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仕事探しが仕事探し

2013年03月08日
私の後輩でハローワークの求職カウンセラーに就いている人がいます。
「こんな仕事がありますよ」とカウンター越しに応対する相談員ですね。

ハローワーク、旧職安。雇用保険の受給で渋々通っていた時期もありますが、基本的にはお近づきになりたくはない施設です。全体に漂う不景気感、負のオーラが物凄い。とても前向きな気持ちにはなれませんわね。

キャリアカウンセラーという民間資格があります。指定された機関のセミナーを15日程度受講して、簡単な試験を受けたうえで発給されるライセンス。
キャリアという言葉が示すとおり、人の進路指導、平たく言えば仕事紹介に関するプロを名乗れるというわけです。資格取得できる指定機関が五社くらい。受講料は統一で30万ちょっとが費やされます。はっきりいって金で買える資格といっていいしょう。野菜ソムリエなどと同じですね。

そしてハロワのカウンターで就職相談しているスタッフの大半がこの資格を持っています。
彼はその資格を持っていて、それが幸い?して埼玉のハロワに勤めることになりました。

入社した会社が三つ続けて経営危機に陥り、最後の会社は解散までした。
その会社がやってた仕事が人材紹介。つまりは民間版のハロワでした。
で、人材紹介の会社って都内だけで150近くもあるんですね。当然のように競争は激しく、スタッフの離職率も高い。他人の面倒みてる場合じゃないだろうって感じですが。

民間から非正規公務員へと華麗?な転身を遂げたわけですが最近、全く連絡がこなくなりました。心配していますがどうも雇い止めになったらしい。

ハローワークのスタッフの大半は非正規です。かって私が雇用保険受給で通っていたハローワーク木場で、40人くらいのスタッフで正規職員は僅か3名。他は年契約の嘱託職員か派遣社員でした。私の後輩は嘱託職員として遺憾ながら勤めていました。いずれは正規職員にと淡い期待を持ちつつもです。

彼によれば、毎日いろんな人がいろんな事情を抱えて来られるので話を聞いてあげるだけで大変疲労するそうです。ああいう機関ですから、残業のようなものは無いのですが、その分、執務時間中はまったく息が抜けないらしい。殺気だった人も少なくないので、トイレに行くのも憚られるような状態と聞きました。

毎日、同じ相談で来る人もいて、毎回紹介するのだがまったく連絡している様子がないという。何のために来ているのかわからないけど、捨て置けない。とにかく気疲れする、といってました。

年収が推定300万程度。妻子があり住宅ローンも残っている筈。
雇い止めになればまた雇用保険のお世話になる。その手続きにハロワに行かなければならない滑稽さ。これは屈辱でしょうね。連絡を待とう。

求職者に仕事紹介するハローワーク非常勤職員2,200人が失業-理不尽な官製ワーキングプアの実態
http://ameblo.jp/kokkoippan/entry-11485147659.html

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