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なだいなだ

2013年06月09日
なだいなださん、亡くなったのか。
<引用開始>
なだいなだ氏死去、鋭い文明考察とユーモア

精神科医の体験に裏打ちされたユニークな文筆活動で知られた作家、なだいなだ(本名・堀内秀=ほりうち・しげる)さんが亡くなっていたことが8日分かった。

83歳だった。

慶応大医学部卒。フランス留学後、同大病院などに勤務。その一方、同人雑誌「文芸首都」に加わり、「海」などで6度、芥川賞候補になった。スペイン語で「無と無」を意味する「なだいなだ」のペンネームで小説、エッセー、批評などを発表。鋭い文明考察とユーモアあふれる文章で、幅広い執筆活動を続けた。作家で精神科医の北杜夫さんとの親交も深く、医師としては、日本のアルコール依存症研究の先駆者だった。

 1969年、「娘の学校」で婦人公論読者賞。70年、「お医者さん」で毎日出版文化賞。フランス人の妻との間に生まれた娘たちに人生を語りかけた「パパのおくりもの」や「人間、この非人間的なもの」「権威と権力」「老人党宣言」など多数の著書がある。
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20130609-OYT1T00220.htm?from=main7
<引用終了>
著書では「権威と権力」だけ読んだことがあります。いかにもフランスっぽい、洒落の利いた本だと思いました。
後年、本田技研に頼まれて講演を仲介したことがあり、ご自宅に連絡したことがあります。
電話するとしばらく鳴ってから「はい・・・」と面倒くさそうな声が出ました。
「あのう、なだいなだ先生のご自宅でよろしいでしょうか?」と問います。
「・・・・はい、そのようです」。とてものんびりした声です。

「そうですか。あの、なだいなだ先生はご在宅でいらっしゃいますか?」と畳み掛ける。
「はい、おります。わたしが、なだいなだです」とスローモーに話されます。
文字にあらわすと「は い 。お り ま す 。わ た し が、  な   だ   い   な   だ       で す。」
蕎麦なら、伸びちゃうよ。

独特の感性を持った方であることがよくわかりました。企業で講演することは殆どないので当初は難色を示されたのですが、先方のお話を聞きたいという熱意を電話口で懇々と説いて、了解をもらいました。
30分くらい電話で話していたと思います。返答の言葉が、長いのですよ。
「どんな話を す  れ  ば  よ  い  の  で  す  か?」
「は い。   ・・・わ   か   り   ま   し   た」

大丈夫かなと思いましたが、なんとかつなぐことができました。
そして、埼玉県朝霞にある本田技術研究所のエンジニア相手に、講演してもらったのですが意外なことに物凄く評判が高かったのでした。

きっと波長があったのだと思います。

合掌

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