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入りと出の差

2013年05月27日
ニュースを見ていて思い出したぞ。ここに行ったことがありますよ。
<引用開始>
内部被ばく30人に=電磁石に過大電流-実験施設の放射能漏れ事故・茨城 日本原子力研究開発機構と高エネルギー加速器研究機構が共同運営する加速器実験施設(J-PARC、茨城県東海村)の放射能漏れ事故で、原子力規制庁は26日、新たに24人の研究者らの内部被ばくを確認したと発表した。内部被ばくが判明した人は計30人となった。同庁は「加速器の実験で、これだけ多数が被ばくを受けた例は記憶にない」としている。
 同庁によると、新たに判明した24人の被ばく線量は0.1~1.7ミリシーベルト。事故以降、施設に出入りした55人のうち49人まで測定が終わり、19人は検出限界未満だった。
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2013052600184
<引用終了>
日本原子力開発機構と名称が変わっていたから気づきませんでした。ここは以前、動力炉及び核燃料開発事業団(通称:動燃事業団)東海事業所と呼ばれた施設です。
仕事の引き合いがあり、20年以上前に訪ねたことがあります。700名の職員がいます。

常磐線の那珂駅で電車を降りてそこからタクシーに乗っていったと思う。二人組でいったのだが、事業所に入場するのに受付のところで差し止められた。
「身分証を見せてくれないと入れられません」と門衛が権柄づくに言いました。

折悪しく、そのとき免許証を持っていなかった。連れは免許証を出してそれをコピー写されてOK。私はダメだという。健康保険証を出したけど、それもダメ。本人かどうか確認できないからという。

「総務にアポイントはとってあるので、確認していただけませんか?」と提案してみたら、驚くべき答えが次の瞬間に返ってきました。

「そんなことは関係ないです」。・・・なに、それ?どの口がいうのか?

担当者に内線して確認するということすらしない。いい加減焦れてきました。組織をそんなに護りたいか?組織の権威をまとった気でいるのか?

当時は携帯なんてなかった。折りよく、公衆電話が目の前にあったので中の担当者に電話。事情を説明すると、私からも門衛に電話しておきますといわれた。これでひと安心。しかし、これで終わらなかった。

担当者から内線がかかってきてから、門衛の態度は少しだけ変わった。しかしその後の台詞に、またまた驚かされた。

「身分証明の代わりに、貴方の名刺をください。ありったけ出してください」だと。

そして30枚程度持っていた自らの名刺を本当にチェックし出した。凝視していた私に気づいた門衛はやや気が咎めたのだろう。「規則ですから、念のためです」などとほぞきやがった。

結局、彼の気が済んだらしく、名刺は返してもらって入場することができた。しかし、事業所に入ってどんな話をそのときしたのか覚えていない。
怒りというかショックのあまり、脳裏から飛んでしまったのだろう。

同じような経験を再び味わったことがある。新日鉄八幡に行ったとき、丘の上に聳える事務棟、通称「鉄ビル」に出向いたときのこと。アポイント済みなのにも関わらず、入場書類の書き方がおかしいと散々難癖をつけられ、足止めを食らったことがありました。そのときも、権威主義的な門衛が威張ってた。

「聞いたこともない会社のひとを簡単に入れるわけにはいきません」。あのときの台詞はよく覚えているぞ。
新日鉄そのものでなく、関連会社に用事があったのにね。挙句は次のような信じられない台詞を吐きやがった。

「構内で商行為は禁止されていますから」。え?ここ、株式会社じゃないの?

驚いた。門衛の意識のうえでは、未だに官営八幡製鉄所なんですね。
後で同業者に聞いたら皆同じ目にあっていることが判明。入構理由の欄に「商用」と書くと撥ねられるんだといいます。

その直後に鉄冷えがあり関連会社は整理統廃合、新日鉄ですら住金とマージされるとはね。
原子力ムラに製鉄ムラ。あの異物排除ともいえる感覚は凄い。今でもそんなに変わらない。

入りはこれだけ厳しくても、出すのは楽。あっさり大量の放射性物質をリリースするんだな。看板が変わろうとなあんにも体質変わってないんだね。

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