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碧空のカノン

2013年04月07日
福田和代の新作「碧空(あおぞら)のカノン~航空自衛隊航空中央音楽隊ノート」(光文社刊)を読了しました。
<引用開始>
楽器の腕前はピカイチだがドジな主人公と、個性派ぞろいの仲間たち。
彼女らが奏でる音は、謎も不協和音も調和します!

音大卒業後、航空自衛隊の音楽隊に入隊した鳴瀬佳音(なるせかのん)は、定期演奏会などの任務に向けて練習に励んでいる。自衛隊という未知の世界に戸惑いつつも鍛えられていく。

ある日、「ふれあいコンサート」で使う楽譜を用意したところ、佳音が担当するアルトサックスのパートの楽譜が楽譜庫から紛失していた。いったい、どこに消えたのか? 
ちょっとドジな佳音が呼び込む不思議な“事件”を、仲間たちとともに解決する! 
http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334928704
<引用終了>
パニックやクライシスをテーマとした作品が多い福田和代の新刊。今度の新しい舞台は航空自衛隊の吹奏団である航空中央音楽隊です。オリンピックとか大相撲とかで演奏している人たちですね。

自分自身も吹奏楽に関わってきたので、懐かしくも思い出しながら読みました。吹奏楽団員がヒロインといっても、その前に自衛隊員でもある。様々な通常訓練を積み重ねながらも、楽器を練習し、アンサンブル練習をして、ステージ活動をしていきます。

意外だったのは、彼らの演奏会は無料なんですね。自衛隊の広報活動の一環としての位置づけからそうなっているそう。中央音楽隊で、年間100回以上のステージをこなすそうです。

音楽隊は、陸自、海自、空自それぞれにあるそうで、陸海は旧軍の伝統がありますが、空自は戦後の昭和33年に活動が開始されたとのこと。

吹奏楽団としての演奏技量は日本有数だそうで、これは世界各国の軍楽隊でもそうですね。
平生から運動をしているからこその健康体、団員の肺活量も一般人より相当大きいでしょう。
そして毎日規則正しく練習を重ねていれば自然と技量もあがりましょうね。

彼らの活動は全て命令によって決められる。自主的に活動するということが性格上ありえないというところも新鮮といえば新鮮でした。音楽大を出た人間の進路のひとつとなっていることにも意外な感じを受けました。新しい世界を知ることができた。

ご一読をお勧めします。

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