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自信満々の怪しさ

2013年03月04日
一昨日の日記にも書きましたが、案の定の「再逮捕」ですね。
<引用開始>
パソコン遠隔操作事件、片山容疑者を再逮捕

パソコン遠隔操作事件で、警視庁などの合同捜査本部は3日、大阪市のホームページに殺人予告を書き込んだり、日本航空に爆破予告メールを送ったりしたとして、東京都江東区白河、IT関連会社社員片山祐輔容疑者(30)を偽計業務妨害とハイジャック防止法違反(運航阻害)の疑いで再逮捕した。

男性4人が誤認逮捕された一連の事件での立件は初めて。調べに対し、片山容疑者は「身に覚えがありません」と容疑を否認しているという。

一方、東京地検は同日、愛知県内の会社のパソコンから殺人予告が書き込まれた事件について、威力業務妨害容疑で逮捕された片山容疑者の処分を保留とした。同地検は「一連の事件の特殊性にかんがみ、慎重な捜査が必要」と理由を説明し、捜査を継続するとしている。

警視庁幹部によると、片山容疑者は昨年7月29日夜、遠隔操作型ウイルス「iesys(アイシス).exe」に感染した大阪府吹田市のアニメ演出家・北村真咲(まさき)さん(43)のパソコンを遠隔操作し、大阪市のホームページに「(大阪・日本橋の)ヲタロードで大量殺人する」などと書き込んだ疑い。

また、8月1日午後には、同じパソコンから日本航空に「仲間が飛行機に爆弾を持ち込んだ」との内容のメールを送り、飛行中の米国行きの便を成田空港に引き返させるなどした疑い。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130303-OYT1T00456.htm
<引用終了>
再逮捕が強調されているけど、最初の容疑で処分保留となったことは殆ど報じられません。
再逮捕の理由については明かされていないが、検察と警察は立件に自信満々といいます。

でも村木厚子事件のときも「自信がある」と散々吹きまくった末の冤罪だったし、今度も時間稼ぎではないかな。確とした証拠はないと感じられる。三月末までの被疑者との取調べがどうなるか。可視化手段を講じない限り、取調べには応じないとなっている。

それよりも、報じる側の姿勢が問題視されていることにそろそろ気づくべきでしょう。
「無罪であることを証明しろといわんばかりの貴方たちの姿勢には問題がある」と弁護士は会見していますね。警察発表をそのまま横流しするメディアのあり方について問題意識を持つ会社は現れるのか。

先月24日、共同通信社で七時間も配信がストップする事故がありましたが新聞社は大パニックになりました。記事が供給されず、紙面が埋まらないから白紙になってしまうというわけです。本来メディアに求められた調査報道でなく、単なる発表報道に頼るだけの実態がまた分かりました。

ほんとは、大手五社とか要らないんじゃないか。NHKと共同通信で事足りるのじゃないか。
それから、放送・新聞とも、TPPの導入に積極的なようですが、非関税障壁の条項では「通信と放送の規制緩和による自由競争」がはっきり記されています。日本独特の慣行であるクロスオーナーシップもメディアスクラムも否定されている。もし彼らの望むままに進めば、彼ら自身が退場させられるという皮肉な結果が待っている。茹でガエルというか、おめでたいぞ。

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