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スクランブル発進

2013年03月22日
振り込め詐欺の新名称を募集してます、っていうけど嫌な予感がします。
また、実態とかけ離れた名称になりはしないかって心配してしまう。
<引用開始>
振り込め詐欺」の新名称募集について

趣旨
振り込め詐欺は、約7割が現金を手渡しによりだまし取る犯行で、「振り込め詐欺」という名称が犯罪の実態を的確に表現できていません。
また、振り込め詐欺は、被害者を不安にしパニックに陥らせることで犯人のコントロール下に置く犯行です。
そこで、被害者をパニックに陥れることを直感的に理解することができる新たな名称案を公募します。

新名称の要件
(1) 現金をだまし取る方法が振り込みに限らないことが理解できること
(2) 被害者を不安にしパニックに陥らせるものであることが直感的に理解できること
(3) 高齢者にも理解できる語句を用いること
(4) 公序良俗に反しない表現であること
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/han_furikome/f_name_re.htm
<引用終了>
なんたって「暴走族」の新名称を「ダサイ族」にするセンスだもの。決定したその名前を見て、しばらく足腰が立たなかったですよ。脱力のあまり。

四月十日まで受付っていうから、私も何か考えてみることにします。
記念品が出るっていうから。ピーポ君の人形だったらやだな。

さて、振り込め詐欺。先ほど大騒ぎしてしまいました。住んでる団地の一階下で一人で住まってる80代の奥さんがいるんですが、エレベータで遭いました。顔見知りなので会釈したら、顔を逸らさないでじっと目を見てくる。
「いかがしましたか?」と問うと「実は・・・息子から30万円駅前に持ってきてくれってさっき電話がかかってきたんですよ」
「何?」もしかしてそれ・・・・。「なんでも、急にどうしても要るから、駅まで持ってきてくれっていうんですよ」。
「それ、詐欺かもしれませんよ」私は断言しました。「本当に息子さんの声でしたか?」
「はい、多分そうだとは思いますが」。曖昧な印象があったという。これは間違いないぞ。
「警察に連絡しましょう」と進言しました。
「私もそう思ったんですが、もし本当だったらどうしようかと思ったんです」。
そんなこと、あるわけないじゃないですか!でも、今の段階で警察に通報するのは何だか気が引けるという。ええい、仕方ない。

「私もご一緒しますよ。お金を受け取りに来るのが息子さんでなかったらそのときは取り押さえますから」。もう、乗りかかった船です。

そのまま私の車におばさんを乗せて駅に向かいます。駅近くの酒屋駐車場に車を止めて奥さんと打ち合わせます。
「改札で待ち合わせというなら、奥さんと離れたところで私は待機します」
「息子さんでない人が接近してきたら、私が登場します」「すぐ110番します」と決めます。

約束の時間が近づいてきて、奥さんが改札の外側に立ちます。私は離れたところで待機。
すると、顔見知りの男性が奥さんに声をかけました。実の息子さんです。
二言三言、言葉を交わした奥さんは、安堵したようながっかりしたような複雑な顔をして私に手を振ってきました。互いに顔見知りなので、息子さんと会釈しあいます。向こうは当然、訝しげにこちらを見ました。

結局、本当の息子さんが、お金の無心にきたのでした。なんでも、車を買う頭金が足りなくなったので、今日の納車を遅らせたくない一心で母親に一時的に頼ろうと画策しての電話連絡だったとのこと。こういう時期に、なんとややこしいことを!
ということをその場で話して、向こうは謝り、こちらも早合点を謝りのあげく大笑いという一幕でした。

でも、まあいいか。孤独がそういう犯罪を呼び寄せる。お節介くらいでちょうどそういう抑止が図れるならいいじゃないかって心境になった。
平和が保たれるなら、またスクランブル発進してもいいよなって思いました。

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