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花の中学生応援団

2013年04月22日
村井明日香著「花の中学生応援団」(朝日新聞出版刊)を読了しました。
<引用開始>
今の時代に古くさいような応援団。
しかも中学生。
一見すると報われなく思える応援団でなぜ彼らはそんなに頑張るのか。
フジテレビ系『ザ・ノンフィクション』で感動を呼んだ同名の企画。
書籍オリジナル取材で、編まれた家族の絆とは。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022510668/opendoors-22/ref=nosim
<引用終了>
毎週日曜の午後二時からフジテレビ「ザ・ノンフィクション」をずっと視聴しています。
フジテレビでも最も時間をかけた丁寧な作りで、弱者に温かい視線を注ぐ優れた番組です。
この本は、番組で採り上げられた日本で唯一存在する中学校の応援団を題材にしています。
明治大学付属明治中学校、通称明大明治。私立でも難関で入学するには偏差値70は超えないと難しい。高校からも入学できますが、こちらも狭き門。
私の時代でも同級生が五人受けて一人だけ合格しました。文弱な学風かと思いきや、わりと硬派な面がある。大学でこの人たちと一緒になった際、家が商店とか町工場をやっているという息子が多いと分かりました。付属でも慶応とか青山等とは親の職業が違う感じです。

明治高校に応援団があるのは知っていました。学校に通っているとき、校舎真裏の錦華公園や、男坂あたりをランニングしてるのを目撃してます。しかしまさか中学校から応援団があるとは思いもしませんでした。

神宮で野球をよく見ていたので、明大の応援団はよくわかります。非常に厳しいルールがあり、我々の前でもよく団員が引っぱたかれていました。そこまでしなくてもいいのに、と思うこともしばしば。その付属の高校、中学ともなれば同じような気風があるのでしょう。事実、明治高校で応援団をやった人は大学でも数多く入団していました。

そんな厳しい集団に、面白そうだと入団した中学一年生のおよそ十年にわたる苦闘と成長とを番組では追っています。見違えるように成長を遂げます。

そして、もうひとつの変化がある。明大明治は2008年に共学化しました。チアリーダー部が出来て応援団に編入され、女子部員の登場があります。
なんと女子部員の一人が、後々団長に選ばれるという様も番組で報じられました。
厳しい練習と規則のせいか、本来継ぐべき男子部員が一人もおらず、やむなくチア女子の中から団長を選ぶという決断があります。64年の伝統で初めて女子団長が誕生するのです。
周囲の期待と懸念、選ばれた彼女自身の葛藤と努力を番組で見ましたが、本書でもあらためてサイドストーリー含めて読むことができました。
本人もそうだが、家族も大変な思いをするんだということがよくわかります。
200Pそこそこなのであっという間に読めました。
ご一読をお勧めします。

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