ついに再審で無罪を勝ち取るまでの15年間の闘いを明るく描く。毎日映画コンクール、文化庁映画賞など数々の賞に輝いた傑作ドキュメンタリー映画を書籍化。
http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784163747903
<引用終了>
二年前に大きなニュースになりましたね。検察の特別抗告を最高裁が却下して晴れて無罪になった「布川事件」の犯人と濡れ衣を着せられた二人の戦いの記録です。
拘置所と刑務所で通算29年間も、外界と遮断された厳しい生活を余儀なくされた二人。その社会復帰も想像を越える苦労があったことでしょう。
それはこの映画も同じ。96年から2010年の公開に至るまで制作に14年間もかかっています。ふとした関わりから始めたこととはいえ、途中で投げ出したくなったこともあったようです。しかもたった一人で撮影もディレクションもやっている。
“ホームムービーの域を出ない自分の撮影ぶりに、心の中でダメだしをしていた”と本文にあります。(203P)

そして、続く次の文章がとても好きです。

“当時のそんな気持ちとは裏腹に、テープをプレイしてみて「あれっ」と思った。私はその映像に引き込まれた。撮影してからその当時で九年が経過している。ときの隔たりが、ホームムービーを貴重な「記録」にしていた。ショージ君夫妻も周りの人たちも、姿形だけでなく持っている雰囲気そのものが今とは違う。出会った頃のタカオちゃんやショージ君の映像も久しぶりに見た。二人の顔、姿、カメラに向かって話してくれる言葉、そのどれもが輝いていた。画面の向こうから何かを語りかけていた。撮影当時、同時代に存在している私自身が気付かなかったことも、ときの隔たりの中で見えてきた。箱の中で寝かせているうちに、テープは醗酵していた。撮影がダメだとか、そんな個人的なこだわりはどうでもいいように思えた。映画にしよう。この記録はたくさんの人と共有できる。かすかな自信が生まれた。”(203-204P)

井出洋子にとってもまた、戦いであったのだと思いました。とてもいい本。
ご一読をお勧めします。

通販の曲がり角

2012年11月11日
日本直販が破たん。そのニュースを見ていて思いだしたことがあります。
<引用開始>
「日本直販」20年前から債務超過だった  

大阪地裁に9日、民事再生法の適用を申請した通販大手の「日本直販」を運営する総通(大阪市中央区)の幹部が10日、産経新聞の取材に応じ、約20年前から債務超過に陥っていたことを認めた。

同幹部は粉飾決算については「ノーコメント」を繰り返したが、取材に対して「(約20年前の)バブル崩壊前後から、経営環境は悪化していた」などと説明した。

また、「過去のことなど経営上の詳しいことは、経営陣の一部しか分からない」と話した。

同社はアウトソーシング(業務委託)会社のトランスコスモス(東京都渋谷区)と、経営支援に関する基本合意書を締結。日本直販の事業を同社へ譲渡し、法人としての総通は清算する見込み。
http://www.sankeibiz.jp/business/news/121110/bsd1211101628010-n1.htm
<引用終了>
総通という日本直販の運営会社、かっては「総合通信教育センター」と称して主に資格取得系の通信教育講座を売っていたのです。

表記のとおり、大阪が本社ですがもともとは東京にあった「日本通信教育連盟」が母体でした。これが東西で喧嘩別れとなり経営が分裂して生まれたのが総通です。
そして日本通信教育連盟。今は「ユーキャン」と名乗ってすっかり有名になっています。
新聞の一面全部を広告にして、資格や趣味の通教講座を大々的に頒布するという方式をもう何十年ととり続けています。
もともとは、人形制作の通信講座を始めた会社でそれが当たり、講座を何百と拡充して現在にいたる。
十年前で年商がユーキャン本体で600億円といったかな。傘下には日本文化センターを抱えています。こちらも売上が百億単位であり、他に様々な子会社を抱えていて売上総体で一千億ある。
代々木駅前に本部ビル、高田馬場と大久保にも自社ビルを持っていて無借金経営。通教は相当儲かるらしいです。

新聞広告に目を通して、実際にユーキャン講座を申し込んでくる人が3%といったかな。通信教育で利益を上げるにはいろんな方法がありますが、最もよいのは申し込んでみたが、学習に挫折して受講しない人だそうです。
通信教育だと出してきたレポートに対して講評と採点がありますが、このコストがかからず、まるまる粗利益になるわけですね。

教材は、資格講座を除いて殆ど改訂がありません。各種資格の場合、法令改正などの度に修正する場合がありますが、趣味講座は基本的に一度教材が書かれたら終わり。受講料に対して教材の原価が二割程度、即ち粗利80%程度の講座もゴロゴロあるわけです。(原価には在庫コストも含みます)

たとえば英語講座は金のなる木。コンスタントに人気があります。耳目を集めやすい半面、殆どの人が受講修了できず、何度も同じような講座を受ける人が大半だからです。
現今なら、スピードラーニングなんて教材がこの典型。ただ聞くだけでできるわけがないよ。

通信教育の仕事をしていた関係で、連盟とも行き来しました。ところが、彼らのセンスは私とはかなり違うことに面食らいました。
曲りなりにも人材開発の視点で通信教育を捉えた私たちと違い、彼らは通教=通販という感覚で見ているのです。
これは本当に馴染めなかった。しかも出てくる幹部の皆さんが自信満々で持論を滔々とぶつ。総会屋とか山師っていう佇まいですよ。

日本直販の破たんで、同業のユーキャン・日本文化センターはどうかとも思いましたが、こちらはどうやら堅調なご様子。内部の知り合いから確認しました。
どうも、総通は投機デリバティブに手を出して資産を溶かせてしまったらしいです。通販不振が直接の原因というわけでもない模様。そりゃあ、事業承継させるトランスコスモスには聞かせたくないわな。

「高枝切り鋏」という大ヒット商品の次が出なくて焦ったんでしょうね。
で、高いところばかり見て、足元に火が回るのを気付かなかったってベタなオチですよ。

そんな自分が好き

2012年11月10日
身勝手で卑劣極まりない犯行です。残されたご亭主は一生悔やみながら生きていくのに。
<引用開始>
逗子ストーカー:女性の夫、警察に抗議…「三好」姓知られ

 神奈川県逗子市で元教員の小堤英統(こづつみ・ひでと)容疑者(40)が以前交際していたフリーデザイナーの三好梨絵(りえ)さん(33)を殺害し自殺したとみられる事件で、昨年6月に小堤容疑者が逮捕された後、三好さんの夫が小堤容疑者に妻の現姓を知られたとして、県警逗子署に抗議していたことが分かった。同署は逮捕した際、逮捕状に記載された三好さんの結婚後の名字などを読み上げたことが判明しており、県警は一連の対応について検証を進めている。

 同署は昨年6月、「殺す」などと書いたメールを三好さんに送ったとして小堤容疑者を脅迫容疑で逮捕した。この際、逮捕状に書かれた「三好」姓や現住所の一部などを署員が読み上げたという。

 同署によると、逮捕5日後の6月6日、三好さんの夫から署に電話があり「三好という姓が小堤容疑者に知られたと聞いた。捜査中に知られる可能性があるなら事前に教えてほしかった」と抗議した。

 三好さんは小堤容疑者に結婚や転居を隠していた。署の担当者は夫に「逮捕の際に名前を知られる可能性があることの説明が足りなかった」と陳謝した。
http://mainichi.jp/select/news/20121110k0000m040132000c.html
<引用終了>
ここまでやるやつ、相手のことがけっして好きなわけではないんですよね。
好きだと思ってるのは相手ではなく、そこまで相手を想い続けている(つもりの)そんな自分が好きなんだと思います。

どこまでいっても相手の都合なんか考えない。純粋に希う自分のスタイルに酔い痴れたいだけ。それが叶わなければ相手と自分を消し去るしかないと身勝手な結論をつけるわけです。最後は死んで逃亡してしまうという。

桶川ストーカー殺人から目立つようになりましたかね。あの事件も、犯人はわざわざ北海道まで行って湖に入水自殺したんだったな。うつくしい死を夢みるってやつか。はじめから終わりまで、登場人物は自分独りだけなんですよ。

本当に相手のことを想うのなら、度量の広いところを見せてやればいい。別れた相手が後悔するくらい魅力的な人物になればいいのにね。そんな自信もないのかな。
こういう邪恋を目にするたび、いつも次の詩を思い出します。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
 あなたに(高野喜久雄)

  ぼくは ぼくの恋人が

  君でも 君でなくともよかった

  のだと言い

  君もまた あたしの恋人は

  あなたでも あなたでなくともよかった

  のですと言う



  愛することも

  愛されることも

  所詮 凡ては逆向きの営為なのだと

  淋しく わらいあい

  あの 芝生の上に寝ころんで ぼくたち

  眼にしみる 空などをぼんやり

  見つめていたね



  そう

  あの時も

  まこと舞い上がれるものは

  雲雀だけだった

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
高野喜久雄は戦後詩を代表する“荒地”の同人。詩人にして数学者です。
ときどきこの詩を思い出して、今までに何度も勇気づけられました。
“愛することも 愛されることも 所詮全ては逆向きの営為”の一節が刻まれてます。
やはり文学はいい。それは無力では決してないのだと確信させられます。

正しい立ち入り検査

2012年11月09日
テレビのニュースで出てくる各種の立ち入り検査の映像。じっくり考えると不思議です。
<引用開始>
万里の長城遭難:観光庁が旅行会社を立ち入り検査

中国・万里の長城をツアー中の日本人観光客3人が死亡した遭難事故で、観光庁は9日、不十分な旅行計画と判断ミスが遭難事故につながった疑いがあるとして、旅行業法に基づきツアーを主催した旅行会社「アミューズトラベル」(東京都千代田区)を立ち入り検査した。同社側の説明では、社員が現地の下見をしておらず、悪天候時に決行した判断を現地任せにしていたなどの問題点が浮上しており、業務停止処分などを視野に入れ調査を進める。

 一方、観光庁は09年7月に8人が死亡した北海道・トムラウシ山の遭難事故で同社を行政処分した際の指導状況を検証するため、庁内に検証チームを設置。観光庁を所管する羽田雄一郎国土交通相は9日の閣議後の記者会見で「観光庁の対応もしっかり検証したい」と述べた。当時の担当者らから事情を聴き、今月末をめどに中間的な取りまとめをする方針。
http://mainichi.jp/select/news/20121109k0000e040194000c.html
<引用終了>
警察、税務署、検察といった公権力の方々が各所に押し入るとき、判で押したように隊列を組んで行進し、目的の場所に着くと直角に曲がって建物に入る。必ずその瞬間には報道のカメラがあるということ。

種明かしを聞いてみたら何のことはない。あらかじめ報道に、○○時に行くから準備しておけと通知するんだそうですね。で、どこそこを列を組んで歩いて、このあたりで曲がってくださいと撮る側が注文をつけるそうです。全てはいい絵を撮るために。正しい立ち入り検査の絵を。
こうなるとどんな摘発でも、田舎芝居のような安さが漂ってきますね。

今回の立ち入りは観光庁の職員。写真で見る限り、緊張感の欠片もない弛緩した表情です。
早めに終わらせて、どこで昼食摂ろうかなって顔つきですよ。

で、写真を見ていて気付きました。これ、御茶ノ水ですよね?レモン画水の看板がある。
っていうと、丸善の近くか。すごく懐かしいぞ。御茶ノ水園にアカネツボ、談話室滝沢、立ち飲みのまいまいつぶろに立ち食いの寿司屋もあったよな。滝沢は廃業してしまったけど、他の店はどうなっているんでしょう。

街の空気をたしかめに、たまに出かけてみてもいいですね。

活断層判定

2012年11月08日13:55
そこが活断層であろうが、地すべりであろうが関係ない。一刻も早く停めるべきです。
<引用開始>
大飯原発、活断層か追加調査へ 原子力規制委

関西電力大飯原発(福井県)の敷地内の断層に活断層の疑いが指摘されている問題で、原子力規制委員会は7日、専門家による評価会合を開いたが、活断層かどうかの判断がつかず追加調査をすることにした。調査にどのくらいかかるか見通しはたっておらず、最終判断が出るまでには時間がかかる可能性が出てきた。

問題の断層の上には重要施設「非常用取水路」があり、規制委は活断層と判断すれば、全国で唯一稼働中の大飯原発3、4号機を止めるとしている。

評価会合で、関電はこれまで示していた問題の断層の位置や長さが違うとする調査結果を示した。専門家からは関電が出したデータが不十分で、活断層か判断がつかないとの意見が出て、大勢を占めた。
http://www.asahi.com/national/update/1107/TKY201211070967.html
<引用終了>
無責任の極みというか・・・。何が今さら追加調査ですか!
屋上屋を架す、か。規制委員会ってどこを向いて仕事しているのかがよくわかります。
活断層なら当然だし、言われているような地滑りであっても危険なのだから原子炉をすぐに停めるべきでしょう。下らない面子に何をこだわっているのだろう。

それにだ。規制委員会はおかしな自主規制を止めろ。地すべりするような箇所は原発立地に相応しくない、と自らのHPで謳っているではないですか。

設計・建設段階の安全規制 安全審査:

「立地の基本的な考え方」の下段に次のようにあります。

原子力の立地地点はひとことでいえば・・・
地震、風、津波、地滑りなどにより大きな事故が発生しないと考えられるところ。
http://www.nsr.go.jp/activity/regulation/sekkei/sekkei1.html

まったく都合よく忘れていますよね。
そろそろページを書き換えるかもしれないから画面コピーしておこうっと。

文学賞メッタ斬り! ファイナル

2012年11月07日15:13
大森望・豊崎由美の「文学賞メッタ斬り! ファイナル」を読了しました。
<引用開始>
文学賞をエンタテインメントに仕立て上げた「文学賞メッタ斬り! 」がついにファイナル!
長年(一方的に)ライバル関係にあった石原選考委員の辞任を受けての「さらば、石原慎太郎! 」。
直木賞受賞作家・道尾秀介、芥川賞受賞作家・円城塔との「受賞直後鼎談」。
批評家・東浩紀、佐々木敦との座談会など、内容てんこ盛りです。
http://www.parco-publishing.jp/books/details/975_4.html
<引用終了>
この本を簡単にいうと、毎年選考されている芥川賞・直木賞をはじめとする各文学賞の作品と受賞者を、書評しながら予想していくというもの。これだけ聞くとつまらないかもしれないが、中身は普通の小説を読むよりはるかに面白かったりします。これまでも四冊、毎年のように出ていたのですがここ五年ほどはブランクがあって、満を持しての登場。残念ながら本の形で出るのはこれが最後とのことです。

(ラジオでは、半年に一回、ラジオ日本で二人による芥川・直木の大予想と結果を受けての放送が今後も続けられるそうです。ラジカントロプス2.0にて)

豊崎由美は、両賞選考委員の石原慎太郎と渡辺淳一を大変に嫌っていまして、選考後に定例で行なわれる彼らの批評を毎回突っ込んでくれたりするのですがこれがとても面白い。というよりもいちいち膝を打つ真っ当なものです。
石原には、その硬直した父系優位の偏狭な世界観に疑義を呈し、渡辺には、ひたすらにエロに走るだけのその心根について心底から嫌悪感を表明しています。それは多くの人がそう思ってもいることでしょう。

芥川賞などの選考についても、開かれてもいないし決してフェアということでもない。いろんなしがらみや政治的判断のような要素も入り乱れている。
各委員の選評を見るだけでもうかがい知れることではありますが、本書ではその内幕の一端も紹介してくれています。

特に、東浩紀・佐々木敦との四人座談会でも、現今の応募作品の質のあり方、選考委員のやっつけ仕事ぶりとか話されていて大変参考になります。
東浩紀については、その仕事とかスタンスについて必ずしも賛同できるものばかりではないが「芥川賞を十年間停止せよ!」という意見には大きく首肯できるものがありました。

最近はいわゆる“ケータイ小説”や”ラノベ”といったジャンルも伸長してきており、それらとどう向き合うか、共棲できうるかということにも言及していてあらためていろいろ考えさせられました。一方で、読者の側の知的劣化にも責任はあります。圧倒的に読みこなすテキスト量が減っているという事実に真摯に向き合わなければいけないとも思いました。

あらためて純文学作品について、読むべきものが数多く残っていることに気付かされました。読みやすいミステリーやノンフィクションだけでなく、たまには紙背を行きつ戻りつするような作品を読まなければいけないと痛感した次第です。

ご一読をお勧めします。

文脈の背を読む

2012年11月06日
昨晩、Eテレをなんとなく見ていたら高校生向け受験番組がやっていました。
そのなかで、次のような問題が出ました。

<引用開始>
問題:
2階建てバスに乗って街を観光中。
あなたは、お客の数をバスガイドに尋ねました。
すると、1階には25人、2階には1階の乗客の40%の人数が乗っていると言います。
さて、バスには何人乗っているでしょう?
<引用終了>
恥ずかしながら私、これを正解できなかったんです。

一番多い答えが35人でした。番組に出演している高校生も大半がこの数を回答してました。

一階は25人。二階はその40%という条件だと、25×0.4=10人。25+10で35人ですね。

私はここはクリアしました。「バスガイドが入ってないじゃん」と気付いた。
で、36人と脳内で回答しました。しかしこれでも正解ではない、という。

え?何故?見落としたのか?最初に訊ねた(あなた)が入ってない?混乱しました。

正解は37人だという。やっぱり(あなた)が入ってなかったんだと思った。

ところがこの考え方でも違う。乗客は35人で間違いない、という。

37人の内訳は、次のとおり。一階乗客:25人。二階乗客:10人。バスガイド:1人。そして、運転手:1人。

問題文をよく読んでみると「バスには何人乗っているか?」でした。
よく考えると乗客とは聞いていない。乗員全てと考えなければいけない。
引っ掛けといえばいえなくもないけど、こちらの注意力が散漫でした。

実社会でも役立ちそうです。法律の解釈とかに役立ちそう。大変勉強になりました。

次回から、気をつけなければいけません。

・・・でも、次回って何だ?

深い人たち

2012年11月05日
今秋から始まっていた新番組。重要なのがあるのだがいつも忘れてしまいます。
<引用開始>
同じジャンルで活躍する一流のプロフェッショナル3人が一堂に会し、司会を介することなく、当事者同士にしか語ることのできない深みのある、臨場感あふれるトークを繰り広げます。
一般的なトーク番組によくある「その道に入ったきっかけ」「個人の苦労・挫折」「目標・夢」などは一切無し。達人ゆえの技とこだわり、神業ともいえる皮膚感覚、知られざる現場の真実・・・・・など、その奥深い世界に分け入ります。

達人たちのトークをモニタリングするのが、芸能界きっての博覧強記ぶりを誇る奇才・関根勤さん。今年度から独特の感性の持ち主・中川翔子さんとコンビを組み、2人で奇想天外で絶妙なコメントを加えていきます。
http://www.nhk.or.jp/deeppeople/index.html
<引用終了>
この春までやっていたNHKのディープピープル。また放送してくれているのですが、オンエアが日曜深夜なのでついつい見はぐれてしまいます。
先週が初回放送でしたがこのときのプロフェッショナルが振付師でした。
牧野アンナ、仲宗根梨乃、杉谷一隆の三人。
<引用開始>
今回は気鋭の振付師3人が登場。「AKB48をかわいく見せる手の動き」「少女時代のセクシーさを引き出す腰の動き」などの女性らしさを強調するテクニックから、歌詞の世界を一目で覚えられるようビジュアル化させる術、さらには見るものを一瞬たりとも飽きさせないフォーメーションの演出まで・・・。華やかなダンスに散りばめられた細やかな裏技の数々を明かします。
http://www.nhk.or.jp/deeppeople/log/case121028/index.html
<引用終了>
オンエアが零時十分という遅い時間。残り十分というところで気がつき残りを見ました。
牧野アンナ。懐かしい名前です。安室奈美恵のバックで踊っていたスーパーモンキーズ初代メンバーじゃないですか。
映画監督のマキノ雅弘が祖父。父親が沖縄アクターズスクール校長の正幸氏。安室以外にSPEEDとか早坂好恵や知念里奈を輩出し、黒木メイサもここにいたそうです。この父親と娘との確執も有名でして、フジテレビのザ・ノンフィクションでもとり上げられていました。
今はAKBの振り付けをやっているんですね。最初は、夏まゆみがAKBの振り付けをやっていましたが、交代しているんですね。夏まゆみは厳しい指導で有名で、モーニング娘などが鍛えられています。
多人数の場合でも一人ひとりで、振りが全て異なる。それをノートに手書きで、位置取りなどを克明に書いては消して仕上げていく様子などが番組で紹介されてました。こういう指導って自動化から最も縁遠い作業になりますね。
そして、一人ひとりの個性も際立たせることを忘れない。例えば前田敦子がセンターの場合は、彼女はあまり踊らずに周りのメンバーが激しく踊って、センターを盛り立てる形となるが、大島優子がセンターなら彼女自身が激しく踊って、周りを引っ張っていくような振りにする、など等貴重な話をしていました。
MCは前回に続いて関根勤。フジテレビで「細かすぎて伝わらない物まね」等でも見せるマニアックなコメントは健在です。パートナーが中川翔子。サブカルにアプローチしようということでしょうかね。今までが局アナでしたがこれはいい取り合わせと思います。

昨夜はDJだったんですよね。これも見逃してしまった。どこかで再放送するのを逃さないようにしなければ。もっと早い時間に放送してくれればいいのにね。

違和感の正体

2012年11月04日
テレビ番組でよく「町の声」と称して街頭インタビューをやっています。
政治や社会問題など議論の分かれそうな題材について、庶民の声を忌憚無く拾い上げるという趣旨のものです。

そのなかでよく、新橋駅西口でサラリーマンらしき人たちに取材して発言させているシーンがありますでしょう。バックに蒸気機関車とかキムラヤとかマツキヨが映っているやつ。取材時刻は殆どが夕方から宵の口です。
ほろ酔い気分で帰ろうか次の店に行こうかなんとなく佇んでいる人たちにマイクを向けて、政局とか社会問題を聞き取る。
日本のサラリーマンの声の代表的な絵面として幅広く認知されています。

個人的にですが少し前から、彼らの発言に殆ど共感ができなくなってきたのです。
私が老いたのか、そういう場所に行かなくなったからか、彼らが保守化したのか、そもそも私が異端だからなのか。首肯できない場合が多いんです。

口から出る意見が微温的というかコンサバというか、いろいろ文句はあるけれどもとりあえずは我慢できるってスタンスの人がすごく多いんですね。以前はもう少し攻撃的な意見を述べる人が多かったのだが。

新橋一帯は世界に冠たる企業も多いですが、駅近くの中小雑居ビルなどにはこじんまりとした企業も数多くあります。印刷とか製版とか部品商社とか。関西圏に本社を持つ企業で、東京支社が多いのもこのあたりですね。

仕事でこの界隈はよく出没していたので、一帯の雰囲気はよく承知しているつもりです。夕方は納品とか商談が済んで、直帰扱いにしている人たちが多い。そのまま付近の店に流れる、という構図。正しいサラリーマンのあり方です。

飲み屋で話す類の八割までが会社関係の愚痴。いざマイクを向けられても取り繕って外交辞令を発する酒量を越えています。それが何故、あんなに大人しいのだろう?不景気だからかしら?
いろんな理由が考えられましたがずっとほうっておきました。

先日、行きつけであった飲み屋に顔を出して食べてきました。昼間はランチを出しているのですが、それが夕べの残り食材で賄うのですが抜群に美味しいのですね。20年以上、通っています。
知る人ぞ知るような店ですが、カウンター十席しかないのですぐ埋まってしまう。正午前になんとか入れました。店内は満杯です。
ただ、そこで食べている人たちがなんか違う。言葉で言い表せないがまとっている雰囲気が違います。話している話題も、つまらないことばかりでそれを薄笑いしながら続けている。やがて食べ終わった彼らは出て行き、店内にはその瞬間私と店主だけになりました。

「繁盛してますね。今のはどのへんの会社なんでしょうか?」と問うと店主が答えます。
「日テレさんなんですよ。ちょっと前に移転してきたでしょ。最近はよくきていただいてます。それから電通さんなんかもきているんですよ」。

ああ、そうか!そのとき、一連の違和感の正体が判明しました。
汐留に大手企業が進出してきているんですね。電通、日本テレビ、松下電工などなど。

名だたる大企業が激増したんだ。・・・だからだ。新橋駅前のサラリーマンはサラリーマン代表の適格性からは離れてしまったんだ。
分不相応な高い禄を食んで、庶民を見下すタイプの人たちが増えたんだ!
味方どころか、どちらかといえば敵に近い人たちか。駅前インタビューの質的変化も当然でした。不満はあるけれど、待遇はそんなに悪くないもの。

もうさ、新橋でサンプリングするのはやめましょうよ。

大学認可

2012年11月03日
学生によっては人生の進路に関わる難しい問題ではある。しかし尚、疑問も残るのです。
<引用開始>
田中文科相考え直して…編入希望絶たれた短大生

「到底承服できない」――。文部科学相の諮問機関「大学設置・学校法人審議会」が認めていた大学3校の来春開校に2日、田中文科相がストップをかけたことに、大学の地元から強い反発が噴き出した。

「大学が多すぎ、質が低下している」。不認可決定はそのような理由だったが、3校に落ち度はなかった。開校を見込んで準備を進めてきた学生や大学側は突然の決定に振り回され、激しい動揺が広がった。

 「直前に言われても困る。また一から考え直せというのか」

秋田市の秋田公立美術工芸短大2年の女子学生(20)は、来春、短大から生まれ変わるはずだった秋田公立美術大(4年制)の3年次に編入する希望を絶たれた。

「(田中文科相には)できれば考え直してほしい」と困惑気味に話した。

やはり編入を考えていた1年の女子学生(19)も「(短大卒業後の)就職は全く想定していなかったので、他大学への編入も考えなくては」と肩を落とした。

4日に予定していた美術大として初のオープンキャンパスも中止が決まった。

秋田市の穂積志市長は記者会見し、「我々は審議会から示された審査基準を一つひとつクリアしてきた。審議会は大臣の諮問機関であり、そこで許可したものを大臣が覆すのは行き過ぎだ」と怒りをぶつけた。近く文科省を訪ね、不認可の撤回を求めるという。

3年前から札幌保健医療大(札幌市)の新設準備を進めてきた学校法人「吉田学園」には1週間前、文科省から「認可に少し時間がかかっているが、手続きに問題はない」と説明があったばかりだった。それだけに鈴木隆・大学設置準備室長は「不認可」の連絡を受け、「あまりに唐突。とても受け入れられない」と憤る。教員約30人は既に内定済み。現在の職場に退職届を提出した人もいる。

来春、4年制大学の岡崎女子大(愛知県岡崎市)を開設予定だった学校法人「清光学園」の長柄孝彦理事長は2日夕、緊急記者会見を開き、「文科省が示している基準をすべてクリアしているのに認可されないのは理不尽。はい、わかりましたとは言えない」と語気を強めた。校舎の改修や備品の購入費としてすでに2億7000万円を投じ、来春から専任教員として新たに12人の採用を内定していた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121103-OYT1T00216.htm?from=ylist
<引用終了>
小泉政権での規制緩和から、大学設立ラッシュが始まっています。これにはいくつかの特徴があって、まず、女子大の共学化。少子化対応のビホウ策として考えられましたが、うまく行っているとは言い難い。
次いで、就職に強そうな学部を新たに設置すること。たとえば介護とか、資格がとりやすくなってきた管理栄養士・栄養士の学部を増やす学校が多いです。
なかでも管理栄養士になると、臨床現場での活動が含まれるので病院勤務などの進路拡大も大いに期待されています。

就職に強い大学が強く望まれている現状は、個人的には抵抗があります。大学とは、知識を抽象化したり深めたりする機関であって、卒業後にどういった職場に行くかというのは本分ではない筈、と信じたい。
そんなふうに思うのは自分が文学部という浮世離れしたようなとこを出ているからなのかもしれませんけれども。
「つぶしがきく」って言葉がありますが、鳥肌が立つ。潰されたら終わりじゃないかよ。

一方で田中真紀子は、その小泉政権の閣僚だったではないか。規制緩和に加担する立場にありながら、今になって梯子を外すような真似はまずいと思う。結局は撤回か大臣辞任のどちらかになるのではないかな。

自分が高校卒業時点での四年制大学進学率が18%程度だったと記憶してます。それが現在は50%にまで伸びている。質が問われるのは当然とは思います。

学校経営者って独特の生理がありますね。言葉は悪いが自分に酔っているようなところがある人が目立ちます。
教育というのが、人を自在に変えられる洗脳のようなものと錯覚している人もいます。
ただ、政府から補助金を受けてしまうと鉛筆一本自由に動かすことができなくなるんです。そのことに後から気付く人もすごく多いのですよね。

単に利益だけを求めるとこれくらい割りの合わない事業もないのだけれども、教育という言葉に眩惑されて拡大路線に走ってしまう。気付けよ。

とりとめもなくいろいろ考えを巡らせてしまいます。

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