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小人閑居して

2013年05月23日
不善を成す、か。ろくなこと考えないなあ。そんなことで金融のハブになんかなるわけない。
<引用開始>
標準時2時間前倒しを提案=猪瀬都知事
 東京都の猪瀬直樹知事は22日、政府の産業競争力会議に出席し、日本の標準時を2時間早めることを提案した。東京の金融市場を世界で最も早い時間帯から取引の始まる市場とすることで、東京市場の競争力を高める狙い。金融機関のアジア拠点を東京に呼び寄せたい考えだ。
 猪瀬知事は会議終了後、記者団に対し、「海外から富が流入し、日本企業にお金が回る。賃金が上がり、雇用が増え、消費が刺激され、デフレ脱却につながる」と、意義を強調した。
http://www.jiji.com/jc/zc?key=%c3%f6%c0%a5&k=201305/2013052200957
<引用終了>
アジアで金融のハブといえばシンガポール。次いで香港。日本より一時間遅い時差です。
都知事閣下の言説を信じれば、現時点で東京にアドバンテージがある筈ではないですか。
何故そうなっていないのか。時差以外の問題があるからでしょう。シンガポールでの公用語が英語とか、そういう事情もあるのだろう。香港も大概通じますね。
となれば、小学生から英語教育をしようという短絡発想に行き着く。今日の報道では小学校四年生から英語に慣れ親しませようという話が出てきました。

ただ、シンガポールが何故、英語が公用語になったか知っているのでしょうか?
あれは、初代首相のリー・クアン・ユーが英語を常用していたからという単純な事情によります。上流階級出身の彼は、華僑の血筋でありながら中国語に不慣れで、家庭内でも英語で話していた。それがいいんじゃないかと、シンガポールがマレーシアから独立した際に一気に広めてしまったのです。現地でもともと話されていたマレー語や中国語の話者はこれに相当な難儀をした。それでも可能になったのは彼が独裁的に進めたから。シンガポール発展の最大の貢献者であることは、間違いないですが半面で、強いリーダーシップというか独裁的な判断を国中の隅々まで行ないました。反共としても有名で、つい最近までマルクスの著作物を国内で閲覧したりすることもできませんでした。勝手にゴミを捨てたり、タバコを吸うと高い罰金がとられる制度も、こうした独裁強権の素地があるからです。一見自由そうに見えて、けっして民主的ではないのがシンガポールですね。

言うこと聞かない奴は罰したい。どうして首長たちは、倒錯したマッチョイズムを持つのだろうな。うまく行けば手柄は自分、ダメだったら周囲が悪いだの誤解されたと言い訳を用意している彼ら。

今回の時差前倒しには、もっと卑劣な狙いがあると思います。
朝が早くなるということはつまり、働き出す時間が早まるということです。
しかし、終りの時間は従来と変わらないという、実質的な労働強化を目論んでいるのではないだろうか。

定時となっても「まだ、陽がこんなに高いだろ!」と二時間の労働延長を強要させる気ではないか?産業競争力会議の中間報告を聞いていると、労働者の権利を収奪することばかりに血道を上げてる感じがします。
真の狙いを隠し、それを猪瀬に言わせてる人間がいる。そう勘ぐりたくもなります。

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