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配慮だと

2013年05月20日
配慮という言い方に物凄く引っかかりますね。
<引用開始>
最高裁:「裁判員の心に配慮を」通知 写真は白黒に

 刑事裁判の証拠となった遺体の写真などを目にする裁判員の精神的負担の軽減に向け、最高裁が4月、白黒写真を使用するなどの事例が記載された報告書を参照するよう求める通知を全国の地裁に出していたことが分かった。福島地裁郡山支部で3月にあった強盗殺人事件の裁判で遺体のカラー写真を見た女性裁判員が急性ストレス障害と診断されたことが明らかになり、改めて裁判員の「心のケア」に十分留意するよう促したとみられる。

 通知は4月26日付で、最高裁刑事局の課長名で出された。最高裁が設けた有識者懇談会の「議事概要」(2011年2月)と「裁判員裁判実施状況の検証報告書」(12年12月)の二つの文書を挙げ、裁判員の精神的負担を和らげるための配慮を例示した部分を、各裁判官や職員が参照するよう求めている。

 文書では、「裁判員が証拠に触れることで不快感や嫌悪感を覚える可能性が否定できない」として(1)事実認定や量刑判断に必要な場合でもカラー写真を白黒にする(2)傷の形成過程が問題になる場合は写真ではなくコンピューターグラフィックス(CG)を活用する--といった工夫で負担を和らげる事例が報告されている。
http://mainichi.jp/select/news/20130520k0000m040109000c.html
<引用終了>
裁判員制度の一番の問題は、その対象が刑事事案に限られていることにあると思います。
刑事となれば当然、事件による殺人や傷害などが含まれる。事故に見せかけた殺人などの場合も証拠となる遺体の写真などを見させられることになってしまう。
遺体を直視することは、警察官でもなかなか慣れることができないそうです。警察官に以前に聞いたところ、遺体には殺人・病死・事故死など等いろいろありますが、最も見たくないのは焼死体だそうです。慣れるものではないと。消防官だった同級生も同じことを言ってたのを思い出しました。

こころの準備もろくにできぬまま、見ることを強いられるとは一種の暴力ではないか。
裁判員制度が開始された当初から、なぜ民事でなく刑事事案だけなのだろうと不審に思っていましたが、民事の場合は法律とか絡むことが多く、事案を理解するのに一般人では時間がかかりすぎるからという話を聞きました。
司法の発想の一端がよく示された話ですね。国民をバカにしているということではないか。

刑事ものならドラマで見慣れているんだろうとでも思ってるんだろうか。
写真を白黒にしようが、CGを導入しようが本質的な解決にはまるで至らない。
資料をCG化するなどの名目で、予算増額など考えているのではあるまいな。どうしてもそういうことを勘ぐってしまいます。

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