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失火法

2013年06月03日16:28

失火法という法律があるのをご存知ですか?
団地の臨時総会が昨日催されて、サッシと排水管交換について、長期修繕積立金を取り崩して使うという議決を行ないました。議決のなかに一階で電機室だった空き部屋を各種サークルの物置に使うという議決もあり、その折に初めて耳にしたのです。

物置に何か引火性のものがあって火事になってしまった場合、誰がどういう責任をとるのか?自分は二階に住んでいるのでもし延焼されたらと思うと心配になる、という意見を出した人がいたのです。

そのときに、理事長から出たのが失火法という言葉でした。これは簡単にいうと、重大な過失が無い限り、もらい火で他人の財産が燃えてしまっても損害賠償請求の義務はないと法律で定めたものなんです。明治時代からある法律なんですね。

“重大な過失”がどういう意味か?危険な状態になるのが分かっていて火の始末をしなかった場合に該当するとのこと。例えば寝タバコ、子供の屋内での火遊びなどは該当する。該当しないのは「うっかり」したようなもの。天ぷらで油を使っていて火が大きくなったとかは、過失と認められない場合もあるそうです。(全てではない)

明治時代、木造住宅が大半で延焼も多かった名残でそんなルールを決めていたんですね。

ただし、火事の場合は火だけでは済まない。煙と水も大変な被害になります。煙は噎せるとか臭いとか以外で、油を含むものの場合燃えてしまう。
また、鎮火させようと消防車で大量の水を家屋などに放水します。これで財産がダメになるというケースが殆ど。やはり火災保険は問答無用で入っていたほうがよいようです。

件の物置については、窓がなく、鉄扉一枚で外界と隔離されてかつ四隅がコンクリの防火区画仕様。内規で引火性物質を置かないと決めておけばまず火災の恐れはないと、説明されて質問者も納得していました。
そんな法律あったんですね。勉強になりました。

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