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持たざる時代

2013年03月05日
もはやCDなりレコードを競うように買う時代ではないということだな。本もそうだけど。
<引用開始>
音楽配信、聴き放題サービス続出のワケ
突然のブーム襲来である。今、日本の音楽業界では「定額配信」が注目の的だ。

定額配信とは、毎月一定金額を支払うことで音楽が聴き放題になるサービス。海外では人気のサービスだが、日本では普及してこなかった。1曲ごとのダウンロード(DL)販売やCD販売へのマイナス影響を懸念するレコード会社が楽曲提供に消極的だったため、ヒット曲の品ぞろえなどに難があった。

が、ここに来て大手レコード会社が本腰を入れ始めたことで、次々とサービスが立ち上がっている。(以下略)
http://toyokeizai.net/articles/-/13083
<引用終了>
記事ではこの後、無料で音楽配信する「スポティファイ」の登場で締め括っています。
スポティファイとは、登録すると無料で音楽が一定時間聞き放題になるというもの。繰り返し聞くうちにCMが合間に挟まれてきて、その頻度が段々上がっていく。そこから買いたい人は楽曲単位で買うことができる、とするスウェーデン生まれのサービスです。これが日本上陸を虎視眈々とねらっている。
私たちの時代は音楽に接する機会が限られていた。実際にステージを見るか歌番組を見聞きするか、レコード・CDを買うしか方法がありませんでした。
今は、着うただのYOUTUBEなど豊富に聞ける手段がある。お金を払わずとも音質などにうるさくなければ無料でずっと聞けます。

そのことで思い出した。どこかのブログで、スマホで「ボカロ」を聞いている小学生にインタビューした記事がありました。ボカロって、ボーカロイドの略で初音ミクとかが代表的なものです。
インタビューアーは「ボカロのCDは買わないの?」「音質よいものが欲しくない?」と聞いているのですが、小学生の彼女は最後までその質問の意味が理解できなかったのです。

「Youtubeで聞けるからいい」「音質とか言われてもよくわからない」「なぜCDをわざわざ買わなければいけないの?」と反応したそうです。

音楽を聴くニーズはあっても、買うまでにはいたらないんだな。手元で何がしかの手段で好きなときに聞くことができる。この環境は大きいかも。

昨年の10月に違法ダウンロード法案が通過し、失われたとされる正当な売り上げを取り戻したつもりで音楽業界は喜んでいました。しかし半年近く経過した今もCD・着うたとも売り上げが伸び悩んだままです。マーケットをまた読み間違えたね。

数年後には小学生だった彼女も立派な購買見込み客の年齢に達します。しかし意識は業界にとって“望ましい消費者”に変貌してくれるだろうか?そうはならないでしょう。音楽に金を払うという機会は、より少なくなってしまうのではないかと思います。むしろ金持ちの道楽に堕する可能性が、笑い話では済まないくらいあるかもしれない。

これ、全く同じことが書籍にも言えそうですね。大概の本を図書館で読んでしまう私がえらそうに言えた義理ではありませんが。

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